電源の基礎知識

Last-modified: 2009-05-06 (水) 20:27:53

規格

ケースの大きさによって搭載できるマザーボードの規格もかわります。
電源もそれに合わせて規格が設けられています。
同じ規格でもバージョンアップを繰り返しており、
常に改良が加えられています。

ATX 12V

一般的なデスクトップ向けATX用の電源規格です。
大きさは幅150mmx高86mmx奥140mm

EPS 12V

サーバー向けの電源規格です。
ATX12Vでは、4ピンの12Vコネクタがありますが、EPS12Vでは8ピンと大容量になっています。
これを4ピン+4ピンの8ピン構成にして両方の規格として使うことのできる電源が多いです。
大きさはATXと同じ、幅150mmx高86mmx奥140mm

SFX 12V

MicroATX用の電源規格です。
ATX電源より小型化され、-5Vが省略されています。
大きさは4種類あります
SFX(A) 幅100×奥行き125×高さ50mm
SFX(B) 幅100×奥行き125×高さ63.5mm
SFX(C) 幅125×奥行き100×高さ63.5mm
SFX(D) 幅100×奥行き125×高さ63.5mm

容量と効率

最大消費電力より少ない容量の電源を選ぶと不安定になる。
効率が高いと消費電力が少なくなる。つまり電気代が安くなる。
電源は容量に対し50-80%ぐらいの消費時に効率が良くなる。
消費電力が少ないのに大容量過ぎる電源を選ぶと効率が悪くなる。


簡単な最適容量の計算方法は
最大消費電力×1.5 もしくは、平均消費電力×5

電解コンデンサ

電源の部品では電解コンデンサは一番寿命が短い。
そのため、電源では最も重要な部品である。
電解コンデンサは日本製が最も品質が高く、良い電源の指標となる。
しかしそのことが逆にメーカーのマーケティングにも利用されており、
日本製だが低容量、日本製だが85℃品(105℃品がより高性能)など
日本製と宣伝しつつ秘かにコスト削減の対象となっている場合もあるので注意が必要。
それらを大容量、105℃品の台湾製と比較された場合には評価が分かれる。

電流と電圧

電気を水に例えると
電圧は川の大きさ(高低差でもよい)
電流は一定時間に通過する流れる水の量

廃熱

サーモグラフィでの実験例

価格

1万円以内の良質電源

保証

検品体制