Ⅰライフプランニングと資金計画/1. ファイナンシャル・プランニングの基礎知識

Last-modified: 2013-01-09 (水) 00:05:35

○用語
ライフデザイン → 自分の価値観に基づいて「こう生きたい」と思い描く事
ライフプラン  → ライフデザインを具体化した人生設計
ファイナンシャルプラニング →ライフプランにおける人生の目標や夢を実現するために欠かせない資金計画

○ファイナンシャルプラニングとは
 経済環境や個人の価値観を踏まえ、家計に関するあらゆるデータから現状を分析し、希望通りのライフプランを実現できるか検討します。問題点があれば、それを解決するための対策を立案し、実行していくことが必要。また、定期的な見直しも必要

○ファイナンシャルプランナー
 ファイナンシャルプラニングの専門家をファイナンシャルプランナーといい、顧客のライフプランの実現に向けた資金計画を立て、実行援助を行う。年代別のファイナンシャルプランニングの一般ニーズには次のようなものがある。

・結婚資金準備(20代~30代)
・教育資金準備 子供の進学問題(30代~50代)
・住宅取得計画 住宅ローンの見直し(30代~50代)
・老後資金準備 (50代~)
・リタイア後の生活(50代~)
・介護や老後の健康(50代~)
・相続対策(60代~)
・保険加入の検討(20代~)
・ライフプランに応じた保証の見直し(20代~)

○FPの職業倫理
 FPは、業務を行うにあたり、顧客との信頼関係を構築することが必要です。そのためFPには高い職業倫理が求められる。職業倫理上、FPとして守るべき事柄には次のようなことがあります。

・法令遵守(コンプライアンス)
・顧客利益の優先 → 顧客の立場で、顧客の利益を優先し、FP業務を行う
・守秘義務の遵守 → FP業務上知り得た顧客の情報を、顧客の許可なく外部に漏らしてはならない
・説明義務(アカウンタビリティ)
・顧客の同意(インフォームド・コンセント)→ プランニングに際し、顧客に内容を十分に説明し、
                       その説明を顧客がしっかりと理解しているか確認することが                       必要である。

○FPと関連法規
 有効なプランニングをするためには、税金・社会保険・金融・保険・不動産など多方面からの包括的なアプローチが求められます。