非公式Q&A
※過去の状況から判断されている回答なので、確実とは限りません。
あくまで非公式なので、詳しいことは公式Q&Aでの説明を熟読してください。
どうしても心配な場合は、Twitterでマンガワン投稿トーナメント公式アカウントに質問を投げかけてみましょう。
前編集長石橋氏やノンブルちゃんは現在投稿トーナメントの質問に応じるか分からなくなっています。
マンガワン投稿ステーションにあるお問い合わせフォームを利用するのが確実かも。
ルールに関して
いまひとつルールがよく分からないんだけど?
あくまで非公式なので、詳しいことは公式Q&Aでの説明を熟読してください。
公式での説明では分かりづらいことを補足していますが、公式見解ではないことに注意してください。
連載投稿トーナメントとは
応募された「連載形式の1話」を読者投票のみでランキングして上位が2話を公開し
2話でも同様にランキングして上位が3話を公開し、3話でのランキングが1位になると連載権を獲得する
裏サンデー/マンガワン主催の漫画賞。
※第9回からは期間圧縮の為に3度の審査が2度に変更され、1話を予選、
読者投票ランキング上位が2話目を公開し、2話でのランキング1位が連載権を獲得する形式に変更された。
※第4回までの内容で作られたので第5回以降では変更がある可能性があります。
他の賞との決定的な違いは「完全な読者投票のみで順位に編集部の介入は無いこと」と
「絶対評価ではなく相対評価」(大賞・佳作無しということがなく、他の参加作品より面白ければいい)ということ
そして「優勝者は(辞退か受賞無効の場合以外)必ず連載でき、単行本化も約束される」こと。
また下記のことから連載権を得る機会が多いことも特長。
基本的には連載権を獲得できるのは優勝作品のみだが、場合によってその他の作品も連載権を得ることがある。
さらにトーナメントに参加して一定条件を満たした作品の作者は、第2回までは「U-2リーグ」、
第3回以降は「月刊裏サンデー」に任意参加できる。
また第3回以降は1回戦突破者に担当編集者が付くことが明言されている。
U-2リーグはあくまで「アマチュア作品を場所貸しして掲載しているだけ」だが
一定の成績を挙げた場合に正式作品として連載権を得ることがあった。
U-2参加から連載権を獲得した作品一覧 |
第1回/0129 『異能力バトルロイヤル』※連載は別作品 |
第2回/1137 『間宮さんといっしょ』※U-2掲載時は別作品と併載 |
賞金は出るの?
第4回までは「優勝賞金は無し、但し優勝決定の時点で3話までのページ数に応じた原稿料を払う」というものだった。
第5回以降は
優勝者には「優勝賞金50万円+3話までのページ数に応じた原稿料」
決勝進出し、編集部選考で連載決定した場合は「賞金30万円」。
第8回は
優勝者には「優勝賞金300万円+3話までのページ数に応じた原稿料」。
第9回は
優勝者には「優勝賞金150万円+3話までのページ数に応じた原稿料」。
これを逆に考えると
決勝進出しても、連載決定しなければ「賞金は無し」。
(編集部選考されなかった場合はもちろん、優勝者が連載を断った場合もおそらく賞金無しと思われる)
決勝進出し、編集部選考で連載決定した場合は「3話までの原稿料は出ない」。
(実際U-2リーグから連載、単行本化まで行った第2回/1137 『間宮さんといっしょ』は、3話までの原稿料は出てなかった模様)
まだ詳細は分からないが、これが「トナメ作品そのままで連載決定」(第2回/1089 『Helck』など)の場合のみなのか
「トナメ作品とは違う作品での連載決定」(第3回/1077 『最低のリングスター』など)の場合も含むのかは不明。
また、当然だが決勝進出作品以外で編集部選考で連載決定した場合は「賞金は出ない」。
受賞ではなく編集部の拾い上げなので、他の漫画賞で同様のことがあった場合も同じ措置。
この場合は、トナメ作品そのままの連載はまず無いと思われる。
U-2リーグって何?
第3回トナメまでに存在した「一定条件を満たした人のみが参加できる読者投稿型の漫画賞」。
第3回トナメ終了時にU-2リーグから月刊裏サンデーに移行することが発表された。
発端はおそらく、第1回トナメで惜しくも敗退した作品に対して
編集部が「優勝作品以外全てを手放してしまうのは惜しい」と考えたことから
急遽設置された制度だと思われる。
そのため第3回トナメ開始時点でもU-2リーグのルールは
U-2リーグの週間ランキングで連載上位陣と
互角だと思える票数を一定期間獲得した場合は
連載作品への繰り上げをします。
という一文以外には明文化されていない。
(この一文自体も第2回トナメからのU-2参加があった以降に追加された)
U-2リーグの詳細(参加者の情報からの推測)は以下の通り。
- 第1回は1回戦を勝ち抜いた作品、第2回は2回戦勝ち抜き作品が参加条件。
- 参加条件を満たしている作品に対して、トナメ終了後にトナメ応募時のメールアドレスに編集部から参加を問う連絡がある
- 参加を希望する場合、以後は編集部とのメールのやり取りで作品を投稿していく
- 編集部は内容に不介入だが、公開前に差別表現などの内部規定に触れていないかのチェックを受ける
- 基本的に投稿作品はトナメ作品と同じものが推奨されているが、特に理由が無くとも別作品の投稿が可能
- 更新頻度は不定期で構わないが、1ヶ月前に翌月更新分の投稿を推奨(後に緩和)、週1以上の更新は不可
- 作品の権利について小学館と契約を結ぶことは無い、作品の権利は作者のみに帰属する
- なぜか作品ページの©(著作権表示)に、作者名だけでなく「Shogakukan」の文字がある。この意図は不明。
(善意的に考えると著作権侵害の牽制のため。しかし事実と異なる表示をすると裏サンが違法に問われる可能性がある)
- なぜか作品ページの©(著作権表示)に、作者名だけでなく「Shogakukan」の文字がある。この意図は不明。
- 投稿作品に原稿料は出ない
- 連載作品に昇格した場合は出るが、おそらくトナメの場合と違い「昇格してからの原稿にのみ」に支払われる
- 作品が掲載され続ける期限、作品を投稿し続けられる継続期限は特に定まっていない
- 編集部と相談の上、例え作品の内容が完結していなくても「完結作品」扱いにしてもらうことは出来る
- 例えるなら本連載陣に対する2軍的なものではあるが
サイト上でトップページの更新告知や左メニューの一覧表示など、かなり連載作品と同列に近い扱いをされることになる - U-2リーグ独自の投票・ランキングが行われ(システムは連載作品と同じで、コメント機能なども同様)
裏サンデー連載陣に匹敵する票数を一定期間獲得した場合に、編集部の協議の上、連載作品に昇格する場合がある- 連載権の獲得は(おそらく編集部からの要請により)U-2リーグ参加作品以外での場合もある
参加しても昇格条件が曖昧であるため「飼い殺し」「墓場」と揶揄されることも多かった。
実際トナメと比較すると、作品を創作し続ける労力に対して本連載獲得の可能性は低い。
(区切りが設定されていないため、昇格せずに延々と作品を出し続ける状況になりえる)
逆に、裏サンデーという一定以上の集客数を見込める場所を借りて
ほぼ自由に作品を公開できることに魅力を感じ、優勝ではなくここを目指す参加者も居た。
→裏サントナメスレ用語「U-2狙い」参照
なお、第1回はU-2参加条件が1回戦勝ち抜きであったため
第2回の1回戦を勝ち抜いた作者たちの中で、U-2参戦を表明する旨の発言も多かった。
しかし第2回ではU-2参加条件が2回戦勝ち抜きまでと変更され
結果的に第1回のU-2参加人数が9人に対し、第2回は2人と格段に参加者の少ない状況になった。
月刊裏サンデーって何?
昇格条件が不明瞭だったU-2リーグを改めた制度。
……という説明があったが、実際の状況は「裏サンデー/マンガワンの連載形式の一つ」。
編集部内では週刊連載作品となにかしらの違いがあるのかも知れないが
少なくとも外部から見る範囲では、他の連載作品との違いは無い。
おそらく単行本化を確約できない作品に対しての連載の形だと思われる。
現在判明している月刊裏サンデーの詳細は以下の通り。
- 担当編集者のネームチェックを貰いOKが出たら掲載、ネームOKが出なければ掲載できない
- 掲載ペースは月1
- 掲載された場合、1Pにつき原稿料が(最低でも)7000円
- 半年に一度インセンティブ報酬が出る
- 打ち切られずコミックス1巻分約180Pの連載を続けることが出来ればコミックス化を確約
- 恐らく1ヶ月ネームOKが出ず、掲載がストップした時点で打ち切り(詳細不明)
- コミックス1巻が発売された場合、1Pにつき原稿料が(最低でも)10000円にアップ
インセンティブって何?
成功報酬賃金、いわゆる報奨金のこと。
どのような基準で定められているのか詳細は不明だが
おそらくマンガワンでの有料投票数や、単行本の売り上げから計算されると思われる。
応募時の注意
ガチじゃなくてお祭り気分なんだけど参加していい?
むしろ編集部がそれを推奨してます。
しかし応募要項では
●受賞した作品が「MangaONE」「裏サンデー」で
連載できる方に限ります。
と謳っているので、若干矛盾はあります。ただこれを逆に考えれば
「受賞するつもりが無い」もしくは
「投稿した作品で連載するつもりがない(もし仮に編集部の拾い上げがあっても他の作品を提出するつもり)
なら、構わないとも取れます。
ただし優勝した場合は必ず「その作品での連載」を求められます。
進出したのに途中辞退をすれば、応援して投票した読者からの風当たりが強くなるので
「もし勝ち上がっても辞退すればいい」と考えているなら、そのへんの覚悟は必要です。
応募するときに電話番号が必要だけど、電話くるの?(第3回以前)
トーナメント掲載時に関しては、電話ではなくメールで完了メールが来ます。
受賞者の発言を見る限り、受賞時はメールではなく電話が来るようです。
応募するときに電話番号・住所・年齢・職業が必要だけど漏洩怖い(第4回以降)
「暇つぶしにやってみるのもヨシ」と謳っているにも関わらず
キッチリ情報を送らせるのは不評なのでそのうち無くなるかも。
ただ入力された情報は「小学館」全体のプライバシーポリシーに基づいて取り扱われるので
そう杜撰な管理はしないはずです。
もし仮に情報の取り扱いに不備・不満があると感じた場合は
このプライバシーポリシーページに記載のアドレスで小学館宛にメールをしましょう。
(そういう事態になっては困るので、編集部としても杜撰な管理は出来ないはずです)
第4回以降は優秀作品で担当が付く可能性があるので、電話番号はすぐに必要になる可能性があります。
少しでも連載したいという気持ちがあるなら、嘘情報を入力することは推奨できません。
偽名とか嘘情報で応募しても大丈夫?
メールアドレス以外は特に確認してないと思われるので多分嘘情報でも掲載まで行くと思われますが、推奨はできません。
次回戦進出や受賞した場合、それが取り消される可能性は高いと思われます。
少しでも連載したいという気持ちがあるなら、嘘情報を入力することは推奨できません。
1人1作品だけど嘘情報で送れば複数応募も出来るんじゃ…
出来ることは過去の状況から確実ですが、受賞後に発覚した場合はまず間違いなく受賞を取り消されます。
次回戦進出も取り消される可能性は高いと思われるので、推奨はできません。
公式Q&Aの▼1人で何作品も投稿していいの?でも無効にすると明示されています。
締め切り時間を過ぎてから投稿完了したんだけど載る?
第3回までは締め切り後に投稿完了した作品も載ったという報告があります。
第4回以降は投稿フォームによる応募となったため、締め切り時間を過ぎると
ページの追加などは出来なくなりますが、投稿完了作業が締め切り時間を過ぎるのはOKなようです。
ただし第4回では最終的に発表されたエントリー作品が丁度200作品で
しかも途中でAブロックの1作品が欠番となったあとにBブロックに1作品が追加されていたことから
200作品以上の応募があった場合、先着200作品で切っている可能性があります。
締め切りはキチンと守り、出来れば余裕を持って応募しましょう。
締め切り後にミスに気が付いた! 直してもらえる?
マンガワン投稿システムのお問い合わせフォームで、ある程度は対処してくれるようです。
基本的に作品名・作者名などのテキスト部分と
ページの順番間違い、余計なページの削除などは対処が可能だと思われます。
誤字などによるページ自体の差し替えはおそらく不可能と思われます。
(これを許すと、下書きで投稿完了し締め切り後に原稿を完成させてから「間違えた」と偽っての差し替えが可能になってしまうため)
過去の報告からある程度の対処はしてもらえることが確認されていますが
必ず対処してもらえるとは限りません。
締め切りギリギリなどは投稿フォームが重くなるなどの報告もあるので
余裕を持って、ミスが無いかしっかりと確認してから応募しましょう。
なお投票開始前だけでなく投票開始後でも対処可能なようですが
得票は初動にかなり左右されるため、投票開始時には必ず自分の作品が想定通りの形で掲載されているか確認しましょう。
原稿自体に関して
サイズは推奨のものでないとダメ?
過去の掲載作品を見る限り、推奨サイズから大きく外れていても全く問題ないと思われます。
・1ページ毎に微妙にサイズが違うもの
・全て横長ページのもの(原稿を横倒ししたサイズ比でも見開きサイズ比でも無い)
・4コマ作品で4コマ部分のみトリミングしたもの(しかもサイズバラバラ)
などでも掲載されていたので
一辺が100px以下などよほど極端でない限り、サイズで選考外になることはまず無いと思われます。
ただしファイルサイズが大きいと投稿フォームで弾かれるようです(1ファイル1MB以上はダメ?)。
ちなみに推奨サイズ通りの場合、ヨコ715px、タテ1013pxにリサイズしての掲載になります。
縦長の原稿は、アスペクト比を維持してヨコ715pxに合わせてリサイズされるようです。
見開きや横長原稿は、アスペクト比を維持してヨコ1060pxに合わせてリサイズされるようです。
元原稿がヨコ715px以下、もしくはタテ1013px以下の場合は、多分送られてきたサイズのままで掲載されていると思います。
なお受賞を狙うのであれば、受賞作品は単行本化される可能性があるため
投稿したデータとは別の、単行本化に耐えうるデータが必要になります。
●連載・コミックス化の際には高解像度の原稿を改めて提出していただきます
その際の推奨サイズは以下のようになります
サイズ→B4サイズ(タテ364mm×ヨコ257mm)
解像度→600dpi以上
※カラー原稿は350dpi以上
内枠とか断ち切りとかはどうなってるの?
掲載時にはリサイズしたデータ原稿がそのまま掲載されます。
よって断ち切りを加味した原稿は、掲載時に余白が多く中央に寄った形になるため
場合によっては見づらく不利になる可能性があります。
投稿時には「データ原稿そのままで一番見栄えのいい形」にトリミングしたほうがいいでしょう。
なお作画の最終段階がデジタルの場合、投稿した原稿のオリジナルデータ
(上記のようなトリミングしていないデータ原稿)は
連載を獲得した場合に備え、きちんと保存しておきましょう。
投稿したデータとは別の、単行本化に耐えうるデータが必要になります。
●連載・コミックス化の際には高解像度の原稿を改めて提出していただきます
その際の推奨サイズは以下のようになります
サイズ→B4サイズ(タテ364mm×ヨコ257mm)
解像度→600dpi以上
※カラー原稿は350dpi以上
ちなみにU-2リーグから連載を勝ち取り、単行本化された第2回/1137 『間宮さんといっしょ』は
トナメ投稿時には「読めればいい」程度で済ませていたために
単行本化の際に全て描き直しすることになった、と作者が語っています。
漫画内容に関して
表現の規制ってどこまで大丈夫なの?
内部規定ですし、ケースやそのときの情勢などでも変化するので、外部的には分かりません。
小学館の連載作品や、過去のトーナメント掲載作品から推し量るのが無難と思われます。
過去のトーナメント作品で
エロに関しては、性器描写で掲載を弾かれた作品があります。
(女性器に関しては厳しいようです。男性器に関してはかなり緩いようです)
差別・パロディに関しては厳し目のようで、これに抵触して選考外になったと思われる報告が多いです。
グロ・暴力に関しては、特に指標が無いので分かりませんが掲載作品から察するに比較的規制は緩いようです。
連載前提じゃなくて読み切りなんだけどいいかな?
掲載はされますが、トナメの読者層は「連載して欲しいもの」「次の話を読みたいもの」に投票するので
読み切りは得票が伸びない傾向にあります。
また1回戦を突破しても
苦しい形の次の話を出して全く得票に繋がらなかったり
次を出せずに辞退となってしまう例もあるので
本気で勝ち上がりを考えているなら出来るだけ連載を意識した作品を出しましょう。
どんなジャンル/内容が読者受けするかな?
公式Q&Aの▼色んなジャンルOKってあるけど…有利不利はあるの?にもあるように
どんなジャンルでも受け付けていますが、ある程度「裏サンデー/マンガワン読者層の好み」はあると思うので
投稿する前に現連載陣の作品を一通り読んでおいたほうがいいと思います。
ただし下手に受けを狙って自分が描きたいものとは違う漫画を描くよりは
読者層の好みと違うと思っても、自分の描きたい漫画を投稿したほうが受賞に近いのは確実です。
ネーム/下書き/ラフの状態で出して勝ち上がれる?
完成原稿に比べてハードルが高くなるのは確かですが
過去に1回戦を勝ち上がった作品にはそれらが含まれていたので、絶対に無理ではありません。
ただし2回戦以降にネーム/下書き/ラフで出して勝ち上がった作品は今のところありません。
(第1回優勝の無言回路、第3回優勝の堕天作戦はラフの部類かも)
公開済みの作品/作品の再利用に関して
作品を投稿したら権利はどうなるの?
「受賞作品」についてのみ権利を小学館に許諾する規約であって、投稿作品については一切言及が無いので
受賞しない限り、全ての権利は作者にあります。
- 《諸権利》
受賞作品にかかる出版権は株式会社小学館に設定され、
上映権、上演権、翻訳権、翻案権、その他受賞作品の二次的利用に
かかる権利は株式会社小学館に独占的に許諾されるものとします。
ただし広報活動に作品を使用される可能性があります。
- 《応募上の注意》(一部抜粋)
・応募作品の原稿画像は、本漫画賞の広報活動についてのみ、使用
させていただく場合がございますので、ご了承のうえご応募くだ
さいますよう、お願い申し上げます。
ただ、これは法的には非常に曖昧で
現時点でトナメの広報活動に非受賞の作品を使用された例も無いので
実際にこれを行使される可能性は低いと思われます。
また仮に行使されたとしても、作者にはそれを差し止める法的権利が保持されています。
投稿した作品はもう他の賞に出せない?
受賞しなかった投稿作品の権利は、小学館で保持していません。
応募したい他の賞で「未発表作品に限る」という場合には無理ですが
そうでないなら、全く問題はないはずです。
連載投稿トーナメント側ではなく他の賞の方が問題になるので、そちらの規約を確認しましょう。
受賞しなかった場合の作品は、持ち込みすることも出来ます。
ただしその場合は、必ず「連載投稿トーナメントに出した」と説明しましょう。
絶対に結果等を聞かれることになるので気まずいでしょうが
持ち込みの受け付けが未発表作品のみの場合もありますし
作品にまつわることを隠すのは後の信頼関係に響きます。
トナメと同時に他の賞にも出したいんだけど…
《応募上の注意》で禁止されています。
- 《応募上の注意》(一部抜粋)
・応募作品は、商業誌未発表かつオリジナルのもの(第三者の作品の
模倣、改変等を行っていないもの)に限らせて頂きます。
応募作品を本漫画賞以外の商業媒体で使用・発表した場合、
本漫画賞以外の賞等に応募した場合には、選考対象外となります。
下手をすると両方で選考対象外になってしまう可能性があるので
どちらかに絞るか、可能なら片方の結果が出てからもう片方に応募にしましょう。
既に他で公開済みの作品を出してもいい?
応募要項で条件付きの規制があります。
- 応募要項(一部抜粋)
●商業誌、商業サイト(comico,Jump+,マンガボックス等)で
発表していないオリジナル作品。
個人のサイトに掲載していた作品は投稿OK。
商業web漫画サイトへの投稿掲載による公開(comicoのチャレンジ作品・マンガボックスのインディーズなど)は
これに当たり、連載投稿トーナメントへの参加は出来ません。
選考終了後の落選作品の公開状態(新世紀少年サンデーコミックグランプリ・漫画 on Webのネーム大賞など)が
これに当たるかどうかは不明ですが、おそらく同様と思われます。
上記を踏まえ、投票や編集部推薦などにより投稿作品が商業連載獲得の可能性を持つ投稿サイトの場合
《応募上の注意》の「本漫画賞以外の賞等に応募した場合」に当たる可能性もあるので
応募時点で他の商業web漫画サイトに公開されている作品に関しては、応募を避けたほうが無難だと思われます。
- 《応募上の注意》(一部抜粋)
・応募作品は、商業誌未発表かつオリジナルのもの(第三者の作品の
模倣、改変等を行っていないもの)に限らせて頂きます。
応募作品を本漫画賞以外の商業媒体で使用・発表した場合、
本漫画賞以外の賞等に応募した場合には、選考対象外となります。
また、過去に上記のような投稿型商業web漫画サイトで公開していたが現在は公開していないという場合でも
《応募上の注意》の「商業誌未発表」に抵触する恐れがあります。
権利的には問題無いはずですが、念のため応募を避けたほうが無難だと思われます。
上記どちらの場合も、掲載拒否になることはまず無いと思いますが
受賞した場合には取り消しになる可能性があると考えたほうがいいでしょう。
商業web漫画サイトに公開していた作品のそのままでは無く
リメイクや、他で公開していたときはネーム状態だった作品を清書しての投稿、などが
規約に抵触するかどうかは、今のところ不明です。
ただこの場合はほぼ問題ないと思われます。
上記以外の賞に関わらない漫画投稿サイトでの公開作品に関しては問題ありません。
ただしその漫画投稿サイトが、他での公開を禁止している場合があります。
そちらの規約をよく確認しましょう。
しかし以下の自サイトでの公開作品と同じ問題が発生する場合があります。
作者自身の個人サイトで無料掲載していた作品に関しては全く問題はありません。
ただ投稿作品自体、もしくは投稿作品のリメイク前の作品で
1話より先を公開済みの場合、得票が伸びない傾向にあります。
投票期間中は公開停止にする措置を取ったほうが良いでしょう。
応募した作品を、トナメ開始前に他の場所に公開して宣伝してもいい?
商業web漫画サイトの場合には問題が発生します。
- 応募要項(一部抜粋)
●商業誌、商業サイト(comico,Jump+,マンガボックス等)で
発表していないオリジナル作品。
個人のサイトに掲載していた作品は投稿OK。
詳しくは既に他で公開済みの作品を出してもいい?を参照。
賞に関わらない漫画投稿サイトでの公開、作者自身の個人サイトでの公開であれば全く問題はありません。
ただし別の場所にアップされていて、トーナメント期間中にもそのまま読める作品は
得票が伸びない傾向にあるようなので、宣伝としてあまりいい戦略ではないかもしれません。
応募した作品を、トナメ終了後に他の場所に公開してもいい?
受賞まで行かない限り、投稿作品の権利は作者にあるので問題ありません。
規約にも特に禁止事項はありません。
(仮にcomico等の投稿型商業web漫画サイトであっても、「発表済み」に関しての規約はあるが後で発表することは特に禁じていない)
漫画投稿サイトでの公開の場合、そちらの規約に触れる場合があるので良く確認しましょう。
1回戦勝ち抜き決定後、2回戦開始までの間(または2回戦~3回戦の間)に
1回戦期間中に連載投稿トーナメント参加中であることの告知が行き届かなかった層に呼びかけるため
1話を別の場所で公開し、2回戦以降の投票の呼びかけをすることは
宣伝として過去にやっている人が多い方法で、これも問題ないと思われます。
掲載時について
ブロック分けってどうやって決まるの?
第1回ではメールの先着順の偶奇で振り分けている(作品番号は振り分けられたあとに付けられている)
と説明がありましたが、第2回以降ではハッキリとした説明はされていません。
おそらく同様の処理をしてると思われますが、ある程度ジャンルの偏りを避けている可能性もあります。
掲載してるの見てミスに気が付いた! 直してもらえる?
マンガワン投稿システムのお問い合わせフォームで、ある程度は対処してくれるようです。
基本的に作品名・作者名などのテキスト部分と
ページの順番間違い、余計なページの削除などは対処が可能だと思われます。
誤字などによるページ自体の差し替えはおそらく不可能と思われます。
(これを許すと、下書きで応募し原稿を完成させてから「間違えた」と偽っての差し替えが可能になってしまうため)
過去の報告からある程度の対処はしてもらえることが確認されていますが
必ず対処してもらえるとは限りません。
締め切りギリギリなどは投稿フォームが重くなるなどの報告もあるので
余裕を持って、ミスが無いかしっかりと確認してから応募しましょう。
なお投稿フォームのバグと思われるようなミスが起きている可能性もあります。
得票は初動にかなり左右されるため、投票開始時には必ず自分の作品が想定通りの形で掲載されているか確認しましょう。
モアレがひどいんだけど…
これはトナメの投稿作品だけでなく、裏サンデー/マンガワンの連載陣からも苦情が出ていますが
根本的な解決策は未だ出ていない問題で、差し替えも不可能ですのでどうしようもありません。
多少裏ワザ的ですが、回避方法として
トーンを別レイヤーにして、グレー処理に置き換えたり
(連載を勝ち取ったときのためにトーン処理のものも残しておきましょう)
作品は内枠・断ち切りに関係なくデータ原稿がそのまま掲載されるので
掲載時のサイズ(推奨サイズ通りの場合、ヨコ715px、タテ1013px)で
あらかじめ見栄え良く調整してそのサイズのまま投稿する、ということが可能です。
2回戦で1話も公開されるの?
公開されます。3回戦でも1~2話が公開されます。
ちなみに別に1話の上げ直しなどはせずとも、勝手にやってくれます。
むしろ1話に誤字などがあっても差し替えはおそらく許可されません。
1回戦で公開された作品がそのまま公開されます。
なんで投票期間を過ぎても作品を公開しておいてくれないの?
サーバーが弱い、という理由もあると思いますが
あくまでも投票を目的とした作品の公開なので、投票期間外で公開するということは
トーナメントの本質から外れるためと思われます。(ただの場所貸しになってしまう)
一定期間しか作品が公開されない、という点が連載投稿トーナメントの「お祭り感」を高めているとも言えるので
良し悪しはありますが納得するしかないでしょう。
投票に関して
ツイッターとかで宣伝しちゃダメ?
第1回のときは◆炎上を狙った作品の持ち上げがあった場合でも作品を通すの?というQ&Aがあり
第2回以降は投票期間中の作品一覧のトップに、ほぼ同内容の文面が掲示されるようになりました。
第2回/1137 『間宮さんといっしょ』は実質的にツイッターでの宣伝が元でU-2リーグから本連載に上がったようなものなことから考えると
「宣伝しちゃダメではないが、度を越えたものはなんらかの措置をするかも。ほどほどにしとけ。察しろ」
といったところではないかと。
通常の、一般的な、常識的範囲内の宣伝ならば問題ないと思われます。
恐らく、荒らし依頼や悪ふざけでの祭り上げのような、悪意があると思われる行為があった場合に
なんらかの措置がなされるのではないかと思われます。
宣伝していいならツイッターのフォロワー多い人が有利じゃん!
有利か不利かと言われれば、特にマイナス面は無くプラス面しかないので有利です。
しかし今までの結果から見て、トナメの順位と作者のフォロワー数は全く比例していません。
過去の優勝者は全て、殆どツイッター上での活動をしていない人ですし
フォロワー数が数千ある人が1回戦落ちもザラにあります。
また1回戦の投票期間中に特定作品がニュースサイトに取り上げられるという
◆炎上を狙った作品の持ち上げがあった場合でも作品を通すの?の規約ギリギリなことがあっても結局2回戦止まりでした。
作品数が多く、読まれること自体が難しい1回戦では
まめな宣伝などが有利に働いたと思われる事例はありますが
作品数が少なくなって、エントリー作品を全部読む人が増える2回戦以降では
そういった例はほぼなく、完全に実力勝負です。
不正投票すれば簡単に勝ちあがれるでしょ
詳細は不明ですが、裏サン側である程度の不正対策はしているようです。(参考:不正投票)
声高に不正だと騒ぐ層が必ず毎回出てきますが、それに惑わされないように。
不正ダメ、絶対。
その他
第一回投稿トーナメント優勝作品「無言∞回路」はどうなったの?
辞退されたため連載化は無くなりました。詳細は以下。
- 作者ブログ「無言∞回路について」
http://bolero.mangadou.net/Entry/449/
「裏サンデー/マンガワン連載投稿トーナメント」って書くの長い。略称は無いの?
公式ルール内や関係者の発言などを見ても
「裏サントーナメント」と書かれてたり
「マンガワントーナメント」と書かれてたり
「投稿トーナメント」と書かれてたり
「連載トーナメント」と書かれてたり
と一定してません。公式な略称は決まってないようです。
非公式な場では「裏サントナメ」と言われることが多いようです。