《守護獣》/【ルシエド】

Last-modified: 2024-05-07 (火) 07:25:45

【関連項目】
《守護獣》


生きる者の心の働きのうち、生者が生きていく為の様々な行動の根源となる「欲望」を司る貴種守護獣(ガーディアンロード)の一柱。始原の守護獣である「泥」の守護獣、グラブ・ル・ガブルより産まれ落ちた最初の守護獣であり、「希望」を司るゼファーの双子の弟で最も強大な力を持つ存在の片割れ。
血肉を失って意思の顕現でしかなくなってしまった他の守護獣と異なり、唯一血肉を現在に至るまでもなお維持し続けている不滅の守護獣(3rd除く)。世界とヒトの心が荒廃しても、ヒトが心に秘める欲望は未だ強いままであるというのがその理由。
力そのものがそれを揮うものによって善にも悪にも移ろうのと同様、欲望もまたそれを抱える者やその内容によって善悪が定まるということもあり、己の渇きを癒すに足る強い欲望(それがたとえファルガイアやそこに住む者に仇為すようなものであっても)を抱く者の傍らに現れ、自ら加護を与えるという面でも他の守護獣とは大いに毛色が異なる。

現身は作品によっても異なるが、燃え立つ炎、或いは影を思わせる黒紫の体毛を持った狼という姿を取る(守護獣であるためサイズは自由に変化させられる)
また剣の形態に変化することも可能(ガーディアンブレードver.β、通称「魔剣ルシエド」)で、1stとFではブーメランフラッシュ戦でその姿と威力を見ることができる。

ミーディアムの名称は“欲望の(あぎと)”。


名前の由来はPCエンジンのRPG『天使の詩』シリーズに登場する同名の魔剣。狼の姿を取ることができる。

  • ちなみに同シリーズはメディア・ビジョンの前身である日本テレネットが開発を手掛けており、製作スタッフにはWAシリーズでおなじみの金子氏なるけ女史らが名を連ねている。

1st

初代1stでは敵役としての登場。
魔族との大戦時に出逢ったブーメランの抱える闘争への渇望に惹かれ、他の守護獣やファルガイアの現生生物を裏切って魔族側についた。

  • 厳密にはあくまでブーメラン個人の欲望に共鳴し、彼にのみ力を貸しているという位置付けであり、マザージークフリードなどの他の魔族の思惑は歯牙にもかけていない。

当然ながらブーメラン共々、敵として計三度対決することになる。ブーメランを先に倒すとその時点で戦闘が終了するので、経験値が欲しければ先に倒してしまおう。
2体相手のボス戦となるため、高威力&高スピード(ザックでも素では先手を取れないことも)&コンビ打ちの三重苦でプレイヤーを苦しめる。ルシエドだけでも倒せればかなり楽になるので、攻撃を集中させてまずは初めに落としたい。

2nd

歴代ルシエドの中で唯一、短期間だがプレイヤーキャラとして参戦する。

パーソナリティ

性別:オス
年齢:不詳
クラス:ガーディアン
体長:ミクロ~∞
使用武器:すべてを引き裂く爪と牙
好きな人間:生きることに執着のある者


焔の災厄における“剣の聖女”アナスタシアの生に対する強い執着を気に入り、以後その傍らに在って彼女と共にロードブレイザー?と戦った。
アナスタシアが自らの全てを犠牲にしてロードブレイザーを事象の地平に封印した後も彼女の魂に寄り添っており、記憶の遺跡ではアナスタシア共々アシュレーに同行。
その後アナスタシアの願いを聞き入れ、ファルガイアへ舞い戻ったアシュレーに力を貸すことになる。

戦闘

  • オリジナル:デストラクション
    名称入手場所
    ウルフファング?最初から使用可能
    ラストウルフファング?最初から使用可能
  • フォース:
    レベル名称修得場所
    1ブラックダッシュ?最初から使用可能
    2ラージムーン?最初から使用可能

参戦期間は短く、オリジナル・フォース共にバリエーションも少ないが性能は掛け値なしで強力。
パラメータにも穴らしい穴が無いため、エフェクト鑑賞も兼ねて存分にその強さを堪能しよう。

  • アクセス中のアシュレー同様装備変更できない、どころか何も装備できない。
    当然カスタムコマンドやコンバインも使用できない。
    とは言えそのデメリットが足を引っ張ることも皆無なので、気にする必要はないのだが。

3rd


前2作では実体を保持している唯一の守護獣であったが、3rdでは欲望があるべき姿から捻じ曲がり肥大してしまった為に、他の貴種守護獣同様に力の減退を免れえなかった。
ちなみに、歴代のルシエドの中で唯一二足歩行している。


ラジカルスニーカー入手後にゴブズアジトで手に入る石の影狼堕ちた聖域で用いると対戦。勝利すればミーディアムを入手できる。
ライフドレインの被ダメージは小さく、魔剣ルシエドに至ってはダメージが無いため、闇属性全体攻撃のダークデストラクション対策に闇の指環をプラグインしておけばほぼ負ける要素はなくなる。

固有スキルはいずれも有用なものばかりなので、他のスキルやミーディアムとの兼ね合いを考えて上手く活用しよう。特にMTCやコンボによる経験値倍率を稼ぐ際には弱点属性補正スキルがかなり重宝する。
アルカナは魔剣ルシエドが属性攻撃に強い敵に有効だが、それ以外はあまり活躍の機会が無いのが残念。
ただし魔界柱・背塔魔界柱では闇属性が弱点の敵が多いため、ダークマターが猛威を揮う。

F

「顎に並ぶは剣の牙、高く吼えて反逆せよ!」
  • マテリアル名称:ブラックレネゲイド
    マテリアル効果は3rdの魔剣ルシエドと同様、相手の耐性に比例して技定数が増加する無属性全体攻撃。
    詳細は下記参照。

姿は3rdのそれとほとんど同じだが、3rdとは違って四足歩行に戻っている。

パーソナリティ

性別:不詳
年齢:不詳
体長:ミクロ~∞
好きな乗り物:電車
嫌いな欲望:ただ主張されるだけで深みの無いもの

  • 1stではゼファーの双子の弟(つまりオス)、2ndでもオスと明言されていた性別がなぜか「不詳」に。
    電車が好きな乗り物という触れ込みだが、1stとFでは他作品にはある電車は存在していない。残念。

3度敵として対決する点は1stと一緒だが、Fでは倒してもブーメランが即座に復活させるため、基本的には無視してブーメランに攻撃を集中させることになる。
2戦目以降は3ターンごとにブラックレネゲイドを使用してくる。属性耐性スキルを付けたままでいると被害が大きくなるので予めそれらのスキルは外しておこう。

  • ちなみに「欲望の炎」で復活した場合は、そのターン未行動だったとしても行動済みの状態で復活する。よってルシエドの行動順が回ってくる前に倒してしまえば、そのターンに攻撃してくることはない。

光属性が弱点なのでスペクトルアウゴエイデスが有効。

ブラックレネゲイド

Fではブーメランフラッシュ戦に勝つとミーディアムを入手し、マテリアルが使用できるようになる。
マテリアルの効果は3rdの魔剣ルシエドの全体拡大版。月に向かって咆哮するルシエドに呼応して、無数の魔剣が天から降り注ぎ、対象が備える属性耐性に比例した無属性ダメージを与える。
対象が属性攻撃に強ければ強いほどダメージが増すので、属性攻撃の効きにくい敵にはすこぶる有効だが、同じ無属性攻撃マテリアルであるファンタズムハートと比較するとやや安定性に欠ける。

  • 両者のダメージ計算式は以下の通り。
    ブラックレネゲイド:{攻撃側魔力×(2+属性耐性ごとの補正値)-防御側抵抗}×通常乱数
    ※属性耐性による補正値は弱点:-0.5、半減:+0.5、無効:+1.0、吸収:+1.5、活性:+2.0
    ファンタズムハート:(攻撃側魔力×4-防御側抵抗)×2×通常乱数

ファンタズムハートの技定数を大雑把に8と看做すと、属性耐性による補正値が合計+6を超えるならブラックレネゲイドの方がファンタズムハートより大きいダメージを出せるが、ボスクラスでもそこまで高い属性耐性を持つエネミーはなかなか居ないのが悩み処。
参考までに属性耐性が高めの代表的なエネミーの補正値を併記すると、

よってオリヴィエルを正攻法で1ターンキルするなら選択肢の一つに挙がらなくもない。
欲望の顎の取得条件を考えると、これを使えるようになった時点でマスターリーグに挑戦する必要はなくなっている可能性もあるが。