《キャラクター》/【ゼペット・ラグナイト】

Last-modified: 2023-05-26 (金) 15:33:16

1stおよびFのNPCの一人。故人。
不世出のARMマイスターにして渡り鳥でもあった漂泊の学者。そしてロディの育ての親。


1st

初登場(?)はコートセイム?でのロディの回想シーン。


生前はARMをはじめとしたロストテクノロジーの他、航空工学にも強い関心を寄せており、六人の弟子と共に飛空機械の発明を実現すべく「風の海の墓標(エピタフ)?」と半ば揶揄を込めて名付けた研究棟で様々な航空工学理論の検証を行っていた。

  • この時編纂された航空工学の理論体系論文集こそ、本編で手に入る『ワルプルギスの夜』?である。
  • 机上の理論のみならず実技面も重視していたため、彼の六人の弟子は皆戦闘技術に関しても実戦向きの指導を受けていたことが、Fのルルド?の口から明かされている。エマが最低限の戦闘能力を備えているのはこれが理由。

度重なる検証の結果、現在の技術水準では飛空機械の完成は不可能であるという結論に達したため、ゼペットと六人の弟子は分かれ分かれになって各々の研究に勤しむこととなり、ゼペットは渡り鳥稼業をしつつ各地を回って研究を続けていた。
そして……厳重に封印された遺跡の奥で、かつてエルゥが遺した禁忌の遺産たる人造生命体「ホムンクルス?」のただ一体残された試験体を発見し、一千年の封印から現世へと解き放つ。
やがてそのホムンクルス試験体について観察と考察を重ねていく過程で、いつしかそのホムンクルス試験体を単なる研究対象という枠を超え、愛情を注ぐべき存在として見ている自身に気付いたゼペットは、その試験体に“ロディ”という名を与え、自らの孫として守り育てていく決心をする。
以降ゼペットは、兵器としてではなく人としてロディが在れるようにと、荒野を生きる知恵を、ARMを扱う術を、そして何より「他者の痛みに共感し、優しい“心”を持つ」ということを手ずから彼に教えたのであった。

しかし、本編の数年前に旅先で負った傷によってゼペットは帰らぬ人となり、以降ロディはゼペットの教えを胸に、ザックセシリアと出会う日まで独り荒野を渡り続けることとなる。

F

1stでは他の老爺タイプの町人や村人と同じ禿頭のグラフィックであったが、Fでは新規にデザインが描き起こされており、そちらはやや背の曲がった白髪と白髭を蓄えた老人という姿で描かれている。


エピソードが追加されており、起動・制御にあたって精神感応を必要とするというARMの特性を、人と人の間に結ばれる“絆”に昇華させたいという思想をかねてから懐いていたことが表現されている。