ガチマッチ指南/ガチヤグラ指南

Last-modified: 2020-08-15 (土) 17:13:24

はじめに

ガチマッチとは、レギュラーマッチとは違ったルールで戦うランク戦だ。
このページで取り扱うのはガチマッチの一つ・ガチヤグラ。
ステージ上に配置された「ガチヤグラ」の上に乗り、「相手チーム側のゴールまでガチヤグラを移動させる」ことが勝利条件のイカしたゲームだぞ。
ランク10になったから始めてみようかなというキミや、全然勝てないというキミの助けになれば幸いだ。
2015年7月2日午前11時より追加された。

 

「ガチヤグラ」のルール

ステージ上に配置された「ガチヤグラ」の上に乗り、相手チーム側のゴールまでガチヤグラを移動させる。
ガチヤグラを相手チーム側ゴールに近づけるとカウントが減っていく。

「ガチヤグラ」ルール詳細

ガチヤグラでは、画面上部にヤグラの位置を示す図と両チームのカウントが出現。
制限時間5分の間にカウントを減らし、0にすることが勝利条件。
カウントが0にならずにタイムアップした場合は、よりカウントが少ないチームが勝利する。
ガチヤグラでのカウントの減らし方は「ヤグラを運び、ゴールまで近づける」こと。
ガチヤグラはステージ中央付近に設置され、ヤグラに乗ることで相手のゴールに向かって進んでいく。
最初に設置されている場所を基準の100カウントとし、相手のゴールに近づくほどカウントが減っていく。

ゲーム内で確認出来るルール

ルール_ガチヤグラ.jpg

ガチヤグラバトルは ステージに配置された
ガチヤグラを、相手ゴールまで運んだチームの 勝利!
バトルが始まったら、ステージに配置された
ガチヤグラに向かえ!
ガチヤグラは上に乗ることで、
自動的に 相手ゴールに向かって 動き出すぞ!
ガチヤグラを運ぶとちゅうで
相手にやられて 取られてしまったり…
仲間が一人も乗らずに 一定時間が過ぎると、
中央に戻されるから注意だ!
ガチヤグラを相手ゴールに近づけると、
残りカウントを 減らすことができる!
制限時間内で 勝負がつかなければ、
減らしたカウントで 判定されるぞ!
ガチルールでは 減らしたカウントの分だけ
チーム全体でバトルポイントゲットだ!
ガチヤグラは 自分一人で運ぶのは難しい!
時にはガチヤグラから わざと降りて…
仲間が来るのをまったり、地形を上手く使ったり、
相手より有利に進めるのが勝利のカギ!

公式で配信されている参考動画はコチラ『【Splatoon】ガチマッチ「ガチヤグラ」

ガチヤグラの確保について

誰も乗っていないヤグラに、自分のチームの人が1人でも乗れば確保できる。
ヤグラの上に乗った瞬間に「ガチヤグラをうばった!」と表示され、乗っている間は相手側にあるゴールに向かってレールに沿って進んでいく。
逆に、相手がヤグラの上に乗ると「ガチヤグラをうばわれた!」と表示され、こちら側にある相手のゴールに向かって進んで来る。
両方のチームが乗っている場合、最初に乗ったチームが確保している状態でその場に停止する。
誰も乗っていないヤグラはその場で一旦停止し、およそ5秒程度誰も乗らないままだと中立状態となり自動でスタート地点に戻っていく。
その場合、「ガチヤグラをもどされた!」あるいは「ガチヤグラをもどした!」と表示される。

ガチヤグラの速度について

ガチヤグラの速度は検証の結果、以下の計算式で確定と思われる。

速度V=(0.25x+0.75+R)v 所要時間T=t/(0.25x+0.75+R)
※xは乗る人数、Rは一度通った道であればR=0.5 そうでない場合はR=0
(小文字vは1人で乗っているときの速度)  (小文字tは1人で乗っているときの所要時間)

分かりやすく書くと、2人以上で乗ると1人増えるごとに元の速度に25%ずつ上乗せされ、一度通った道であれば元の速度に50%上乗せされる。
検証数が少ない(特にRについて)がすべてのマップでおおよそ当てはまる結果になった。
なお移動速度はマップによらず一定である。

自動SP増加条件

  • ヤグラがフリーの状態でカウントで負けているチームはカウントに応じて自動で全員少しずつ増加(120秒で100%増加)
  • ヤグラを確保しているチーム(表示が自軍色になっている間)は自動で全員少しずつ増加(60秒で100%増加)
  • ヤグラを確保しているチームが負けているときは重複する(40秒で100%増加)
    劣勢・優勢にかかわらず、ヤグラを中央に戻すときは誰か一人はヤグラに乗ったほうがSPで有利になる
    Ver2.2.0以前はカウントに応じて増加量が3段階で変動していたが増加量が最低値基準で下がった模様(要検証)

延長戦について

ガチヤグラは、次のどちらかの状態で試合時間が終了すると延長戦に突入する。

  1. 劣勢(カウントが負けている)チームがガチヤグラを確保している
  2. 1.の状態からヤグラが無人状態になって5秒以内(中立状態に戻るまでの間)

劣勢チームがヤグラに乗り続け、カウントリードした瞬間に試合終了となり、劣勢チームの逆転勝利となる。
カウントリードできずに上記条件を満たさなくなった、つまりヤグラを取られるか5秒間乗れなかった時点で優勢チームの勝利となる。

なお、劣勢チームがヤグラに乗ったまま優勢チームも同時に乗ってきた場合、通常通り劣勢チームの確保状態のままヤグラだけ停止する。ただし劣勢側がこの状態でヤグラから離れるとその瞬間に敗北が決定するので注意。

ガチヤグラ指南

ガチヤグラのコツ

ここでは、ガチヤグラのコツを紹介するぞ。
ガチヤグラは、全てのルールの中で最も撃ち合いが激しく、キル数もデス数もかなり多くなる。
そのため、単純な射撃の腕も勝敗に大きく影響するが、
それに加えて特徴的なのは、「乗るだけで簡単にカウントが進む『ヤグラ』という物体の存在」だ。
これにより、かなり特殊な戦い方・考え方が必要になるぞ。
イカのコツをよく読み、ヤグラ独自の考え方を身に付けよう!

ガチヤグラに乗ろう!

ガチエリア同様、当たり前じゃなイカ、と思うだろうが、コレが意外なほどできてないイカが多い。
ガチヤグラはヤグラに乗ることでカウントが進む。
ヤグラに乗らなければ、いくら敵を倒したところでカウントリードを奪うことはできず、勝つこともできないぞ。
ヤグラへの乗り込みを他人任せにするのではなく、自分も積極的に乗ろう。
とはいえ、試合開始直後に真っ先に乗るのは的になりにいくようなもの。味方が押しているときや、数で有利になった時にすかさず乗り込むのがベストだろう。
チャンスを逃さないためにも、画面上部に表示される敵・味方の数のチェックは怠らないようにしよう。

 

一番イカしてないのは攻めこんでいる時に誰もヤグラに乗ってないせいでいつの間にかヤグラが戻っていることだ。ヤグラが中央に戻るスピードはかなり速いし(一人乗りでリード済みの地点までの速度<中央に戻る速度)、場所によってはヤグラが宙に浮いて、一旦降りたら最後、しばらく乗り込めない場合もある。危険を感じてヤグラから降りたらできるだけ素早く復帰しよう。ヤグラ上の味方がやられてヤグラに誰もいなくなったら、取りあえず自分が乗り込んでカウントをさらに進めよう。進めるのが難しいのなら、一瞬乗るだけでもいい。それだけで5秒間はヤグラの停止が延長されるので味方がその分仕事ができる。
いちいちヤグラを戻していると思うようにカウントを進められず、「敵はたくさん倒したのになんか負けてた」なんてことになってしまうぞ。とにかくヤグラを戻さないことが重要だ。

 

なお、ガチヤグラは、味方の乗っている人数でスピードが変わる。一人に任せるのも良いが、敵の数が少ないならいっその事みんなで乗って、一気にヤグラを進めよう!
ただ、多人数で乗っていると自分の攻撃が味方の後頭部に直撃して届かなかったり、潜って回復しようとしたらヤグラ端のカナアミをすり抜けて落下してしまったり、キューバンボムを回避しようとしたのに味方に引っかかって逃げ遅れたり、といった事故が多くなる点には注意!

 

残り時間がそれほど多くなく、こちらが負けていて、もう少しで逆転できそうだという状況なら、死を覚悟で意地でもヤグラに乗り続けよう。
例えやられたとしても、まだヤグラに味方が残っていて攻め続けることができそうなら、玉砕覚悟でヤグラ上にスーパージャンプしてでもカウントを減らしに行くことが大切だ。

 

大事なことは、「ヤグラに乗らなければ勝てない」ことを肝に銘じておくことだ。
とにかく、敵に隙ができたらすぐにヤグラに乗る!!これがガチヤグラでの一番の基本になるぞ。

ヤグラを護衛しよう!

ヤグラを最前線にして敵陣に突っ込んでも、ヤグラを集中攻撃されてなかなか進めることは出来ない。
ヤグラを進めるには、護衛役がヤグラの前に出て、ヤグラの進行の邪魔をする敵を倒し、ヤグラが進みやすくなるようにすることが大事だ。

 

図解すると以下のような感じ


ダメな例
splatoon5.png

図の説明に加えて、ヤグラが射線を塞いでしまうこともよくある。


良い例
splatoon6.png

もちろん、ヤグラの前方が自軍の色である程度塗られていれば、より護衛が優位に戦うことができる。
ただし、先行しすぎてヤグラと離れてしまい、自分は調子よく敵を倒せているのにヤグラに乗っている味方が倒されたことに気付かずヤグラが戻っていくパターンもしばしば見られる。護衛するからには、ヤグラに味方が乗っていなければ意味が無いぞ。
また、意思疎通の難しい野良試合では、キル偏重で勝ち続けることは難しい。ただ敵を倒すだけでなく、ヤグラに乗れそうなタイミングを逃さないようにしよう。

ヤグラの上の柱を上手く使え!

ガチヤグラの中央には柱が一本立っている。
この柱を上手く使うことによってヤグラに乗っている時間が増え、結果的に勝利に近づくぞ。
自分と柱と相手が一直線になるように立てば、通常の射撃はもちろんボムですら防ぐことができる。
ただし、ブラスター系(とクイックボム)は爆発が早いので爆風の反対側へ行くことでの回避は困難。
ヒト状態よりもイカ状態のほうが背が低く横幅が広い。
このため、センプクするとヒト状態よりも柱から横方向にはみ出ることになる。そして、チャージャーのフルチャージ射撃は、掠っただけでも即死する。
よって、チャージャー相手には柱の真後ろにセンプクするよりも、左右どちらか寄りにセンプクして50%の読み合いに持ち込むか、一旦ヤグラ後方の側面に隠れて、ヤグラを盾にする方が良いだろう。
ただし、隠れていては戦力にならないので、時には身を乗り出して攻撃することも大事だ。
状況によって、撃つか隠れるか、臨機応変に選択すると、よりヤグラを進めることができるぞ!

ヤグラの上の「ヒト」は重要!

実はヒトとイカでは当たり判定の形が違う。ヒト状態は縦長、イカ状態は横長なのだ。そのため同じ柱に隠れる行動でもヒトのほうが少しだけはみ出る部分が少ない。その代わり位置は一目瞭然になってしまうが。
他にも2人でヤグラに乗っているときに、1匹がイカセンプク、1人がヒト状態で囮になるテクニックもある。相手からはイカセンプクの敵は見えないため潜っている味方は狙われることがなくなる。
ヒト状態ではカナアミをすり抜けない。忘れがちだがヤグラの端っこも「ヤグラの上」である。カナアミの上でイカになると下に落ちてしまう欠点はあるが、ヒトである限りはヤグラ上の行動範囲が広がることもポイントだ。
ヤグラとは直接関係ないが、イカセンプク中は上を見上げることができない。上を見るにはヒトで。

ヤグラを乗り降りしよう!

護衛の人数が足りない場合はいっそヤグラから降りて戦うのも選択肢。
ヤグラから降りてしまうと進みこそしないが、数秒間はその場に留まるので、素早く敵を倒してヤグラに戻れば問題無い。
また、前線が自分1人になったとしても、ヤグラそのものを盾にして、戻されないように乗り降りを繰り返しながら戦うような戦法も有効だ。ヤグラを前線に保持しつつ、味方の復帰時間を稼ぐことができる。
また、ヤグラを押し込まれていても敵が乗っていないなら一瞬乗るだけで進行方向が中央になる。

例え1カウントでも貪欲に取りに行け!

ガチヤグラはスペシャルでのカウントゴリ押しがしやすいルールだ。
こちらがリードした状況でも、最後の最後でスペシャルウェポンを連発されると、あっという間に逆転されてしまう。
そのような状況を少しでも防ぐためにも、敵陣に攻め込むことに成功し、カウントを進められる時は、進められるだけ進めておくのが大事になるぞ。
攻めている時、「このくらいでいいか」と妥協せず、例え1カウントでも貪欲に進めにいこう。気後れすると危ないぞ。

なお、ヤグラはカウント1毎の位置でしか停止しない。このため、一瞬でも乗れば次のカウントまでは自動で進む。
ヤグラが狙われていてもほんの一瞬乗ることを繰り返せば少しずつ進められるのだ。
ヤグラ上へのスーパージャンプで着地狩りされても、敵がヤグラに乗っていたり空中で狩られたりしない限りはカウントが1進む。
例え着地狩りされようが、それで1カウント進んだのなら御の字…それくらいの気持ちで、積極的にカウントを進めたい。

攻めている時間を増やせ!そして攻め続けろ!

攻めている方が有利なのは言うまでもないが、ガチヤグラはガチエリアに比べ、遥かに「攻め」が重要なルールだ。
と言うのも、エリアは戦闘の中心となるオブジェクトの位置が固定なのに対し、ヤグラではオブジェクトが移動する。つまり、ヤグラを進めると、自動的に前線は上がる。時には強引に乗って、強引に前線を上げてしまうのもアリだろう。
しかも、ヤグラに乗っているチームにはスペシャルゲージが徐々に貯まっていくボーナスまである。押し込みのチャンスを増やすことにも繋がるぞ。
敵を倒して人数有利の状況になったらすかさず乗って前線を上げ、そして攻め続ける状態を維持することが、ガチヤグラの基本であり、最も大事なコツだ。

とはいえ、常にヤグラに向かえばいいというわけでもない。こちらが大きくリードしている状況なら、攻め込んでやられた直後はヤグラの確保を諦めて、中央付近を塗っておくというのも1つの手だ。こうすることで、ヤグラが中央に戻ってきてもこちらが有利な状況で取り合いをすることができる。もう一度人数有利の状況を作り出し、再び攻めるのだ。

こちらがカウントリードすると敵のスペシャルゲージが自動で増加するが、こちらがヤグラを確保すれば、スペシャルゲージが増加するのはこちら側になる。
自分だけを考えるとゲージ増加は微々たる量だが、実質的には敵全員のスペシャルゲージの増加を止めて、自軍全員のゲージを増やしているので、実質的な増加量は目に見える8倍と言っていい。
ヤグラを降りてもしばらくは自軍が確保している扱いなので、無理に敵陣前まで攻めずとも防衛しやすい位置で留めておいてもいい。
勝手に戻るので放置しがちだが、自陣に押し込まれたヤグラを戻す場合にも乗った方が良い。

ヤグラを押し込むと、敵に余計にスペシャルを吐かせることもできる。いざ敵が攻め込んできた時にスペシャルを発動されにくくすることにもつながる。
リードしたので中央のヤグラの周辺まで抑えてましたけど敵の連続スペシャルで一気にカウント稼がれました、ではシャレにならない。

全滅してもいい!?

ヤグラにおいては、エリアと違って「敵陣へ攻め込んだら、全員一丸となって全滅するまで攻め続ける」ことは有効だ。
大きくリードを奪うことで、その後の戦況を優位に進めることができるし、そのまま判定勝ちに持ち込むことも容易い。
攻めている状況でのヤグラ上へのスーパージャンプは、当たり前だが着地狩りされる危険性が大きく、人数不利や全滅を招く行為ではあるが、例え着地狩りされても、敵がヤグラに乗っていたり空中で狩られたりしない限りはカウントが1進むため、決して単なる悪手ではない。
例え攻め込んだ上で全滅してしまっても、ヤグラが敵陣から中央に戻ってくるまではある程度の時間がかかる上に、相手は攻め込まれた後の塗り直しを要するため、その間に立て直しをすることは十分に可能。
負けている際、惜しくもリードを奪えず全滅しても、次に攻める時はカウントを進めた地点まではヤグラが少し速く進むため、決して無駄にはならないぞ。
敵陣に攻め込むことに成功したら、全滅を恐れず、1つでも多くカウントを減らして、勝ちを手繰り寄せよう。

 

ただし、ヤグラが大して進んでいない時や、自陣での防衛時に全滅してしまうと、カウントを一気に進められて負けが濃厚になるぞ。

相手のヤグラを止めよう!

相手のヤグラを止める場合に問題となるのは2つ。ヤグラの護衛の対処と、ヤグラ乗りをどう倒すか。
護衛のスタイルは、シンプルに前方を守る人、ヤグラを囮にセンプクする人、リスキルに走る人、その他と様々。
護衛に対しては、基本に従って数と地形を利用して迎撃していきたい。

ヤグラ乗りに対しては、ただ射撃しても柱に妨害されるのでなかなか倒せない。
爆発物や複数人で攻撃すれば、柱による防御を突破できる。ボムをヤグラ上の横側に設置するなど、複数方向から攻撃することを意識しよう。
ヤグラの背後で頭が光っている人がいたら、SPを温存して最後の押し込みを狙っている可能性が高い。
難易度は高いが、早めにSPを吐かせるか倒すかしておきたい。

ヤグラ乗りを倒せたとしても、他の敵がスーパージャンプでヤグラ上に飛んできて進軍を継続してくることもある。着地されれば、こちらがヤグラに乗っていない限り、ほぼ確実に1カウントは進められてしまう。
ステルスジャンプで飛んで来る場合もあるので、注意しておきたい。
なお、敵にスーパージャンプでヤグラ上に着地されても、こちら側も誰か乗っていれば、敵味方が同時にヤグラ上に乗っていることになるので、ヤグラは動かない。
押し込まれたヤグラを止める場合に、倒すだけでなくこちらも乗り返すことには意味があるのだ。

ガチヤグラの仕様を理解しよう!

特に防衛時は、情報を見逃さないことが大事だ。
ヤグラ進行中.jpgヤグラ停止中.jpg
ガチヤグラの土台に上矢印が出ているときは、誰かが乗っている状態だ。ヤグラ上のどこかに必ず敵がいる。
ガチヤグラの土台が×マーク(レギュラーマッチのマーク)のときは誰も乗っていない。こちらに進んできたヤグラが突如停止し、土台が×マークになった場合は、相手がヤグラから降りたということだ。敵はヤグラの側面か周囲に潜んでいるぞ。
なおヤグラに敵味方が同乗していて停止していている場合も上矢印、ヤグラが戻されて動いている場合も×マークとなる。

 

画面上部の情報も見逃さないようにしよう。ガチヤグラを示すマークの色でどちらが取っているか、あるいは中立であるか判断できる。
また、相手の色でありながら進んでいないときは、相手が降りてから数秒しか経っていないということだ。すなわち、敵がヤグラの側面や周囲に潜んでいる可能性が非常に高い。取り返しに行ったところを待ちぶせされて返り討ち、なんてことがないように気をつけよう。

ガチヤグラだけでなく周りをよく見よう!

防衛時、ヤグラがこっちに向かっている!と気づいた時、焦ってヤグラの上ばかり攻撃していないか?
上に書いた通り、基本的にヤグラは護衛と共に進んでくる。長射程ブキならヤグラ上を狙うことも可能だが、護衛を排除することも忘れてはならない。ヤグラ土台のマークのチェックも忘れずに。
護衛の存在を意識していないと、あらぬ方向から反撃される危険性もあるため、敵の生存人数や周囲の状況をよく確認しよう。
せっかくヤグラ上の敵を倒しても、護衛に倒されてしまえば、その護衛がヤグラに乗って、結局ヤグラを進められてしまうぞ。

ガチヤグラでのブキ選択

ガチヤグラでは他のルールとは違い、ヤグラという狭くて自動移動する特殊な物体がある。そのため、ヤグラ上を範囲攻撃できるブラスター系統のブキが猛威を奮う。
その爆風は、かつシューターの射撃やボムのように柱に隠れることも許さない。
爆風はボム同様に柱に防がれるが、即爆により柱に隠れる時間を与えない。
ヤグラ上を狙って撃てば、簡単に相手のヤグラ乗りを降ろしたり倒したりすることが可能で、特に防衛時に力を発揮するだろう。
その強さは、ブラスターの爆発音が聞こえたら相手のヤグラ乗りが即降りするほど。

  • ノヴァブラスターノヴァブラスターネオ
    射程こそ短いものの、爆発が非常に大きく、連射が早く、機動力もあり、インク効率もブラスターの中では最も良い。
    射程を犠牲に余りある長所を得たブラスター。おかげで、ヤグラではノヴァブラスターがやたらと多く、場合によっては敵にも味方にもノヴァだらけということも…。
    防衛時はその攻撃範囲の広さで、ヤグラに近づくことさえできれば無類の強さを発揮する。爆発時のインクに足を取られたヤグラ乗りをまとめて倒すことも容易。
    他のブラスターも軒並み防衛に強いが、ノヴァは接近戦に優れるため、進軍時にも強く、ヤグラ上でも戦えるのが強み。
    無印のサブはトラップで、とりあえずヤグラの上に置いておけば嫌がらせができる。スペシャルはスーパーショット。ヤグラ上ではノックバックが気になるが、メインサブの射程を補ってくれる。
    ネオのサブはスプラッシュボム。ノヴァのメインが届かない距離からヤグラ上を牽制したい時は、積極的に使いたい。スペシャルはボムラッシュ。多数のボムによる防衛力はもちろん、カウントリード直前の制圧にも使いやすい点が魅力。
    ただ、ヤグラでのノヴァブラスターは非常に強くマークされやすい。相手はこちらのノヴァブラスターを潰すつもりで襲い掛かってくることを認識しておこう。それだけ強力なブキという証拠である。

ガチヤグラでのサブウェポン運用法

  • スプラッシュシールド
    一手間かかるが、ヤグラの上に乗せれば強力な盾となる。ボムの即爆発には要注意。
    ヤグラに乗せる方法は、ヤグラ上から近くの壁に投げて反射でヤグラ上に戻す、ヤグラ上から飛び降りながらヤグラ上に投げる、近くの足場から投げるといったものがある。
    また、ヤグラが低い場合は、相手のヤグラの進路上に置けば強制下車させられる。
    ヤグラが高い場合はジャンプでかわせるが、回避行動がしにくくなるためどちらにせよ有効。
    一部ステージではヤグラが高すぎて、進路上に置いても素通りされてしまう。
  • キューバンボムスプラッシュボム
    設置型爆発物全般の利点として、ヤグラ上に設置すると、柱を挟んでボムの反対側に移動させたり、ヤグラから降ろすことができる。
    柱の後方に隠れるのを防ぐために、柱の横や奥側に置けるとなお良い。敵の位置を炙り出したところをメインウェポンで撃ち抜こう。
    キューバンボムの最大の利点は、設置のしやすさ。相手から見て見えにくいところに置くと、キルも取りやすい。
    スプラッシュボムと違い、爆発まで時間があるため、足止め時間を稼ぎやすい。また、メインウェポンと組み合わせることで、複数方位からの同時攻撃も実現しやすい。
    一方のスプラッシュボムは、爆発の早さによるキル性能が売り。ヤグラ上の足場塗りとボム設置を同時にすると、退避は間に合わない。
    ただし、キューバンボムのようにくっつかないため、予測線無しで素早く乗せるには慣れが必要。
    また、スプラッシュ・キューバン共に防衛のみならず、自身がヤグラに乗って進行している際も、ヤグラ上に置くことで相手にヤグラに乗るのを躊躇させたり、退避を強要したりできる。
  • クイックボム
    燃費は悪いが簡易ブラスターとして使える。
    以前よりノックバックが小さくなり、連投もギア込みで3回までなので、ダイオウイカを弾き出すのは厳しくなった。
    バリアは弾き出すこともできるが、射程が勝っているならメインウェポンで弾いた方がインク効率的に良いだろう。
    塗りは範囲が広く柱も貫通するので、炙り出し効果は高い。
    柱にぶつかるとあまり塗れないので、必ず床に着弾するように投げること。
  • トラップ
    他のボムとはやや勝手が違い、主にヤグラに乗っている時に使うことになる。
    ヤグラ上に設置することで、柱の陰やヤグラ外への退避を強要できる点は同様。
    他のボムよりもインク消費が少なく、持続時間が長い。
    ただし、投げることができないため、防衛時にヤグラ上に設置したい時も、自身がヤグラに乗らないと設置できない。
    また、金網への設置はできないため、設置ミスには要注意。
    そして、柱の反対側までは爆発が届かないのは他のボムと同様なので、効果を過信しないこと。
    もちろん、普通にヤグラの進路付近の地面に設置して、敵護衛を牽制するのもアリ。ヤグラは必ず決まったルートで進行してくるので、比較的効果を発揮しやすいだろう。
  • スプリンクラー
    ヤグラ本体につけておくと、整地しながら進軍することが可能。
    チャージが必要なブキでも、チャージを維持したまま進路を塗っていき、SPゲージを貯めることが出来る。
    敵にヤグラを取り返されてもヤグラが通った道は整地済みとなるため、敵に塗り返しを強要させ、進軍を若干ながらも鈍らせることが出来る。
    床や柱の下寄りに設置すると上ってきた敵にダメージを与えやすく、身代わり効果も期待できる。
    ただし爆風やチャージャーの貫通には対処できない。
    進路正面に設置すると壊されやすいが足場の補助になりやすく、進路背面に設置すると壊されにくく長持ちする。
    インク消費が80%と、サブウェポンの中でも重いため、すぐ壊されてしまうとかなりのインクと時間のロスとなる。
    すぐ壊されないよう、敵味方の人数を見ながら、状況に応じて設置すると良い。
    側面に付けたスプリンクラーがヤグラと壁の間に挟まれると壊れる点にも注意。
  • ポイズンボールポイントセンサー
    敵が乗っているヤグラに当てると確実に効果が得られる。
    相手のヤグラ乗りがヤグラ上のどこに隠れているのか分かるため、ヤグラ乗りを倒しやすくなる。
    ただし殺傷力は全く無いため、臆せず乗り続けるタイプのヤグラ乗りを下車させる効果は無い。
    そのままだと普通にカウントを進められてしまうため、そのような相手は位置バレ効果を生かして確実に倒したい。
    もし味方にチャージャーがいる場合は、位置バレにより柱による読み合いを許さないため、チャージャーがヤグラ上を狙えば敵ヤグラ乗りを強制下車させることができる。
    降りないようであればチャージャーの一撃で倒せる。
    効果自体は数秒間持続するため、迎撃されたらヤグラから降りようとするタイプのヤグラ乗りに真価を発揮する。
    相手がヤグラから降りればカウントストップができる上に、降りた後も自由な行動を許さず有利を取れる。
    積極的にガチヤグラに持ち込むものではないが、せっかく持っているのなら有効活用しよう。

ガチヤグラでのスペシャルウェポンの使い方

  • ダイオウイカ
    ヤグラに乗って居座るのが基本。効果時間中はメガホンレーザー以外でヤグラを奪われることはほぼ無く、確実にカウントを進めることができる。
    バリアに比べるとおすそ分けができないのが欠点だが、ノックバックが小さく、体が大きいためヤグラの柱に引っかかりやすいので落とされにくい。
    ただし、攻撃を受けすぎると押し出されてしまうので油断は禁物。
    もちろん、相手の乗ったヤグラを襲撃して奪い返すこともできる。敵の延長での悪あがき阻止にも効果的。
  • バリア
    ヤグラ上で発動する使い方がありがちだが、護衛が発動するのも効果的。バリア軍団で一気に攻め込もう。
    集団でヤグラに乗るのも良いが、ノックバックがダイオウイカより遥かに大きくヤグラから落ちやすいので注意。
    敵の攻撃を柱を背にして受け止めると落ちにくくなるが、複数の敵から多角的な攻撃を受けるとやはり簡単にヤグラから落とされてしまう。特に奈落の底や水面に注意し、使い所を間違えないようにしよう。
    ステージによっては、肝心なところで活躍できないことも。
  • ボムラッシュキューバンボムスプラッシュボム
    キューバンボムラッシュはヤグラ上に投げ込むことで、敵をヤグラから降ろすことができる。
    足止めできる時間も長い。ヤグラ周辺に壁がある場所で使うと、よりキルが取りやすくなる。
    スプラッシュボムを乗せる場合は慣れが必要だが、投げられる数が多いので困ることはそう無いだろう。
    こちらは多角的な攻撃はできないが、代わりに反応が遅れた敵のキルを狙いやすい。
    どちらも範囲制圧能力が高いため、進軍時もヤグラの進路方向に投げまくるだけで護衛への強力な援護になる。
  • メガホンレーザー
    どこからでも発射可能、射程も無限。
    防衛時、ヤグラを狙えば強制下車させることができる。この強制下車が強力で、ダイオウイカでの強行軍を叩き落としたり、延長での敵の進軍を阻止して試合終了に持ち込むことができる。重要な使い方なので、確実に頭に入れておきたい。
    ただし、狙いを外すととても残念なことになるので、よく狙って撃とう。基本的には、確実に見えるところから撃ちたい。
    とにかく防衛時に効果を発揮するので、自分がやられて不利になった直後に欲しくなることも多い。
    スペシャル減少量ダウンギアと組み合わせておくと、ポイントの少なさもあり効果的。
    進軍時に安全な進路を作るのにも使いやすい。ヤグラの進路が直線になっている場所で特に有効。
    ボムラッシュ等に比べると、足止め時間がかなり短いのが欠点。このヤグラ止めは次回作でもハイパープレッサーとして引き継がれているが、圧倒的にハイプレの方が、方向転換可能で持続時間が長く、一人倒したらもう一人狙える。
  • トルネード
    どこからでも発射可能だが、地面が無い場所は狙えず効果範囲も広くない上に、効果時間もメガホンよりさらに短い。
    防衛時、ヤグラに当てれば強制下車させられる。
    ヤグラが水上にある場合は近くの地面を狙う必要があるので自由度・効果が下がる。
    防衛目的ではエリアやホコのように塗りでの差別化が難しく、コスト・持続時間・攻撃範囲等からメガホンレーザーの下位互換になりがち。
    それでも外さなければ、使うだけ無駄というわけではないので、しっかり狙おう。
    また、他のスペシャルに比べて隙が甚大なため、進軍時に発動するには前線からかなり退いて発動しなければならないのも大きな欠点。

特殊な戦術

ショートカット

以下のステージでは、ヤグラを足場にすることで短時間で敵陣に侵入することが可能。
3秒程度の短縮にしかならないものから10秒以上の短縮になるものまで大小さまざま。
デカライン高架下
ハコフグ倉庫
Bバスパーク
ホッケふ頭
ネギトロ炭鉱
ヒラメが丘団地
マサバ海峡大橋
キンメダイ美術館
マヒマヒリゾート&スパ
ショッツル鉱山

ステジャンゾンビ部隊

タッグ向きの戦術。
復活時間短縮ステルスジャンプをチームで複数人が持つことで延々とヤグラに飛ぶことができる。
ステルスジャンプは奇襲の効果もあるが、遅延デメリットにより味方の復活時間を稼ぐことが目的。
スーパージャンプ中の味方をタッチするとその味方の着地先を自身の着地先にできるので、着地前に倒したところで止まらない。
対策としては、まず空を見ること。ステルスジャンプだろうと飛んでくるイカの姿は隠せない。
ヤグラを奪い返したら、上空を見て迎撃していくことでとりあえずは進めることができる。
乗る場合は、倒した敵の位置から見て柱の反対側に乗ると多少は安全になる。
乗り役と倒す役を分担するとより安全に迎撃できる。
ヤグラに着地したのを確認してから倒していると少しずつ進んでしまうので、一瞬ヤグラに乗って少しずつ中央に戻そう。
もう一つの対策は、ループのサイクルを崩すこと。
飛んできた相手をすぐに倒さずに後続とまとめて倒すことで、うまくいけばサイクルを終わらせられる。

悪質なプレーヤーはラグを悪用して着地狩りを困難にさせているので厄介。

Ver.2.8.0からステルスジャンプ使用時は着地まで攻撃できなくなったため迎撃難易度が下がった。

 

この動画がわかりやすいだろう(と言うより流行の発端の動画?)。

 

アカウントがない場合は
http://dic.nicovideo.jp/v/sm27531448
のページ内にある [別窓] のリンクから見ることができる。

壁スーパージャンプ

タッグ向きの戦術。
スーパージャンプ先が味方が最後に足をつけた地面になる仕様を利用する。ステルスジャンプはほぼ必須。
ヤグラ上から壁に貼り付き、あとは味方をスーパージャンプさせると延々と味方がヤグラに飛べるようになる。
奇襲性はあるものの、実質3VS4で戦うことになるので実用性は微妙。
貼り付いているプレーヤーはヤグラ確保ボーナスと逆境強化スーパーセンサーを使うことぐらいしかできない。

スーパージャンプ位置変更

スーパージャンプの着地予定地点をヤグラが通過した場合、着地先がヤグラ上に変更される。
ヤグラに乗らずにヤグラ上に味方を送り込むことが可能。
自軍が乗っておらずヤグラが動いている状況なので基本的にヤグラが戻っている最中になる。
ヤグラに乗れそうになくてもヤグラの進路上にいれば味方が乗ってくれる・・・かもしれない。