友達ロボット
このストーリーは、ウルトラマンコスモス 第4話「落ちてきたロボット」のオマージュになります。
登場するキャラクター
春野ムサシ/コスモス、イゴマス、サイファイブのキャラ全員、アクジャクス(登場のみ)、湖類田和樹/ベリバン、湖類田リカ/レインサー、両津勘吉、じーさん、孫、校長、ゲベ、最強さん
イベント
- 会話1
- 素顔のサイファイブ達(内島育子と内島信哉を含む)が河原で遊んでいる
- すると、空から巨大な何かが落ちてきた
- 内島育子「何か落ちてきたわ」
- 物体が落ちた場所に向かうサイファイブ達
- 青西桃美「何これ?随分大きいわね・・・」
- 内島カズキ「何かの玩具・・・なのかな?」
- イゴマス「ボクハ、イゴマス。オモチャノ、イゴマス」
- 一同「喋った!?」
- そこに、パトロール中の両津が通りかかってきた
- 両津「おっ、サイファイブじゃねぇか。こんなところで何してんだ?」
- 桐山ヒカト「そのでかい玩具みたいなのが喋ったんです」
- 両津「喋る玩具だと?また絵崎教授が何か発明したのか?」
- イゴマス「ボク、“ビビン星”カラキタ。ソコニスム“ゲバン”、ボクノトモダチ」
- 両津「ビビン星?宇宙人か何かか?」
- そこに湖類田和樹/ベリバンと湖類田リカ/レインサーが現れた
- 湖類田和樹、湖類田リカ「カズキ君にみんなー!!」
- 内島カズキ「和樹先輩!リカ先輩!」
- 中元草馬「宇宙警察に所属する先輩小学生の宇宙刑事の二人は何か知らないのですか?」
- 湖類田和樹「随分大きな玩具だね?」
- 湖類田リカ「ちょっと調べさせて!」
- 湖類田和樹と湖類田リカがイゴマスを調べる
- 湖類田和樹「これはビビン星で作られた玩具みたいだね」
- 湖類田リカ「ビビン星は超巨大宇宙人が住む星って言われてるわ」
- 桐山ヒカト「ビビン星にそんなにデカイ宇宙人がいるんですか!?」
- イゴマス「ソノホシ、トッテモキレイ。デモ、コノホシモ、モットモットキレイ」
- 内西トシト「てか、その玩具が何で空から落ちてきたんだ?」
- イゴマス「ゲバンハ、トッテモナカノイイトモダチダッタケド、ウチュウセンニノッテイタトキニオッコチテ、コノホシニヤッテキタ」
- 両津「何ィ!?」
- イゴマス「ソレニ、イゴマスノデンチ、モウスグキレル。ソウナッタラ、ボクウゴケナイ。ボクトモットアソビタカッタラ、アタラシイデンチトコウカンシテ」
- 内西あみか「新しい電池?単三で動くかな?」
- イゴマス「ビビンセイノデンチジャナイト、ムリ。トコロデボク、ミンナノナマエ、キキタイ」
- 内島カズキ「僕は内島カズキ」
- 中元草馬「俺は中元草馬」
- 桐山ヒカト「僕は桐山ヒカト」
- 御川剛太「俺は御川剛太」
- 青西桃美「私は青川桃子」
- 内島育子「私は内島育子よ」
- 内島窓子「私は内島窓子よ」
- 内島信哉「僕は内島信哉」
- 内西あみか「私は内西あみか」
- 内西トシト「俺は内西トシト」
- 湖類田和樹「僕は湖類田和樹」
- 湖類田リカ「私は湖類田リカ」
- イゴマス「カズキ、ソウマ、ヒカト、ゴウタ、モモミ、イクコ、マドコ、ノブヤ、アミカ、トシト、カズキ、リカ・・・ミンナミンナ、イゴマスノトモダチ♪」
- 会話2
- そしてサイファイブ達は、イゴマスと呼ばれる宇宙人の玩具と楽しい時間を過ごした
- ところが、ふとした拍子にイゴマスのシールがはがれた
- 内西トシト「ん?何だこれ?」
- そして、それを見たイゴマスは
- イゴマス「コレガ・・・ボクノセナカニ・・・?」
- 青西桃美「どうしたのイゴマス?」
- イゴマス「“廃棄処分”・・・ソレッテ、ステルッテイミ・・・?ツマリ、ボクハ、ゲバントハグレタンジャナクテ・・・ス テ ラ レ タ?」
- イゴマスは人型に変形し、暴走した
- イゴマス「ゲバン!ゲバーン!!」
- 御川剛太「わー!!暴走したー!!」
- 内島カズキ「イゴマス、どうして・・・!」
- そこに春野ムサシが駆けつけてきた
- 内島窓子「ムサシさん!!」
- 春野ムサシ「みんな!危ないからここは一旦離れよう!」
- サイファイブ達はイゴマスに貼り付いていたシールを持って撤退した
- 会話3
- 基地に戻ったサイファイブ達(春野ムサシも含む)はイゴマスのシールを解析していた
- 春野ムサシ「文字を解析したけど、ビビン星の宇宙人はポルトガル語に似た言語を使うようだね」
- 内島カズキ「なんて書かれてるんですか?」
- 春野ムサシ「“このロボットは製造年も古く、必要な電池の生産も終了したので、スクラップとして廃棄処分することを認めます”」
- 御川剛太「じゃあ、イゴマスは宇宙船から落ちたんじゃなくて、ゴミとして捨てられたのか!?」
- 春野ムサシ「そういうことになるね」
- そこにじーさんと孫とゲベがイゴマスの写真を持って現れた
- じーさん「大変じゃ!!この写真の巨大ロボが暴れておるんじゃ!!」
- 内島カズキ「何だって!?みんな!!僕達サイファイブの出番だよ!!」
- 内島育子「私達も!!」
- そして、内西家の世話係のモリと文子も現れた
- モリ「私達も力を貸しましょう!!」
- 会話4
- 一方、イゴマスは前進しながら街を踏み潰していた
- 春野ムサシ「コスモース!!」
- コスモス「シュワッ!!」
- 春野ムサシはコスモプラッグでコスモスに変身した
- 湖類田和樹、湖類田リカ「蒸着!!」
- 湖類田和樹はベリバンに、湖類田リカはレインサーに蒸着した
- サイレッド「僕達もサイグレートで行くぞ!!」
- そして、サイファイブ専用マシン5機が合体し、サイグレートになった
- サイファイブ全員「完成!!サイグレート!!」
- コスモスは前進するイゴマスを止めようとし、イゴマスはコスモスを投げ返そうとする
- だが、ベリバンとレインサーがジャンプし、レーザーブレードをイゴマスに刺そうとする
- コスモス「!!」
- サイレッド「イゴマス、危ない!!」
- それに気付いたコスモスとサイグレートが体を張ってイゴマスを守り、代わりにレーザーブレードに刺される
- コスモス「シュワァァァ!!」
- サイファイブ「うわぁぁぁ!!」
- ベリバン「何をするんだ!?」
- レインサー「何でそのロボを守るの!?」
- サイレッド「イゴマスは、ゲバンだけじゃなく、僕達とも友達になったロボットだ!!ロボットにも、友達を想う心があるんだ!!」
- サイブルー「そうだ!!」
- サイイエロー「だから、イゴマスを殺さずに助けたいんだ!!」
- サイグリーン「そして、イゴマスを僕達と一緒にいられる様にしたいんです!!」
- サイピンク「だから、イゴマスを傷つけないで!!」
- 校長がたまたま通りかかった
- 校長「一体何事じゃい?」
- そして、最強さんが現れ、校長に気付かず踏み潰した
- 校長「ヒデブ~ッ!!」
- イゴマスを庇うように立ちはだかる最強さん
- ベリバン、レインサー「最強さん!?」
- 最強さん「サイファイブの言う通りだ・・・コスモスの行動も正しい。それに比べて、イゴマスを破壊しようとするお前達はそれでも宇宙刑事か?見損なったぞ」
- サイレッド「最強さん・・・」
- 最強さん「お前達も、本当はイゴマスの気持ちを分かっているんだろう?誰かが悲しみ、絶望のどん底に落ちていたなら・・・そばに寄り添って慰めてあげるのが、本当の友達だろうッ!!」
- ベリバン、レインサー「!!」
- レインサー「最強さん・・・」
- ベリバン「僕達が間違っていた・・・」
- そして、ベリバンとレインサーはサイグレートとコスモスと協力し、イゴマスの暴走を止めようとした
- 会話5
- イゴマス「ウルトラマン・・・サイファイブ・・・イゴマスヲ、コワシテ・・・」
- だが、電池切れが近く、その声にはノイズが混じっている
- サイピンク「イゴマスが正気に戻った!?でも、イゴマスを壊すなんて出来ない!!友達だもの!!」
- イゴマス「イゴマス、ミンナトトモダチニナレタ。デモ、ボクハコンナニオオキイ・・・ミンナニ、メイワクカケテシマウ。ソレニ、イゴマスノデンチ、モウスグキレル。カワリノデンチ、コノホシニナイ・・・」
- ベリバン「でも、このまま放っておいても君はただの金属の塊に・・・!」
- サイイエロー「じゃあ、どうすればいいんだ!?」
- イゴマス「オネガイ・・・ボクヲ、コワシテ・・・スクラップニ・・・シテ・・・」
- イゴマスのランプが消え、沈黙する
- レインサー「電池が切れちゃった・・・!」
- コスモス「・・・」
- すると、コスモスは何を思ったのか、両手を天にかざした
- 宇宙から謎のエネルギーが集まり出し、光となってコスモスに降り注ぐ
- サイレッド「な、何が起きたんだ?」
- コスモスは両手を突き出し、集めた光をイゴマスに浴びせる
- コスモスのカラータイマーが点滅し始める
- 光を浴びたイゴマスは縮小し、コスモス達の前から消える
- サイファイブ「イゴマスが小さくなった!!」
- エネルギーを使い果たしたコスモスも膝をつき、景色に溶け込むかのように消えてしまった
- 戦闘後
- 戦いを終えたサイファイブ達は、イゴマスを探していた
- 内島カズキ「おーい!イゴマス!どこだ!?」
- 中元草馬「あっ・・・!」
- 中元草馬が小さくなったイゴマスを見つけ、拾う
- 中元草馬「みんな!イゴマスがいたぞ!」
- 内島信哉「イゴマス、こんなに小さくなっていたのか・・・」
- 内島育子「子供達が遊べるように、小さくしてくれたのね・・・」
- すると、イゴマスのランプに光が灯った
- 一同「イゴマス!!」
- モリ「でも、また電池が切れるかもしれません!!」
- イゴマス「サイファイブ・・・ボクノ、トモダチ・・・ミンナ、ミンナ・・・ボクノ、トモダチ・・・」
- 内島カズキ「そうだよイゴマス!僕達は君の友達だ!」
- 湖類田和樹「僕達も、君を壊そうとして悪かったと思ってる!だから・・・だから!もう一度友達になろうよ!」
- イゴマス「アリガトウ・・・イゴマス、トモダチイッパイ、シアワセ・・・アリガ・・・トウ・・・」
- イゴマスのランプが消え、ついに電池切れになった
- 一同「イゴマスーーーーーーッ!!!」
- クリア後
- 内島カズキ「イゴマスを動かす電池はどこにもないし、どうすればいいのかな・・・?イゴマスとはもう遊べないのかな・・・?」
- そこにアクジャクスが現れた
- バルガッツ「お困りか?」
- 内島カズキ「アクジャクス!?」
- 中元草馬「何しに・・・」
- ドクターゲソーゲン「君達の友達の電池を作ろうかどうか話をしたくてね」
- 内島育子「そんなこと出来るの!?でも、出来たところでまた良からぬことに使おうっていうんじゃ・・・・」
- ドクターゲソーゲン「そんなことはせんよ。いくらアクジャクスでも、君達の大事な友達を悪事のために使ったら、さすがの我々も悪の組織失格だよ」
- 内島カズキ「よかった・・・」
- ドクターゲソーゲン「でも、これだけは覚悟してくれなイカ?このロボットの電池はかなり古イカら、私でも手こずるかもしれない。完成したとしても、数年・・・いや、数十年後になるかもしれない」
- 内島カズキ「それでも構わない!!イゴマスを頼みます!!」
- 内西あみか「私からも頼みます!!」
- バルガッツ「わかった。」