涼宮ハルヒの選択

Last-modified: 2008-04-22 (火) 01:34:27
 

Prologue
 
僅かな暇も与えまいとひっきりなしに飛び込んでくる非常識的出来事は
容赦なく俺の自由な時間を蹂躙し強奪し、それはもう暴虐の限りを尽くしていたのだが、
その元凶たる我がSOS団団長涼宮ハルヒは俺とは脳内構造が真逆のようで、
状況の不可思議性に1マクロの猜疑心も抱くことなく日々を愉しんでいた。
時は金なりと古人は言った。が、それは大きな間違いである。何故かって?
俺がハルヒに搾取された時間を換金したらそれこそ零が幾つあっても足りないに違いなく、
例えその金額をハルヒに提示したところで、消費分が還ってくることは未来永劫ありえないからだ。
 
なーんて長ったらしい口上を垂れていたのが昔の俺なんだよな。
昨年の春からというもの、俺がため息をつく機会はめっきりと減っていた。
別に聖人君子の如き強靱かつ柔軟な精神力を手に入れたわけではない。
周りの環境が変化し、自然と俺の心の湖が波立たなくなっただけのこと。
外宇宙生命体と邂逅を果たしたことも、超能力者同士の抗争に巻き込まれたことも、
未来人と一緒に時間渡航したことも、いつも事件の渦中にいた神様が、俺を振り回していたことも……
 
今ではもう、遠い昔の記憶だ。
俺は至って平凡な毎日を送っている。
 
―――三年目の春。俺たちは、受験期を迎えようとしていた。
 
 
ハルヒ「安価でキョンに告るわよ」
を乗っ取ったことから始まった、即興ハルヒストーリー
 


 
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涼宮ハルヒの選択 ― Endless four days ―
 

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