地球人類の台頭/孵化の時代

Last-modified: 2017-07-10 (月) 21:23:31

◆地球人類概要◆

249156807_624.v1499543100.jpg

現在ヒトと呼ばれる種がアフリカの地に現れてからの20万年間は実に目まぐるしいものでした。
人類の居住域は母なる地球の隅々まで広がり、やがて最初の文明の火が灯ります……

……息をもつかぬ科学技術の発展の影には常に重い代償がありました。
殊に戦争というものは、ごく原始的な核兵器が登場する以前でさえ何百万分もの血潮を啜ってきたのです。
したがって、21世紀の動乱を経て人類社会の安定を求める時流の中、諸国家の権能が国際連合へと集約されていったのは当然の帰結と言えるでしょう。
22世紀初頭にはこの超国家組織は事実上の世界政府に変貌を遂げていました……

……88年のモーリタニア治安維持活動を通じてはっきりしたように国連主導の統治に対する抵抗勢力もごく一部存在するものの、
国連出資の研究計画がもたらした技術革新の成果を否定できる者はまずないと言えましょう……
……幾度かの挫折の後に達成した真の意味での宇宙船完成により、我々人類はまさにこの瞬間新しい宇宙探検の時代へと旅立とうとしているのです!
(Dolores Muwanga事務総長就任演説より)

 Stellarisに登場するデフォルトの地球国家は、現在の国際社会が抱える諸般の問題をどうにかこうにか解消し、地球上の国家を平和裏に統合したスーパー国際連合であるUnited Nations of Earth(以下UNE)です。
選挙公約と熱狂的個人主義効果で派閥から影響力を稼ぎ遠方に入植して多くの星系を囲い込み、外交にあたっては受容精神を発揮して全方位善隣友好もよし、敢えて敵を作って囲んで棒で叩くもよしとなかなか使いやすい国家だと思います。
今回の初期指導者は採掘基地コスト-33%減・武器ダメージ8%増持ち。後者はともかく採掘基地コスト減はProsperityの効果と合わせてかなりいい仕事をしてくれるでしょう。
 弱点は初期武装がミサイルである点ですが、対抗手段のない序盤(相手に駆逐艦がそこそこ揃う頃まで)なら強力ですし、早めに探索をすすめて防衛協定を結ぶ相手を見つけておけば運動エネルギー弾やレーザー兵器に乗り換えるまでの時間は稼げます。まあ積極的に選ぶこともないですがね!

初期配置

249155496_624.v1499540480.jpg
 宇宙空間には北も南もあったもんじゃありませんが、わかりやすくするために本AARでは図の上方を北、下方を南と呼ぶことにします。
標準航宙方位とか銀河方位とかそれらしい名前を付けてあげましょう。それと4つの腕にそれぞれ命名。
そして我らが太陽系は図で言うところのペルセウス腕中ほど銀河中心よりに位置しています。
初期のワープドライブでは碗の間の空間を飛び越えられないので、しばらくはペルセウス腕のなかで勢力を伸ばしていきます。
 余談ですが、非ハイパースペース航法国家でも腕と腕を繋ぐハイパーレーンをなんとか回廊って呼ぶと戦略的価値が上がった気がして楽しいので渦巻銀河オススメです。

序盤の基本方針

  • 周囲の探索をすすめ、太陽系の東西に必要影響力200~300くらいの居住可能惑星を探す
  • 初手Tradition(伝統)のProsperity(繁栄)ツリー開放からTrans-Stellar Corporation(星間企業)開放を狙う
  • 開放次第Energy Credit払いで植民船を建造
  • 1隻目の入植が済み次第、同様に反対側の候補地へ入植
  • 2隻目の入植が済み次第、あるいは並行して首都駐留艦隊を10隻前後まで拡大
  • 支配領域内の宇宙採掘基地拡大
  • 海賊イベント
  • 資源が溜まり次第入植星系近くに前哨基地建設 碗の間の空間を活用して他国が進入できない空間を作る
  • Make UNE Great :)

初動

249171610_org.v1499590601.jpg
最初の技術開発選択肢は画像の通り。

  • Orbital Energy Conversion 積む武装もないのに最序盤に高出力の動力炉は無用の長物。シールドが活きるような戦闘もしばらくは無く、いずれ海賊からデブリで回収できるのでデフレクターも後回し。ということで宇宙港の維持費をペイ出来るようソーラーパネルを選択。
  • Terrestrial Sculpting 前回プレイ時に出てこなくて隔靴掻痒の思いをさせてくれたテラフォーミング技術をチョイス。開発が終わった段階ではテラフォームコストを捻出出来ないのでそんなに積極的な選択ではない。Planetary Unificationでいいと思う。
  • Nanocomposite Materials 工学研究所・鉱山ともにアップグレード費用確保の目処がつかないので後回し。消去法であっても無くても困らないこれを選択。しかしながら今思えばこれも海賊からリバースエンジニアリング出来ますね……。まあ一つくらいは軍事技術をすすめて軍部におもねるのです。選挙もあるし。


     続いて今後の戦略決定のために、我が国の保有する宇宙戦力の7割弱を動員して周辺宙域の大探検航海を行います。
    第三艦隊 (旗艦 UNS Bishop)をペルセウス腕内銀河中心方面、もう半数の第二艦隊(旗艦UNS Cobra)を同銀河系外縁に向けて進発させます。
    UNEの今後100年を決定づける最重要任務なので気前よく乗員全員を2階級くらい昇格させてあげましょうね。


     そして調査船に太陽系周辺星系の探査命令を出し、建築コスト削減持ち総督がいないかチェックしてから、Encourage Free Thought*1のEdict(布告)を出して研究を加速させていよいよ時間停止解除。

2201.03.01#宇宙生命体その一

249190954.v1499625209.jpg

2201.03.01
第三艦隊のUNS Bishopが次々と有望な植民惑星候補を発見する一方、我々は数こそ多いものの居住に堪える惑星を見つけられずにいた。
しかしながら今日、遂に地球外知的生命体を、少なくともその残滓を発見するに至った。
太陽系から銀河方位で東に約26光年、現行技術でのワープ2回分に相当する距離のFangnaur星系にて何らかの理由で集結する艦艇群と遭遇。
人類は銀河の孤児ではなかったのだ。
艦橋は歓呼の声に包まれ、私もそれをたしなめようとはしなかった。
その未知なる存在はClemente准尉の試みるあらゆる通信に一切の反応を示さず、接近させた荷役ドローンを無警告で蒸発せしめるものなのだと、我々が理解するまでそう時間はかからなかったからだ。
(UNS Cobra艦長 Leishner少佐手記より)

 第一宇宙人(?)は残念ながら敵対的なAncient Mining Dronesくんだったようです。
さらに調査をすすめると、受容もしくは平和国家なら鉱物産出+10%の布告が、それ以外の政体だと鉱物の豊かな星系のリストが報酬になります。
リストの星系は惑星外採掘基地に頼りたい序盤には遠すぎる場所が多いので旨味はちょっと薄いですね。近場なら調査済みってこともありますし。
解体を試みる選択肢だとドローンを撃破する毎にエネルギー+50。近隣の星系に大量のドローンが確認されている場合はこちらもアリでしょうか。
撃破すればデブリ解析で特殊なレーザー兵器が入手できるのでミサイルから乗り換えるという手も使えます。

2201.09.07#宇宙生命体その2

 それから約半年後には太陽系の真西35光年、初期型ジャンプ2.5回分の距離に位置するBion Dazat星系でVoid Cloudと遭遇。
他の宇宙生命体と違って必ず星系中央にいるので探索艦隊が喰われずに済みます。物理研究+10%の補正も美味しくてすき。

2202.04.06#The First League

249190956_624.v1499625227.jpg

号外 地球外古代文明発見!
国連大学地球外考古学研究所のYangグループは6日、アルファ・ケンタウリ VIaにおいて地球外知的生命体のものと思われる遺物を複数発見したと発表。
昨年3月Fangnaur星系での発見に続き地球外知的生命体の実在を裏付けるのは2例目。
報告書によると、遺物の調査を重ねていった結果多様な種族からなる連合国家を形成していたことが判明。
First Leagueと名乗っていたその文明はおおよそ200万年前に比較的平穏な共存関係を築いていたとのこと。


さらに、アルファ・ケンタウリ星系はFirst League勢力圏の中でも中心的な役割を果たしていた星域に位置していたらしく、
First Leagueが銀河系の大部分を治めていたことを示す星図が欠損してはいるが見つかっている。
これほどの権勢を誇った星系間国家がなぜ滅びたのか、人類も同じ轍を踏み得るのか、さらなる調査が望まれる。
(日刊FTL紙 一面記事より)

先進文明の足跡を辿るイベント開始です。
いつのバージョンからだったか、時間経過で自国領内に関連アノーマリーが出現するようになって最後まで進めるのがグッと簡単になりました。
Unityをがっぽり貰えたと思うので出来るだけ早めにクリアしてしまいたいところ。

2202.07.01#Prosperity開放

ようやくUnityが貯まり、最初のTraditionを開放です。方針の通りProsperityを選択。指導者の特性と合わせてコスト減がかなり効きます。(コスト90→37)
それにしてもBeacon of Libertyがあるとは言えこの遅さ。ベース値の低い序盤ではやはり平和主義のAgrarian Idyllが強力ですね。

2203.04.06#居住可能惑星探査

249190957_624.v1499625237.jpg
こちらもおなじみ、居住可能惑星を調査するイベント。ほぼ労無く終えられるのでこの提案を受けない手はありません。
想像もつきませんが、地球以外に生態系をもつ惑星があったら一体どんな様子なんでしょうね。

2203.05.02#星系間国家その壱

249190959_624.v1499625246.jpg

彼の国の代表者がスクリーンに映るまで、私は心のどこかで願っていたのだ。
宇宙人というものは長い触手を持つものなのだと。”Man”という語は地球の語と偶然一致しただけで全く別の意味の言葉なのだと。
(Dolores Muwanga事務総長秘書官回顧録より)

星間国家との初接触はなんとCommonwealth of Man(以下CoM)でした。
ざっくりとCoMの前史を紹介しますと、

  • 21世紀後半、国連主導でワームホール生成装置を搭載した方舟を6隻建造
  • ワームホール装置は不安定でありそれぞれ25万人を載せた方舟は全て行方知れずに
  • これを受けて国連はワームホールによるFTL航法を破棄、別の航法を研究
  • 奇跡的に方舟の内の1隻がデネブ星系で居住可能な惑星を発見、入植
  • 紆余曲折を経てUNEと遭遇←いまここ

21世紀後半に25万人だった人口が2203年の時点で80億人くらいまで増えてるとか、FTL航法開発していきなり150万人を棄民同様にするのはどういうなの国連とか、プレイ国家選択画面の説明文とゲーム開始時のメッセージとで経過年数にズレがあるとか、まあ細かいところはうっちゃっておきましょう。
国連の仕打ちを考えると-1000くらい関係ペナルティが付いていてもよさそうですが、いきなり国境封鎖されるほどは険悪ではありません。
歴史的経緯から、武力による併合よりは連邦の形成あるいは平和裏の統合を目指す方向であたりたいと思います。
UNEとCoM共通の敵が欲しいですね。
UNE北東方面に位置。

2203.05.26#派閥登場

249210404_org.v1499688414.jpg
物理学分野の研究を主導する科学者 Dai Wangを旗頭にFree Elections Foundationが発足。
自由民主政治の守護者を自認する彼らは志向の合致する現政府を強力に支持しています。
影響力おいしいです。
選挙の際Dai Wang支持が大きくなり、貴重な「天才の閃き [tip] 」持ちの科学者を持っていかれる可能性がある点は留意しておきましょう。

2203.08.02#星系間国家そのⅡ

249210407_624.v1499688424.jpg
Holy Fafossan Nationと初接触。民主主義政体のため関係は良好。砂漠に住む。
UNEの北東方面に位置し、CoMと隣接しているので外交上極めて重要な存在です。
対CoM防御協定を結べれば序盤は平和に過ごせそう。

2203.01.02#星系間国家その3

249210410_624.v1499688434.jpg
Ix'Idar Star Collectiveと初接触。権威主義政体のため関係は険悪。極地に住む。
UNEの西方に位置していて入植予定の星系近くに極地気候系の惑星があるので要警戒。
巡洋艦が配備できるようになったら夕日の河原にお誘いしたいですね。
間もなく国境封鎖をくらったので同様の処置をとる。

2203.04.01#物理分野の研究完了

249210414_org.v1499688445.jpg
Orbital Energy Conversionの研究完了。
次の研究はAdministrative AIも悩ましいが、今後開放する伝統の効果を見越しEnergy Gridを解禁するGlobal Energy Managementを選択。

2204.11.02#工学分野の研究完了

249210416_org.v1499688455.jpg
Nanocomposite Materialsの研究完了。
人口増加を加速させたいのでロボットPop解禁につながるPowered Exoskeletonsを選択。

2205.12.02#金で買えないものはない

未来は100光年先にある!
New World Tech社の最新宇宙船に乗って人類の新天地へ移住しよう!
++給付金++
・18~35歳女性4,000Cr.
・18~35歳男性3,500Cr.
・18歳未満3,000Cr.
・36~59歳2,000Cr.
・60歳以上1,000Cr.
世帯ごとに2,000Cr.追加支給
+++++++
契約条項・免責事項をご確認の上、最寄りのオフィスまで……
(当時の入植者募集ホロメッセージより〈一部〉)

伝統のTrans-Stellar Corporations開放により念願のPrivate Colony shipが建造可能に。即日建造開始。
この時点だと通常の植民船が鉱物350相当なのに対し、民間のものだと約180エネルギーで済みますからかなりお買い得です。
浮いた鉱物は軍備に充てて採掘基地設置後の海賊イベントに備えます。
ついでに忘れていたソーラーパネル網をラインに放り込む。




249210419_org.v1499688464.jpg
【東部星域】近隣の国家:Commonwealth of Man(赤)、Holy Fafossan Nation(緑)


249210673_org.v1499689360.jpg
【西部星域】近隣の国家:Ix'Idar Star Collective(灰)

 概ね近隣宙域の様子と他国の所在が把握できたので、今後の拡張方針を明確にしたいと思います。
まずは各星図の赤い旗の星系に入植した後、黄色い旗を立てた星系に前哨基地を建設し囲い込みを図ります。
仮に前哨基地を建て終えても国境封鎖をしない限りは他国の植民船を排除出来ないので、国境監視はしっかりとしておきましょう。
その後は技術・Civicの獲得・Expansionの伝統コンプリートで直轄星系を増やして領域内の隙間を埋めるように入植していきます。

 最初の植民船をどこに向かわせるかという問題ですが、居住可能惑星のタイプで競合するCoM方面への入植を優先します。
武力で屈服させるにしろ属国化から統合するにしろ、相手国の惑星数・人口が多いと手間ですからね。
上の図ではBeta Caeli星系に入植予定となっていますが、もう少しCoMよりの星域にも入植可能惑星があります。
こちらに入植するのもいいのですが、そうすると西部星域の予定惑星に入植する影響力コストが足りないと考えたため見送っています。
CoMの態度も硬化しそうですし。



地球の未来をかけた植民船の建造が始まったところで今回はここまで。
次回は外交に動きがあるかな?お楽しみに!


*1 この布告は効果が下方修正されたので影響力が有り余っていないとロールプレイでもない限りちょっと使いにくいです。今回は後者。