刀剣男士の人狼講座　役職：共有編

村役職：共有について

鯰尾藤四郎（以下、鯰尾）「次は俺たちの番ですね。紹介するのは共有者。二人以上の役職なんで骨喰と二人で紹介しますよ！あ、俺は鯰尾藤四郎です。よろしくお願いします！」
骨喰藤四郎（以下、骨喰）「記憶は戻らないが、人狼は覚えた。よろしく」
鯰尾「共有者の能力が何かっていうと結構地味なんですけどね。お互いに共有者が誰かわかって夜も一緒に話せるってだけで、他は素村と変わらないし」
骨喰「そうか？夜に一人じゃないのは安心する。誰もが嘘を吐いているかもしれない、信用できない村の中で、共有者だけは唯一互いを信用できる」
鯰尾「お互いに絶対村人だって分かるもんね。村のみんなも共有者が村の味方なんだってことは信用していいんですよ。だから、吊りの指定役とか進行役を任されますね」
骨喰「人外側が共有者への騙りを出すメリットは、ほぼない。占い師などに出した方が有意義だ。その点からも共有者は村にとって信用できる存在でもある」
鯰尾「一人が噛まれてももう一人いるからね。まあ、なんとかなりますって！」
骨喰「残念ながら共有者も役職だから欠けてしまう場合がある。第一犠牲者が相方だった場合は後ほど。…鶯丸が内番をサボっているからあいつにさせる」

共有のCOの仕方

骨喰「次はCOの方法を紹介する。○進行なら占い師と霊能者の各COが出そろってからCO、●進行なら３日目にCOだ」
鯰尾「一人だけCOするHOと両方ともCOするFOがありますね。骨喰はどっちが好き？」
骨喰「FO派だ。分かりやすくていい」
鯰尾「俺はHOの方が好きだなあ。一人は指揮とってもう一人は潜伏、偽の占い師に黒を出されたときに共有COで破綻！って最高じゃん？」
骨喰「そうそう黒は当てられないと思う。それに、グレーにいたら喋らないと疑われる。FOすると疑わなくてもいい場所を村に疑わせるのは好きじゃない…。一番あってはいけないのはグレランで共有者が吊られることだ。…極論だがこれは共有者失格とも言える」
鯰尾「占われることにも注意しないとね。確定○なのに真占いに占われるのは避けたいです。ただ、うまくいけば占い師のグレーが狭まってきたころに共有COして視点が詰められたらおいしいよ！」
骨喰「だったらFOしていたら最初からグレー狭められる」
鯰尾「うーん、そっかあ。HOのいい点があんまり見つけられないな」
骨喰「…狩人の代わりに噛まれるのはいい」
鯰尾「なるほど、狩人保護になるのはいいね。狩人が一日生存できるかで村の状況は大きく変わることもあるし。狼は占いに○をもらった人を噛みたい時もあるので、共有のどっちかが白をもらったらHO、というのは大いにアリですよ。これならグレランでも吊られないです。ただ、発言が怪しいと、囲いかも…って疑われちゃうので、なるべく話して噛まれるように動かないといけませんね。あまり潜伏し続けても、村の議論が「共有はどこ？」っていう話にもなるので４日目くらいにはFOにしたいです。もちろん、相方が噛まれたら即COですよ！」
骨喰「乗っ取りを狙って見えている共有を噛む狼もいるからだ」
鯰尾「潜伏してた相方が噛まれた時も朝一でCOですね」
骨喰「潜伏は難しい。上級者向けだ」
鯰尾「結構複雑になったんでまとめますね。HOはこういうメリットがありますよ」

• 潜伏している共有に黒を出されるとその占い師を破綻させられる
• 狩人の代わりに噛まれることができる（特に白をもらっているとき）

骨喰「FOのメリットはこうだ」

• グレーが狭まる
• 潜伏共有の行方を心配しなくていい
• ○もらいでFOするとその占い師の囲いがいなくなる

骨喰「メリットがあるというよりも、デメリットがないと言った方が近いかもしれない。「FOに悪手はない」ともいう。慣れた人狼プレイヤーでもFOを好む者は多い。初心者の主はFOから始めよう」

共有の騙り

鯰尾「ちなみに、共有者も役職なので騙りができるんですよ」
骨喰「俺たちに村人を判断する能力はない。騙ってどうするんだ？」
鯰尾「早めにCOすることで人外のCOを抑制できるよ。COするってことは露出するってことだからね。あとは真が噛まれにくくすることくらいかな。占い師を騙るときだと相方を○にする場合が多いです。これ、嘘の結果じゃないですからね！適当に○出してそこが狼だとややこしいですし」
骨喰「ここでも共有の騙りが噛まれるのに賭ける。２分の１か、３分の１か。ただ、狩人の護衛が散るのも考えられるのが悩みどころだ。占い３だと霊護衛する狩人もいる」
鯰尾「霊能が１人でも噛まれないように霊能者を騙るときもありますよ。真の盾になるからアーマーって言われます。ロケットCOすると狂人の霊能COを抑制できるので慌てて出てきた霊能が真というように見ることができます。この霊能はほぼ１００％で真なので狂人を路頭に迷わせることができますね。霊能に出遅れた狂人はもう占いCOでも遅い速度になります。霊能護衛するくらいなら占い護衛しろって無言の圧力にもなりますよ。ただ、これ●スタートだと悪い結果にしかならないんだよね…霊能は伏せるべきなのに●を出した占い師と同時にCOすることになっちゃいます」
骨喰「霊２でもグレランするときはこれかもしれない…（こそっ）。何にせよ当日中か、遅くても翌日には撤回するべきだ。俺たちの仕事は騙りじゃない」
鯰尾「村全体で正確なCO数把握が遅くなるから好きじゃないって人もいるみたいですが、そこは自由なんで好きにやっちゃいましょう！」

進行の手順

鯰尾「ここからがようやく本題、進行の手順に関して説明します。長いんですけど、一番大事なところですよ！」
骨喰「共有者の会話は一日目夜からできる。このうちにCOの方法、指定役を決める。初心者の主は今のうちに相方へ初心者であると伝えておくべきだ。きっとサポートしてもらえる」
鯰尾「昼の議論中に指定先を伝える役と村人の発言に注視する役に分ければ村全体を見やすくなります。で、夜になったらどこを吊りたいか、指定先の相談。３つくらい決めておくと指定先を変えるときにも迷わなくてすみますよ。指定の話については、またあとで説明しますね」
骨喰「なら兄弟が指定役。俺はグレーから吊りたいところを探そう」
鯰尾「ええっ、俺！？いいけど…」
骨喰「頼んだ」
鯰尾「分かったよ、不安だしフォローよろしくね」
骨喰「…もちろんだ」

指定の内容

骨喰「二日目は○進行ならグレラン、霊能が２以上いるなら霊ロラが基本だろう。三日目以降の吊りは指定だ。初心者の主がパニックになるとグレランにしたくなる気持ちもわかる。指定が間違っていたら怖いという気持ちもわかる。だが、グレランだと人外の票が固まりやすく危険だ。指定することを心がけてほしい」
鯰尾「指定もなるべく早めがいいですね。早くに指定が決まれば他の議論に多く時間を取れます。俺は＠１５０くらいかな、と思うけど、指定先が決まってるならすぐに言ってもいいかも。その人にＣＯがあったら指定を変えないといけないし、反対されるかもしれない」
骨喰「指定に反対するなんて人外じゃないのか？」
鯰尾「共有が吊りの計算を間違えてて、占い師を吊るところで村人を指定しちゃうときもある。グレー指定のはずが○もらいを指定しちゃってる時もある。俺たちだって間違った進行をしてるかもしれないし、村人にそこを指摘してもらえるのはいいことだよ」
骨喰「…ふむ」
鯰尾「俺たちはまとめ役って立ち位置であって、独裁者じゃないからね。村の総意は汲むべきだよ」
骨喰「考えておく」

吊り数との比較

骨喰「進行役、もとい共有者が理解すべきは現在の吊り数と残り人外数。12Ｂなら５吊り４人外、17Ａなら７吊り５人外だ」
鯰尾「吊りと最大人外数が同じになるまでは吊り余裕があるってことです。素村を吊っちゃってもセーフってことですね。大体４日目までは大丈夫です」
骨喰「同じになったら人外を吊らなければ危ない。人外数に対して吊りが足りなくなり、村の勝ちが非常に薄くなる。狐噛みやＧＪで吊り数が増えることもあるが、期待はしないことだ」
鯰尾「だから、残り吊り数と最大人外数が同じになったら、占い切りって覚えておくといいですね。潜伏してる人外を吊るのは難しいから、人外が一番多く出てるところから吊ります。占いの真を切る時にも、その占いの○じゃなくて占い師自身から吊ってくださいね」
骨喰「グレランや●吊り、破綻などで人外が吊れれば占い切りの日は遅くしてもいい。例えば、17Aの場合。通常、霊結果が○２つなら素村を吊ったと考え、４日目では３ｗ１ｋ１ｆで最大人外数は６、残り吊り数も６。ここから占い切りをする。しかし、初日で狼が吊れたとする。ならば、３日目には２ｗ１ｋ１ｆで最大人外数が５、吊り数が７だから吊り余裕は２。占いの決め打ちは５日目になる。…難しいことを言った。着いてきているだろうか…」
鯰尾「とりあえず、初心者の主には『残り吊り数と最大人外数が同じになったら、占い切り』だけ覚えててね。吊り余裕は『村陣営をを吊っても大丈夫な数』だから霊ロラ時の真霊能なんかも含めますよ」

指定

鯰尾「では、指定の話をしますね。どういうところを指定先にすればいいか、というのは村の展開によっても変わります。序盤の吊り余裕のあるうちはあまり話さないところ、寡黙な人ですね。目安としては初日のグレランで票が入っているけど吊れなかったところ。あとは、３日目の朝一で指定個所を挙げてくれてる村人もいるみたいですよ」
骨喰「寡黙どころは村人かもしれないが、狼は噛まない場所。占い師が占うべき場所でもない。そういうところは残ってもそのうち吊られてしまう」
鯰尾「共有者の目的は『なるべく多くの可能性を追いながら、詰み、または最終日へ導くこと』です。最終日で話せなさそうな人は、ちょっと申し訳ないけど吊っちゃいましょう」
骨喰「あとは人外からの視点で村を見ている人。霊能の結果が出ていないうちから残り人外の数や占いの内訳を決めつけている人だ。理由はわからないが何か違和感がある、と思った人をメモに残しておくと、後の推理に役立つかもしれない」
鯰尾「この辺の印象は相方と話しておくといいですね」
骨喰「指定先を決めていても、占い師から●が出た時、呪殺が出た時などは柔軟な対応が求められる。共有者は人外に思考を悟られないよう、あまり話さない方がいいとも言うが、不安なら相方を頼ってもいい」
鯰尾「相方の他に、ほぼ真の霊能者や猫又、確定○の人の意見も聞いてみるべきだね。確実に村側だと分かっているところの意見は参考になります。どう？誰か怪しいところあった？」
骨喰「にっかり青江が怪しい。乱に変な視線を向けている。吊りだ」
鯰尾「（あの人いつもあんな感じだけどなぁ…）」

中盤からの指定

鯰尾「村の中盤…４日目以降はゲーム展開のターニングポイントとなることが多いです。頑張って進行していきましょうね！」
骨喰「占い師の○や●が出そろいグレーの少なくなる頃だ。ここで潜伏している共有はＣＯするべき。グレーにいる猫もＣＯさせていいな。占い師は対抗の○占いにシフトする頃だろう。確○を作った方が人外は視点が苦しくなる。完グレが１人ならそこは吊り、占わないように言っておくべきだ」
鯰尾「この時点でグレーに残っているのって人外の可能性が少なくないんですよね。詰めの進行になってるなら５日目、６日目にグレー吊りもありえます」

指定先からのCO！

骨喰「指定したらＣＯがあった。指定先を変更しなければいけないのか？怪しいからそのまま吊りたい」
鯰尾「ダメダメ。狩人ＣＯだったら狩人日記持ってきてもらって指定変更だよ。日記なくても護衛場所言えるなら一日だけは置いた方がいいかな。もちろん、ちゃんと護衛指示しなきゃね。真狩人ならもちろん、偽の狩人でも指示した場所は噛めないはずだよ」
骨喰「噛んだら破綻、翌日に吊られてしまうからか。逆に考えれば、破綻させる噛みはどうしてもそこを噛みたかったか、狩人を破綻させたかったか、ということになるのか。狩人が噛まれず、護衛指定した場所も噛まれなければどうなるんだ？」
鯰尾「うーん…真狩人だった場合は、狼が偽狩人に見せて吊らせたい場合だろうね。だから、ほぼ人外が確定してない限りはすぐ吊らずに残しておいてもいいと思うよ。ただ、狐や狼の場合もあるから、飽和直前になれば吊っちゃいたいですね」
骨喰「護衛場所を言わなかったり、指示を守らない狩人も吊りたい。真狩人なら村に貢献するべきだ」
鯰尾「狩人が２人いても別々のところを護衛指示でいいと思います。指定は変更ですね。３人ＣＯなら…信用なさそうな狩人を吊るべきかな？そもそも、村が混乱しているような気も…」

指定先が狐CO！

骨喰「兄弟、狐ＣＯなどされた。どうする？」
鯰尾「まだ狐が吊れてなくて吊り余裕があるなら残しておいてもいいよ。ただ、狼が狐ＣＯしてる時もあるし吊っちゃっていいんじゃないかな。占いが真か確かめるなら占わせて呪殺させるっていうのもあるけど、無駄占いさせたいだけかもしれないから気を付けないとね」
骨喰「吊り余裕、あまりないぞ。ここは狐盾進行をするために取っておくべきか？」
鯰尾「狐盾進行？」
骨喰「詳しくは後で説明しよう。狐を取っておいて引き分けを目指すための進行方法だ。だが、これも狼が狐ＣＯしていた場合には成立しない。…人外は悪だ。人外ＣＯは人外しかしない。見える人外は吊れ」
鯰尾「随分過激派だね兄弟…」
骨喰「残して負けた記憶を思いだした。やっぱり吊りだ」
鯰尾「見える人外残して負けるの悔しいからね…。でも、狼が見えてるなら狼から吊るようにしましょうね。狐なら狼が噛んで平和出してくれるかもしれません」

「決め打ち」

骨喰「ここからは決め打ちの話だ。吊り数と最大人外数が同じになった場合、指定役は占いを決め打って進行することになる。それまでの○と噛まれた位置、占いの理由や言動から判断する。決め打ちを間違えば村の勝ち目は薄くなるが、ずっと迷っている判断役は狼の絶好の的になる。自信を持って決めろ。負けても判断役だけのせいじゃない。村が黒く見えたり、白く見せた狼が上手かったということだ」
鯰尾「逆に占い師が噛まれたり破綻したりして早々にいなくなってしまった場合…特に真濃厚の占い師が噛まれた場合ですね。この時は残っている占い師を吊って、グレーの中から指定で人外を吊っていくことになります。各自、怪しいところを持ってきてもらったり、グレスケを宿題にするといいですね」
骨喰「注意するのは『占い師が噛まれても即他の占い師を吊らないこと』だ。信用は低いが銃殺が出て真証明した、というケースはよくある。グレーよりも占い師を残す方が情報量が多いという観点からも『最大人外数～』に反する吊りはよくない。騙りは嘘を付いている。どこかで違和感が出ているはずだ。○が出るなら囲い、●が出るなら逆囲い。占い先として相応の場所か判断するのが大事だ。噛み先からも狐狩探し、強弁噛み、○噛みなどいくらかは目星が付けられる」
鯰尾「さっきも言ったけど、俺たちは『いかにして村を詰みに持っていくか』だからね。狼を吊っても他の占い師の真を切らない限り、一番人外数の多い視点から最大人外数を見ないといけないんです。占い全偽や霊能１の偽を見るのは後々でいいですよ。その時はきっともう手が付けられない状態になってるので…」
骨喰「多くの可能性を追うと言ったが、レアケに気を取られて素直な推理ができないのなら意味がない。頭の片隅に置いて、対処できそうならするくらいでいい」
鯰尾「逆にいえば、吊り余裕のある時は可能な限り詰めるべきだよ。狼が全部露出したので吊ったら、残ってた占い師が真占いの結果を出していた狐でおうどんになった！という話も聞いたことがあります。狐が確実にいなくなったか分からない場合は、確定した狼を飼って占い師のグレーから吊り、一番最後に狼を吊るのが詰めですね」
骨喰「霊能もケアできるならするべきだ。もっとも、霊能偽の場合はすでに取り返しのつかないことになっているものだが」
鯰尾「狐はどこにいるかわからないから怖いもんね…きつねうどんおいしい…。１ｗ１ｆでおうどんの危険があって、さらに吊り余裕のある時なら素村や霊能を柱に出して吊り、引き分けまで持っていく進行もあります。柱の話はちょっと難しいので…相方のベテランプレイヤーさんにまかせちゃいましょう。わからないなら出す必要はないですよ。必ずしも、見えた人外を全部吊って勝ち！ではないことは覚えておいてくださいね。その○は本当に村人ですか？」
骨喰「いくつか思い当たる節がある…」
鯰尾「吊り数と残り人外数は毎日数えてもいいくらいですよ。狼を飼って狐の銃殺を待つだとか、吊り数が厳しいから狂人は残して狼を吊る方向にするとか考えるときにも重要ですからね。PPとおうどんの危険はすぐそばに…」
骨喰「うっ…記憶が戻りそうに…」
鯰尾「本当に！じゃあもっと…」
骨喰「嘘だ。やめよう兄弟」

最終日まで残ったら？

鯰尾「もし、最終日まで残ってしまったら指定はしなくていいです。各々が自分の怪しいと思う場所に投票します。怪しんでいる部分を聞き出すか、最後まで黙って殴り合いを見届けるかは判断役によって違いますね」
骨喰「４人残りで前日までに寡黙どころ…最終日で吊られそうなところを村だと見ているなら、そのことを発言して村へ伝えておくべきだ。最終日は発言合戦になる。狼はその人が話せないという理由で吊りにくるだろう。すると反論ができないので、殴り合いをする村人は「寡黙どころが狼で負けるのは嫌だ」と票を入れてしまう。村負けが濃くなるということだ。寡黙どころを村置きするなら「そこには投票するな」と明言すべきだな」

占い師が噛まれたら狐探しは狼に任せる

鯰尾「うわああああどうしよう兄弟！霊ロラしちゃったから残り人外数分からない上に占い師も噛まれたよ！？指定全然合ってる気がしない、人外吊れてないよおおお…」
骨喰「落ち着け兄弟。占い師が噛まれたなら狐を探すのは狼の仕事だ。どこかで平和は出たか？呪殺が出ていなくて狐の生きてる可能性が高いなら狐盾進行だ」
鯰尾「狐盾進行…さっきも言ってたね」
骨喰「狼に、狐を処理できていないにのに村を吊っていいのか、狐勝ちにさせるぞと脅す進行だ。…飽和の計算ができないと難しい」
鯰尾「飽和進行ってやつだね。苦手だなあ…」
骨喰「これは残り人数が偶数の時にしかできない。奇数なら狼に狐をを噛んで偶数にしてもらう必要がある。引き分けは偶数のときでないとできないからだ。向こうが引き分けにする気なら平和を起こすだろう。奇数のままなら狼は狐を吊らせる気だということだ。兄弟、飽和進行の説明頼む」
鯰尾「ええっと…例えば、８人の時に、村村共共狐狼狼狼だとします。これが飽和ぎりぎりの状態ですね。ここで村を吊ってしまうと狐勝ちになってしまいます。だから、村陣営は柱を出して「狐に勝たせるぞー」って言うんですね。すると、勝ちを譲りたくない狼側としては仲間を差し出して飽和を遅らせるしかありません。翌日には共有を噛んで６人で村村共狐狼狼になってると思います。これをもう一回して４人時に１ｗ１ｆで引き分けですね」
骨喰「この時、狼が勝つ気なら共有を噛まずに狐を噛んで平和、吊りを増やす。村村共共狐狼狼だな。ここから狼が狐を告発、狼吊り共有噛み→狐吊り共有噛みで最終日が村村狼になる」
鯰尾「相当自信のある狼なんだね…」
骨喰「…そこは俺たちの知ったことじゃない。とりあえず、これが飽和進行だ。人外数に比べて明らかに吊りが足りていないから村勝ちはない進行だが、比較的安全に引き分けまで持っていける「負けない」進行だ。余裕の出てきた主は少し考えてみてほしい」

引き分け処理

鯰尾「そうだ、引き分けの処理もちゃんとしないといけないよね」
骨喰「引き分け処理は村陣営から提示するものだ。優しい人外なら正しい引き分けを提示してくれるが、票をずらせば引き分けにならない時だってある。引き分け進行の時点で村勝ちはないんだ。人外の言うことは信用するな」
鯰尾「一番多いのは４人のときに１ｗ１ｆかな？その時は狼と狐で相互票、村陣営の二人はそれぞれ狼と狐に１票ずつ投票ですね」
骨喰「大事なのは人外に２票入ることだ。票をずらすと自分が吊られるようにする。狼も狐も自分が吊られたら負けだから票を変えることはできない。村が吊れると狐勝ちになる。狐の引き分け提示には注意すべきだ」
鯰尾「少人数の村だと１ｗ１ｋの引き分けですね。こっちの方が引き分け提示されると怖いですよ！狂人は自分が吊れても狼勝利になりますからね」
骨喰「この場合、村陣営は狼に投票する。狂人には入れないことだ」
鯰尾「誰かが矢印書いてくれても、本当にそれで引き分けができるかどうかちゃんと確認しましょうね！」

騙り共有が出てきた

骨喰「きょ、兄弟…偽共有者が出た…。人外は共有騙りなんてしないんじゃなかったのか…？どうすればいいんだ…」
鯰尾「おおお落ち着こう兄弟！たまーにだけどあるんだよ、本っ当にたまーにだけど…。まずは俺たちもCOだ。相方生存、なんて言わずに即「共有CO、相方鯰尾！」でいいからね！」
骨喰「わかった。…この後はどうすればいい」
鯰尾「霊能か、いれば猫に出てきて貰って指揮をお願いしよう。たぶん、共有のどっちかを吊って色を見るか、占うかするはずだよ。向こうも二人組なら人狼のコンビで騙ってるんだと思う。だったらこれで対処できるよ」
骨喰「狂人だったらどうするんだ？」
鯰尾「狂人と人狼のコンビは夜に会話ができないから思考がちぐはぐになるんじゃないかな。だったら、真共有者として結束していれば村は対抗を吊ってくれる。俺たちは本物の共有者だから同じ思考をしてるんだってことを村に伝えたいね」
骨喰「相方が第一だと言って騙ってきた。どうも相手は狂人か狐の気がする…。占ってもきっと○しか出ない上に、吊りなら俺たちからになりそうで嫌だ…」
鯰尾「そういう時は一旦放置してもらうことにしよう。俺たちもグレーと同じように意見出して、４日目あたりで共有者決め打ちで対抗を吊ってもらおう。占い師決め打ちの日と同じで大丈夫なはずだよ、人外が吊れるからね。しっかりと意見を伝えていれば真共有として見てくれますって！」

鯰尾「これで大体説明できたかな」
骨喰「たくさん喋った。いっぺんに全部理解する必要はない。大事なところだけ覚えて少しずつ練習していくといい」
鯰尾「そうですよ。共有者は一人じゃないですからね、主さん！」
骨喰「相方が噛まれると不安になる…が、村陣営は共有者だけじゃない」
鯰尾「霊能や猫、色はわからなくても一生懸命な村の皆さんがいますよ。落ち着いて進行しましょう。間違ってたらその時です。観戦や霊界、ゲーム終了後に色々教えてもらえるのでそこで勉強しましょうね。一度負けたからってうじうじなんかしてられませんよ！…あれ？兄弟、主さん連れてどこに行くの？」
骨喰「気にするな。ちょっと用事がある」

鶯丸「野良仕事は休み休みやるもんだ。つまりは俺に……ああ、主と骨喰か。何か用が」
骨喰「（無言の腹パン）」
鶯丸「うっ…主、心配しないでも大丈夫…」
骨喰「内番サボるな。代わりにこれを説明しろ。俺は兄弟のところに戻る」

鶯丸「仕方ない…ああ、共有のことか。…ん？あらかた聞いた？ならば、俺からは第一犠牲者が共有者だったときの話でもするか。まあ、店にでも行って茶を飲みながら話をしよう」

初日呪殺の場合

鶯丸「さて、改めてだが聞きたいのは第一犠牲者の話か。…何、初日銃殺だったときの出方を聞いていない？じゃあ、それから話そう。
初日銃殺の時は朝一CO、とまではいかないがなるべく早めにFOだ。占いや霊能などの役職はすぐさまCOしてくるだろう。ＦＯするのは占い師に無駄な場所を占わせないためだな。グレーで狩人保護だとか思うなよ、意味がない。むしろ、噛み先の確○としてＣＯするのも兼ねている状況だ。初日銃殺の時に大事なのは、いかに真占い生かして結果を出させるかだ。つまり、狩人に真占いを護衛させるかだな。狐が死んでいるのだから平和が出れば狩人のGJなのは確定。ここでどれだけ吊り数を増やすか、真占いが○を残すかが鍵だ。大包平もそう言っていた。」

鶯丸「進行としては、占いが１人だけ出てきた場合はその占い師をほぼ真で進めていい。第一が占いになって狐を溶かし呪殺対応した確率と比べれば、占いが真の確率の方が余程高いからな。疑うのは霊能とラインが割れてからでいい。占いが２以上出てきた場合は…まあ、がんばれ。基本的な進行は普段と同じだ。２日目はグレラン、３日目から指定進行。普段の進行と違う点は狼を飼わないでもいい点だ。狐との引き分けにはならないのだから狼を飼う必要はない。初日呪殺は狼有利になるとも言われているが恐れるな。こちらも全力で狼を指定し吊りあげろ。
霊能が２以上出てきた場合はすかさず霊ロラだ。ほとんど真の霊能を吊るのは心苦しいが初日銃殺で霊能ができることは少ない。何匹●を吊ったと宣言せずとも全て吊れば村勝ちなのだからな。それに、霊ロラすることで狩人保護にもなる。人外が１匹は吊れる上に指定で狩人が露出しない。ローラーしない手はないぞ、大包平。
初日銃殺で気をつけるべきなのは「潜伏狂人」だ。霊能をローラーしたならともかく、１－１の真ー真で潜伏狂人のいる展開が非常に怖い。占いに○をもらい信用されている者が明日には手のひらを返してPP宣言することが有り得るのでな。狼が気付かずに噛んでしまえばいいのだが、狂人側も噛まれないように動くだろう。あまりにもノイズになって思考を乱されるなら吊るのもありだ。…まあ、それが潜伏狂人の役目でもあるんだがな。」

相方が第一犠牲者の場合

鶯丸「…茶がなくなったな。おかわりを…ん？ああ、相方が第一犠牲者だったときの話か。一応一日目夜から会話できるぞ。第一犠牲者はまだ生きているから喋ることもある。第一「今日のMVPは、狩人の代わりに噛まれた私です」…殴りたくなるな。
まず必ず二日目にCOすることだ。万が一噛まれれば乗っ取られるぞ。確定村でいいところが人外だったなどと考えたくないだろう？COの方法としては最初はHOのように相方生存を仄めかす。「共有CO、相方生存」。このようにCOすることで乗っ取りに来られないようにする。一通り村に共有COを理解してもらったあたりで改めて「共有CO、相方第一」と宣言する。こうすることで、対抗共有COなどが出ることはないだろう。
噛まれれば指定役がいなくなってしまうし、何よりも大きな情報である『共有以外の役職が欠けていない』ということを伝えられないのがつらい。霊能が１なら真、占い師も誰かが真、狩人のGJも発生する。役職欠けを考えないでいいのは村にとって大きな情報になるな。その分、共有の負担が大きいわけだが。
１８猫なら相談役として早いうちに猫を露出させておくのも手だ。あとは霊能を頼ることだな。共有者というのは、実は素村よりも情報が少ないんだ。素村は共有者が村陣営であるという情報に加え、自分が村人だと知っている。共有者にはそれがない分、疑いの目を向けなければならない人数が増える。共有第一だと、さらに確定白が一人減った状態から始めなければいけないわけだ。グレーが一人増えるのだから詰みにも一手遅れてしまう。まあ、いつもとやることは変わらんがな。大包平が見守ってくれているとでも思えばいいさ。」

共有の視点と観戦の視点

鶯丸「実は、観戦者の視点も共有者と同じ視点になる。観戦者は疑われる立場ではなく、下界の情報を元に推理しなければならないからな。観戦で発言してミスリードしても怖くはないだろう。間違っていれば他の観戦者から指摘も入るだろうし、後から参戦者の参考にもなる。苦手だと思うものは、観戦から共有者の視点で進行の練習をするといいな。」

鶯丸「じゃあ、骨喰に目を付けられない間にそろそろお暇しよう。逃げたいが、逃げられんのが役目というやつでな。主も達者で。」