用語

Last-modified: 2008-04-03 (木) 16:49:31

閲覧上の注意(?)

  • 創世暦時代の出来事やローレライ教団及びオールドラント関連の用語集です。
    基本的にゲーム中の時間軸に限られる情報は省いています。
  • ルビ付きの用語は、ルビの方優先で50音順でならべています。
  • パーフェクトガイド(以下【PG】)とコンプリートガイド(以下【CG】)で記述内容が重なる場合は、【PG】優先で記述し【CG】では他に補足となる部分のみを追記しています。
  • 以上に従い、管理人の主観と偏見で集められています。そして局地的にツッコミが激しくなっております。

用語集リスト

ア行

アブソーブゲート

  • 第2セフィロト。プラネットストームの帰結点。パッセージリングよりもさらに深層部にローレライの剣で描かれた譜陣があり、それがプラネットストームを制御している。【PG】
  • ツフト諸島にある【G】

アルバート流剣術

ユリアの弟子であったフレイル・アルバートが興した剣術。盾を持たないホド独特の剣術で、攻撃力に長けているのが特徴。【PG】

封印術(アンチフォンスロット)

  • 人体のフォンスロットを閉じることで音素を取り込めない状態にし、ひいては譜術を使用不可能にするもの。ひとつ製造するのに国家予算の一割弱が必要という高価なもので、対人兵器としてはあまりに非効率。譜術を封印すると同時に体力を著しく奪うもので、封印術をかけられた者は全身が鉛のように重く感じるという。封印は一定時間ごとに暗号が切り替わる鍵のようなものになっており、自力で解除するにはかなりの時間と労力を要する。【PG】
  • 実戦投入されていない。【CG】

障気触害(インテルナルオーガン)

障気を吸引し続けることで臓器に障気が蓄積し、発症する病。致死率は高く、最初は風邪に似た症状だが、やがて内臓を冒されて衰弱死に至る。体力のない子供や老人ほど発症しやすい。【PG】

※『障気障害(インテルナルオーガン)』となっているが、同じものと見なして記述。
治療するには体中に蓄積した障気をすべて取り除く必要がある。【CG】

神託の盾(オラクル)騎士団

  • ローレライ教団の防衛組織である軍隊。ダアト防衛や、キムラスカ、マルクト間の紛争解決を主な任務としている。教会の地下が本部となっていて、三万人の兵士が日夜訓練に励んでいる。キムラスカ軍やマルクト軍に比べると兵士数は少ないが、音律士のように珍しい兵もおり、少数精鋭を実現。兵士達は一般の響団員同様、ローレライ教団から生活費を支給され、新人は寄宿舎で寝泊りをしている。部外者が信託の盾本部に入るには、責任者が発行する木札が必要【PG】
  • 特殊な軍事訓練を重ねた教団兵の戦闘能力は、決して他国に劣るものではない。また、複数の舞台に別れて同時に作戦を展開するといったことも、役割が細分化された神託の盾騎士団ならではの特徴といえるだろう【CG】

音機関

譜業技術により作られた機械全般のこと。創世暦時代に作られ、主にセフィロトで稼動しているものはパッセージリングという固有名詞が付いている。【CG】

音譜帯

  • オールドラントを包み込む、第一音素~第六音素の振動層。大気圏上空にあり、内側から第一音素、第二音素、第三音素、第四音素、第五音素、第六音素の順に交わることなく連なっている。一番外側には、プラネットストームによって放出された記憶粒子と音譜帯で発生した第七音素、そして、プラネットストームに巻き込まれた微量の第一音素~第六音素が巡回している。【PG】
  • オールドラントを包む音素(フォニム)の振動層。六層からなるこの音譜帯は、それぞれの層に大量のフォニムを含んだ状態で上空を停滞している。【CG】

カ行

カースロット

ダアト式譜術の一つで、人間のフォンスロットに施すことにより相手を操ることができる。操る力は、術者と被術者の距離が近ければ近いほど強まる。また、被術者の理性を麻痺させ、心の奥底に潜む抑えられた欲求を解放する形で操る為、基本的には被術者が望んでいないことは実行させられない。本来はローレライ教団導師にしか伝えられない禁術である。【PG】

外殻大地

  • ユリアの提唱したフロート計画によって、人工的につくられた宙に浮かぶ大地。パッセージリングとセフィロトツリーによって支えられている。【PG】
  • 惑星オールドラントの表面上の大地。惑星預言を受けて、ユリア・ジュエにより考案されたこの大地は、大量の障気によって荒廃した大地から逃れ、人類の新たな生活の場として作られた。【CG】
  • 【CG】の説明からすると、今のままじゃ住めない場所になるから
    1. 『惑星預言』にしたがって計画を提唱した
    2. 対応策としてユリア自身が考え出した
      どっちなのか微妙なところ。(一応ユリアは優秀な研究者だったって記述は有りますが)
      個人的には前者を推したいところ。

キムラスカ・ランバルディア王立学問所

キムラスカで最も権威ある最高学府で、音機関研究が盛ん。さまざまな分野においてスペシャリストを輩出しており、いわゆる一流と呼ばれる研究者や官僚たちは、ほとんどこの学校の卒業生である。【PG】

キムラスカ王国

もとはイスパニア国の属国だったが、ND0447年にイスパニア国を破り、強国に名を連ねるようになった。首都のバチカルは、譜石が落下して出来た巨大な窪みに作られている。オールドラントの南半分を支配(中略)。譜業技術が盛んで、大型戦艦や武器の受注販売を主な国益としている。【PG】

関連>バチカル城図書館資料

響律符(キャパシティコア)

譜石に符を彫り込んだもので、身につけることにより、刻まれた譜の内容に応じて身体能力が向上したり、譜術の威力を高める効果を得られる。性質上、ほとんどが指輪やネックレスといった装飾具の形状をしている。町のショップで売られているものは、響律譜としての効果よりもアクセサリーとして親しまれており、ファッション感覚で身につける若者も増えている。細工が凝っていたり、より高い効果を得られる高価なものは出産祝いや婚約指輪といった特別な贈答品として人気が高い。【PG】

禁書

創世暦時代に書かれた書物全般のこと。過去にローレライ教団が有害指定をし、世界各地から徹底回収した。禁書には、創世暦時代の音機関の設計図や、失われた禁術を復活させる方法など、高度な技術情報が記されている。【PG】

音律士(クルーナー)

神託の盾兵士において、譜歌を操るものの呼称。人数は少ないが、戦場では後方支援部隊として前衛をバックアップする。【PG】

魔界(クリフォト)

地殻部分を外郭大地として浮上させたあとに残された、液状化した大地。外殻大地の内側にあり、この魔界部分に外殻が下りた状態が本来のオールドラントの姿である。外殻大地完成と共にその存在は隠され、現在では大地は液状化し、いたるところから障気が吹き出す地獄のような場所と化している。住人は、ユリアシティに住む約3000人のみ。外殻大地の約3万メートル下にあり、外殻大地に開いたわずかな穴から差す光しか届かない。魔界で長く暮らしていると、酸素濃度の差から外殻に上がった時に高山病にかかるケースが多い。これは、訓練や譜術で防止するしかない。【PG】

秘預言(クローズドスコア)

ユリアが詠んだ惑星預言のこと。後にローレライ教団によって故意に隠されたため、こう呼ばれることもある。必要に応じて閲覧されるが、教団内でも詠師職以上の一部の人間しか閲覧権限を持たない。閲覧権のない者が秘預言を調べれば、死罪となるほどの最高機密である。【PG】

氷の種

第4音素が凝縮され、寒気で凍りついたもの。第4音素に限らず、これらの凝縮塊はごくまれに自然発生することがある。凝縮された音素が爆発することがあり、それを発芽と呼んでいる。【PG】

古代イスパニア語

  • フォニック語と同じ文字を使用した言語で、
    創世暦時代には譜術表記文字としても使用されていた。文法はフォニック文字と酷似しているが、発音が違う。古い書物は古代イスパニア語で書かれているため、士官学校の授業に取り入れられているほか、研究者、上流階級者は当たり前のように読み書きを身につけている。【PG】
  • 預言(スコア)で読まれた内容は、古代イスパニア文字で譜石に記されている。【CG】

古文書

グランコクマの北に露出した地層から発見された、古代イスパニア時代の書物。3つの禁譜の存在が記されている。十四行詩(ソネット)がつづられていて、そこに音素が封じられている。同じ詩の刻まれた禁譜の石をジェイドが読み上げることにより、禁譜の石の音素とジェイドの音素が混じりあい、コンタミネーション現象が発生。これにより、古文書の一文が消え、封印が解除される。詩は全部で10個あり、全て解除すれば、封じられている3つの禁譜を得ることができる。【PG】

コンタミネーション現象

物質同士の音素と元素が融合する現象のこと。【PG】

サ行

サザンクロス効果

第一超振動による反音能力という現象が引き起こす物質の分解のことを指す。物質を構成する音素と元素を強制乖離させたり、音素同士の結合を解放することで、物質そのものを消滅させてしまう。【PG】

  • コンタミネーション現象の逆事象ってことか?

シグムント流剣術

アルバート流剣術から派生した流儀で、正式にはアルバート流シグムント派という。兄のフレイル・アルバートから剣を習ったシグムントが、ユリアとアルバートを守るために改良した剣術。アルバート流の弱点を突くただひとつの剣術であるため、世間に広まらないよう、奥義は奥義会の口伝という形で伝授されてきた。奥義会のメンバーは各地で一般人として生活しているので、探し出し、順に口伝を受けて完成させる必要がある。元々ガルディオス家と、それに連なる者のみが使用でき(中略)る。盾を持たないスタイルはアルバート流と同じで、その使い手以外は、はっきり見分けのつく者はいない。パワー重視のアルバート流に比べ、シグムント流はスピード重視となっている。【PG】

シュレーの丘

国境線を巡って戦争が頻発していた場所。【PG】

巡礼の石碑

ローレライ教団の教えが刻まれている33個の石碑を巡ること。石碑はパダミヤ大陸に点在しており、本格的な石碑巡礼では、ダアト港にある第33石碑から街道に沿って教会まで歩き、ダアトにある第1石碑をまでを順に下って巡る。この石碑巡礼は、公式行事や祈願などでも行われる。初心者用は、5つの重要な石碑のみを巡る五大石碑巡りがおすすめ。これは特に重要な第33石碑、第27石碑、第18石碑、第6石碑、第1石碑を巡るもの。ローレライ教団員のガイドを伴えば、詳しい解説を受けることができる。【PG】

関連:五大石碑・秘預言?

障気

地殻から発生している汚染物質。2000年もの間稼動しつづけてきたプラネットストームが、オールドラントの地殻にひずみを生じさせたために発生したもの。魔界の大気には多量の障気が含有しており、外殻の亀裂から外殻大地にも漏れ出している。【PG】

預言(スコア)

  • 預言は、第七音譜術士が訓練を受ければ誰でも読むことができる。ただし、一般の預言士が読めるのはせいぜい個人の1年後の漠然とした未来まで。ユリアのようにオールドラントの終末までを解き明かす惑星預言(プラネットスコア)は卓越した第七音素の先天的能力を持つものにしか詠むことはできない。外殻大地では、代々この能力を持つものが選抜され、ローレライ教団の導師職についている。【PG】
  • 預言士(スコアラー)が、人々に詠んで聞かせる星の記憶。あらゆる物事の未来の情報がわかるという、非常に便利なものだが、人の死に関するスコアだけは読んではいけないという決まりがある。また、世間一般には公開されない秘預言(クローズドスコア)というものも存在する。
  • 読まれた内容は、古代イスパニア文字で譜石に記されている。【CG】

預言士(スコアラー)

人々に預言(スコア)を授ける職業のこと。第七音譜術士(セブンスフォニマー)の能力を持つ者だけがなれる。【CG】

成人の儀

20歳の成人を迎えると、親族関係者を集めて行われる儀式。ちなみに、オールドラントの平均寿命は70歳前後で、結婚は男女共に16歳から許可されている。【PG】

セフィロト

通称、星のツボ。星の音素が集中し、記憶粒子が吹き上げているポイントのこと。大地のフォンスロットの中でも、特に記憶粒子の放出量が多い10ヶ所のフォンスロットを総称して、セフィロトと呼ぶ。このセフィロトの所有権を巡り、創世暦時代初頭にセフィロト戦争が勃発した。【PG】

セフィロトツリー

外殻大地を支えるセフィロトの柱のこと。パッセージリングによって、大量の記憶粒子を放出するよう制御されたセフィロトが、上昇するにつれて木の枝のように末広がりになることから、こう呼ばれるようになった。【PG】

第七音譜術士(セブンスフォニマー)

  • 第七音素(セブンスフォニム)を操る 譜術士のことを呼ぶ。先天的素養が必要。発動する能力によっては預言士(スコアラー)もしくは治癒術士(ヒーラー)などと呼ばれる。
    また、第七音素(セブンスフォニム)は一流と呼ばれる譜術士や音素学者達にも操るのは難しく、現在でも第七音素(セブンスフォニム)の全ては明らかになっていない【G-グランコクマ図書室】
  • 第七音素を使う譜術士のこと。外傷治療や解毒を行う治癒士(ヒーラー)と、預言を詠む預言士(スコアラー)のことを指す。訓練次第で操れるようになるほかの音素とは違い、第七音素を扱うには天性の素養が必要である。第七音譜術士であれば、だれでも訓練次第で預言を詠めるようになるが、惑星預言だけはローレライ教団の導師と同等の力を持たないと、詠み上げることはできない。【PG】

第七音素(セブンスフォニム)

  • 第一から第六までとは異なる七番目の音素。
    これは第一から第六までの音素のように、特定の属性を持っているわけではない。
    地殻に渦巻いている記憶粒子がラジエイトゲートから音譜帯に向けて噴出。
    オールドラントをめぐって、再び音符帯を突き抜けアブソーブゲートから地殻へ流れる一連のプラネットストームによって、セルパーティクルが第一から第六までの音素と結合し、第七音素へと変化する。【G-グランコクマ図書室】
  • BD2695年に、サザンクロス博士によって発見された7番目の音素。プラネットストームによって記憶粒子と第一音素~第六音素が結合して出来たもので、ほかの音素のように特定の属性を持たない。第七音素はオールドラントの誕生から消滅に至るまでの記憶を有していて、第七音譜術士が扱えば未来の出来事を預言することができる。記憶粒子が元となって発生している第七音素には、微量だが障気が混在している。強い障気を含んだ第七音素を大量に体内に取り込んだ場合、体内に障気が蓄積し、死に至ることもある。ただし、外殻大地において一般の第七音譜術士が普通に使用している分には、ほぼ問題はない。【PG】

記憶素子(セルパーティクル)

  • オールドラントの地核に渦巻く力の源を『記憶粒子(セルパーティクル)』と呼び、星の記憶の欠片であるとも言われている。
    創生暦時代、サザンクロス博士の提唱により『記憶粒子』を人工的に循環させ恒久的な燃料源とするために、プラネットストームが誕生した。
    譜業や譜術も力の源をプラネットストームから得ている。【G-ダアト図書室】
  • 地核にのみ存在する、惑星燃料のこと。本来は地上のフォンスロットからわずかににじみ出ていたものだが、プラネットストーム完成後は一部が第七音素へと姿を変え、オールドラントを絶えず循環する恒久的エネルギーとなった。【PG】

セレニアの花

  • フォンスロットに群生しやすい白い花。夜になると咲き、淡い光を放つ。日の光の差し込まない魔界で繁殖する、ただひとつの花である。【PG】
  • タタル渓谷にも自生している。【CG】

ソイルの木

  • 樹齢2000年と推測されている、セントビナーの象徴となっている大樹。かつて、なんらかの原因で枯れかけた時、周囲の草花までが全滅しかかったことがある。(中略)いまだ真相は明かされていない。【PG】
  • あらゆる薬品の薬品の原料となる物質が採取できる為、セントビナーの町の生命線とも言われている。【CG】
  • 【CG】の説明だと、ソイルの木そのものから薬品の原料となる物質が採取できるってことですが。ソイルの木の周辺に生える植物が、じゃなくて?あれ?(要確認項目)
  • TOSやTOPのユグドラシルみたいなのだったりとか。外殻大地が誕生と同時に植樹されたものだったら面白いなと妄想(ぇ

創世暦時代

約2000年前のオールドラントを指す。現在よりもはるかに高度な文明が栄えていた。【CG】

創世暦時代の遺跡

創世暦時代に作られた建築構造物のこと。パッセージリングの設置されている場所はどこも荘厳な遺跡になっていて、現在では再現不可能な高い技術があちこちに用いられている。また、神殿内部には、創世暦時代に作られた人工的な魔物や譜業人形が生息しているほか、年代物の譜業や音機関が数多く残されている。また、遺跡内には修理用の譜業人形が常駐していて、パッセージリングに小さな故障が生じた際は、自動で修理が行われている。なかには、ロニール雪山の遺跡のように、2000年という長い月日が地形を変化させ、遺跡と外界が繋がってしまっている場所もある。【PG】

ソーサラーリング

  • 譜術を学ぶために使用する音素力を込めた指輪。
    譜石の欠片を使用しており、ここに譜術を刻んだり音素を染みこませたりすることで譜術の力を強めてくれる。譜術士が譜術を学ぶときに利用。
    その昔ユリア・ジュエが聖獣に渡したとされている。【G-ダアト図書室】
  • 響律譜の一種。チーグル族は、ユリアとの契約の証としてこのソーサラーリングを持っており、リングの力で人間と会話をすることができる。また、音素の結晶体をリングに染みこませることでリングに譜が刻まれ、装備者に新たな力が発現。【PG】
  • ゲーム中のPCの言動見ていると、割と珍しい物なのかと思えたのですが、『譜術士が譜術を学ぶ時に利用』ってくらいだから創世暦時代には結構普及していたのだろうか。
  • ゲーム中の説明見る限り、譜術の力が強くなるとチーグルは喋れる様になるらしい。ということは譜術UPの訓練をつめばリング無しでも喋れると!(それはどうなんだ)
  • っていうか、ミュウが身体にはめてる位だから指輪はないだろう指輪は。せめて腕輪。

ソードダンサー

4本の手に様々な武器を持ち、防御と攻撃を同時に行う謎の存在。譜術戦争時代に非業の死を遂げた兵士達の音素がうまく音譜帯に戻らず、アルティメディットの音素にひきつけられ、集合・実体化してしまったものと考えられている。【PG】

タ行

ダアト式譜術

ローレライ教団における最高レベルの譜術、歴代導師にのみ伝承されてきた。正確には、譜術を組み込んだ体術のことで、衝撃波で物質を消滅させるものや人間を自在に操るものなど、利用方法はさまざま。【PG】

第一超振動

同位体における共鳴現象のこと。同位体同士が互いの発する音素振動に干渉しあうことで、音素同士の結合を開放するサザンクロス効果というエネルギーが発生する。あらゆる物質を破壊し、再構築させるこの現象は、大気すらも消滅させる絶大な威力を持つため、各国で軍事転用のための研究が進められている。擬似超振動の威力は、本来の6割程度である。【PG】

第二超振動

同じ質の第一超振動を起こせる人物が二人いると起こる、新たな現象。互いの超振動が干渉しあうことで第二超振動へと移行し、あらゆる音素攻撃を無効化する脅威の力になる。この現象はいまだ認められておらず、理論は確立していない。【PG】

短刀

主に女性が身につける護身用武器。外殻大地では、女性が自分の短刀を男性に贈ることは絶縁の意志を意味する。【PG】

チーグル

東ルグニカ平野の森に生息する、知能の高い小型草食獣。創世暦時代、チーグルはサザンクロス博士の実験動物であった。あるとき、研究施設で孤独を感じていたユリアは、チーグルをペットとして可愛がるようになる。このことが、後に「ユリアとチーグル族は互いの助力を約束し会い、契約を交わした」という伝説へと変化した。いまではチーグルはローレライ教団の象徴として、多くの信者達に聖獣として親しまれている。温暖な気候を好み、肉食獣を寄せ付けない特殊な花粉を出す木を選び、幹のうろを住処にしている。体長は成獣で20~30センチメートルほど。黄色、ピンク、水色など、毛色に個体差があるが、これは人間で言うところの毛髪色の違いである。成獣になると、小さな炎を吐くことができる。【PG】

チャネリング

精神を繋ぐホットラインのようなもの。(中略)フォンスロットを同調させることによって実現。チャネリングを使えば離れた場所にいても会話ができるほか、互いの五感を通じて体験を共有したり、互いの身体を操ることも可能になる。【PG】

辻馬車

旅人の便利な交通手段。二足歩行の小型恐竜4頭で3輪の客台を引くタイプが一般的で、定員は4~5名。内装はベルベットのソファにテーブル付と豪華。運賃の目安はタタル渓谷からグランコクマまで、ひとり片道12000ガルドほど。客室を引いている小型恐竜はオールドラント全域に生息している。足は速いが、草食でおとなしく、農耕作業などにも重宝されている。また、寒さにも強いため、シルバーナ大陸では雪馬車も引いている。【PG】

ディバイディングライン

セフィロトツリーによる浮力の発生地帯で、外殻大地を乗せている力場となっている。外殻大地はこのディバイディングラインの浮力と星の引力の間に静止している状態。【PG】

伝書鳩

鳩の帰省本能を利用し、書簡を持たせて目的地へ飛ばす伝達方法。譜術、譜業の発展したこの世界で、敵に解読されるリスクが少なく、また、船よりもすばやく情報を伝達できる好手段として、軍部でも利用されている。【PG】

同位体

音素振動数がまったく同じ二つの存在のこと。完全同位体とも呼ぶ。同位体同士間では超振動を発生させることが出来るため、兵器転用を視野にキムラスカ、マルクト両国で研究を進めている。理論的にはフォミクリーで同位体を作り出すのは不可能。(中略)同位体の被験者は緩やかに音素乖離が始まり、少しずつ体力、譜術力を失い、やがて大爆発に至ると考えられているが、その発生時期や条件などには不確定要素も多い。同位体は同一人物ともいえる存在だが、その後の生活習慣により癖や体力などに差は生じてくる。【PG】

ナ行

ハ行

パダン平原の戦い

ND2018年、ルグニカ地方パダン平野にてキムラスカとマルクトが起こした戦争。戦線は北上し、マルクトは首都防衛作戦を展開した。モースが、マルクトがアクゼリュス崩壊にまぎれてナタリアを殺害したと言う嘘をインゴベルト六世に吹き込んだことが開戦のきっかけだが、間もなく地核から戻ってきたナタリア本人らの活躍で平和条約が締結され、終戦を迎える。【PG】

パッセージリング

セフィロトに設置された音機関で、ユリアとその弟子たちの指示の元、組み立てられた。特殊な布石と音素活性化装置が組み込まれており、人工的に記憶粒子の噴出を活性化させ、セフィロトツリーを作り出している。BD2707年にプラネットストームを再建した際、ユリアはパッセージリングを守るため3種類の封印を施した。ひとつは、パッセージリングのある神殿入り口に施された「ダアト式封咒」。もう一つは、第5セフィロトと第8セフィロトからの全セフィロト一括操作を禁止する「アルバート式封咒」。最後は、パッセージリングの制御そのものを規制する「ユリア式封咒」である。いずれも特定の素養を持つ者にしか解くことはできない。このパッセージリングが機能停止すると、制御されたセフィロトツリーも消滅する。耐久年数に限界が来ているのと、プラネットストームによって地核に振動が起こっているため、一部のパッセージリングに故障が生じ始め、外殻大地を支えるにたる記憶粒子を噴出できない状態にある。【PG】

飛晃艇アルビオール

キムラスカ王国所属・シェリダン製。創世暦時代の浮遊機関を利用した、空飛ぶ音機関の総称。(中略)浮遊機関は、メジオラ抗原にある創世暦時代の遺跡からローレライ教団が発掘したもの。ローレライ教団がキムラスカと技術協力することを了承したため、シェリダンで飛行実験が開始されたという経緯がある。全長24メートル×8メートル。乗務員を含み、約20名が登場可能。コックピットには60センチメートルほどの譜石と、それを制御する飛行譜石が設置されており、譜業で稼動している。【PG】

大爆発(ビッグ・バン)

フォミクリーにおける、同位体の被験者側に起こる現象のこと。被験者とレプリカの間に特殊なコンタミネーション現象が起こるといわれている。しかし、これまで同位体が存在しなかったため、立証はされておらず、あくまでも仮説に過ぎない。正確に大爆発が起きるには、特定の条件の下、あらゆる不測の事態が取り除かれていなければならないが、実験以外でそのような状態が作れるとは思えないため、疑問視されている理論でもある。【PG】

フィアブロンク

火山に住むドラゴン。基本的に気性はおとなしく、危害を加えなければ襲われることはない。ただし、縄張り意識が高いため、巣に一歩でも踏み入れば容赦なくい炎の息が飛んでくることを覚悟しよう。【PG】

ブウサギ

見た目の愛くるしい家畜。肉は、多少癖はあるものの、柔らかくてジューシー。ステーキはもちろん、煮込んでシチューにしてもよし、ハンバーグにしても良しと、食卓の強い味方である。(中略)癒し系のペットとして一部のマニアの間でひそかに人気がある。エンゲーブでは街の宣伝ポスターにモデルとして適用されているほか、ベルケンドではぬいぐるみなどのグッズも売られていて、女性や子供を中心に客足が途絶えない。牧畜はおとなしく草を食べているが、ひとたび野生化すると、かわいらしい見た目とは裏原に、荒々しく平野を駆け回るようになる。【PG】

フェレス

フェレス島の建築構造物のデザインを一手に引き受けた天才建築家。整然と統一された様式が得意でフェレス島に築かれた巨大建築物は当時のマルクト皇帝にも大変気に入られ、後にグランコクマの建築様式にも多大な影響を与えた。彼の建築物は華美なだけでなく防衛構造も取り入れられており、部屋の中には侵入者を排除するさまざまな仕掛けがなされている。【PG】

フェレス島

かつてホドの対岸にあったほど諸島のうちの一つ(中略)ND2002年、ホド消滅時に発生した巨大津波に巻き込まれ、海に沈没。小さな島ながら高度な文明が発達しており、かつては大きな港を有する非常に活気のある町だった。島内の建築物はすべて天才建築家フェレスによって監修されたものである。【PG】

フェンデ家

ユリアに使えていた七賢者の一族。ユリアとの間に生まれた子供を先祖に持ち、代々ユリアの譜歌と能力を守り続けてきた。ガルディオス家の剣・右の騎士として従事していたが、元々はフェンデ家が主人で、ガルディオス家が騎士だった。フェンデ家がユリアの血族として狙われないよう、また、ユリアの残した第七譜石を守るため、あえて主人と騎士が入れ替わったのだ。【PG】

譜術戦争(フォニック・ウォー)

BD2699年、第七音素の発見をきっかけに、未来視派と否定派による対立とプラネットストームの利権をめぐる対立が激化して起こった戦争。一ヵ月後には人類の半数が死滅し、多くの国が滅亡する大惨事となった。それでもオールドラント全土で局地戦は絶えることなく、その後ユリアが登場して惑星預言が詠まれるまで十数年に及び戦乱は続いた。【PG】

フォミニン

エンシェント鉱石から採取できる特殊な薬品。エンシャント鉱石は強度が一定ではないため、採掘が非常に難しい。フォミクリー研究者の間では高値で取引されている貴重品。【PG】

フォミクリー

第七音素を使用し、物質の模造品であるレプリカを生み出す譜業技術のこと。
被験者のフォンスロットに第七音素を注入すると音素の不確定性原理が増し、粒子レベルでの揺らぎが生じる。このとき生じるレプリカ情報を基に、フォミクリー音機関でレプリカを作成する一連の流れのことをさす。生態に応用した場合、レプリカは被験者よりもあらゆる能力が劣化してしまう。また、レプリカ情報を抜かれた被験者も音素乖離を起こすことがあり、最悪の場合、絶命に至るケースも。そのため、生物に施すことは禁忌とされている。発案者はジェイドで、フォミクリー音機関を組み上げたのはディスト。発案当初は譜術の一種として作られていたためジェイド譜術でレプリカを作成していた。【PG】

導師(フォンマスター)

ローレライ教団のトップに位置する指導者。惑星預言を詠み上げの出来る先天的才能のあり、かつダアト式譜術を受け継ぐことが出来たものが就任する。導師は、惑星予言を詠むだけではなく、その布石に記されていた全ての預言を詠むことも可能。導師色は世襲制ではなく、秘預言に詠まれている次代の導師を探し出し、その人物を現職導師が教育することで後任を誕生させている。【PG】

導師守護役(フォンマスターガーディアン)

ローレライ教団の指導を守る親衛隊。神託の盾騎士団の特殊部隊にあたり、約30名の女性教団員のみで構成されている。長期交代制で導師を守り、公務には必ず同行する。【PG】

譜歌

譜術の詠唱部分に旋律をつけ、歌うことで発動させる術のこと。効力は譜術には遠く及ばない。歌詞やメロディによって、敵を攻撃するものから、人に癒しを与えるものまで、さまざまな効果を生む。ただし、ユリアの譜歌だけは譜術に匹敵する効力を持つ。【PG】

譜眼

目に描く特別な譜陣。人体の最大フォンスロットである目に譜陣を刻むことで、通常の三倍以上の音素を取り込むことが可能。これにより、使用する譜術の威力を格段に上げることができる。八歳の頃にジェイドが発案し、ジェイド自身も譜眼を刻んでいる。彼はこの譜眼をより、第七音素以外の全ての音素を操ることに成功。素養にないものが譜眼を扱うと、体内に取り込んだ音素を制御し切れずに至る可能性が高い。そのためグランコクマでは譜眼は禁術とされ、関連書物も禁書扱いになっている。【PG】

譜術

開放したフォンスロットから音を体内に吸収し、譜を唱えることでさまざまな現象を起こす術のこと【PG】

譜石

預言士が預言を詠むと発生する、透明な結晶体。古代イスパニア語で詠まれた預言が記されており、古代イスパニア語を学んだものなら、第七音素譜術士でなくとも解読できる。譜石の大きさは預言の量や預言士の能力によって変化。大体ひと一人の一年間分の預言を詠むと、2センチ程度の譜石が生成される。それを響律符に加工し、お守りとして持ち歩く人も多い。譜石は基本的には無色透明だが、長い間地上にあると周囲の音素を取り込んで、その属性の色に染まることがある。【PG】

惑星預言(プラネットスコア)

オールドラントの未来に関する預言を詠む作業のこと。BD2709年、にユリアが詠んだのが最初で、現在、惑星預言を詠む力があるのはローレライ教団の導師のみである。惑星預言はユリアの預言とも呼ばれ、ローレライ教団ではこれを秘預言とし一般公表はしていない。【PG】

プラネットストーム

BD2682年、サザンクロス博士の提唱によって完成した惑星燃料供給機関。地核に渦巻いている記憶粒子がラジエイトゲートから音譜帯に向けて噴出し、オールドラントを巡って、再び音符帯を突き抜けアブソーブゲートから地核へ流れる一連の流れのことをさす。これにより人類は無限の音素エネルギーを得ることに成功。符術、譜業、音機関が飛躍的発展を遂げた。そのご譜術戦争でこの機構に不具合が生じたため、BD2707年にユリアが譜陣を用いて構築し、現在の形が完成した。【PG】

ホド

ガイ、ヴァンらの生まれ故郷で、ユリアが没落したとされる地。ガルディオス伯爵家の領地であり、フェンデ家がユリアの譜歌と第七譜石を密かに守ってきた土地でもある。創世暦時代は、プラネットストーム構築に多大な貢献をした。一度は譜術戦争で滅亡するも、ユリアの力で復興を遂げる。新暦になると、マルクト領土のホドの町として栄え、第七音素と超振動研究で多大な功績を上げた。しかし、ND2002年になると、キムラスカ、マルクト間で程戦争が勃発。敵国に研究情報が漏洩することを恐れた前マルクト皇帝は、当時まだ11歳だったヴァンとフォミクリー装置を無理やり繋いで擬似超振動を起こし、ホド消滅を図る。こうして、ホドは近隣諸島と共に地核に沈んだ。マルクトはこれをキムラスカの仕業と公表し、国内の反戦論をもみ消すと同時に軍事士気を煽ったのだ。【PG】

ボリス・メートル王

まだオールドラントに長さと重さの単位がなかった大昔、大帝国を築き上げた伝説の巨漢王。彼の一歩を一メートル、彼の体重を100キログラムと定め、長さと重さの単位が誕生した。【PG】

マ行

味方識別(マーキング)

マルクト帝国軍が編み出した譜の一種。譜術の範囲攻撃対象から外れるよう、人体のフォンスロットへ打ち込む識別信号のこと。何らかの物質を打ち込むわけではなく、信号のような認識票を譜として身体に記憶させる。これによって、味方の範囲攻撃に自軍兵が巻き込まれることを防ぐことが出来る。ただし、術者の視界に入っているものしか味方識別が発動しないため、戦場では100%安心とは言いがたい。【PG】

マルクト帝国

ND0468年の内乱時にキムラスカから独立を果たした帝国。オールドラントの北半分を制圧している。首都はグランコクマ(省略)。譜術の研究が進んでおり、軍隊も譜術や譜術士を積極的に取り入れている。【PG】

ヤ行

ユニセロス

古代イスパニア神話に"聖なるものユニセロス"として登場する聖獣。清らかな場所に生息する幻の一角獣で、その角を煎じれば、万病の特効薬になる。気性の大人しさが災いし、乱獲されたため、現在は絶滅の危機に瀕している。生体を発見・捕獲した場合、国から5000ガルドの報酬が与えられる。ただし、ユニセロスは巨大な羽で空を自在に翔ることが出来るため、捕獲はかなり困難。【PG】

ユリアシティ

魔界にあるローレライ教団独自の町で、外殻大地と共にフロート計画にも含まれていたもの。外殻大地に"未曾有の大繁栄"をもたらすため、ユリアの預言どおりに歴史を導く監視者たちが住んでいる。創世暦時代、ユリアに救出された魔界の民が彼女の指示によって誘導され、惑星預言を守るために運営を始めた。ユリアシティの決定事項は、ローレライ教団を通じて民衆に預言という形で発信される。外殻大地降下前は、ローレライ教団の上層部以外にユリアシティの存在を知るものはいなかった。現在の技術では解析不可能な特殊材質で建築されていて、魔界の障気は入り込めない。町の周囲は、落下してくる外殻の海水による大滝に囲まれている。監視の一貫として、外殻大地の住人名鑑を作成している。【PG】

ユリアの譜歌

ユリアが残した譜歌のこと。通常の譜歌と違い、譜術と同等の力を持つ。譜歌は1番目から7番目まであり、不にこめられた意味と象徴を正しく理解したうえで歌わないと、術として完成しない。この譜歌はフェンデ家に代々受け継がれており、ふと旋律を知っていても一般の音律士には歌うことはできない。(省略)ユリアの譜歌はローレライとの契約の証であり、1番から7番までを通して歌うとローレライとの契約の証である大譜歌が完成。大譜歌とローレライの鍵を組み合わせることで、ローレライを召喚し、その力を操ることができる。

ユリアの譜石

ユリアの預言によって発生した巨大譜石で、第一譜石~第七譜石の総称。ダアトはこのうち第一譜石~第六譜石をもって、ローレライ教団を設立した。その後、未来を知りたがった創世暦時代の国々が譜石を奪おうと画策したため、ローレライ教団は優位を保とうと譜石を墓石、ラジエイトゲートに乗せて上空へ放出した。オールドラントを囲む譜石帯は、このときに放出されたユリアの譜石の欠片である。プラネットストームや音譜帯の状態によって、時々小さいものが地上に落下してくることがあり、そのたびに国々が争奪戦を繰り広げている。ローレライ教団の礼拝堂には、第一譜石~第六譜石の欠片を結合したものがあり、導師であればいつでも惑星預言を閲覧することができる。世界の終焉について記されている第七譜石だけは、惑星預言をした直後にユリア自らの手によりホド島に隠され、フェンデ家によって守られていた。各時代の勢力が第七譜石の創作に力を注いできたが、ついに発見されることはなく、ND2002年ホド消滅と共に地核に沈んだ。【PG】

ユリアの預言

BD2709年に、ユリアがオールドラントの未来を詠んだもの。惑星預言とも呼ばれている。この預言は全七編とい長大で、それぞれが山ほどの大きさがある七つの巨大な譜石を生み出した。【PG】

ユリアロード

魔界と外殻大地を繋ぐ光の道で、ユリアが拓いた。ユリアシティとアラミス勇水洞を往来できる。【PG】

傭兵

軍隊に属さず、旅人や商人を魔物や盗賊から守ることを生業としている、自由契約の雇われ兵士。オールドラントでは、町の外での人斬りは私怨と立証されない限り罪にはならないという法律がある。そのため、力のない人々が長い距離を移動する際には傭兵が必要とされるのだ。ちなみに、魔物と盗賊は倒すと国から報奨金が出ることもある。中には強面で法外な報酬を要求する盗賊まがいの詐欺傭兵もいるので、くれぐれもご注意を。【PG】

ラ行

ラジエイトゲート

第一セフィロト。プラネットストームの始発点。パッセージリングよりもさらに深層部に、ローレライの剣で描かれた譜陣があり、それがプラネットストームを制御している。【PG】

レプリカ

フォミクリーによって作られた、第七音素のみで構成される模造品のこと。生体レプリカの場合、元となる被験者の模造品にあたり、被験者とほぼ同等の性質を保有しているが、音素振動数はまったく異なる。また、被験者に比べて多少能力劣化していることが多い。レプリカが音素乖離を起こして消滅すると、第七音素となってプラネットストームに帰る性質がある。【PG】

ローレライの鍵

ユリアがローレライの力を借りて作った譜術武器で、第七音素で構成されている。「ローレライの剣」は武器として、「ローレライの宝珠」は響律符としてユリアを守っていた。「ローレライの剣」は第七音素を集結させ、「ローレライの宝珠」は第七音素を拡散させる力を持つ。「ローレライの剣」と「ローレライの宝珠」が一体となることで、はじめて「ローレライの鍵」が完成する。ユリアは大譜歌を用いてこの鍵にローレライそのものを宿すことで、ローレライの力を自在に操り、BD2707年にプラネットストームを再構築した。この直後「ローレライの鍵」はユリアの手によって地核に沈められている。【PG】

ローレライ教団

BD2712年にユリアの七番目の弟子であるフランシス・ダアトが設立した教団。現在はパダミヤ大陸を神聖不可侵の自治区として、宗教国家に近い体制を維持している。神託の盾騎士団という軍隊を所有し、ダアト防衛のほか、国境紛争解決にも助力を惜しまない。毎週レムの非に行われる礼拝堂のミサでは、預言士が信者に預言を詠み与えている。預言する内容は、歴史を動かす大事から夕食のメニューまで、実に幅広い。民衆の預言への依存は相当で、毎日夕刻になると決まって翌日の気象預言が発表されるほど。現在、預言の扱いを巡り、改革的な考え方の導師派と、保守的な考え方の大詠師派として派閥抗争が巻き起こっている。【PG】

ローレライ伝承記

ユリアシティに保管されている古書。ユリアシティの建築技術などについて細かく書かれていたが、ページの大半が朽ち果てており、読解は不可能。

ロニール雪山

シルバーナ大陸にある雪山。凶暴化した魔物が生息している危険地帯だ。地震が頻発して雪崩が起きやすいのもあって、地元の住民もめったなことでは近づかない。かつて六神将が任務で訪れた際、大勢の神託の盾騎士団兵が魔物の襲撃と雪崩で犠牲になった。昔、この山で亡くなった女性が亡霊となって現れると噂されているが真相は定かではない。【PG】

ワ行

ワイヨン鏡窟

鏡のように反射するエンシェント鏡石が豊富なことから、鏡窟と呼ばれている。

惑星譜術

創世暦時代に考案された大規模譜術のこと。セフィロトを利用し、星の力を解放するもので、その威力は未知数。譜術戦争の切り札として温存されていたが、実際に使用されることなく戦争が終結した。ユリアシティで惑星譜術に関する資料を発掘したエベノスが、密かにこの譜術を復活させようと調査を進めていた。惑星譜術を完成させるには、レムの力を操るための触媒三種類とシャドウの力を操るための触媒三種類の計六種類の武器が必要。しかし、これらの触媒は故意にその存在意味が隠されていたため、普通の武器と同様にずさんに扱われ、行方が分からなくなっている。