《エネミー》/【ハルピュア】

Last-modified: 2023-05-02 (火) 13:30:01

ハルピュア。ハーピー、ハルピュイアとも。ギリシャ神話に登場する女性の上半身を持った鳥の怪物。その名は「掠める者」を意味し、虹の女神イーリスとは姉妹。
二~四姉妹の諸説があり、それぞれの姉妹の名前は疾風のアエロー速く飛ぶ者オキュペテー?黒雲のケライノー?、そして足の速き者ポダルゲーであるとされる。


シリーズに連綿と登場し続ける泥棒系エネミーの先駆け的存在なのだが、意外なことにこの「ハルピュア」名義で出現したのは1stとXFだけで、後の作品では上に挙げたような名前で登場している。


1st

初代WAではわりと元ネタに近い肌色の鳥人間という姿。
初めて遭遇するであろうマウンテンパスのほか、ミラーマ?タウンロゼッタ?周辺アウトフィールドなどに散在している。
臆病なくせに手癖の悪さだけは一級品で、しばしばピックポケットでこちらの消耗品を奪ってはさっさと逃げる。あまり頭は良くないらしく、何も盗まずトンズラする場合もある。更に病気といった状態異常も仕掛けてくる。
RESが70と初期にエンカウントする敵の中ではずば抜けて速く、こちらに盗みを阻止する手段がほとんどないのも困りもの。おまけにPRYが30あるのでこちらの攻撃をひらひら躱してくれやがる。アップル類を盗まれてあまつさえ逃げられた日には口惜しさに震えること間違い無し。どこまでも憎たらしい魔獣である。予めブレイクを作成して、1体は確実に倒せるようにしておきたい。あるいはセシリアをオートバトルにすれば、後攻で盗んだヤツをターゲットにブレイクを使ってくれるかも。

XF

序盤の追い剥ぎたちの深森?をはじめとした各地のフリーバトルに出現する「略奪鳥」クラスと、ストーリー終盤の頂に通ず獣道に出没する「異世界侵食体」クラスの二つのタイプが存在する。姿は3rd以降のポルタゲ系列と同じ、大きな目と口を持った人面鳥のようなものに。


長らく登場機会が奪われたことへのウラミでも積もっていたのか、本作のハルピュアはかなり凶悪なアビリティを引っ提げて帰ってきた。まともにやり合いたくないエネミーで投票でもすればまず間違いなく五指に入るだろう。
歴代のポルタゲ系列同様に「持ち物を奪う」ほか、平常心ややる気を奪って様々なマイナスステータスに陥らせてくる。最大の脅威は昏倒付与効果のあるアスフィクシエイトで、序盤からこれを使ってくるため、運が悪いとあっという間に戦線を半壊させられるケースもある。おまけに「~を奪う」やアスフィクシエイトは移動後使用可能ということで、間合いが離れていても安心できない。
かと言ってHPを削ろうにも飛行特性を持っているため普通の武器攻撃は当たりにくく、属性防御も強めなのでラブライナらの魔力攻撃でも確殺するのは困難。
結果としてグレマルキン共々、「序盤ストーリー進める前にちょっと寄り道して稼ぐか」と言う考えのクラリッサ達を殺戮する存在と化した。

ただし、強敵な分フリーバトルでコイツに勝つとかなりのお金を稼ぐことが可能。

  • 攻撃手段が乏しい序盤で戦う場合、ファンタスティカのフォーメーションアーツが有効。ベルの対空特性とバッジのフォーメーションアーツダメージ増加効果がガッチリハマるので、一撃で7~8割のHPを削れる。
    言うまでもないが、アスフィクシエイト対策に蘇生手段はきちんと確保しておくこと。