messages from yoshie

Last-modified: 2011-07-29 (金) 08:14:29

「4-DIMENSION MUSIC THERAPY -Tribute to GARORINZ-」

リリース2010年9月3日レーベルLess than TV規格品番CH-80税込価格¥2,100収録時間39:20

1. RUINS alone / you are king in smell small country (1:12)
2. デラシネ / Chicken (0:59)
3. Limited Express (has gone?) / selfish days (1:55)
4. イルリメ / Free (3:10)【歌詞】
5. accidents in too large field / サディスティックラブ (5:13)
6. 曽我部恵一 / Queen (2:13)
7. JON (犬) / Remain (2:41)
8. MELT-BANANA / Queen's Heart (4:26)
9. EEVEE ft.1Z3 / 夢の影 (2:19)
10. KIRIHITO / trip! (0:42)
11. PANICSMILE / RIGHT DRESS!! (3:18)
12. DODDODO / I Have No Legs*1 (3:21)
13. eastern youth / I need I (1:39)
14. 二階堂和美 / sweet wind (noumi yoshie) (3:29)
15. あふりらんぽ / イロアザヤカ (2:43)
disk unionTOWER RECORDSHMVAmazonototoy

OTOTOYにてダウンロード販売開始
全15曲 1,600円(mp3) / 1,800円(wav)

藤井よしえから各曲を聴いた感想と各アーティストへのコメント(TIME MARKET 155)

まず、1曲づつのコメントとアーティストへのコメントを書く前に、このトリビュートを企画してリリースしてくれた、谷口夫妻、中心になって動いてくれたリミテッド飯田氏、には言葉にならない程感謝しています。
リリース日が私の誕生日と知ったときも涙がでたんですが、今まで生きてきてこんなすごい誕生日プレゼントはもちろん初めてだったし、自分の音源も含め、こんなにリリースが待ち遠しかった音源は過去ない。参加アーティストは私が選出したわけでもないのに、ここまで私の過去リスペクトし続けたバンドが参加してもらっているのも、驚くべき事実だった。いや、愛情だな。見ててくれたんだ。主催の3人は私の過去の活動をちゃんと見ててくれたんだ。と思った。売上金からの利益はすべて私の家族へ治療費にということですが、もうこうなった以上、もちろんありがたくいただきますが、お金とかそんな次元ではもうない。この音源として素晴らしい作品を本当に1人でも多く聴いてもらうことが私のいまの願い。そして、この参加アーティストたちの過去の音源、今後の音源、ライブ活動などをぜひおってほしいと願っています。

1. you are king in smell small country / RUINS alone

RUINSを知ったのは何年前だろう。忘れもしないのは最初はビブレホールでパニックスマイルの吉田さんが働いていた頃、吉田さんの企画でビブレで見た。刺激的だった。吉田さんは自身のバンドパニックスマイルで影響を与えてくれただけではとどまらず、チェルシーQ(ライブイベント)や、その他のイベントで様々な刺激を私たちに与えてくれていた。RUINSを知り、高円寺百景を知り、赤天を知り、RUINSの吉田さん関連の音源を許されるお小遣いの中から少しづつ買い集めていった。本誌TIME MARKETでもインタビューをさせてもらった。音楽にはもちろん純粋な方でプログレをいろいろ聞いてみたいという私をレコード店につれていってくれ、お勧めを教えてくれた。一緒に韓国ツアーに行ったことは忘れられない思い出。福岡にはTIME MARKETで何度もよばせてもらった。藤井さんによばれたら赤字になる・・と言いながらもぎりぎりの予算で何度も来てくれた(笑)。
今作のセレクトされたこの曲は、もうまさにRUINSだった。ビシバシ決まる展開。あがる。一生ファンです。

2. Chicken / デラシネ

デラシネも大好きで何度も福岡に来てもらった。福岡出身の風間君と貞方君。福岡にいたときは、宇宙人視姦ツアー(今見るとすごい名前だね 笑)というバンド名で活動していた彼ら。東京にいって独自の活動を見ているとおもしろい活動をしているなーと思っていた。今作のセレクト chickenは、デラシネに似合っていると思った。ジングル?イントロから超かっこよかった。なんてセンスいんだろうと思う。

3. selfish days / Limited Express (has gone?)

今回主催バンドリミテッド。ガロリンズが県外ツアーを初めてしたかするかそのくらいの頃からの付き合いで、よく呼んだり、呼んでもらったり、したバンド。ゆかりちゃんの別バンドとは、コンピ作ったり、リミテッドにはオムニバスに参加させてもらったりと。それから、よく夢を語りあった。バンドでこうしたいね。ああなったらいいね。と。CDを作り、どうやって流通したらよいのか、海外ツアーをどうやってしたらいいのかまだ全然わからない頃、夢を語りあった仲です。
今回のセレクト曲、ギター、ベースともに、けっこうリフを完コピしてあって、ちょっと裸にされたような気分で恥ずかしくなったけど、全然私たちよりうまいけど(笑)、展開もおもしろく、さすがだった。

4. Free / イルリメ

イルリメも本誌企画や総決起集会など何度も福岡に来てもらった人。毎回素晴らしいショーを魅せてくれる。今作のFreeは、私たちの音源をバックトラックで採用してくれていたので、トリビュートなのに、私たちの音とか声が実際参加できているようでとてもうれしかった。そしてまた流石のセンスでの仕上がり。12月18日に福岡にまた来てもらうことが決定しているので、この曲でステージ一緒にやれたらいいなあ~と願う。最近は、鴨田潤名義で弾き語りの活動もされているようなのでそれもめちゃめちゃ興味がある。

5. サディスティックラブ / accidents in too large field

福岡で1番好きだと言ってもいいくらいリスペクトバンド。ライブを見るたびに、最高のテンションにさせてくれる、レスザンからのリリースしたアルバムも最高なので是非聴いてみてほしい。やはりベースラインに特徴があるバンドなので、この曲をセレクトしていたのは納得できた。しかし、かっこいい。ベースうねるうねるうねる~。

6. Queen / 曽我部恵一

まさかの参加でした。ほんとにびっくりした。何度か福岡によばさせていただいてたんですが、なんか私たちの存在とか知らないんじゃないかと思ってたくらいでしたから・・・。(笑)。しかし、今作のQueenのカバーはすごかった。かっこよかった。大人の艶。色っぽい。ぞくぞくするボーカルでした。そして曲の終わり方がめちゃくちゃかっこよかったです。

7. Remain / JON(犬)

JONちゃんは彼女もコメントで書いてくれているように、同級生ということで特別に仲良くなれた気がします。毎年、必ず、福岡に来てもらってます。東京でのツアーは主催イベントしたときも、出演してもらってました。今回のセレクト曲、Remainは、ガロリンズの楽曲の中でも一番古い曲です。JONちゃんが、オリジナルで歌詞をつけてラップ調で歌ってくれてるのがすごく良かったです。

8. Queen's Heart / MELT-BANANA

MELT-BANANA。2度ほど、福岡に自分の企画で来てもらったと思います。そのときの喜びといったら、もう歓喜でした。憧れの存在です。東京の高円寺20000VOLTでの自主企画したときも、出演していただけた。本誌のインタビューも引き受けていただけて、すごくうれしかった。音源はもうすりきれる程聴いたのではないだろうか。
今作のカバーでの仕上がりで一番いい意味で裏切られたのはMELT-BANANAだったと思う。意外なアレンジだった。ぜひきいてほしい。

9. 夢の影 / EEVEE ft.1Z3

福岡で大リスペクトしているバンドEEVEE。そしてft.にイズミさん。この企画がもう私にとって夢の奇跡。うれしかったです。イズミさんと現EEVEEの玄太郎さん、うえちんさんのグラインドサアフは、ガロリンズを始める前にライブを見に行って、興奮したバンド。そこから何度も通った。今回のセレクトの曲目自体がちょっとびっくりした。でも仕上がりはがっつりEEVEE節。ft.イズミさんということでの音源も貴重な物だと思うので、ぜひ聴いてほしいです。

10. trip! / KIRIHITO

KIRIHITOもパニックスマイルの吉田さんに教えてもらったバンドだと思う。もうギターの出音に一発で惚れた。圏さんの影響で私はオクターバを買った。出音を近づけたかった。あこがれのギタリスト。そして早川さんのスタンディングドラムも超絶。2人とは思えないすごいバンド、今回の仕上がりももうKIRIHITO.聴けばすぐわかる。KIRIHITOの音。

11. RIGHT DRESS!! / PANICSMILE

先ほどからもう何度も名前がでているが、バンドとしても企画者としても多大な影響を与えてくれた吉田さん。私が影響を受けたというより、今の福岡は吉田さんやパニックスマイルがいなかったら絶対に違ったと思う。そのくらいの影響力だったと思う。
今回のセレクトも納得の選曲だった。アレンジすごくおもしろかった。歌詞を作ってくれていたのもおもしろかった。ぜひきいてほしい。

12. I Have No Legs / DODDODO

実はなぜかタイトルが違います(笑)。ガロリンズのラブソングという曲をカバーしてくれています。DODDODOは本当に出会えてよかったと思えるアーティストです。必ず、感動をライブでくれます。何度泣かされたことか。彼女の作品にその人間味があふれ出ているように、この人だからの音楽だと思います。人間としてもアーティストとしても大好きです。

13. I need I / eastern youth

大好きなバンドで自分たちの企画に出てもらえた時も夢のようだったことを覚えている。本誌でも何度かインタビューさせてもらえた。そして普通にリスナーとして、CDやライブの最前列で何度涙したか。私が言うまでもないが、男気に痺れる。そして、今回のセレクトも古い曲からでびっくりした。自分たちの曲の中でも気に入っていて、今でもやる曲ですが、見事にカバーされておりました。私はイースタンの英詩の頃を知らないのですが、こんな感じなのかなぁと垣間見ることができました。そしてオリジナルで日本語詞をつけてくれているのも、メッセージ性も素晴らしく感動しました。

14. sweet wind (noumi yoshie) / 二階堂和美

はい。日本のDIVA、二階堂さんです。最初、ガロのカバー何やるんだろ?と???だったのですが、ソロからのセレクトということで、納得。私が歌うよりも1000倍素晴らしい作品に仕上がってました。彼女がつけてくれた日本語詞もよかったですね。そしてこの曲に関してのコメントで泣けました。すべてわかって包んで作品にしてくれているって。先日もどっきりのようにいきなりお見舞いといってうちに来てくれた彼女ですが、暖かい素晴らしい女性です。そして私はずっと彼女の歌手としての足跡を背中を見て歩いていきたいと思います。

15. イロアザヤカ / あふりらんぽ

最後にあふりらんぽでトドメでしたね(笑)。曲順もぴしゃりの作品でした、最後にあふりが笑わせてくれます。すごいインパクトです。かっこよさと笑いのバランスが絶妙です。オニちゃんとは私はあまり個人的に面識ないのですが、深い愛を届けてもらえました。ピカチュウは、個人的にも今回一生懸命お手紙や本やCDを送っていただき、私の病気を正面から受け止めて応援してくれています。強い愛でね。とにかく、さすがの仕上がりでした。ぜひきいてほしい。

~藤井よしえ救祭ライブ~治そうぜ! MC(2010年7月4日 at VooDooLounge)

本当に今日はありがとうございます。
あと半年しか生きられないかもしれない。
お医者さんはそう言ったけど、諦めてないんで。
でも今、本当に頑張ってて、自分でできる治療本当に頑張ってるんで、こんなに応援してくれてると思って、もっと頑張ろうと思います。
普通にこれからライブとかも入れていこうと思っていて、最後までやり通したいなと思って。
見てください、ずっと。

 

最後にどうしても聞いてほしいことがあって。
今日出てくれた人たち、例えば吉田さんとか玄太郎さんとか、音楽始める前から憧れた存在で、福岡で十何年か前にグラインドサアフのライブ見るとか、パニスマのライブ見るとか、そういう刺激を受けてフリーペーパーを始めて、ガロリンズを始めて、今までやってきたんですけど、福岡の音楽の人たち、やってきた人たち、やってる人たちとか、こうやって見える顔みんなと、福岡の音楽をずっと私は本当に愛してきました。…愛してきました、綺麗事じゃなくてね。だからフリーペーパーもバンドも続けてこれたし、企画も続けてこれました。
今日、このいろんな、普段一緒にやらないジャンルの人とかもいっぱい、いろんな場所でみんなやってる人たちが集まってくれました。
だから、これからも福岡のこの場所、VooDoo(Lounge)でも、四次元でも、UTEROでも、どこでもいいよ、Keith(Flack)でも。みんなこれからも見に行って、やり続けて、楽しんでいくこと、純粋に。
あたしがしてきたみたいに、みんなも続けてください。お願いします。
ほんとうにありがとう。
ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。

 
&flash(http://www.youtube.com/v/ezXNhpzTzh0,480x385);
ガロリンズ @VooDooLounge part-1 2010.7.4】
http://www.youtube.com/watch?v=ezXNhpzTzh0
 
&flash(http://www.youtube.com/v/Ms6pMQvkg4I,480x385);
ガロリンズ @VooDooLounge part-2 2010.7.4】
http://www.youtube.com/watch?v=Ms6pMQvkg4I

*1 実際には「ラブソング」のカバー(TIME MARKET 155号:『藤井よしえからの各曲を聴いた感想と各アーティストへのコメント』より「実はなぜかタイトルが違います(笑)。ガロリンズのラブソングという曲をカバーしてくれています。」)