SRってどんなバイク?
500と400の違いは?
ストロークが違います(500: 84mm、400: 67.2mm)。400でも、クランクおよびピストンを500用のものに交換すれば500と同じエンジンになります。また、そうした車両を販売しているショップもあります。400を500にした場合は改造申請をしましょう。400cc以上のバイクを400cc未満として登録・運行するのは犯罪です。大型二輪免許を持っていない場合は無免許運転になります。
最高速は何km/h出ますか?
400ccのノーマル車で140km/hに届かない程度です。下り坂などで頑張れば150出るかもしれませんが、振動がきついです。
燃費はどれくらいですか?
年式にもよりますが、通常なら平均19~23km/lといったところです。公式サイトの燃費は40を越えていますがかなり大袈裟に書いてあるので信用しないようにしましょう。
ドラムのフロントブレーキはちゃんと効くんでしょうか?
'85-'00のSRに採用されていたドラムブレーキですが、必要最低限には効くものの、コントロール性は良いとは言えません。雨の降り始めには急激に効くようになり、その後は逆にまったく効かなくなるようです。ワイズギアを始め、色々なショップからディスクブレーキへの換装キットが出ています(参照元: YAMAHA SR500/400 "UNOFFICIAL" WEBPAGES > FAQ )。
キックスタートについて
持病、体型などの理由がある場合を除き、基本的なキックスタートは身体が覚えてしまえばほとんど意識する必要も無くなるくらい易しいものです。ただエンジンが冷えている際の始動とエンジンが温まっている状況での再始動とでは操作が少々異なり、このことが整備不良の車両の多いことと相まって下記のような苦労話を生んでいるようです。
・給油後の再出発時、ガソリンスタンド店員に見つめられながら鬼キック。 ・信号待ちでエンスト、道路の端で鬼キック。 ・渋滞に捕まりノロノロ運転をしているうちにエンスト、道路の端で鬼キック。 ・坂道発進の際にエンスト、車体が動かないよう苦心しつつその場で鬼キック。 ・右折待ちでエンスト、退避できず、後続車のホーンを浴びながら鬼キック。
整備を怠らず、始動のメカニズムを理解して望めばキックスタートは難しくないものですが、理解する、もしくは慣れるという過程が必要なことは確かです。この点でどうしても不安という方にはキックスターターだけのSRはお勧めしません。
まずはHow to kick Start | SR Cafeを観てみましょう。Flashで解説されている内容を文字に置き換えると、おおよそ以下のようになります。
- デコンプレバーを引かずにキックアームをゆっくりと踏み下ろし、重くなった位置で止めます。このあたりが圧縮上死点です。
- デコンプレバーを軽く引き、キックアームをさらに少しだけ踏み下ろします。正しく踏み下ろせていればキックインジケーターが白くなっているはずです。慣れればインジケーターを見なくても判断できるようになります。デコンプレバーを離し、キックアームを一番上まで戻します。正しく踏み下ろせなかなかった場合は最初からやり直します。
- キックアームをストッパーに当たる位置まで一気に踏み下ろします。
キャブレターが純正(BSR33、BST34、VM34SSおよびVM32SS)の場合についてまとめています。各種社外キャブレターの場合も基本的な考え方は変わりませんが、型式により操作が異なります。
- エンジンが冷えている時の始動手順(コールドスタート)
- メインスイッチはOFF、スロットルは全開にした状態で、デコンプレバーを引いたままキックアームを5回くらい踏み下ろします。キャブレターが加速ポンプ付きのVM型の場合、加速ポンプが一度ガソリンを噴出するぶん数回多めにキックアームを踏み下ろします*1。済んだらスロットルとデコンプレバーを離します。
☀ この空キックにより吸気経路とシリンダーが換気され、理想的な始動条件に近づきます。通常は省略してもまず問題のない作業ですが、何度も続けてキックスタートに失敗した後などには有効です。空キックにはしばらく動かしていなかったエンジンにオイルを回す意味*2もあります。
効率よく換気するために、スロットルは一度開けたらそのまま固定します。キャブレターが加速ポンプ付きのVM型の場合、閉じたスロットルを開けてキックアームを踏み下ろす、という操作を繰り返すとその度に加速ポンプがガソリンを噴出して換気とは逆効果*3になります。 - チョークを引き(外気温10℃以上ならば半分、外気温10℃以下ならば完全に引くのが目安)、メインスイッチをONにして、スロットルは全閉の状態でキックスタートを行います。
- メインスイッチはOFF、スロットルは全開にした状態で、デコンプレバーを引いたままキックアームを5回くらい踏み下ろします。キャブレターが加速ポンプ付きのVM型の場合、加速ポンプが一度ガソリンを噴出するぶん数回多めにキックアームを踏み下ろします*1。済んだらスロットルとデコンプレバーを離します。
- エンジンが温まっている時の始動手順(ホットスタート/ウォームスタート)
- メインスイッチはOFF、スロットルは全開にした状態で、デコンプレバーを引いたままキックアームを5回から10回くらい踏み下ろします。キャブレターが加速ポンプ付きのVM型の場合、加速ポンプが一度ガソリンを噴出するぶん数回多めにキックアームを踏み下ろします*4。済んだらスロットルとデコンプレバーを離します。
☀ この空キックにより吸気経路とシリンダーが換気され、理想的な始動条件に近づきます。通常は省略してもまず問題のない作業ですが、何度も続けてキックスタートに失敗した後や転倒後などには有効です。
効率よく換気するために、スロットルは一度開けたらそのまま固定します。キャブレターが加速ポンプ付きのVM型の場合、閉じたスロットルを開けてキックアームを踏み下ろす、という操作を繰り返すとその度に加速ポンプがガソリンを噴出して換気とは逆効果になります。 - チョークは引かず、メインスイッチをONにして、スロットルをほんの少し開けた状態でキックスタートを行います。
☀ スロットルを少し開けることで空気が多めに供給され、ガソリンとの比率がエンジンが温まっている時の理想値に近づきます。
キックアームを踏み下ろすのにつられてスロットルをさらに開けてしまわないよう注意しましょう。キャブレターがVM型の場合、ウォームエンジンスターターノブを使用すると良いでしょう。始動後はスロットルを全閉方向に回して解除します。
- メインスイッチはOFF、スロットルは全開にした状態で、デコンプレバーを引いたままキックアームを5回から10回くらい踏み下ろします。キャブレターが加速ポンプ付きのVM型の場合、加速ポンプが一度ガソリンを噴出するぶん数回多めにキックアームを踏み下ろします*4。済んだらスロットルとデコンプレバーを離します。
セルフスターターは付けられないのですか?
SRXのエンジンに載せ変えてセルフスターター仕様と言っている人は居ましたが、別物のバイクになるということは言うまでもありません。SRに似たセルフスターター付きのバイクが新車で欲しい場合はホンダのCB400SSなどはいかがでしょうか。
SRはカスタムパーツが多いと聞いたのですが
SRは生産期間がかなり長く、またバイク自体もカスタムしやすいシンプルな構造であるため、流通しているカスタムパーツは極めて多いです。しかしながら、ノーマルよりも性能を向上させるようなパーツはごく限られていると言ってよいでしょう。中には、精度や耐久性、安全性に問題のあるものも少なくありません。カスタムをする場合は、安全性を最重要視し、保安基準に抵触しない範囲でしましょう。
SR初心者なのですが
走行中、振動がすごいです。こんなものですか?
そんなものです。 各部の増し締め を怠らないようにしましょう、でなければかなりの確率でネジなどがなくなります
メーターの赤い点滅ランプは何ですか?
最新のSRには盗難防止用イモビライザーが付いており、作動中はランプが点滅します。
走行中にデコンプレバーを引いたらどうなりますか?
エンストします。
SRにはどんなヘルメットが良いですか?
以下を理解した上で好きなヘルメットを被れば良いと思います。
排気量 | ヘルメットの種別 | ||
PSC/SGマークなし=乗車用ヘルメットとしての証明なし。PSCマークのないものは乗車用として販売・陳列してはならない。 | PSC/SGマークあり=乗車用ヘルメット。乗車用として販売・陳列してよい。 | ||
安全規格 | |||
PSC/SG(125cc以下)のみ 又は PSC/SG(125cc以下) + JIS2000(125cc以下) | PSC/SG(自動二輪)のみ 又は PSC/SG(自動二輪) + JIS2000(無制限) | ||
~125cc | × 道交法で処罰の場合も | ○ 規格内 | ○ 規格内 |
125cc超 | × 道交法で処罰の場合も | △ 規格外 | ○ 規格内 |
※2007年11月時点での抜粋 参照: Wikipedia 「ヘルメット」 |
● 現在日本国内で販売・陳列されているヘルメットのうち、PSC/SGマークのないものは「乗車用」としての基準を満たしたと認められておらず、SRはおろか原付用としての販売も認められていません。「装飾用」などとして売られているヘルメットを乗車用に使用した場合、「道路交通法施行規則」(第九条の五)に照らして処罰される可能性があります。
● SGマーク表示製品の欠陥により人身被害が発生した場合、消費者は製品安全協会に損害賠償を請求することができますが、規格外の使用ではこの請求が認められない可能性があります。なおPSC/SGマークおよびJIS2000の排気量指定はあくまで安全規格の表示であり、規格外の条件での使用に対する罰則はありません。
故障・トラブル
始動
エンジンがかからない(かかりにくい)
- キルスイッチ、ガソリンの供給、プラグキャップの緩みを確認します。
- ギアがNに入っており、サイドスタンドのセンサーに異常がないことを確かめます。
- スパークプラグから火花が飛んでいるか確認します(「スパークプラグのチェック・交換」を参照)。
- 取り外したスパークプラグをプラグキャップに挿し、電極をエンジンの金属部分などに近づけて置いておきます(感電の恐れがあるため、手で持つのは避けましょう)。
- キックアームを下ろし、火花を確認します。火花が飛ばない場合は新品プラグを使用して再度チェックします。
- エアクリーナーの汚れをチェックします(「エアクリーナー点検・清掃」を参照)。
- 2001年式以降の車両であればバッテリーもチェックしてください。
- それでも駄目ならバイク屋へ。
- SRはエンジンが温まっている際に再始動しにくい傾向があります。
操作
ニュートラルから1速に入らない
半クラッチで軽くスロットルをあおってからシフトダウンするとうまく入ります。
クラッチが重い
クラッチの調整を行い、クラッチケーブルのインナーワイヤーに注油しましょう。ケーブルを長期間使用している場合は新品に交換しましょう。ハンドルを交換したりしている場合は、ワイヤーの取り回しを確認しましょう。
給排気
アクセルを戻したときに、マフラーから破裂音がする
アフターファイヤです。混合気が薄い場合の症状です。少々なら問題ありませんが、出来るならキャブレターのセッティングをしましょう。
電装
ウィンカーがきちんと点滅しない
当方の場合はSW周辺を触ると左右ウィンカ点滅がとまる
バッテリ-は再充電しましたが症状変わらず
リレ-は分解清掃 SWも同じく清掃しましが、原因不明 配線を点検する予定です
このように配線もよく点検する必要がありそうです
ちなみにオリジナルミツバ製??の丸型は廃止されているようですが、純正が6800円ときいてびっくり
社外品12V/27W 3端子の物は半額で帰るようです(角型)