ドイツ RankIV 駆逐戦車 Panzerjäger Tiger(P) Ferdinand / フェルディナント Sd.kfz.184
車両情報(v.1.63)
必要経費
必要開発費(RP) | 82,000 |
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車輌購入費(SL) | 240,000 |
乗員訓練費(SL) | 68,000 |
エキスパート化(SL) | 240,000 |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | 90 |
護符(GE) | 1900 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
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バトルレーティング | 7.0 / 6.7 / 6.7 |
RP倍率 | 1.84 |
SL倍率 | 1.1 / 1.6 / 1.9 |
最大修理費(SL) | 6,120⇒*** / 6,820⇒*** / 9,690⇒*** |
車両性能
項目 | 数値 |
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【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | 7.0⇒**.* / 4.8⇒**.* |
俯角/仰角(°) | -8/14 |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 8.7⇒6.7 |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 200 / 80 / 80 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 200 / 80 / 80 |
重量(t) | 65.0 |
エンジン出力(hp) | 753⇒*** / 469⇒*** |
2,600rpm | |
最高速度(km/h) | 34 / 31 |
実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** / *** ~ -*** |
視界(%) | 119 |
乗員数(人) | 6 |
基本武装
種類 | 名称 | 口径 (mm) | 門数 | 搭載弾薬数 | 搭載箇所 |
主砲 | 8.8cm PaK43 L/71 | 88 | 1 | 50 | 戦闘室中央 |
---|
弾薬
名称 | 弾種 | 弾頭重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | 購入費用 (SL) | |||||
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
PzGr 39/43 | APCBC | 10 | 108.8 | 1000 | 235 | 232 | 219 | 204 | 190 | 176 | - |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
PzGr 40/43 | APCR | 7.3 | - | 1200 | 272 | 270 | 250 | 228 | 208 | 189 | 400 |
HI.Gr 39 | HEAT | 7.6 | 1100 | 600 | 110 | 130 | |||||
Sprgr | HE | 11 | - | 820 | 13 | - |
車両改良
Tier | 名称 | 必要RP(RP) | 購入費用(SL) |
I | Tracks | 17,000 | *** |
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Parts | 17,000 | *** | |
Turret drive | 17,000 | *** | |
II | Suspension | 7,500 | *** |
Brake system | 7,500 | *** | |
FPE | 7,500 | *** | |
HI.Gr 39 | 7,500 | *** | |
Adjustment of Fire | 7,500 | *** | |
III | Filters | 21,000 | *** |
Elevation Mechanism | 21,000 | *** | |
IV | Transmission | 18,000 | *** |
Engine | 18,000 | *** | |
PzGr 40/43 | 18,000 | *** |
カモフラージュ
名称 | 条件(もしくはGE) | 説明 | |
既定 | - | - | 標準スキン |
---|---|---|---|
単色迷彩 | プレイヤー撃破 300 | 200 | 標準的な単色夏季迷彩 |
二色迷彩 | プレイヤー撃破 350 | 200 | 標準的な二色夏季迷彩 |
スポット | プレイヤー撃破 400 | 200 | 標準的な三色夏季迷彩 |
冬季迷彩 | プレイヤー撃破 450 | 200 | 標準冬カモフラージュ |
研究ツリー
解説
ヘンシェル社との競作に敗れ開発が中止となったVK4501、通称ポルシェティーガーだったが、その余った車体を利用した駆逐戦車が生産された。それがPanzerjäger Tiger(P) Ferdinand (通称.フェルディナント,フェアジナント)である。
【火力】
武装はPak43/2 8.8/L71の防楯やゴム輪を取り外したものであり、名前からわかる通り71口径砲身(約8m)という砲閉鎖器を含めれば車体よりも長いという代物。
リロード速度は前車のヤークトパンターよりも短く最速で6.7秒であり、会敵するどの敵戦車よりも短いものである。
ただ、ABでは格上重戦車(特にソ連のISシリーズやT-54シリーズ)には貫徹力不足が目立つため戦う相手を選別して出会った敵全員と戦うのはやめよう。
威力に関してはドイツのアハトアハトなので保証済み。
【防御】
単純な装甲厚は正面200mm側面80mmとかなりの重装甲を持つが、殆ど垂直な為過信は禁物である。
正面の防御に関しては万全と言いたい所だが車体下部と両端の切り出したような部分は80mmと薄く、さらには傾斜もさしてかかっておらず実質120-150mm分の装甲しかない。ここを撃ち抜かれると操縦手、機銃手、燃料タンクを破壊されて炎上する。
どうせ抜かれるからと側面の切り出し部分を無視し昼飯を取るとする場合砲の稼働範囲外も含めるならば約20°傾けるのがいいだろう。この場合側面280mm正面220~250mmとかなり厚くすることができる。正面のエンジン部分は、機銃を受け続けてしまうと簡単に出火してしまうので注意が必要である。
BR7.0以上のほとんど戦車は、遠距離でもこちらの装甲を貫くことが出来るが、その弾種は高貫徹尚且つ加害範囲が狭いHEATFSやAPDSであることが多く、持ち前の車内レイアウトの良さで弾薬庫誘爆以外では一撃でやられることは少ない。6人の乗員が2人ずつ3組の場所に分かれている配置は珍しく、1撃で全滅させるのはほぼ不可能である。
【機動力】
(前進の)機動性を重視したヤークトパンターとは異なり200mmの装甲を持たせた重装甲低機動のものとなっており、最高速度は40km近く出るもののJagdpantherより170hpも劣るエンジンなのに重量が20tも増えたため、加速は劣悪となっており登坂能力も大幅に落ちている。
もともと駆逐車は待ち伏せが基本となるため理に適ってはいるのだが、出陣の時は軍行に遅れがちである。
因みに、史実にもある通り余ったポルシェティーガーの車体を再利用して造られている為、加速力には少々難があるものの後進速度に優れ20~30km/h程の速度でバックすることが出来るため、ヤークトパンターよりかなり扱いやすい。
【総評】
前のJagdpantherから一転重装甲低機動車になった為最初のうちは側面を取られたり
移動中に撃破されたりなど苦労するだろうが低機動の代わりに得た200mmにもなる重装甲と貫徹力の高い砲を活かせば相手は抜けずこちらは相手を撃ち抜く事が出来るという状況も作り出せるだろう。
戦う相手を選びつつ自分から動いて撃破を狙うというより待ち伏せで撃破を狙う立ち回りが推奨される。
【弾薬搭載箇所】
4箇所に分かれた弾薬搭載位置は全て戦闘室内であり車体には置かれない。
12発降ろすと左後部が空き、25発降ろせば左側面が空になる。37発降ろすとさらに右後部が空く。
満載時も消費順は上記の順になる。
史実
この車両は「エレファント」
フェルディナントは、試作止まりとなって大量に余ったVK4501(P)の車台を再利用し、その時点で乗せられる一番良い大砲と積めるだけの装甲を積むという発想で作られた駆逐戦車。
元となった車体「VK4501(P)」、俗に言うポルシェティーガーは「VK4501(H)」(後のティーガー重戦車)と競合したが、信頼性に欠けるエンジンが元凶のパワー不足・走行能力不足をコンペティションでさらけだし、同年10月頃には同車の装備化はほぼ断念される状況となった。ところが、総統アドルフ・ヒトラーの独断でコンペ前から車体生産許可が降りていたため、この不採用によって90両分の車台が浮いてしまう。そこで、90個の砲塔は改修を加えてティーガーに流用し、残る90両の車体は当時クルップ社にて開発が進められていた次期対戦車砲の改修型8.8 cm Pak 43/2 L/71を載せ、最大200mmの装甲を備える重駆逐戦車として転身させることになった。
これがフェルディナントである。
(実はVK4501(H)、Ⅵ号戦車「ティーガー」となった車両も事情はさほど変わらず、生産型の発注はコンペ完了前に始まっている。)
1943年7月のツィタデレ作戦へ投入されたフェルディナントは、39両を失いながらも最終的に敵戦車582輌、対戦車砲344門、火砲133門、対戦車銃103丁、航空機3機、装甲偵察車3輌、突撃砲3輌を破壊し、ソ連赤軍を恐怖に陥れた。これ以後ドイツの 対戦車車両はなんでもかんでも「フェアジナント」(フェルディナントのロシア語読み)と呼ばれてしまうほどに恐れられた存在となった。
ドイツ側でもクルスク戦での評価は決して低くはなく、「最高かつ最強の兵器」「多大の損失を出しつつも、常に目標を達成する」等々の賞賛が寄せられた。
失敗兵器がもとの応急兵器とはなんだったのか
クルスクの戦いを生き残った車両のうち48両は車長用キューポラと肉薄攻撃対策として車体正面機銃の追加などの変更が加えられ名前も「エレファント」と改められた(機銃の追加は歩兵が追従できない中敵中に孤立した場面があったため)。だが肉薄攻撃で「フェルディナント」は一両しか撃破されていない。しかも夜襲を仕掛けられた時のみである。
その後イタリア戦線に投入され、消耗しながらも活躍している。1945年4月にはベルリンで数両の姿が確認されたという。
小ネタ
ドイツ軍戦車科ではⅣ号戦車の車体を流用した「Ⅳ号駆逐戦車」、Ⅴ号戦車の車体を流用した「Ⅴ号駆逐戦車ヤークトパンター」など、駆逐戦車を作る際には既存の車両を使うのが定例となっていた。
そのため、「Ⅵ号駆逐戦車」もⅥ号戦車ティーガーを流用して作るものになる…はずだったのだが、Ⅵ号戦車採用試験の時にポルシェ社が採用されるだろうと思って早とちりして作ったVK4501(P)、いわゆる「ポルシェティーガー」が不採用によって余ってしまった。
砲塔は正式採用されたティーガー1に使えるとして、残った車体はどうするか?
「スクラップにするのは勿体ないので有効活用しよう!」
こうして、なんとかポルシェティーガー車体を有効活用する計画が始まった。
ある車体は増加装甲を付けて指揮戦車として実戦投入されたり、ある車体は伐開機に*1、またある車体は戦車回収車として使われた*2。そしてフェルディナントもこのP虎車体有効活用計画の1つとして開発されたものであり、別名が「Ⅵ号駆逐戦車(P)」などではなく「ティーガー(P)戦車駆逐車」であるのもこれが原因であると思われる。
つまり本車輛はポルシェ社が早とちりして生産していなければ本来存在するはずのなかった重駆逐戦車であり、これまでのⅣ号駆逐戦車やヤークトパンターの系譜とは全く関係が無い。
ちなみに、既存車両を流用して作られる本来の意味での「駆逐戦車」は「Ⅵ号駆逐戦車ヤークトティーガー」である。
非常によく似ている為勘違いされがちだが、フェルディナントとエレファントは別物である。
本車両は「フェルディナント」だが、本車両の車体正面への機銃口の増設や、キューポラを付けるなどの改修を行った車両が「エレファント」と改称された。
上が「フェルディナント」で、下が「エレファント」。
車体正面の機銃口やキューポラの有無が目立つ。
このフェルディナントはあまりに車体が大きい。しかしその巨体を支えるのは流用したポルシェティーガーの足回りである。重装甲にアハトアハトでは重量が嵩むのも必然的であり、そのべらぼうに重い車体のせいで橋は落とすわ泥にめりこむわで大変だった。乗員の普段の仕事が足回りの修理だけだったというのを聞けば察しが付くだろう。道なき道を進むのが戦車のイメージであるがフェルディナントは違っていた。進撃するにあたり、先に誰かが「走れる地面かどうか」見てくる必要があったのである。
独ソ戦においてロシアの大地に数多の屍を晒したフェルディナントだが、現在のところ生存が確認された2両を除き88両の亡骸と引き換えに第656(重)戦車駆逐連隊が屠った労農赤軍は敵戦車636輌、対戦車砲344門、火砲133門、対戦車銃103丁、航空機3機、装甲偵察車3輌、突撃砲3輌という凄まじいキルレシオであった。
戦車砲やパックフロントの直接射撃ではほとんど効果が期待できない超重装甲で耐えながら71口径アハトアハトをブチ込んでくるその姿に赤軍は震え上がり、これ以降ドイツ軍の自走砲や駆逐戦車を「フェアジナント」(ロシア語読み)と呼ぶほどであった(なので記録上フェアジナント撃破となっていても実際は4号駆逐戦車やヤークトパンターなど他のものも含まれている可能性が非常に高い)
派生元車両 | ポルシェティーガー 指揮戦車仕様 |
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派生車両 | エレファント |
外部リンク
コメント
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- 機銃つけてエレファントじゃダメなんですか・・・機銃あるとないとでだいぶ変わるんだよなぁ -- 2017-02-14 (火) 14:14:08
- こいつに限らずいい加減機銃レール付けてるドイツ戦車は機銃付けてほしいと思うの・・・なにもないレールがさびしい・・・ -- 2017-02-14 (火) 16:39:04
- パンター2がいなくなった今、お供となるのは君だ -- 2017-02-16 (木) 08:05:03
- 戦線硬直してるときはこいつがクルト一気に戦局が良くなる -- 2017-02-16 (木) 11:09:00
- 装填時間が虎2と比べて若干早いのな -- 2017-02-22 (水) 08:06:11
- てかこいつに乗ってる機銃手はなんのためにいるんだよ -- 2017-02-27 (月) 07:52:13
- 無線手 -- 2017-02-27 (月) 10:38:34
- ほんとパン2がいなくなってから活躍してる -- 2017-02-27 (月) 15:29:00
- 砲塔に限っては210mmくらいあるよな?T-54の弾跳ね返すこともたまにあってびっくり -- 2017-02-27 (月) 23:55:39
- こういう車両のは砲塔じゃなく戦闘室ね。ソ連100㎜は初期弾の貫通が210㎜なのでそれなら確かにギリギリ防げるね。 -- 2017-02-28 (火) 14:32:37
- 戦闘室っていうんだな。サンガツ。 -- 2017-02-28 (火) 17:32:33
- こういう車両のは砲塔じゃなく戦闘室ね。ソ連100㎜は初期弾の貫通が210㎜なのでそれなら確かにギリギリ防げるね。 -- 2017-02-28 (火) 14:32:37
- うーむ、暫く使って思ったけど、こいつ使うくらいならヤクパンで十分だなぁと思った。ヤクパンよりも弾くけど、機動力ないから攻撃ポイントに着きづらい。 -- 2017-03-02 (木) 00:43:03
- エンジンが前方についてるからなのか、変なところに弾丸が飛び込んで時々M2でワンパン(連射)できることがある。 -- 2017-03-04 (土) 01:54:50
- 傾斜が弱体化される前だけど、フェルディとティーガー2どっちが脅威かでレスバトルになったんだけど、圧倒的に虎2Hの方が脅威だよね? -- 2017-03-04 (土) 02:05:16
- 弱体化前だったら戦闘室だけ出してるコイツならヤクトラと殴り合いできた(乗員少しずつ削られるけど) 万能なのは今も昔も虎2Hだけど、チノ=リを得た状態ならこいつのほうが強かったかな。 -- 2017-03-04 (土) 04:56:45
- ドイツ6.7の救世主 -- 2017-08-23 (水) 17:09:55