ワイルドアームズ ザフォースデトネイター

Last-modified: 2020-02-14 (金) 11:46:08

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PS2で発売されたワイルドアームズシリーズの4作目(Fを含めれば厳密には5作目)。
2005年3月24日発売。初回盤には小冊子がついていた。廉価版は3rdと同じく2006年10月19日発売。
テーマは「大人と子供」、及び「進化」。

最初の発表時はワイルドアームズ アナザーコード:Fというタイトルであった。
(http://www.famitsu.com/game/coming/1141455_1407.htmlより)


HEXバトル、GCグラフエンカウントブレイクなど新要素も多い。
アクセラレイターがシステムに組み込まれ、従来のグッズを使った謎解きにアクセラレイターを使ったアクション要素が加わった。
グッズがキャラ個別でなくなり、先頭キャラが主人公であるジュード固定となったため皆で協力してダンジョンを攻略している感は薄くなった。

  • 先頭がジュード固定なのはユウリィとかが跳ねたりスライディングしてる姿は見たくないでしょ、みたいな理由…らしい。

HEXバトルのお陰で従来作よりもバトルに戦略要素が強くなった反面数値がインフレ気味であり、バトル開始時の配置によっては何もできずに一方的に殴られユウリィ辺りが軽く死にゲームオーバー?余裕、となるのも珍しくない。ただしコンテニューは無限な事も相まって緊張感のある戦いをいつまでも楽しめるという意見もある。

また本作よりストーリー中にボイスが正式採用され物語を盛り上げてくれる。
さらに戦闘勝利ボイスがストーリー進行に応じてころころ変わるなど飽きさせない工夫も。

  • Fのセーブデータをコンバートすることで一周目からいくつかの特典がある。

従来作と違ってファルガイア疲弊の原因が魔族によるものではなく、人間と人間の争いによるもののが大きな特徴となっている。
そのテーマ故かパーティメンバーが13歳/15歳/18歳/19歳と未成年だらけで、大人びた人はいても大人はおらず、また主人公であるジュードが13歳というかなり低年齢かつ外の世界を知らない純粋な少年系であるため苦手な人は確実に苦手なタイプとなる。
さらにイベントシーンが基本的に紙芝居であり、ストーリーも一本道で寄り道など存在せず、多くのダンジョンは先へ先へと進み、ワールドマップも地図のみの表示となり探索の楽しみが少なくなっている。
加えて本編自体のボリュームも少なく、20数時間もあればクリアできてしまう。

  • ストーリーのテンポ自体は悪くないので、テレビアニメの企画があったのを踏まえてゲームは劇場版アニメとみなせばあるいは…。だめか
  • 敵キャラクターの味付けがかなり濃い反面、一回戦っただけであっさり退場してしまうのも評価が芳しくない理由か。敵によっては戦闘後の描写を見る限り、はっきり死んだとは言えないところに歯に衣がつくようなモヤモヤ感がある。

ただしストーリー自体はしっかりまとまっているし、その切ないEDも高評価。
後に攻略本の座談会においてスケジュールが短縮された都合でアニメ企画がエタり、ゲーム本編のボリュームも半分くらいに削られたことが明かされ、ファンからの完全版の発売を望む声は今尚多い。


何故かキャラのだんまりがゲーム中を通じて
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と表示されるので、○ボタンを押す回数が無駄に増えてちょっと鬱陶しく感じる事も。