新たなる道標

Last-modified: 2009-11-28 (土) 18:31:54

刻は流れた。

1隻、1隻に狂喜し、その困難な過程に泣き、叫び、それに反比例する財宝に絶望す

人は同じ過ちを幾度繰り返せば気が済むのだろうか?

それとも、それは与えられた性(サガ)なのだろうか?

しかし、その結果

我々のグループでは、確認されているだけで二人のシップレックハンターを排出するに至っている。

そして・・・それに追随する者も。

しかし、ゴールが目に見えたことで、人々の競争力は失われていった。

少なくとも表面では。

もう一度、敢えて言おう。

時代と言う名の刻が流れた。

数知れない人間が船を手にいれ、海へ向かった。

見上げる星の数だけ、還ってこなかった者もいるのではないだろうか?

そう感慨深げに、この宇宙(ソラ)を見上げることもある。

多くの者が羨望し、渇望したが、決して手の届く事が無かった Oriente

西暦にすると1543年、ポルトガルの商船が難破も同然に、極東のある地域に到着したという話が流れた

かのマルコ=ポーロがペテンも同然に説いたという、そう、それは「Zipangu」

そう、新しい時代は、そこまで来ている。手の届くところに。

否定が肯定に変化しようとしている。

今までの当たり前が、覆ろうとしている。

その新しい時代に、自らの手で一石を投じようとしている者がいた。

時代の変わり目に幾人も登場する、無謀と絶望の紙一重、雑多な人間の一人であるかもしれない。

しかし、その中の限られた者が、英雄と呼ばれることも。無碍には出来まい。

其の名はウィノナ

「ハピさん、サルベ部復活させて~^^」

小さな一言が、波紋を広げ、大きな渦を描き、そして広がった。

責任は誰が持つのであろうか?