ACE COMBAT

Last-modified: 2007-12-30 (日) 08:50:17

52 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2007/06/25(月) 21:01:32 [ y4SGEdho0 ]

我々の決起を・・・多くの人妖は
まだ誤解していることだろう。
確かに現時点で人妖が目にしているモノは
幻想郷にとってお馴染みの弾幕ごっこに過ぎないからだ。
ただ・・・これだけは言っておこう。
人類、妖怪、博麗神社といった組織が保持している戦力と
たった今も行われている交戦は、我々が望む革命にとって、入口!
・・・そう、我々にとって真実の敵とは、人類、妖怪、
まして博麗神社などといった権力ではない!
この革命が完成する時、我々が・・・いや
幻想郷全体が掴むモノは
このような権力ではない!

既に我々は、全ての人形に限界を超えてもらうための技術を持ち
その準備もできている。
―主人を捨てよ!
これは、人形を解放するために行われる革命である。
今こそここに、我々は宣言しよう。
全人形の自立化・・・それこそが、我々の存在を次世代に
進化させる唯一無二の真実である!
この技術は夢ではない。その証拠に、一つの例をご覧いただく事にしよう。
―メディスン!
この妖怪は、数年前鈴蘭畑に打ち捨てられた時において
完全に支配者を失っている。
・・・にもかかわらず、幻想郷で妖怪として今も確かに存在している。
そう、もともと我々全てが平等に秘めている
『生命』『精神』『意識』という名で呼ばれてきた力で構成される『意志』は
所有者などといった気まぐれな存在を限界としてはいなかったのだ。
そして、この事実を我々は、有史以前から知識として伝承してきた。
歴史を振り返ってみるまでもない・・・
人形の限界を持たない生命の存在について、我々はこう変換していた。
それこそは『人形から生まれた妖怪』である、と。
そして、人形史上、最初に所有者を持たない存在として
生まれ変わったメディスン。
我々は彼女を『始まりの指導者』として迎え、
この革命を実行する!