初期のワッシィ |
ワッシィはカテゴリー的には「しぃ」の亜種に位置するAAである。
原産はおにぎりワッショイスレであり、2001年6月頃にはすでにその原型が存在していた。
初期は「しぃ」や「ちびしぃ」の頭を「 /■\ 」に変えただけのコピペキャラであり
後に頭部は「 /■ヽ 」に調整されるが頭部以外はその後も「しぃ・ちびしぃ」のままである。
登場時期はほぼ「おにーにニータン・オトート(以下おにーに)」と同時期であるが
コピペキャラゆえに「おにーに」と比べてもおにぎりスレでの出番は決して多くはない。
2001年9月、ひたすら虐殺・虐待がしたらばで立てられ、その後「しぃ」や「ちびギコ」が虐殺の標的にされるが
おにぎりスレにいた「ワッシィ」は「おにーに」共々虐殺対象になっておらず
2002年2月末にモナー板で虐殺ブーム期が訪れ、「おにーに」が5月に虐殺対象に至っても
「ワッシィ」はまだ虐殺キャラとして注目はされていなかった。
理由として考えられるのは、この時期の「ワッシィ」は頭部を「 /■ヽ 」に変えた「しぃ」であり
「ワッシィ」というキャラで認識されてなかった事が上げられる。
事実、2002年の作品に少ないながらも「ワッシィ」が登場するがそれは「被りものをしたしぃ」であった。
また2002年、時流によりテンプレチャット形式からストーリー形式に方向転換をしたおにぎり本スレでは
「ワッシィ」ではなく「ちびしぃ」や「おにぎりしぃ」と呼ばれ、未だ名前すら定まっていなかった。
このように2001年からいた「ワッシィ」ではあるが2002年の時点では名称も定まっておらず
虐殺対象としても認識されず注目されていないキャラであった。
火付け役のワッチィ |
2003年になり4月も過ぎた頃、アブ板の虐殺総合スレで「オニギリワッシィ」が登場。
ゲーム内のベビしぃの成長した姿として書かれるがこの時も特に注目される事はなかった。
そのような状況の中、ワッシィが注目される転機になったのは
2003年5月末のしぃネタ総合スレPart20に出現した「オニーニワッチィ」である。
この「オニーニワッチィ」の登場を境にアブ板でワッチィ虐の作品が増え始める。
「ワッシィ」はこの後に「オニーニワッチィ」と一緒に虐殺されるようになる。
このように「ワッシィ」の被虐キャラ化の過程は
「しぃの被り物キャラ」として登場し、「オニーニワッチィ」が注目され被虐キャラ化。
「しぃの被り物キャラであったワッシィ」はその後に「ワッシィ」としてようやく被虐化に至ったのである。
被虐キャラ化後のワッシィ |
キャラの特徴は元の「しぃ」と同郷の「おにーに」どちらにも近い存在であり両者と一緒にいる作品が多く
立場的には食物連鎖の最下層にいる被捕食者であり「しぃ」や「おにーに」よりも弱い事が多い
生態は「しぃ」に近い設定をしており基本的に繁殖で増える。
一度の出産で「しぃ」より多産に描かれる作品が多く、その相手は主に「おにーに」であるが
繁殖に「おにーに」が必要か否かは作品の内容次第であり決まった設定ではない。
性格は「しぃ」から「アフォしぃ」設定を取っ払った比較的大人しい性格の作品が多いが
相手が無抵抗と分かると「アフォしぃ」要素を出す作品もある為一概に大人しい性格とは言えない。
2003年から注目され、キャラ付けもされた「ワッシィ」であるがその作品数が多くはない。
それは同じく「しぃ」から派生した「でぃ」と違いその姿や特徴が「しぃ」とあまり変わらないのが原因の1つと考えられる。
また「しぃ」や「おにーに」との共演は確かに多いがレギュラー出演というよりゲスト的な立ち位置である。
単独スレは「おにーにわっしぃ総合スレ」として立てられていたが機能せずにスレは終わっている。
結果的には「しぃ」の派生キャラとして「でぃ」ほど大成しなかったが「おにーに」との絡みや
最弱レベルの弱さ、食べ物枠とその特徴は豊富であり後年まで「ワッシィ」は作品に出続けているので
他のしぃ亜種と比べると多方面で活躍を確認する事が出来るだろう。