刀剣男士の人狼講座

Last-modified: 2015-12-25 (金) 19:54:44

mikazuki.gif 三日月宗近「ふむ、どうやら最近、皆の間で人狼、というものが流行っているそうだな。じじいにはようわからんのだが、誰か説明してくれんか?」

heshi.gif へし切長谷部「なんだ。今さらだな。一応、設定としてはこんなところだろう。」

昼間は人間のふりをして、夜に正体を現すという人狼。

その人狼が、この村に紛れ込んでいるという噂が広がった。

村人達は半信半疑ながらも、村はずれの宿に集められることになった。

第一犠牲者「人狼なんているわけないじゃん。みんな大げさだなあ」

犠牲者が出た訳でも無いこの状況で村人同士で疑い合うのは馬鹿馬鹿しいと皆が皆そう思った。

翌日、初日の犠牲者が無残な姿で発見された。

犠牲者が出た。人狼はこの村人達のなかにいる。

しかし、それを見分ける手段はない。

だが幸いな事に、この村には「占い師」「霊能者」「共有者」「狩人」と言った能力者がいる。

彼等の能力を最大限に活用し、村人達は、疑わしい者を排除するため、投票を行い処刑していく事にした。

無実の犠牲者が出るのもやむをえない。村が全滅するよりは・・・。

mikazuki.gif 三日月宗近「ほう。つまりは、人狼という者を斬ればよいのだな?」
heshi.gif へし切長谷部「そんなところだ。だが、人狼は身を隠している。いかにして人狼を見つけるか、が重要だ。」

mikazuki.gif 三日月宗近「ふむ。して、この遊戯はどのような流れで進むのだ?」

heshi.gif へし切長谷部「大きく分けて、“昼パート”“夜パート”がある。まず、人狼では、初日夜から始まる。この夜に、人狼によって第一犠牲者が噛まれ、人狼の物語が始まるわけだ。」

mikazuki.gif 三日月宗近「先ほど聞いた、物語のことだな。」

heshi.gif へし切長谷部「そうだな。そして昼パートになると、村人の話し合いの時間だ。話し合い、その日に誰を処刑するのか決める。処刑者が決まると、また夜パートへ。夜パートは、人狼が新たな犠牲者を噛み、また村人陣営の能力者が能力を行使する・・・それが繰り返される、と思っていればいいだろう。」

mikazuki.gif 三日月宗近「なるほど。それでは、どうしたらこの遊戯は勝ち、となるのだ?勝敗はあるのだろう?」

heshi.gif へし切長谷部「ああ、各陣営にそれぞれの勝利条件がある。能力含め、詳しく教えてやる。まずは勝利条件だけ、簡単に教えていこう。」

 

各陣営について

heshi.gif へし切長谷部「まずは村人陣営。この後説明するが、占い師、霊能者などの能力持ちも含まれる。この陣営の勝利条件は単純だ。人狼を全滅させ、また、その時点で妖狐が生存していないこと。それだけだ。」

mikazuki.gif 三日月宗近「妖狐、というのも全滅させねばならないのだな。」

heshi.gif へし切長谷部「そうなる。だが、そちらは妖狐陣営の話になってくるからな。そもそも少人数で人狼をするときには、妖狐がいないこともある。妖狐については、妖狐陣営の説明で触れる。」

mikazuki.gif 三日月宗近「あいわかった。それでは、人狼陣営はどうなる?」

heshi.gif へし切長谷部「人狼陣営の勝利条件は、人狼の数が村人の数と同数になることだ。このとき、妖狐は村人の数には入らないぞ。そうだな。例えば、残りの村人が2人、残りの人狼も2人、となった時に人狼は勝利となる。」

mikazuki.gif 三日月宗近「ほう、村人と同数にまで持ち込めばよいのだな。」

heshi.gif へし切長谷部「ああ、そうだな。そもそもが人狼の方が強いんだ。同数になどなれば、村人を全滅させることなど容易いことだろう。」

mikazuki.gif 三日月宗近「ふむ。そして、何やら妖狐、という陣営もあるのだな?」

heshi.gif へし切長谷部「そうだ。妖狐陣営の勝利条件は、言葉で言えば最も簡単だろう。生き残る。それだけだ。」

mikazuki.gif 三日月宗近「生き残る、とは?」

heshi.gif へし切長谷部「詳しく言えば、村人、人狼陣営のいずれかが勝利条件を満たした段階で、妖狐が生き残っていれば妖狐陣営の勝利だ。村人にも人狼にも敵視される。難しい陣営だな。」

mikazuki.gif 三日月宗近「そのような陣営があるのだな。わかった。勝利条件は大体分かったぞ。」

heshi.gif へし切長谷部「そうか。それでは、各陣営の役職について、もう少し詳しく説明していくぞ。」

 

役職:村人

yamanba.gif 山姥切国広「村人については、俺が説明する。まずは“村人”その名の通り、ただの村人、だ。当然村人陣営だ。何の能力もないな。」

mikazuki.gif 三日月宗近「ほう。能力がない、となると、何もできないのではないか?」

yamanba.gif 山姥切国広「確かに特殊な能力があるわけではない。だが、処刑を決める基準は、昼間に行われる会話だ。しかも、その日の処刑者を決めるのは投票だろう。ほとんどの場合に最も人数の多い村人の投票は結果を左右する。まあ、詳しい立ち回りはまた、後々説明しよう。」

mikazuki.gif 三日月宗近「処刑者の決定は投票、と言っていたものな。なるほど。」

yamanba.gif 山姥切国広「ちなみに、このような特殊能力を持たない村人のことを“素村”と呼ぶこともある。覚えておくといいんじゃないか?」

mikazuki.gif 三日月宗近「素村、か。わかった。」

yamanba.gif 山姥切国広「そうそう、素村が役職を騙るのは、特殊な例外を除いては禁止だ。味方を惑わせるだけだしな。変なことをするんじゃないぞ。では次からは役職の説明に移る。」

 

役職:占い師

hachisuka.gif 蜂須賀虎徹「山姥切、お疲れ。“占い師”は重要だからね。真作の俺に説明させてもらおうか。」

mikazuki.gif 三日月宗近「うむ、頼んだぞ。」

hachisuka.gif 蜂須賀虎徹「占い師は、村陣営の花形と言っていいんじゃないかな。占い師は毎日、夜に自分以外の生存者から一人選んで、占いをすることができる。もし、占った相手が人狼ならばそれがわかる。」

mikazuki.gif 三日月宗近「それは随分と強力な能力だな。占い師さえいれば、村陣営が勝てるのではないか?」

hachisuka.gif 蜂須賀虎徹「まあ、確かに占い師は強力だけどね。偽占いがたくさん出てくることを考えれば、自分が真作・・・本物だと証明するのは、なかなか難しいね。それに、“人狼かどうか”しか分からない、というのも問題なのさ。」

mikazuki.gif 三日月宗近「人狼かどうかがわかる・・・それだけでは駄目なのか?」

hachisuka.gif 蜂須賀虎徹「ああ。まあ、人狼がわかるのは大切なんだけどね。今後説明する役職の中には、村人の敵となる役職も存在するからね。それがわからないと、混乱することも多いのさ。」

mikazuki.gif 三日月宗近「ふむ、なるほど。そういえば、先ほど勝利条件の話では妖狐陣営が出てきたが、妖狐を占った場合はどうなる?」

hachisuka.gif 蜂須賀虎徹「ああ、いいことを聞いてくれた。実は、妖狐の死亡の条件は特殊でね。呪殺、と呼ばれる死に方があるんだ。」

mikazuki.gif 三日月宗近「呪殺、とはなんだ?」

hachisuka.gif 蜂須賀虎徹「呪殺、もしくは銃殺、と呼ぶ者もいるけどね。妖狐は、占われると死んでしまうんだ。妖狐が占われて死んだ時に、溶けた、なんて表現することもあるよ。この現象は占い師にしか起こせないから、占い師は重要であり、花形なのさ。」

mikazuki.gif 三日月宗近「なるほど。それでは、次は何について説明してくれるんだ?」

hachisuka.gif 蜂須賀虎徹「次は・・・そうだな。霊能者辺りか?」

 

役職:霊能者

kasen.gif 歌仙兼定「“霊能者”の説明だね。僕が説明していこうか。」

mikazuki.gif 三日月宗近「おお、頼んだぞ。」

kasen.gif 歌仙兼定「霊能者も村陣営だよ。霊能者は、正直なところ、占い師ほどの力はないんだ。能力は、前日に処刑した者が、人狼であるか判別できることだね。」

mikazuki.gif 三日月宗近「それは、昼間に投票で決めるという?」

kasen.gif 歌仙兼定「そうなるね。だから、誰を処刑すればいいのか、という直接の情報に結びつくわけではないんだ。」

mikazuki.gif 三日月宗近「ふむ。それは必要な能力なのか?」

kasen.gif 歌仙兼定「占い師に比べると地味かもしれないけれど、占い師の偽物が多い状況であれば、実際に今人狼を何人処刑することができているのか、という情報はとても大切だよ。それに、霊能者の情報次第では、どの占い師が偽物なのかを判断する材料にもなる。重要な役職だ。」

mikazuki.gif 三日月宗近「なるほど。確かに、それは重要そうだな。」

kasen.gif 歌仙兼定「それに、人数の少ない村では、村全体を引っ張る進行役になることもあるんだ。霊能者になったら、油断しないことだね。まあ、霊能者についてはひとまずこんなところかな。次は・・・そうだね。狩人の説明でもしようか。」

 

役職:狩人

mutsu.gif 陸奥守吉行「そんじゃ、わしが“狩人”の説明をするきに、よう聞くぜよ!」

mikazuki.gif 三日月宗近「あいわかった。」

mutsu.gif 陸奥守吉行「狩人も村陣営じゃ。狩人、ちゅうと、よぉ狙って・・・ばん!ちゅう具合に、敵を倒す役職に聞こえるかもしれんがのお。人狼での狩人は、味方を守る、護衛の役割ぜよ。」

mikazuki.gif 三日月宗近「護衛とな?」

mutsu.gif 陸奥守吉行「おお。蜂須賀と歌仙から、占い師と霊能者の説明は聞いたろう?こがな村に有利な役職じゃ、人狼からしたら真っ先に噛みたいと思わんか?」

mikazuki.gif 三日月宗近「それはそうだな。俺が狼なら、真っ先に噛みたいぞ。」

mutsu.gif 陸奥守吉行「じゃろ?じゃが、それで噛まれちゃあ村陣営は勝てん。狩人は、夜に一人、自分以外の生存者を一人選択して、護衛することができるんじゃ。その晩に狼が護衛先を噛みに来ちょれば、その日は犠牲者なし、じゃ。平和な朝が来るぜよ。」

mikazuki.gif 三日月宗近「ほう。しかし、それならば、人狼は真っ先に狩人を狙うのではないか?自分は護衛できないのだろう?」

mutsu.gif 陸奥守吉行「そうじゃのお。じゃけん、狩人は基本的にゃあ潜伏することになるぜよ。占われて白を出されても危険じゃき、占われず、噛まれず、疑われずでいるんが理想じゃ。難しいのお。」

mikazuki.gif 三日月宗近「難しいものだな。それでは、次は何の説明だ?」

mutsu.gif 陸奥守吉行「あと残る村役職は・・・共有者じゃの。長曽祢に任せてええがか?」

 

役職:共有者

nagasone.gif 長曽祢虎徹「ああ、おれが説明しよう。“共有者”の説明だな。」

mikazuki.gif 三日月宗近「ふむ。共有者とはなんだ?」

nagasone.gif 長曽祢虎徹「共有者も村陣営でな。共有者は必ず一つの村に二人以上存在する。共有者の能力は、他の共有者が誰であるか解る、そしてその相手と夜の間、会話することができる、ということだな。」

mikazuki.gif 三日月宗近「それは、分かる、だけなのか?随分と地味、ではないか?会話ができる、というのは魅力的だが。」

nagasone.gif 長曽祢虎徹「まあ、そう言うな。共有者は村陣営の要なんだぞ?」

mikazuki.gif 三日月宗近「そうなのか?」

nagasone.gif 長曽祢虎徹「ああ。この人狼ゲームという遊戯、村人陣営にとって、自分以外は誰も信用できない、と言っていい。誰がどんな役職についているのか分からないからな。そんな中、お互いが確実に村人陣営である、と確定できる共有者は、村のまとめ役となる。二人以上必要、という特性上、共有者を騙るのは難しいからな。」

mikazuki.gif 三日月宗近「なるほど。夜の間に相談もできるしな。」

nagasone.gif 長曽祢虎徹「そういうことだ。夜の間に共有者同士で相談をして、その結果を元に村の進行をとることになるだろう。まあ、共有のCOの仕方にもいろいろある。FOと呼ばれる共有両方がCOする場合。HOと呼ばれる、片方のみがCOする場合などな。まあ、そこらは戦術になるだろうから、またの機会に聞いてくれ。ふむ。ひとまず村人陣営の説明はこんなところか。特殊配役になるともう少し追加されるが、それは最後でいいな。」

 
詳しい共有の動き方はこちら→刀剣男士の人狼講座 役職:共有編
 

役職:人狼

yasusada.gif 大和守安定「長曽祢、お疲れ様。じゃあ、そろそろ“人狼”の説明をしようか。人狼の説明は僕がするね。いいかな?」

mikazuki.gif 三日月宗近「おお、頼んだぞ。」

yasusada.gif 大和守安定「人狼は当然、人狼陣営だね。人狼ってのはね、まあ、単純。村人の敵。人狼同士はお互いが人狼であることがわかる。人狼ゲームには昼パート、って呼ばれる時間と夜パート、って呼ばれる時間があることは聞いたよね?人狼は夜の間に、仲間との会話、そして誰か一人、村人を噛むことができるんだ。」

mikazuki.gif 三日月宗近「噛む、ということはつまり・・・」

yasusada.gif 大和守安定「まあ、首落とすってことだよね。簡単に言えば。村人陣営には能力持ちもいろいろいるけど、相手が村人陣営なら、基本的に誰でも噛めるよ。狩人に護衛されてなければね。ああ、あと、さすがに仲間の人狼は噛めないよ。」

mikazuki.gif 三日月宗近「なるほど、わかった。そうそう、妖狐という者はどうなんだ?」

yasusada.gif 大和守安定「ああ、人狼が妖狐のことを噛むことはできない。妖狐を噛もうとすると、護衛対象を噛もうとした時と同じ。平和な朝が訪れる、って訳。まあ、村人を騙して、どんどん村人の首落としてけばいいんだ。簡単だね。あとは、そうだね、狂人の説明がまだだね。」

 

役職:狂人

kashu.gif 加州清光「じゃー、次は俺が“狂人”の説明、引き継ぐねー。準備はいいー?」

mikazuki.gif 三日月宗近「頼んだぞ。」

kashu.gif 加州清光「おっけー。狂人っていうのは、人狼陣営。だけど、能力は普通の村人、いわゆる素村と一緒なんだよね。だから、人数とか、勝利条件の判定には村人陣営として数えられるんだけど。違うのは、人狼陣営が勝利条件を満たした時に勝利になる、ってことと、役職騙りができる、ってことかなー。」

mikazuki.gif 三日月宗近「特殊な能力を持たないのに騙り、という奴をするのか。」

kashu.gif 加州清光「そーそー。狂人は、とにかく人狼が勝てばいいからね。役職を騙って処刑されるのもよし、潜伏してうまーく人狼を処刑からそらすのもよし、かな。」

mikazuki.gif 三日月宗近「人狼のために動けばよいのだな。しかし、狂人には人狼がわかるのか?」

kashu.gif 加州清光「わかんないんだよねー、それが。だから、人狼を見抜く目が必要かも。ただ、狂人は占い師に占われても判定は村人なんだよね。だから、とにかく攪乱して、人狼有利に持っていこうねー!」

 

役職:妖狐

nakigitsune.gif 鳴狐「さあさあ、それではお待ちかね、“妖狐”の解説、鳴狐とわたくし、お付のキツネが務めさせていただきます!」「・・・よろしく。」

mikazuki.gif 三日月宗近「頼んだぞ。妖狐、という言葉は、今までも何度か出てきたな。」

nakigitsune.gif 鳴狐「ええ、ええ、そうでしょう!妖狐は村人陣営、人狼陣営どちらからも敵視される陣営でございますれば、警戒されるのも致し方ありませぬ。そして、特に特殊能力も持ち合わせてはおりませぬ。」「・・・難しい。」

mikazuki.gif 三日月宗近「生き残れば勝利、であったか?」

nakigitsune.gif 鳴狐「その通りでございます、三日月殿!妖狐は昼間に処刑される、もしくは占い師に占われることで死んでしまいます故、か弱いわたくしどもにそっくりでございますなあ。しかし、勝利条件が厳しいが故に、勝利時の喜びはひとしおでございます!」「・・・そうだね。」

mikazuki.gif 三日月宗近「しかし、人狼には噛まれないのだろう?」

nakigitsune.gif 鳴狐「それはそれは。人狼を欺くことなど、この鳴狐にかかればたやすいことなのでございます!」「・・・朝飯前」

mikazuki.gif 三日月宗近「はっはっは。妖狐の説明というのは、こんなものか?」

nakigitsune.gif 鳴狐「そうでございますねえ・・・ああ、占い師に占われた場合は、妖狐も村人、と判別されますよぅ。状況によっては、噛まれての死亡か、占いでの死亡かの判断がつかない状況もあります故、御気を付けください!これで主な役職の説明は終了となりますねえ。後は、時々現れる、特殊役職の説明が必要かもしれませぬなあ。」「・・・あっちで。」

 

特殊役職:猫又

souza.gif 宗三左文字「・・・それでは、特殊役職、と呼ばれるものも、順に解説していきましょうか。まずは僕が“猫又”について説明しましょうか。」

mikazuki.gif 三日月宗近「猫又・・・とは、なんだ?名前だけでは、どの陣営かもわからんな。」

souza.gif 宗三左文字「猫又は村人陣営ですね。占いでも村人と判断されます。かなり特殊な能力を持っていましてね。猫又は処刑される、もしくは人狼に噛まれると死亡します。しかし、処刑された場合は生存者から陣営関係なくランダムに、人狼に噛まれた場合には噛みに来た人狼を一人、道連れに死亡します。」

mikazuki.gif 三日月宗近「ほう、死人が二人出るのか。」

souza.gif 宗三左文字「ええ。村人、人狼、妖狐。どの陣営からしても、猫又を殺してしまうのはリスクが高いですからね。猫又の可能性が高い者は、殺されず飼われることが多いですね・・・籠の鳥・・・そう・・・僕と似ていますね・・・」

mikazuki.gif 三日月宗近「ふむ。ランダムに道連れ、というのは嫌なものだからな。仕方ないな。」

souza.gif 宗三左文字「しかし、猫又は村人陣営からすれば、噛まれる可能性も低い、頼れる役職・・・共有者に次いで、まとめ役となることも多くあります。それ故、人狼などによる猫又騙りも多いのですが・・・それは戦術の分野ですから、またの機会に・・・。ほかの特殊役職については、まず、小夜、あなたが説明してくれるのですね。」

 

特殊役職:狂信者

sayo.gif 小夜左文字「うん。僕は“狂信者”について説明する。」

mikazuki.gif 三日月宗近「よろしく頼む。」

sayo.gif 小夜左文字「とは言っても、そんなに難しくないよ。狂信者は、狂人が少し強化されたような役職。人狼陣営で、狼が誰かわかる。占われても、村人、と判断されるよ。」

mikazuki.gif 三日月宗近「ほう、勝利条件は狂人と同じ、ということだな。」

sayo.gif 小夜左文字「・・・そう。人狼が誰かわかるから、何か騙るにせよ、潜伏するにせよ、狂人よりやりやすい。狂信者の説明は、このくらいで大丈夫。あとは、江雪兄さん。」

 

特殊役職:背徳者

kousetsu.gif 江雪左文字「小夜、お疲れ様でした・・・最後は私が、“背徳者”について、説明致します・・・」

mikazuki.gif 三日月宗近「背徳者、か。先ほどの狂信者に似ているのか?」

kousetsu.gif 江雪左文字「その通りです・・・背徳者は、妖狐陣営・・・妖狐の勝利で、自分も勝利となります・・・占われても村人と判定され、呪殺されることもありません・・・。また、妖狐が誰か、知ることができます・・・」

mikazuki.gif 三日月宗近「それはなかなか強力だな。」

kousetsu.gif 江雪左文字「ええ・・・ですから、背徳者になった場合には、妖狐が占われないよう、動くことになりますね・・・。そうそう、背徳者には特殊な死亡条件があります・・・。」

mikazuki.gif 三日月宗近「特殊な死亡条件とはなんだ?」

kousetsu.gif 江雪左文字「はい・・・背徳者は、妖狐がその村から全滅すると・・・後追い自殺を選びます・・・これは、他の者にもわかりますので・・・これが起こった場合には・・・妖狐が全滅したことが村に伝わってしまいますね・・・」

 

 

mikazuki.gif 三日月宗近「なるほど。ふむ、これであらかたの説明は終わりか。あらかたの役職の説明は聞いたな。あとは、実際の遊戯の流れとなるか・・・まあ、まずは観戦させてもらうかな。はっはっは。」