ベビ虐ー

Last-modified: 2025-05-10 (土) 10:35:13

ベビ虐まとめ-ベビ虐ー (シリーズ)
AA版-便秘になったベビしぃ

243 名前: ベビ虐ー① 投稿日: 2003/05/21(水) 16:49 [ yaMvwNX. ]

「サ ウンチサン シナサイ」
ベビしぃの腹を優しくさする母しぃの顔は、心配そうだ。
ベビしぃは全身の力を振り絞って、プルプルと体を小刻みに震わしている。
「……キョウモ ダメダネ…」
ベビしぃは情けないような声で「チィ…」と鳴いた。
ここ一週間程、ベビしぃは便秘をしていた。
「オイシャサンノトコロ イッテ オクスリ モラッテコヨウネ」
母しぃはベビしぃをダッコすると、近所の病院へと出かけていった。
「オイシャサン ヤサシイト イイケド…」
しぃ族はとかく公共施設では嫌われていた。
母しぃは病院を門前払いされた経験が何度かあった。
「ベビチャン チャント ミテモラエルト イイネ」
大好きなダッコをされているにも関わらず、ベビしぃの顔は、
不安そうに見えた。

どうにか門前払いをされずに、母しぃとベビしぃは病院のベビ科に案内された。
長い長い待ち時間の後、ようやく名前を呼ばれた2匹は、
医者の前のイスに腰をかけることが出来た。
医者は優しそうな目をした青年だ。
「どうしました?」
柔和な瞳が母しぃの胸に抱かれたベビしぃを見ている。
(よかった、このお医者さんはやさしそう。安心してベビちゃんを見てもらえる)
母しぃはそんな事を思いながら、ベビしぃの症状を熱心に語りはじめた。
「……そうですか、それは大変でしょう。それでは、いまから検査をします。」
医者はそう言うと、母しぃにベビしぃを診察台の上に寝かせるよう指示した。
「チィ?」
聴診器をベビしぃの腹に当て、その後、直接手でベビしぃの腹を押した。
「ヂヂヂヂヂヂィィィィ…イヤァァァ…イチャーヨゥゥゥ」
腹の中でカチコチになった便のせいで硬くなってパンパンの腹を押されたベビしぃは、
シクシクと泣き始めた。
「痛かったか。そうか、ゴメンね。」
医者は優しくベビしぃをダッコすると、丁寧にベビしぃの頭を撫でた。
「それでは今からベビちゃんに処置をしますので、オカアサンは待合室でお待ち下さい。」
医者はそう言うと、母しぃに退室を促した。

244 名前: ベビ虐ー② 投稿日: 2003/05/21(水) 16:51 [ yaMvwNX. ]

「アニャァ… マ… ママァ ナッコ…」
母しぃが退室して待合室のソファに腰かける姿を見届けた医者は、
だまって診察台の上のベビしぃの姿を目で追っていた。
ベビしぃを見下ろす医者の顔からさっきまでの柔和な表情が消えた。
「アニャ? ナコ?」
小首をかしげて自分の方を見詰めるベビしぃの頭を、医者は思い切り張り飛ばした。
「ったく…汚ねぇベビだなぁ!」
「ヂィィィィィッ!?」
「何が(ウンチサン デナイ)だ!?良かったじゃないか。ざまあみろ!」
「ヂィッ!!」
床の上に転げ落ち、前のめりになって倒れこんでいるベビしぃの尻を今度は、
医師は力を込めて蹴り飛ばした。
ドスっという音と共に、ベビしぃの体はロッカーにブチ当たった。
さっきまで自分の事を優しくダッコしてくれていた医者の、
あまりの変貌ぶりが信じられないかのようにベビしぃは医者の顔を見詰める。
そして恐る恐る口を開いた。
「ナコ…ナコハ?」
「んなもんするわけねーだろッ!」
「ハギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!?」
医者は足でベビしぃの顔を踏んづけた。
「俺はしぃ族のフン詰まりの為に医者やってんじゃねーんだよッ!このクソ虫っ!」
「イチャァァァァァァァァァァーーーーッ!!」
足で鼻先を蹴飛ばされたベビしぃの小さな鼻から、鼻血が噴き出した。
「…床を汚すなッ!…ほらぁ、掃除しろ!」
医者はベビしぃの頭を床にこすり付けるようにすると、
床の上に零れ落ちた鼻血をベビしぃに舐めさせた。
グエェェェという声と一緒に小さな舌を床に擦りつけて床を舐めるベビしぃの瞳からは、
うっすらと涙が滲んでいた。

245 名前: ベビ虐ー③ 投稿日: 2003/05/21(水) 16:51 [ yaMvwNX. ]

医者はベビしぃを病院の裏手に連れ出すと、
地面の上にベビしぃをあお向けにして寝かせた。
地面の湿った土のひんやりとした感覚が、ベビしぃの背中全体に走る。
「チメタイヨウ ナコ ナッコォォォォォォ」
その感覚に耐えられなくなったベビしぃは、
自分を凄まじい形相で見下ろしている医者に小さなオテテを突き出して、ダッコをねだる。
「てめぇが病院の中に一回足を踏み入れたら病院全体を消毒しないとならないんだよ。」
「ナコ ナコシテェェェェ ナコォォォォォ」
「…聞いてんのかっ、このクソ虫っ!!」
横腹を蹴り飛ばされたベビしぃの小さく柔らかい体は、サッカーボールのように蹴り上げられ、
少し離れた場所へ落ちた。
「チ……チィィィィーーーッ チィィィィィィィィーーーッ」
ドサっという音と共に、ベビしぃの体は腹這いになって地面の上に叩き落ちた。
「しぃ族がノコノコと病院なんかにやって来んじゃねーよっ!」
医者は腹這いになっているベビしぃの体を足でひっくり返すと、
ベビしぃの腹に足を乗せて力任せに踏み続けた。
「しぃなんか薬も診察台も必要ないんだよ!もう二度と病気にならないようにしてやるっ!」
「ヂ…ヂィィィィィィィ…」
ぎゅうぅぅぅぅっと力を込めて踏み続けられたベビしぃの腹の中は、
体内で内臓が破裂してしまったのか、ブニブニと柔らかくなったベビしぃは、
冷たい地面の上で事切れた。
医者は目をつむったまま、もう動かなくなったベビしぃの首根っこをつまむと、
院内の診察台の上に放り投げた。
ベビしぃは、ただ眠っているかのように見える。

246 名前: ベビ虐ー④ 投稿日: 2003/05/21(水) 16:57 [ yaMvwNX. ]
「…一応の処置はしておきました。とりあえず三日分のお薬を出しますので、
朝と夜に飲ませてくださいね。ベビちゃんが飲みやすいように、
甘くておいしいお薬にしましたので、飲ませやすいと思います。」
医者はにこやかに母しぃに言う。
母しぃは、ほっとしたように、医者に礼を述べた。
「センセイ ホントウニ アリガトウ ゴザイマシタ」
「いえいえ。…それにしても、お宅のベビちゃんはとても人懐こくて可愛いですねぇ。
処置してる時ずっとダッコしていたら、私の腕の中で眠ってしまいましたよ。」
医者は診察台の上で目をつむって死んでいるベビしぃの方を見て微笑む。
母しぃは、我が子が既に事切れいている事に全く気付きもしないまま、
診察台の上で死んでいるベビしぃの死体を胸に抱いた。
「センセイ アリガヨウ ゴザイマシタ デハ シツレイシマス」
「おだいじにね。ベビちゃん、元気でね。」
柔和な微笑みをたたえた医者は、
母しぃの胸の中で死んでいるベビしぃに向かって手を振った。

母しぃは、眠ったように死んでいるベビしぃの死体をダッコして、
薬を片手に病院を出た。
「ヨカッタネ ベビチャン タクサン ダッコシテモラエタノ? ヤサシイ オイシャサンデ ヨカッタネ」
母しぃの胸の中で、ベビしぃはもう動かない。
「オクスリモ モラエタネ キョウノヨルカラ ノモウネ アマイ オクスリ クレタカラ イヤガラナイデ ノミマショウネ」
母しぃはふっと立ち止まって、熟睡したように死んでいるベビしぃの死体に微笑みかけた。
「ウフフ…ベビチャンッタラ ヨッポド センセイノ ダッコガ キモチヨカッタノネ」
ベビしぃのほっぺたに母しぃはキスをする。
そしてまた、家に向かって歩き出す。

木漏れ日が、もう目を覚まさないベビしぃの頬を刺していた。



                  
 
                      終わり。

AA版:便秘になったベビしぃ