人形の構造

Last-modified: 2018-12-22 (土) 01:13:43

はじめに

このページでは、人形の構造を図解で説明します。

ソフビドールの構造

ここではソフトビニール製ドールの例としてドルフィードリームの構造を説明します。

‐パーツの構成
ドルフィードリームは、大きく分けて4種類のパーツがあります。
ヘッド(顔)、アイ(目玉)、素体(身体)、ウィッグ(かつら)です。
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‐ヘッド
ヘッドは中空になっています。
目の穴(アイホール)にアイ(目玉)を取り付けます。
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‐アイ(目玉)
アイは様々な種類があり、好みに合わせて選択することができます。
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‐ウィッグ
ウィッグはヘッドに被せるだけの簡単な作りになっています。
少しウィッグが大きい場合には、色移り防止のカバーを挟むと隙間を埋めることができます。
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‐素体
中にABS樹脂とナイロン樹脂の組み合わせによる骨格(フレーム)が入っています。
外皮を外すことができ、胸の大きさを変更したり、新しい外皮に取り替えられるようになっています。
また、ハンドパーツを変えることもできます。
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キャストドールの構造

ここではレジンキャスト製ドールの例としてスーパードルフィーの構造を説明します。
(画像募集中)
‐パーツの構成
スーパードルフィーは、大きく分けて4種類のパーツがあります。
ヘッド(顔)、アイ(目玉)、素体(身体)、ウィッグ(かつら)です。


‐ヘッド
キャストドールのヘッドは人間のようなリアル系の顔立ちをしたものが多くみられます。
ヘッドは中空になっています。蓋は磁石で固定されるものが多いです。
ほとんどのキャストドールでは、あらかじめアイ(目玉)が取り付けられた状態となっています。


‐アイ(目玉)
アイは様々な種類があり、好みに合わせて選択することができます。
主にグラスアイという、人間の目に似たガラス製のアイが使われます。


‐ウィッグ
ウィッグは頭に乗せるだけの簡単な作りになっています。
少しだけウィッグが大きい場合には、色移り防止のカバーを挟むと若干隙間を埋めることができます。
キャストドールのヘッドは滑りやすいので、ゴム製のキャップを滑り止めにしたり、マジックテープの付いた両面テープを使ってウィッグを固定することもあります。


‐素体
素体はレジンキャスト製で、硬く重さがあります。胴体と手足のパーツはゴム紐によって繋がっています。
スーパードルフィーの場合、各パーツが肉厚になっておりとても重みがあります。(ここの情報では高さ60cmのSDGrで1.5kg程度。)
海外製キャストドールでは、素体単体で購入ができるメーカーもありますが、スーパードルフィーの場合、ハンドパーツ以外の単品販売は行われていないため、素体だけを変えることはできません。