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開始行:
&attachref(./image.jpg,nolink,30%);
#contents
*Tier 5 アメリカ 中戦車 [#n378876f]
[[公式紹介ページ >http://console.worldoftanks.com/encyclopedia/vehicles/usa/M4_Sherman/]]
車種はM4A1
*スペック [#w2859174]
''車体''
|CENTER:|CENTER:SIZE(11):|c
|~HP|565|
|~車体装甲厚(mm)|51/38/38|
|~最高速度(km/h)|48|
|~重量/最大積載量(t)|29.6/30.0|
//|~実用出力重量比(hp/t)||
|~本体価格(シルバー)|350,500|
//|~修理費(シルバー)||
//**戦車パッケージ [#gc088bb1]
//|CENTER:|c
//|パッケージ名&br;(必要経験値/購入シルバー)|
//|>|>|>|>|>|>|CENTER:|c
//|>|>||┏|BGCOLOR(#FFDDBB):M4A1(76)Sherman&br;(10,900/84,030)|┳|BGCOLOR(#dddddd):[[M4A3E8>M4A3E8 Sherman]]&br;(30,500/930,500)|
//|>|>||┃||┣|BGCOLOR(#dddddd):[[M4A3E2>M4A3E2 Sherman Jumbo]]&br;(32,750/975,000)|
//|BGCOLOR(#dddddd):M4&br;(14,055/350,500)|━|BGCOLOR(#DDEEFF):M4E5 Sherman&br;(4,500/59,600)|┻|BGCOLOR(#DDF8DD):M4A1(105)&br;(7,800/74,000)|┛||
***詳細 [#d7dacd67]
|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(11):|c
|パッケージ名|エンジン|>|>|>|>|>|武装|履帯|>|>|砲塔|>|他|h
|~|出力|弾種|貫通力|ダメージ|総弾数|弾代|発射速度&br;照準時間&br;精度|旋回速度|砲塔装甲|旋回速度|視認範囲|HP|通信範囲|h
|BGCOLOR(#f0f8ff):CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|>|>|BGCOLOR(#f0f8ff):RIGHT:SIZE(11):|>|>|BGCOLOR(#f0f8ff):CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|>|>|BGCOLOR(#f0f8ff):CENTER:SIZE(11):|>|CENTER:SIZE(11):|c
|BGCOLOR(#dddddd):~初期状態|Wright Continental R-975EC2|>|>|>|>|>|75 mm Gun M3 L/37|T41|>|>|D51066|565|395|
|~|350|AP&br;APCR&br;HE|92&br;127&br;38|110&br;110&br;175|90|56&br;7G&br;56|15.79&br;2.09&br;0.46|35|76/50/50|39|330|~|~|
|BGCOLOR(#DDEEFF):~105 mm SPH M4 L/23開発時|Wright Continental R-975C1|>|>|>|>|>|105 mm SPH M4 L/23|T42|>|>|D51066|650|395|
|~|400|HE&br;HEAT|53&br;101.59|410&br;350|46|166&br;10G|6.67&br;2.29&br;0.55|37|76/50/50|39|330|~|~|
|BGCOLOR(#FFDDBB):~76 mm Gun M1A1開発時|Wright Continental R-975C4|>|>|>|>|>|76 mm Gun M1A1|T42|>|>|D51072|650|615|
|~|460|AP&br;APCR&br;HE|128&br;177&br;38|115&br;115&br;185|90|96&br;7G&br;68|14.29&br;2.29&br;0.43|37|63/63/63|37|370|~|~|
//|BGCOLOR(#DDF8DD):~M4A1(105)|Wright Continental R-975C4|>|>|>|>|>|105 mm SPH M4 L/23|T42|>|>|D51072|460|615|
//|~|460|HE&br;HEAT|53&br;101.59|410&br;350|46|166&br;10G|6.67&br;2.29&br;0.55|37|63/63/63|37|370|~|~|
*解説 [#a99d4198]
--''概要''
イギリスではシャーマン1
回らない砲塔の[[M3 Lee]]から、全周囲回転できる主砲を得て、さらに強力な105mm榴弾砲まで撃てるようになったアメリカ中戦車の雄。
基本的にバランスが取れているものの、車体の大きさと、戦場にはtier4~6に大口径榴弾のライバルがひしめいているため、被弾しないよう注意が必要となる。
#br
-''火力''
--''75 mm Gun M3 L/37''
初期砲。
同格までなら辛うじてどうにかなるが、格上相手には完全に力不足。
特にTier7相手には金弾すら通じない豆鉄砲なので、フリー経験値を用意して下記の10榴を搭載したい。
--''105 mm SPH M4 L/23''
所謂10榴と呼ばれる大口径榴弾砲で、HE弾をメインに使用する。
貫通すれば格下を瀕死に追い込むほどの攻撃力を持ち、非貫通でも安定して小~中ダメージを与える事が出来るが、精度や照準時間が悪く、遠距離射撃は難しい。扱いには慣れが必要。
他国の同系榴弾砲と比較すると装填と照準時間に劣るが、砲塔の装甲や俯角により地形を生かした射撃が行いやすく、総合的には遜色ない性能を持つ。
--''76 mm Gun M1A1''
癖がなく、威力・貫通力共にTier5MTとしては優秀な扱いやすい砲。
他国の同口径砲と比較するとリロードと精度に劣るため、足回りを生かして近~中距離の位置取りを心掛けよう。やはり優秀な俯角から積極的に地形を活用をすれば遜色無い活躍が可能だ。
#br
-''装甲''
本車の装甲はTier5中戦車としては平均的な数値である。
車体前面は傾斜がある50mm装甲で同格の戦車砲弾を跳ね返すには薄いが、目立った弱点部位が無く、榴弾や機関砲は安定して阻んでくれる。特に自身も装備する105mm榴弾の貫通を高確率で阻止する事ができる点は大きなアドバンテージと言える。
弱点としては、傾斜の乏しい側背面は38mmと薄く、駆動輪から1つ目の転輪までの間にかなり縦長のトランスミッションがある。出火要素であると共にHPも低い為に車体下部からの一撃で致命的な被害を受けてしまうので、他のアメリカ戦車と同じく側面からの攻撃に
#br
-''機動性''
最高速度こそ高くはないが、トルクに優れ機動性は優れており、良好な履帯性能と併せて小回りが利く。これは砲精度が平凡なために接近戦を挑む機会も多い本車には有難く、主力の側背面を突かしめる際も有効に働く。
ただし、旋回性の優れた砲塔とよく回る小さな車体は素直に動くのでつい動き回ってしまいがちだが、エンジン出力自体は平凡であり、事ある毎に減速しやすい。そこを補う旋回や切り返しを覚えておこう。
#br
-''総論''
性能諸元では他国に劣る部分も目に付くが、砲塔の装甲や仰俯角の広さにより取り回しが良好で、総合的には扱いやすい中戦車の一両となっている。
急な斜面や凸凹の激しい場所で走り回ってもオートエイムで安定して砲撃出来たり、ハルダウン戦法を行いやすい特徴はアメリカ戦車にとって大事な生命線だ。
この車両以降も主砲の仰俯角の広さは受け継がれる。ここで活用方法を練習しておこう。
次に開発する[[ジャンボ>M4A3E2 Sherman Jumbo]]と[[イージーエイト>M4A3E8 Sherman]]も武装は76mm砲か10榴の選択となる。
本車でどちらの砲が自分に適しているかを見極めておこう。
#br
**[[Pz.Kpfw. IV Ausf. H]]との性能比較 [#g16cc9e4]
#region(長いので折り畳み)
-比較1 - 主砲
|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|CENTER:戦車名 - 主砲|>|>|CENTER:貫通力(mm)|>|>|CENTER:ダメージ|CENTER:発射&br;速度|DPM&br;(AP)|照準&br;時間|精度|俯角/仰角|h
|~|RIGHT:AP|RIGHT:金弾|RIGHT:HE|RIGHT:AP|RIGHT:金弾|RIGHT:HE|~|~|~|~|~|h
|BGCOLOR(#f0f8ff):SIZE(11):|RIGHT:SIZE(11):|BGCOLOR(#f0f8ff):RIGHT:SIZE(11):|RIGHT:SIZE(11):|BGCOLOR(#f0f8ff):RIGHT:SIZE(11):|RIGHT:SIZE(11):|BGCOLOR(#f0f8ff):RIGHT:SIZE(11):|RIGHT:SIZE(11):|BGCOLOR(#f0f8ff):RIGHT:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):
|M4 - 105 mm SPH M4 L/23|CENTER:-|102|53|CENTER:-|350|410|6.67|CENTER:-|2.29|0.55|-12°/+25°|
|Pz. IV H - 10.5 cm KwK 42 L/28|64|104|53|350|350|410|7.5|2625|2.29|0.55|-10°/+20°|
(俯角/仰角の数値はPC版wikiより引用)&br;
Pz. IV Hの方が装填が早く、攻撃力ではPz. IV Hに軍配が上がる。
その他に大きな差異は無いが、M4の俯角-12°は地味ながら有利な点。&br;
#br
-比較2 - 装甲
|CENTER:戦車名|耐久力|>|>|CENTER:車体装甲(mm)|>|>|CENTER:砲塔装甲(mm)|h
|~|~|前面|側面|背面|前面|側面|背面|h
|BGCOLOR(#f0f8ff):CENTER:SIZE(11):|RIGHT:SIZE(11):|BGCOLOR(#f0f8ff):RIGHT:SIZE(11):|RIGHT:SIZE(11):|BGCOLOR(#f0f8ff):RIGHT:SIZE(11):|RIGHT:SIZE(11):|BGCOLOR(#f0f8ff):RIGHT:SIZE(11):|RIGHT:SIZE(11):|c
|M4|460|51|38|38|63|63|63|
|Pz. IV H|480|80|30|20|50|30|30|
防御力では甲乙つけがたい。
Pz. IV Hはスペック上の装甲に加え追加装甲(シュルツェン)があり、HEの貫通を防ぎやすい。が、砲塔正面は50mmしかなく追加装甲もほとんどカバーしていないので、足を止めて撃ち合う時にはどうしても10榴貫通の危険にさらされてしまう。
M4の車体は前面でも10榴貫通の危険があるが、これを隠し砲塔だけを覗かせるようにすればその心配はほぼなくなる。&br;
#br
-比較3 - 機動性および偵察性能
|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(11):|c
|CENTER:戦車名|CENTER:エンジン出力&br;(hp)|CENTER:最高速度&br;(km/h)|>|CENTER:旋回速度(°/s)|CENTER:重量&br;(t)|CENTER:実用出力重量比&br;(hp/t)|CENTER:視認範囲&br;(m)|CENTER:通信範囲&br;(m)|>|>|CENTER:隠蔽率|h
|~|~|~|CENTER:車体|CENTER:砲塔|~|~|~|~|CENTER:静止時|CENTER:移動時|CENTER:発砲補正|h
|BGCOLOR(#f0f8ff):CENTER:SIZE(11):55|CENTER:SIZE(11):55|BGCOLOR(#f0f8ff):CENTER:SIZE(11):60|CENTER:SIZE(11):30|BGCOLOR(#f0f8ff):CENTER:SIZE(11):30|CENTER:SIZE(11):30|BGCOLOR(#f0f8ff):CENTER:SIZE(11):60|CENTER:SIZE(11):30|BGCOLOR(#f0f8ff):CE
|M4|460|48|37|37|31.00|14.84|370|615|0.2572|0.1928|0.2597|
|Pz. IV H|440|40|32|44|25.53|17.23|350|710|0.2942|0.2207|0.2087|
(隠蔽率の数値はPC版wikiより、重量の数値は公式戦車辞典より引用)&br;
Pz. IV Hは加速で優れており、M4は最高速と車体旋回速度で優れる。
視界はM4の方が広いが隠蔽率はPz. IV Hの方が良好なため、偵察力に大きな差は無いだろう。
#endregion
**主砲選択アンケート [#h290f0f3]
どちらを最終砲として使ってますか?
#tvote("105 mm SPH M4 L/23[182]","76 mm Gun M1A1[93]")
//"75 mm Gun M3 L/37 [24])
#br
*史実 [#q88ceb66]
#region(M4 Sherman)
ヨーロッパで聞こえてくるドイツ軍の破竹の勢いに対し、取り急ぎ中戦車を要したアメリカ軍は、[[M2中戦車>M2 Medium Tank]]などから得た既存技術だけで開発できるよう、車体に主砲75mm砲を装備し、旋回砲塔に副砲37mm砲を搭載した[[M3中戦車リー>M3 Lee]]の設
M3中戦車のシャーシやエンジン、足回りなどを流用して開発期間を短縮できたので、翌10月にはすでにM4中戦車として正式化されるという、驚くべきスピードで開発されました。
しかし、実際の生産には大増産に追随できる工場が足りず、軍上層部から要求された生産台数確保が難しくなり、フォードを初めとする多数の自動車や、機械工業の製造工場で製造することになったために、その工場の持つ製造ラインにあわせて、ある程度の互換性を
その中の一部の工場では、鋳造車体の生産が出来ないため、新たにM4A1として鋳造車体を、M4として溶接車体を区別することになりましたが、工場や生産時期によりエンジンや車体の一部が鋳造と溶接のハイブリッドなど、規格が合えばM4として生産されました、この
M4は1943年末までで生産を終え約7,000両、M4A1は更に76mmM1砲に換装した大型砲塔と、新型鋳造車体を与えられ1945年5月までに総生産1万両を超えるとも言われています。
米軍機甲部上層部はドイツ戦車に遭遇するのは少ないだろうと、楽観的な考えから歩兵支援を想定していたために、初期のM4シャーマンは75mm砲を使用していました、敵が籠もる建物や陣地攻撃には都合が良かったのですが、ドイツ軍の対戦車用途には不利でした、米
なぜかというと、試験部では徹甲弾の貫徹力より榴弾砲の威力低下を問題視していて、砲尾の巨大化による作業効率の低下と併せて、75mm砲より劣るという結論を下したためでした。
口径1mmの差で威力が落ちるのは不思議かと思いますが、76mmより75mmの榴弾の方が弾頭重量、炸薬量で勝っており(75mm:弾頭6.7kg・炸薬660g / 76mm:弾頭5.7kg・炸薬390g)、75mmの方が威力が高かったのはそのためで、76mmの砲そのものの問題ではなく、榴弾に問題
その為、米軍では75mmと76mmの使い分けをすることになりました。
対戦車戦闘に76mm砲搭載中隊と支援の75mm砲搭載小隊+大隊付の105mm砲搭載1両が組まれると言うような編成もありました。
また、歩兵支援主体の海兵隊は75mm砲搭載を掻き集めた、と言う記録もあります。
76mmM1砲の復権に掛けて、鋳造車体の前部と溶接した後部を合わせたコンポジットタイプ車体に、試作に終わった[[T20中戦車>T20]]の砲塔を搭載したM4E6(後のA1となる試作モデル)を、殆ど意地で開発して僅か20両ほど生産しています。
何故かM3中戦車の車体をベースとしたカナダ軍の[[ラムII>http://wikiwiki.jp/wotps4/?Ram%20II]]中戦車が、アメリカ軍によってM4A5の識別ナンバーを与えられていたりします。
M4A6は日本における履帯の代名詞キャタピラの商標元である、キャタピラー・トラック社製の空冷星型9気筒エンジン(450馬力)を搭載したもので、クライスラー・デトロイト工廠で製作されましたが、僅か75両が作られただけにとどまりました。
少数ではありますが(とはいえ、各モデル合わせて3,039両も造っている)、105mm榴弾砲を搭載する火力支援型が各型に存在しています、のちのちの火力増強に備えて、砲塔と砲架に余裕を持たせていた事が吉と出た結果でした。 これら105mm砲搭載型は、師団付きの
弾薬庫がよく引火しやすく、すぐ炎上するので被害が無視できないと、前線から特にイギリス軍側からクレームがつき、湿式弾庫に改められました。 砲塔と車体上部にあった砲弾ラックを砲塔床下の湿式弾薬庫に移動するなど、現地の意見もフィードバックされ、即
対ドイツ戦車戦には、単体火力を補うために囮を必ず使って側面や背後から攻撃するよう指示されていて、一方的な被害も多かったのですが、駆逐戦車との共同でハルダウン戦術や航空隊との連携を取るなどして西部戦線を戦い抜きました。
ただし、味方戦闘爆撃機からの誤射も実は多く、野営していた1個中隊が味方の米戦闘爆撃機P47サンダーボルトたった1機に壊滅に追い込まれた、ということもあったとか。
車体の下部脱出ハッチは、歩兵にとって格好の弾除けとして重宝されたため、駐車している夜中などによく盗まれたそうです。
また、装甲が足りないとして現地では、民家などから持って来た板を張り付けたり、コンクリートブロックや予備履帯、予備転輪はもとより、機銃の弾薬箱まで括り付けた車両の写真が残されています。
イギリスに送られたM4中戦車試作型であるT6こと、「マイケル(米マイケル購資使節団長に由来)」はRAC戦車博物館に展示されていて、砲塔など制式採用版との僅かな違いが見て取れる、貴重な資料となっています。
また、弾薬庫の処置をしていない頃、被弾してすぐ即応弾の炎上や爆発の頻度が高いことから「ライター」と揶揄されていました。 装甲もほとんどあてにならないので「池のアヒルのようにやられる」とも言われました。
奇しくも後の太平洋戦線で、旧日本陸軍戦車が同じM4によって同じ目に遭わされていた事は、ヨーロッパ戦線にいた彼等には想像し得なかったでしょう。
#endregion
*コメント [#ydf0f938]
#pcomment(./コメント,reply,5)
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*Tier 5 アメリカ 中戦車 [#n378876f]
[[公式紹介ページ >http://console.worldoftanks.com/encyclopedia/vehicles/usa/M4_Sherman/]]
車種はM4A1
*スペック [#w2859174]
''車体''
|CENTER:|CENTER:SIZE(11):|c
|~HP|565|
|~車体装甲厚(mm)|51/38/38|
|~最高速度(km/h)|48|
|~重量/最大積載量(t)|29.6/30.0|
//|~実用出力重量比(hp/t)||
|~本体価格(シルバー)|350,500|
//|~修理費(シルバー)||
//**戦車パッケージ [#gc088bb1]
//|CENTER:|c
//|パッケージ名&br;(必要経験値/購入シルバー)|
//|>|>|>|>|>|>|CENTER:|c
//|>|>||┏|BGCOLOR(#FFDDBB):M4A1(76)Sherman&br;(10,900/84,030)|┳|BGCOLOR(#dddddd):[[M4A3E8>M4A3E8 Sherman]]&br;(30,500/930,500)|
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***詳細 [#d7dacd67]
|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(11):|c
|パッケージ名|エンジン|>|>|>|>|>|武装|履帯|>|>|砲塔|>|他|h
|~|出力|弾種|貫通力|ダメージ|総弾数|弾代|発射速度&br;照準時間&br;精度|旋回速度|砲塔装甲|旋回速度|視認範囲|HP|通信範囲|h
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*解説 [#a99d4198]
--''概要''
イギリスではシャーマン1
回らない砲塔の[[M3 Lee]]から、全周囲回転できる主砲を得て、さらに強力な105mm榴弾砲まで撃てるようになったアメリカ中戦車の雄。
基本的にバランスが取れているものの、車体の大きさと、戦場にはtier4~6に大口径榴弾のライバルがひしめいているため、被弾しないよう注意が必要となる。
#br
-''火力''
--''75 mm Gun M3 L/37''
初期砲。
同格までなら辛うじてどうにかなるが、格上相手には完全に力不足。
特にTier7相手には金弾すら通じない豆鉄砲なので、フリー経験値を用意して下記の10榴を搭載したい。
--''105 mm SPH M4 L/23''
所謂10榴と呼ばれる大口径榴弾砲で、HE弾をメインに使用する。
貫通すれば格下を瀕死に追い込むほどの攻撃力を持ち、非貫通でも安定して小~中ダメージを与える事が出来るが、精度や照準時間が悪く、遠距離射撃は難しい。扱いには慣れが必要。
他国の同系榴弾砲と比較すると装填と照準時間に劣るが、砲塔の装甲や俯角により地形を生かした射撃が行いやすく、総合的には遜色ない性能を持つ。
--''76 mm Gun M1A1''
癖がなく、威力・貫通力共にTier5MTとしては優秀な扱いやすい砲。
他国の同口径砲と比較するとリロードと精度に劣るため、足回りを生かして近~中距離の位置取りを心掛けよう。やはり優秀な俯角から積極的に地形を活用をすれば遜色無い活躍が可能だ。
#br
-''装甲''
本車の装甲はTier5中戦車としては平均的な数値である。
車体前面は傾斜がある50mm装甲で同格の戦車砲弾を跳ね返すには薄いが、目立った弱点部位が無く、榴弾や機関砲は安定して阻んでくれる。特に自身も装備する105mm榴弾の貫通を高確率で阻止する事ができる点は大きなアドバンテージと言える。
弱点としては、傾斜の乏しい側背面は38mmと薄く、駆動輪から1つ目の転輪までの間にかなり縦長のトランスミッションがある。出火要素であると共にHPも低い為に車体下部からの一撃で致命的な被害を受けてしまうので、他のアメリカ戦車と同じく側面からの攻撃に
#br
-''機動性''
最高速度こそ高くはないが、トルクに優れ機動性は優れており、良好な履帯性能と併せて小回りが利く。これは砲精度が平凡なために接近戦を挑む機会も多い本車には有難く、主力の側背面を突かしめる際も有効に働く。
ただし、旋回性の優れた砲塔とよく回る小さな車体は素直に動くのでつい動き回ってしまいがちだが、エンジン出力自体は平凡であり、事ある毎に減速しやすい。そこを補う旋回や切り返しを覚えておこう。
#br
-''総論''
性能諸元では他国に劣る部分も目に付くが、砲塔の装甲や仰俯角の広さにより取り回しが良好で、総合的には扱いやすい中戦車の一両となっている。
急な斜面や凸凹の激しい場所で走り回ってもオートエイムで安定して砲撃出来たり、ハルダウン戦法を行いやすい特徴はアメリカ戦車にとって大事な生命線だ。
この車両以降も主砲の仰俯角の広さは受け継がれる。ここで活用方法を練習しておこう。
次に開発する[[ジャンボ>M4A3E2 Sherman Jumbo]]と[[イージーエイト>M4A3E8 Sherman]]も武装は76mm砲か10榴の選択となる。
本車でどちらの砲が自分に適しているかを見極めておこう。
#br
**[[Pz.Kpfw. IV Ausf. H]]との性能比較 [#g16cc9e4]
#region(長いので折り畳み)
-比較1 - 主砲
|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|CENTER:戦車名 - 主砲|>|>|CENTER:貫通力(mm)|>|>|CENTER:ダメージ|CENTER:発射&br;速度|DPM&br;(AP)|照準&br;時間|精度|俯角/仰角|h
|~|RIGHT:AP|RIGHT:金弾|RIGHT:HE|RIGHT:AP|RIGHT:金弾|RIGHT:HE|~|~|~|~|~|h
|BGCOLOR(#f0f8ff):SIZE(11):|RIGHT:SIZE(11):|BGCOLOR(#f0f8ff):RIGHT:SIZE(11):|RIGHT:SIZE(11):|BGCOLOR(#f0f8ff):RIGHT:SIZE(11):|RIGHT:SIZE(11):|BGCOLOR(#f0f8ff):RIGHT:SIZE(11):|RIGHT:SIZE(11):|BGCOLOR(#f0f8ff):RIGHT:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):
|M4 - 105 mm SPH M4 L/23|CENTER:-|102|53|CENTER:-|350|410|6.67|CENTER:-|2.29|0.55|-12°/+25°|
|Pz. IV H - 10.5 cm KwK 42 L/28|64|104|53|350|350|410|7.5|2625|2.29|0.55|-10°/+20°|
(俯角/仰角の数値はPC版wikiより引用)&br;
Pz. IV Hの方が装填が早く、攻撃力ではPz. IV Hに軍配が上がる。
その他に大きな差異は無いが、M4の俯角-12°は地味ながら有利な点。&br;
#br
-比較2 - 装甲
|CENTER:戦車名|耐久力|>|>|CENTER:車体装甲(mm)|>|>|CENTER:砲塔装甲(mm)|h
|~|~|前面|側面|背面|前面|側面|背面|h
|BGCOLOR(#f0f8ff):CENTER:SIZE(11):|RIGHT:SIZE(11):|BGCOLOR(#f0f8ff):RIGHT:SIZE(11):|RIGHT:SIZE(11):|BGCOLOR(#f0f8ff):RIGHT:SIZE(11):|RIGHT:SIZE(11):|BGCOLOR(#f0f8ff):RIGHT:SIZE(11):|RIGHT:SIZE(11):|c
|M4|460|51|38|38|63|63|63|
|Pz. IV H|480|80|30|20|50|30|30|
防御力では甲乙つけがたい。
Pz. IV Hはスペック上の装甲に加え追加装甲(シュルツェン)があり、HEの貫通を防ぎやすい。が、砲塔正面は50mmしかなく追加装甲もほとんどカバーしていないので、足を止めて撃ち合う時にはどうしても10榴貫通の危険にさらされてしまう。
M4の車体は前面でも10榴貫通の危険があるが、これを隠し砲塔だけを覗かせるようにすればその心配はほぼなくなる。&br;
#br
-比較3 - 機動性および偵察性能
|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(11):|c
|CENTER:戦車名|CENTER:エンジン出力&br;(hp)|CENTER:最高速度&br;(km/h)|>|CENTER:旋回速度(°/s)|CENTER:重量&br;(t)|CENTER:実用出力重量比&br;(hp/t)|CENTER:視認範囲&br;(m)|CENTER:通信範囲&br;(m)|>|>|CENTER:隠蔽率|h
|~|~|~|CENTER:車体|CENTER:砲塔|~|~|~|~|CENTER:静止時|CENTER:移動時|CENTER:発砲補正|h
|BGCOLOR(#f0f8ff):CENTER:SIZE(11):55|CENTER:SIZE(11):55|BGCOLOR(#f0f8ff):CENTER:SIZE(11):60|CENTER:SIZE(11):30|BGCOLOR(#f0f8ff):CENTER:SIZE(11):30|CENTER:SIZE(11):30|BGCOLOR(#f0f8ff):CENTER:SIZE(11):60|CENTER:SIZE(11):30|BGCOLOR(#f0f8ff):CE
|M4|460|48|37|37|31.00|14.84|370|615|0.2572|0.1928|0.2597|
|Pz. IV H|440|40|32|44|25.53|17.23|350|710|0.2942|0.2207|0.2087|
(隠蔽率の数値はPC版wikiより、重量の数値は公式戦車辞典より引用)&br;
Pz. IV Hは加速で優れており、M4は最高速と車体旋回速度で優れる。
視界はM4の方が広いが隠蔽率はPz. IV Hの方が良好なため、偵察力に大きな差は無いだろう。
#endregion
**主砲選択アンケート [#h290f0f3]
どちらを最終砲として使ってますか?
#tvote("105 mm SPH M4 L/23[182]","76 mm Gun M1A1[93]")
//"75 mm Gun M3 L/37 [24])
#br
*史実 [#q88ceb66]
#region(M4 Sherman)
ヨーロッパで聞こえてくるドイツ軍の破竹の勢いに対し、取り急ぎ中戦車を要したアメリカ軍は、[[M2中戦車>M2 Medium Tank]]などから得た既存技術だけで開発できるよう、車体に主砲75mm砲を装備し、旋回砲塔に副砲37mm砲を搭載した[[M3中戦車リー>M3 Lee]]の設
M3中戦車のシャーシやエンジン、足回りなどを流用して開発期間を短縮できたので、翌10月にはすでにM4中戦車として正式化されるという、驚くべきスピードで開発されました。
しかし、実際の生産には大増産に追随できる工場が足りず、軍上層部から要求された生産台数確保が難しくなり、フォードを初めとする多数の自動車や、機械工業の製造工場で製造することになったために、その工場の持つ製造ラインにあわせて、ある程度の互換性を
その中の一部の工場では、鋳造車体の生産が出来ないため、新たにM4A1として鋳造車体を、M4として溶接車体を区別することになりましたが、工場や生産時期によりエンジンや車体の一部が鋳造と溶接のハイブリッドなど、規格が合えばM4として生産されました、この
M4は1943年末までで生産を終え約7,000両、M4A1は更に76mmM1砲に換装した大型砲塔と、新型鋳造車体を与えられ1945年5月までに総生産1万両を超えるとも言われています。
米軍機甲部上層部はドイツ戦車に遭遇するのは少ないだろうと、楽観的な考えから歩兵支援を想定していたために、初期のM4シャーマンは75mm砲を使用していました、敵が籠もる建物や陣地攻撃には都合が良かったのですが、ドイツ軍の対戦車用途には不利でした、米
なぜかというと、試験部では徹甲弾の貫徹力より榴弾砲の威力低下を問題視していて、砲尾の巨大化による作業効率の低下と併せて、75mm砲より劣るという結論を下したためでした。
口径1mmの差で威力が落ちるのは不思議かと思いますが、76mmより75mmの榴弾の方が弾頭重量、炸薬量で勝っており(75mm:弾頭6.7kg・炸薬660g / 76mm:弾頭5.7kg・炸薬390g)、75mmの方が威力が高かったのはそのためで、76mmの砲そのものの問題ではなく、榴弾に問題
その為、米軍では75mmと76mmの使い分けをすることになりました。
対戦車戦闘に76mm砲搭載中隊と支援の75mm砲搭載小隊+大隊付の105mm砲搭載1両が組まれると言うような編成もありました。
また、歩兵支援主体の海兵隊は75mm砲搭載を掻き集めた、と言う記録もあります。
76mmM1砲の復権に掛けて、鋳造車体の前部と溶接した後部を合わせたコンポジットタイプ車体に、試作に終わった[[T20中戦車>T20]]の砲塔を搭載したM4E6(後のA1となる試作モデル)を、殆ど意地で開発して僅か20両ほど生産しています。
何故かM3中戦車の車体をベースとしたカナダ軍の[[ラムII>http://wikiwiki.jp/wotps4/?Ram%20II]]中戦車が、アメリカ軍によってM4A5の識別ナンバーを与えられていたりします。
M4A6は日本における履帯の代名詞キャタピラの商標元である、キャタピラー・トラック社製の空冷星型9気筒エンジン(450馬力)を搭載したもので、クライスラー・デトロイト工廠で製作されましたが、僅か75両が作られただけにとどまりました。
少数ではありますが(とはいえ、各モデル合わせて3,039両も造っている)、105mm榴弾砲を搭載する火力支援型が各型に存在しています、のちのちの火力増強に備えて、砲塔と砲架に余裕を持たせていた事が吉と出た結果でした。 これら105mm砲搭載型は、師団付きの
弾薬庫がよく引火しやすく、すぐ炎上するので被害が無視できないと、前線から特にイギリス軍側からクレームがつき、湿式弾庫に改められました。 砲塔と車体上部にあった砲弾ラックを砲塔床下の湿式弾薬庫に移動するなど、現地の意見もフィードバックされ、即
対ドイツ戦車戦には、単体火力を補うために囮を必ず使って側面や背後から攻撃するよう指示されていて、一方的な被害も多かったのですが、駆逐戦車との共同でハルダウン戦術や航空隊との連携を取るなどして西部戦線を戦い抜きました。
ただし、味方戦闘爆撃機からの誤射も実は多く、野営していた1個中隊が味方の米戦闘爆撃機P47サンダーボルトたった1機に壊滅に追い込まれた、ということもあったとか。
車体の下部脱出ハッチは、歩兵にとって格好の弾除けとして重宝されたため、駐車している夜中などによく盗まれたそうです。
また、装甲が足りないとして現地では、民家などから持って来た板を張り付けたり、コンクリートブロックや予備履帯、予備転輪はもとより、機銃の弾薬箱まで括り付けた車両の写真が残されています。
イギリスに送られたM4中戦車試作型であるT6こと、「マイケル(米マイケル購資使節団長に由来)」はRAC戦車博物館に展示されていて、砲塔など制式採用版との僅かな違いが見て取れる、貴重な資料となっています。
また、弾薬庫の処置をしていない頃、被弾してすぐ即応弾の炎上や爆発の頻度が高いことから「ライター」と揶揄されていました。 装甲もほとんどあてにならないので「池のアヒルのようにやられる」とも言われました。
奇しくも後の太平洋戦線で、旧日本陸軍戦車が同じM4によって同じ目に遭わされていた事は、ヨーロッパ戦線にいた彼等には想像し得なかったでしょう。
#endregion
*コメント [#ydf0f938]
#pcomment(./コメント,reply,5)
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