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基本情報
艦名 | オホトニク | 艦級 | オホトニク級 | 進水 | 1917年 | 排水量 | 2,050トン | 全長 | 136m | 幅 | 9.9m | 出力 | 25,500馬力 |
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性能諸元
基本性能
抗堪性 | 継戦能力(HP) | 12,096 | |
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防郭防御 | 5.00% | ||
火災浸水耐性 | 10.00% | ||
装甲 | 4.00% | ||
対水雷防御 | 3.00% | ||
機動性 (操縦性) | 最大速力 | 31.68ノット[kt] | |
加速時間 (最大速度) | 12.59秒 | ||
転舵速度 | 7.40角度/秒 | ||
転舵所要時間 | 4.20秒 |
隠蔽性 | 通常 | 副砲 | 主砲 | 火災 | 煙幕 | |
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海面発見距離 | 6.00km | - | - | 0.0km | 0.0km | |
航空発見距離 | 0.0km | - | 0.0km | 0.0km | - |
搭載兵器
主砲 | 船体 | 兵器名/口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災/防郭) | 装填 | 旋回速度 | 弾種 | 射程 |
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- | 130mm L/55 Model 1913 | 7基×1門 | HE弾 392(4.00%) AP弾 426(150.00%) | 8.00秒 | 8.00角度/秒 | - | 7.31km |
魚雷 | 兵器名/口径 | 搭載基数×門数(片舷指向門数) | 射程 | 雷速 | 最大ダメージ | 装填時間 | 魚雷管旋回速度 | 発見距離 | |
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- | 450mm Goncharov Triple | 4基×3門(12門) | 3.60km | 61.13kt | 2016 | 31.20秒 | 18.00角度/秒 | 0.0km |
対空砲 | 船体 | 兵器名/口径 | 搭載基数×門数 | 秒間平均ダメージ | 射程 |
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- | 00mm/00 | 0基×0門 | 18 | 1.50km |
兵装レイアウト
右が艦首側。黄色の円が主砲。桃色の円が魚雷発射管。
艦艇スキル
- エンジンブーストI(20秒間、最大航行速度+10%、クールタイム75秒)
搭載可能装備
- ヒストリカル迷彩
名称 専用/共通 有効時間 コスト 効果 ヒストリカル迷彩 専用 無期限 - 主砲射程 +4%
魚雷射程 +4%
転舵速度 +4%
海面発見距離 -4%
勲功アップ +20% - アイテム
- 修理班
- 上級修理班
- 応急修理班
- 上級応急修理班
- 軍需物資
- 高品質石炭
- 高級船員食料
- 予防整備パック
- 改良型ディーゼルエンジン
- 追加対空弾
- 航空機用精製燃料
- 補給パック
- 装備
- 兵装
- 射撃システム改良I
- 主砲改良I
- 主砲改良II
- 魚雷発射管改良I
- 防御
- ダメージコントロールシステム改良I
- 操舵装置改良I
- 推力改良I
- 兵装改良II
- 適性
- 兵装改良I
- 操舵装置改良II
- 推力改良II
- 兵装
アップグレード
船体
主砲
副砲
火器管制
エリート艦艇特性
- 新型操舵装置(転舵速度:+6%、転舵加速度:+10%)
- 新型榴弾(主砲榴弾ダメージ:+2%、主砲発火率:+7%)
- 勲功(勲功アップ:+10%)
ゲーム内説明
第一次世界大戦中、ロシア海軍の近代巡洋艦不足を補うために独自の大型駆逐艦を造るプロジェクトの下で建造された艦。
この艦級にしては過度の大きさにより、複数の艦砲および魚雷発射管を装備できた。
解説
オホトニクは魚雷の破壊力と砲撃能力を兼ね備えた大型駆逐艦である。
全周旋回する130mm砲7門、魚雷12門の攻撃力はどちらも強力。
ただし魚雷の使い勝手にクセが強く、また大型駆逐艦のため他の多くの小型駆逐艦とは異なった運用が求められる。
- 主砲
130mm砲を艦首側に2門、艦尾側に5門、それぞれ中央軸に沿って縦に並べるというユニークな配置となっている。
ある程度艦を傾ければ全7門の射角の範囲に入り、駆逐艦としては強力である。
ただしそのレイアウトの性質上、真正面には1門だけ砲撃可能、真後ろへは全く砲撃不能になる。
また、艦の旋回に砲塔が追いつかないなどの制約がある。
- 魚雷
艦の中央部に3連装魚雷4基合計12門が主砲と同様中央軸上に配置されている。
魚雷発射管は全周旋回できるため一度で全ての魚雷を発射できる。
そのため瞬間的な破壊力は強力でオホトニクの1番の魅力といえよう。
しかし、そのレイアウトの性質上射角が狭く、ほぼ真横を向けて発射しなくてはならない。
また、射程が非常に短いのも短所である。
- 機動力
駆逐艦としては大きく見劣りする。
隠蔽性能の海面発見距離6kmや、エンジンブーストをうまく活用して補うとよい。
- 対空
対空装備は一応存在するという程度
- 強化
編集待ち
史実
オホトニク(Okhotnik / Охотник)は、1917年初頭にロシア帝国海軍で計画された「マトローソフ大佐の駆逐艦(Эскадренный миноносец Матросова)」をモデルにした駆逐艦である。
時は1913年、ロシア帝国海軍は日露戦争を生き抜きシベリア小艦隊に所属している巡洋艦である「アスコーリト」と「ジェームチュク」を更新するため、2隻の防護巡洋艦「ムラヴィヨーフ・アムールスキィ」と「アドミラール・ニヴィリスコーイ」をドイツに発注していた。しかし第一次世界大戦の勃発に伴いドイツ海軍はこれらを接収、ピラウ級防護巡洋艦「ピラウ」、「エルビンク」として1914年に就役させた。ロシア帝国海軍としては従来の石炭ボイラー艦に代わる蒸気タービン艦の整備が急務であり、蒸気タービンを運用する上で訓練用となる艦艇に興味をもっていたのである。当時建造予定であった「スヴェトラーナ」や「チェルヴォーナ・ウクライーナ」といった新型巡洋艦は蒸気タービン艦であり、これらを適切に運用するためにもピラウ級の導入は重要だったと言えよう。それ以前にピラウ級は高い攻撃性能と機雷敷設能力、高速性を持った優秀な巡洋艦だったのだ。
1917年2月20日、ロシア帝国海軍造船総局技術評議会でバルト海艦隊更新の会議が行われ、当然ピラウ級を原型とする艦も検討されたが、これまでの戦訓からピラウ級のような小型高速巡洋艦は無用であるという結論に達した。併せて、装甲巡洋艦「リューリク」のような艦に300~350個の機雷を敷設できるレールを装備した艦もしくは、建造期間・費用の面で有利である同程度の能力を持つ大型駆逐艦が提案された。この後者の案が後の「オホトニク」である。
この駆逐艦に課された任務は「敵駆逐艦の駆逐、敵巡洋艦との交戦、敵性海域での偵察および攻撃型機雷敷設」であり、これを達成するために強力な砲と魚雷を備えた小型多目的高速戦闘艦兼機雷敷設艦としての設計が求められた。
議長を務めるV. K. ギールスは後者の駆逐艦の設計をR. A. マトローソフ大佐に任せ、3月末には造船総局に排水量2100トンの駆逐艦の設計草案が受領された。4月6日には機械部門で最終案が出され、同月末には海軍大将に提出された。図面を見てすぐにギールス中将はマトローソフに、ロシア帝国造船史に残る言葉を残したという。
「大佐、私たちはあなたに駆逐艦の設計を命じました。しかしあなたは私たちにまるでубивц(キラー、殺人者)のようなものを提出したのです!」
Охотник(ハンター、狩人)の名はここから取られているのかもしれない。
造船総局はマトローソフ駆逐艦の設計案を検討した結果、艦の安定性や操艦性能、強度特性については言及しなかった。しかし砲熕部門は8門中6門の130m砲を102mm砲に換装するという、重量面でより適した修正案を出した。
このマトローソフ駆逐艦は造船総局機械部門によって真剣に批判され、130mm砲を換装せずとも従来の技術(ガブリール級駆逐艦に用いられた蒸気タービン)で運用可能との結論を出した。より具体的には35000馬力の蒸気タービン機関でも33~34ノットの速力を出せるというものだったが、これは甚だ疑わしかった。というのも、1300トン程度の駆逐艦であるガブリール級でさえも31000馬力の機関出力で31ノット程度しか出せず、この速度を達成するには非効率的な燃料消費につながると考えられたのである。マトローソフ大佐はこの問題を解決するために、50000馬力を超えるスヴェトラーナ級巡洋艦の蒸気タービンを駆逐艦用に再設計することを主張したが、多くの時間と資金がかかることからも却下された。
これらの問題が浮上し、マトローソフ駆逐艦の設計は行き詰まっていたが、結局日の目を見ることなく終わってしまった。時は1917年9月、革命の銃声が既に始まっていたためである。
マトローソフ大佐の駆逐艦の諸元は以下のとおりであった。
基準排水量 2100t 全長 130m 全幅 11.24m 喫水 3.45m 機関出力 35200hp 最高速度 33 - 34ノット 航続距離 1000浬 兵装 1913年型オブコフ130mm/55単装砲B-7 8基 1914/15年型76.2mm/30.5単装高角砲 2基 7.62mmマキシム機関銃 2挺 450mm三連装発射管 3基 機雷最大300個
130mm砲1門を取り除くことで、450mm三連装魚雷発射管を1基増やすことも可能であった。また機雷は200個搭載する上では砲の運用に支障はないが、300個搭載すると一部砲の運用に支障が出たとされる。
オホトニクの名はWGのオリジナルであり、マトローソフ大佐の駆逐艦としての固有名は決定していないと思われる。
なおアホートニク(オホトニクのロシア語読み)という駆逐艦は実際に存在しており、アホートニク級駆逐艦のネームシップである。この駆逐艦は建造当初「敷設巡洋艦」に類別されており、高い敷設能力をもっていたマトローソフ大佐の駆逐艦にふさわしい名前であるといえる。
余談であるが、ロシア海軍は伝統的に駆逐艦を用いた機雷戦を重視しており、グネフヌイ級駆逐艦は最大60発の機雷を搭載できる。この伝統は冷戦期までも受け継がれ、ソブレメンヌイ級駆逐艦でさえも最大22発の機雷を搭載・敷設できる。日露戦争における戦果のほとんどが機雷によるものだったためなどと邪推してみるが…
(PC版Wikiより引用)
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