【北大陸】

SF2

開発どころか開拓さえほとんどなされていない地域。【南大陸】とは北西部から一応地続きだが、地形が険しかったり多数のモンスターが生息する地域が行く手を阻むため、陸路での往来は絶望的。
したがって豊かな資源量が眠っているにも関わらず、主要な国々のいずれもこの地域には手を伸ばしていない。
農業もあまり行なわれていないことから、食糧事情が豊かではない南大陸への輸出も小規模であり、河川を活用した交易を主産業としている。
住宅事情もやっと開拓が始まった時期なので、東大陸の貧民街より水準が低いと評されるほど。住宅に窓ガラスさえ存在せず、木製の開閉窓がせいぜいといったところ。
　
作中の時代では解説文の通り未開の地なのだが、太古の時代では事情が違ったらしく、普通に南大陸から陸伝いで移動していたらしい。
12万年前に誕生した現生人類が、8万年前に辿り着いていた記録がある。
術が発見される以前の人類は、普通のモンスター相手に十数人がかりで追い払うのがやっとであった点を考えると、当時はモンスターが凶暴でなかった可能性が高い。
　
そんな北大陸だが、さらに北西部へ足を進めると【北大陸奥地】と呼ばれる正真正銘の「知られざる地」が待ち受けている。