埋もれた宝

Last-modified: 2021-03-21 (日) 22:10:25

収集方法

  • スラニのエリアで砂浜をクリック→ビーチで宝物探しビーチでがらくたを探すで入手できる。
  • 全18種類
  • 色違いで構成されたコレクションのため宝自体の種類は3種類。コンプリートには全ての色を集める必要がある。
  • 数が多く、がらくた探しは他のアイテムも手に入ることもありコンプリート難度は高め。
  • 説明文が長くUIの大きさによっては読みにくい。
  • コンプリート報酬あり。

一覧

SULANIの心臓

レア度画像価格






sulanihert1.png185
sulanihert2.png265
sulanihert3.png205


sulanihert4.png425
sulanihert5.png810

sulanihert6.png1200

SULANIの指

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SULANIの目

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コンプリート報酬
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SULANI島学芸員
Sulani保護協会では、貴殿をSulani諸島歴史遺産のきわめて優秀なる収集家にして、収蔵、保護のスペシャリストとして称えます。

「月と太陽の安らぐ地Sulani」

レッドア二ー号の船倉にお宝を隠し、 恐るべき海賊モーガン船長は次なる獲物を求めて新たな海へと旅立ちました。後に残されたのは、大胆なるコーディリア姫と姫に仕える口ドリゴ・ デ・パブ口船長、そして不運なるサム・ハンドウィッチ船長との壊滅的な和平交渉の果てに破壊され尽くした港町オハナリ・タウン。しかし、オハナリ・タウンはその灰の中から、今日の屈指の人気を誇る観光 地へとよみがえりました。いまやオハナリ・タウンの反乱はSulani諸島の歴史における重要な1ページとなっています。

説明文一覧


コーディリア姫と海賊たち


スラニの心臓
サムは自分のひだ飾りのついたシャツの下、素肌にのせられたペンダントに指を這わせた。不安に襲われた時、このペンダントが心を落ち着かせてくれるのだ。今夜は、いつにも増してその癖が止まらない。

オハナリ・タウンで大きく焚かれた火の周りには、Sulaniの島民たちが歓迎の宴を開き、座して食し、笑いあっている。彼は幾度となく視線を向けられるのを感じていた。畏敬ではなく哀れみだろうな。サムは思った。「サム・ハンドウィッチ船長。昇星のごとき幸運に導かれて...」。そうつぶやく間にも、バーナクル・ ベイがますます遠くに感じられる。名声高まる舞台俳優としての日々。大成功に終わったある公演で一人の女の子から受け取った愛のこもった贈り物。そのペンダントはいまも彼の首にかかっている。「ずっと大事にするよ。君の名前は?」

「ジョカスタ」

和平交渉は彼が失ったものを取り戻す最後の機会だった。本物の海賊になることは、役で演じるよりもずっと難しかった。見栄によって愚かな指示を繰り返し、船が難破した時、すでに餓死寸前だった船員たちは彼を見放した。けれど、失ったことで彼の唄覚は研ぎ澄まされ、想像を超える島の宝の噂を唄ぎつけたのだ。そうだ、かつて観客たちが彼の演技に魅せられたように、交渉で熱く語ることで、応分にして膨大な分け前にあずかれるに違いない。

ふたたび不安に襲われ、サムはペンダントに手を伸ばした。


スラニの指
大胆なるコーディリア姫は受け取った贈り物に思いを巡らせた。陸に上がった時、島民の少女が彼女のもとへと駆け寄り、何個かの色の付いた石と細枝を束ねた櫛を渡してきたのだ。小屋の窓からラニ・セント・タズの海とその先のSulani火山を見つめ、櫛の枝を手でなぞると、彼女は心を決めたように自分の長い髪にそれを通した。「象牙細工に比ぶべくもないが、これはこれで悪くない」

「もう一度言う。モーガンは和平を破って裏切るぞ」。ロドリゴ・デ・パブ口船長は椅子に座り、サーベルを研ぎながらそう告げた。「俺たちは無力だ。艦隊をここに連れてこさせてくれ」。船長は男振りこそ良かったが、概して剣の届く範囲でしかものを考えられない男だった。

確かに...。コーディリアは思った。私たちは危うい場所に立っている。 けれど、掛け金を上げずに大きな報酬を得ることなどできようか。恐るべき海賊モーガンは無慈悲で知られ るが、もし狙いが財貨だけだとしたら、ロドリゴと変わらぬ見掛け倒しに過ぎない。本当の宝はSulaniの島々そのものなのだから。

「艦隊はそのまま。南中時の和平交渉に備えて、いつでも動けるようにしておきなさい」

ロドリゴは鼻を鳴らし、コーディリアは髪を杭きながら流れる溶岩を目で追い続けた。


スラニの目
恐るべき海賊モーガンは火口にひときわ突き出した切り立った崖の上に立った。下には煮えたぎる溶岩。硫黄の臭いが鼻を突く中、彼女は「火は穢れを洗い流す」、そう口にした。

ムア・ペラムの島民は無言のままだったが、ハンドウィッチ船長の元一等航海士は鼻を鳴らすと、侮蔑を込めて言い返した。「汚れなら木桶の湯船に張られた湯でも落とせるぜ」

海の彼方より彼女をこの地へと呼んだSulani島のコイン。モーガンがコインを握りしめて高く掲げると、炎がその表面を照らし、高波の意匠を明らかにした。「アタシらの稼業は いつだって穢れてる。まだ仕事は始まったばかりさ」。それが号令となって彼女の部下たちはなりふり構わずSulani島の野心ある勢力を探し始めた。ハンドウィッチの部下たちを寝返らせるのはなお簡単だった。 あの愚かな船長は船員たちを飢えさ せたあげく、船を座礁させたのだ。 一番の問題はコーディリアだった。彼女の艦隊はオハナリ・タウンの側まで迫っている。和平交渉が決裂したなら周囲の海は封鎖されるだろう。とはいえ、船で陸は越えられないのだ。

モーガンは煮えたぎる火口に最後の一瞥を向け、挑戦の言葉を吐いた。Sulani、お前のまなざしがアタシを誘った。これは返しておくよ。明日はアタシがお前のまなざしを釘付けにしてやろうじゃないか」。火口の中へと弾かれたコインは、見る見るうちに溶岩の海へと呑まれていった。