概要
DS作品で登場する、FFシリーズ由来の魔法(術)の一つ。【毒】または【闇】属性の魔法ダメージを与える。
初代の魔界塔士より魔道書系アイテムの【クラウダの書】としてクラウダの名は登場していたが、エスパーやモンスターが習得する特殊能力としての登場はDS版サガ2が初となった。
ちなみにFFでは3以降、毒魔法のポジションは【ポイズン】【バイオ】に奪われ、この魔法が登場する作品が非常に少なくなってしまっていた。
しかし、GB・DSサガ(書による使用を含む)ではGB版サガ3を除き、こちらが毒魔法として登場しており、更に【ファイア】【ブリザド】【サンダー】と同格に近い立ち位置となっている。
この扱いは河津氏が関わっていたFF2のものに近く、FF由来でありながら、スタッフ繋がりで本家以外での登場機会が多くなったという珍しい魔法である。
また、毒が熱・冷気・電撃と並ぶ魔法系のダメージ属性という扱いは、ある意味ではSFC作品における【状】属性に引き継がれたとも言える。
サガ2DS
毒属性は耐性の都合上で必然的に効く敵がかなり少ない。
サガ3DS
GB版では中核スタッフの違いからバイオに取って代わられたが、DSリメイクでは魔法体系総入れ替えによりこちらが登場。
DS版サガ2と比較すると、属性設定の変更により今回は闇魔法扱いとなり、状態異常としての毒を与える追加効果は削除された。
また、下級魔法【クラウド】が新設され、クラウダは他の属性の「ラ系」相当になった。
厳密には活用形で考えるとFFで言う「ダ系」魔法の分類になった形であり、(後付だが)サガシリーズでこの語尾系統の魔法は初となる。
特殊能力で使う場合はともかく、アイテムや魔法辞典経由で使う場合の優先順位は低くなりがち。
とはいえ【◯闇攻撃】という属性ブーストがあるので前作に比べれば格段に価値を増している。
実は火・水・土・風・闇のうち、耐性持ちの敵が一番少ないのは闇属性である。