チャイルドシート

Last-modified: 2014-10-24 (金) 18:54:29

編集中

チャイルドシート(CRS)の選び方について

○○というCRSが自分の車に着くかなあ?/自分の車に着くCRSあるかなあ?

メーカーのホームページ等に車種別適合表があるので、まずはそれを参考に。
CRS各社を片っ端から調べたい場合はアマゾンのまとめリンク↓が便利
http://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=200136620
  但し、使い勝手等の問題があるので、適合表上○でもできれば【極力】販売店にて試しに装着してみることを推奨。
かなり古い車でネット上の適合表では既に掲載されてない場合、ベビー用品店に置いてたりする一昔前の適合表で確認できたりする例も。

車種適合表を隅々まで探したけどそれでも載ってない、といった場合は確実性求めるなら本スレで聞くより
シートベルト式/isofix式問わずCRSメーカーまたは車メーカーに直接自身で問い合わせした方が無難です。

やっぱり値段が高い方が安全なの?

定価一万前後〜十万円近くと種々ありますが(ISOFIXやベルト増し締め機能といった安全性に直結する機能で価格↑の場合を除き)
基本的に値段は安全性能には比例しません。安くても良い(安全な)チャイルドシートは山ほど。

参考として、廉価でも安全性に優れると思われるチャイルドシートに共通する基本的特徴は
軽量(=目安は5〜6kg台まで。iso-fixもベルト増し締め機能も無しの支柱付きタイプ(自重10kg超)はほぼ論外)
シンプル(=回転機能やベッド型兼用といった付加機能は、いざ事故時の安全性能という意味では元々付いて無い方がベター)
低座高(=重心低い方が安定。ついでに使いやすさも勝る)
の3条件そろった物です。

知り合いが古いチャイルドシートを譲ってくれる、って言ってくれてるんだけど/リサイクル店で激安シートを見つけたんだけど?

昔使っていてしばらく放置されていたシート等では、使われているプラスチック等が劣化して壊れやすくなっている可能性があります。
付属品や説明書等も欠品してる可能性があるので、基本的にはお勧めできません。
どうしても・・・というのであれば、最低限以下の条件を満たすようにしたほうがいいかと。
使用歴や事故歴、保管歴が確認できること(=リサイクル屋等は避けた方が吉。CRS本体には見た目損傷生じなかったような軽微な事故でもメーカー側は再使用は危険と禁じているが、そういう事故の有無を知るのは前ユーザーのみ)
新ECE基準品か、2003年国内基準の製品でも製造後5年以内を目処に(一般的にチャイルドシートの使用期限は5~6年)。
メーカーによっては「もう使わないでね」な機種を公開してたり。
例)コンビ:http://www.combi.co.jp/safetyinfo/carseat_list.html

種類がいっぱいあって、よくわからない。何を選べばいい?

とりあえず、これを参考に。
http://www.baby-pro.co.jp/morimoto/report/16/report-16.htm
http://allabout.co.jp/gm/gl/11218/
書籍では
「ベビー用品買っていいものダメなもの」シリーズ (晋遊舎:100%ムックシリーズ MONOQLO別冊) が、ベビー用品関連雑誌としては割と忌憚なく各製品レビューしてる方?

※お勧め傾向としては
0~4歳用シートベルト固定機種を考えている場合は「新基準の乳幼児兼用における注意点」「通せんぼ」を参照。
車席リクライニング&スライド付き車なら、ママ楽ハンドル等無いシンプル機種でもリク利用の増し締め技使えるのでまずまず。
3歳~用のジュニアシート選びについては「座面のみの簡易タイプよりできれば背もたれ付き機種しといた方がベター」
といった声が多いようです。

個々の機種の安全性能について調べたい場合は「チャイルドシートアセスメント」を参照する手も。
PC環境なら参考リンクにあるNASVA(主に国産機種)やADAC・OAMTC(欧米機種)のサイトから閲覧可能、
またNASVAの結果は大手ベビー用品店・売り場に冊子として置いてる場合も。

新生児向けには後ろ向きよりもベッド型を選んだ方がいいの?

ベビーシートで衝突時に安全なのは、ベッド型ではなく後ろ向き斜め45度。

欧米での一般論(NHTSA等の行政組織、消費者団体、小児科学会等からの情報)としては、
イス型:新生児からこちらが普通。新生児期は後ろ向き45~50度推奨だが、
成長し首が安定してきたら55~60度に背もたれ起こす方がベター。
(背もたれが立っている方が衝突時に頭部に加わる運動エネルギーが減るので事故時にはより安全だが、 新生児に限ってはあまり背もたれ立ちすぎると首が不安定な為に呼吸が適切にできない可能性ある故に45度設定されてる模様。この点0~1歳用ベビーシートは元から設置後の角度調節容易なので、新生児期45度→首座り完了後はやや起こし気味で使用することも可能。また基本座席に固定しっぱなしとなる一般的0~4歳用機種においても、最近は普段は緩やか角度で事故の瞬間のみ背もたれ立って衝撃を軽減させるような設計の製品あり)
ベッド型:未熟児の首座り前限定にて 衝突時の安全性は低い 。欧米では医師の判断が無いと使えないらしい。

そもそもアップリカが根拠としている論文は「37週未満で生まれた未熟児新生児」を対象にした論文であり、論文自体があまり評価されていないとの話あり。
参考:アップリカ製品を語るスレ(http://life7.2ch.net/test/read.cgi/baby/1128183268/582,583,598
CMに惑わされず、安全なものを良く見極めること。

海外における未熟児・低体重(2.5kg未満)で生まれた新生児用ベッド型カーシートの例
Baby safe sleeper(レーマー製、体重10kgまで、仕様月齢0~6カ月)
Infant Car Bed for Preemies(Angel Guard製、~体重4kg・身長50cmまで)

でも、新生児だとベッド型の方が楽そう(快適そう)に見えるんだけど・・・

「ベッド型」は「ベッド」とは違います。楽(快適)かどうかは赤への確認手段がないので実際には誰にも判りません。

「xxターン」や「クルッx」とか、シートベルト固定でも回転するCRSは使いやすそうだけど?

今流行のワンボックスなら車内に乗ってから座らせられるから、回転の意味無し。
ミニバン等、座面車高の高い車だと、普通のチャイルドシートよりも高い位置に赤を持ち上げる必要があるから、 ちょっと苦労するかも。
セダンタイプ等、車内天井の低い車の場合には乗せ降ろしさせる際に天井に子供の頭をぶつけることがある、
という点も注意。

回転式だけに限らず一般に台座高い機種の使用面デメリットとして、子供が成長するにつれ3,4歳なるのを待たずして窮屈感増して使いづらくなる傾向あり。天井がさほど高くない車種なら顕著。
また、座高低い機種ならば1歳以降になれば子供自身が座面によじ登りやすいため早期から自力でCRSに座ってくれるようになる可能ある所が、座高高い機種ではそれが望めず身長伸び体重十数キロ以上になってもいちいち親が抱っこで高く持ち上げ乗せることに(それ故に天井低いと余計に頭ぶつけやすい)。

座高ある機種(ママ楽ハンドル付機種を除いて (*1))ではそれ以前の安全面での問題として、事故等があった場合、チャイルドシートは後部座席との座面を支点とした回転運動で動くから、赤+シートの重量が同じ場合、赤にかかる衝撃はこの重心が低ければ低いほど少なくなる。 (→角速度の法則)

回転式では回転部分があるためにチャイルドシートそのものが重くなるのと、 必然的に赤の着座位置も高くなるので、重心がどうしても上の方になってしまう。
すなわち、重心の低い非回転型シートに比べて、赤にかかる衝撃は大きい、ということになる。

以上の理由で、あまりお勧めしない、というのが大方の意見。
(エールべべのクルットNTでは従来回転式に比べアセスメントでの成績向上したものの、上述の高い台座による使い勝手面でのデメリットは残存)

回転の便利さと低座高をどうしても両立させたい場合、0~1才用ベビーシートなら高い安全性に加え赤乗せて車座面で360度回転可能にてターン機能は十分果たせる。
毎回のシートベルト付け外しって面倒そうで…という向きには専用ベースを車席に付けておけばワンタッチ着脱。
また、ISOFIX固定タイプの回転式ではサイベックスのシロ―ナという製品もあり。

シンプルな新ECE基準0〜4歳用を選ぶに当たっての注意点

4ドア、且つシートベルトがALR(チャイルドシート固定機能)付きの車に、
新ECE基準のシンプルなシートベルト固定式0~4歳用を乗せる場合、
取り付けた側のドアをシートベルトが塞いでいわゆる「通せんぼ」状態となり家族構成によっては困る可能性あり。
詳しくは下述する通せんぼだと困る?の項目参照。

また、通せんぼ了承の上で選ぶにしてもこれら0~4歳用機種群においては後ろ向き仕様が体重13kgまで可な製品と10kgまでの製品の二種類あり、

このスレ的には>>家系的に成長曲線下限をゆく小柄な子に育つのがほぼ確実な場合を除き、13kgまで製品の方をお勧めする傾向にあり。
【13kgまで後ろ向きのおもな製品】としては(2012年5月現在)
タカタ・シンフォニーEC系/ビーンズ系/04-smartfix
グレコ・アッティ/GT
ピジョン・サルヴァージュ/クーナ
joie チャイルドシート04 tilt
等。タカタ、グレコ製品の特徴については詳しくは「具体的な製品について」を参照。

新基準0~4歳用選びたいけど、後ろ向き通せんぼだと困る?

通せんぼって何?と思われる人はこちら参照。

この手の機種を搭載にあたって要注意となるのは、
4ドア車
アメリカ車や2000年代初頭までの国産車によくあるALR(チャイルドシート固定機能)付シートベルト仕様
子供二人以上いる/予定
…以上の三条件全てに合致する場合。

双子の場合に後席の両側にこのようなシートを後ろ向きx2台で設置してしまうとどうにもならなくなったり、
二人目以降が生まれいざこの手のお古を下の子に回すにも事故時リスク重視で後席に兄弟CRS揃えて設置となると、
1歳なるまでの間、乗せ降ろしの度に毎回上の子用シート側ドアから赤を抱えて出入りするのに車内狭いと結構苦労したり
といった可能性あり。
ALRの確認方法
後席のシートベルトを全部引き出し、そこから少しずつ戻しながら途中で手を止めて再びゆっくりと引き出してみる。
⇒そこで再び引き出せるなら「チャイルドシート固定機能無し(ELR)ベルト」。
⇒一旦止めるたびにロックがかかり、それ以上は引き出せない(巻き取る方向にのみ作動)なら「固定機能付き(ALR)ベルト」。
固定機能付ベルトの場合、大部分の長さを巻き取ったところで機能は解除される。車の説明書やシートベルトの根元に付いているタグも参考に。
ただし欧州車では従来よりELRシートベルトが主流であり、また最近の国産車もELRシートベルトが増えつつあるので(ALRベルトでの不注意や悪戯による子供の窒息死事故が起こっている)、こういった場合はタカタのスマートフィックスやグレコのatti以外の機種なら設置側ドアからでも通せんぼしているベルトを腕で押し下げながら子どもを乗せ降ろしすることも可能 (*2)。
1990年代半ばまでの古い車もALRが付いていないことが多いが、ベルトが短めなので注意が必要。

2ドア車では通せんぼの影響は余り無い (*3)。

以上、家族構成及び車種の事情により通せんぼなると確実に困ると思われる場合は、
通せんぼ製品の中でも肩ベルト通す位置低くサイドプロテクト控え目な物(例:タカタの04-beans系やコンビのコッコロ・ミニマグランデ等)
ではあるいは車種によっては設置ドアからの乗せ辛さ軽減する可能性あり、これらの製品を実際に設置で確かめてみる。
それでもやはり無理というなら、いっそ
ISOFIX固定式0-4歳用(例:タカタ04-ifix、safety1stプレミオフィックス、グレコのG-Fix、エールべべのキュートフィックス等)にする
シートベルト固定式選ぶにせよ、0-1歳用ベビーシート→1-4歳用/1-10歳用機種といった買い替えパターン方式にする
…等の手段を検討する手もあり。
※なお、ISOFIX機種を検討する際には車によっての注意点参照。

むろん「子供2人以上予定してるにもいつ生まれるかも分からないし、もし下が生まれたら生まれたで乳児期限定だし例えばベビーシート購入なりレンタルなり考えても良いから、今は通せんぼ機種で気にしないわ~」という考え方もそれはそれでありかと。

うちの車にISOFIX装置あるけど、市販の汎用・準汎用ISOFXチャイルドシートつけてもOK?/ISOFIX車種適合について知りたいんだけど?

「汎用/準汎用ISOFXチャイルドシート」て何?と思う向きはまずこちら参照。

1. 基本中の基本としてまずはCRSメーカーの車種適合表を確認。
  準汎用ISOFIXチャイルドシートの現行機種は大抵は車種適合表で確認できる。
  またレーマーやマキシコシ等の海外メーカー製品では汎用/準汎用ISOFIXチャイルドシートいずれにおいても、
  たとえ日本版公式サイト適合表に掲載されてない車種・年式でも本国本家サイトでは載ってる場合あるので、
  そちらも確認してみること(参考リンクに海外本家サイト一覧あり)
  それで載ってない(車種は載っていても車の年式古くて不明例も含め)場合はCRSメーカーに問い合わせ。

  (※余談としてレーマーの公式サイトのISOFIX適合表は車メーカー側や他の汎用・準汎用ISOFIX機種扱っている

    CRSメーカー各社に比べ更新遅め=サイト適合表の車種情報は少々古め、との話も)
   なお、床下収納ある車種で支柱付き準汎用ISOFIXを付けたい場合は準汎用ISOFIXチャイルドシートについての注意点を参照のこと。

2. 以下、汎用ISOFIXチャイルドシートに関して車種適合表に可否が掲載されてない条件下での話として、
 1)車の取扱い説明書のISOFIX説明ページに
   http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha06/09/091002/01.pdf
   ↑の下部に図示されてるような表、もしくは座席別に付けられるチャイルドシートについて説明あり、なおかつそこに
   「サイズ等級B1」/「器具クラス ISO/F2X」/「IUF」
   等の文字がどれかひとつでも見当たれば恐らくOKだが、どれも見当たらなければ要注意 (*4)。
   また、この手の表や説明文自体が取説になければ「汎用ISOFIX対応」以前の車である可能性大。
    http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha06/09/091002_.html
    http://ja.wikipedia.org/wiki/ISOFIX
 2)車の純正ISOFIXチャイルドシートが「汎用ISOFIX対応(例:タカタneo G-child iso tether・BMWジュニアシートクラス1-2、
  トップテザー付のレーマーduoプラス (*5)等、及びそれらのOEM)」であることが確実な場合
  での市販の汎用ISOFIXチャイルドシート使用は問題ない可能性高い。
  ただし【ネットで調べる際の注意点】として、
  現在の車メーカー公式サイト上に掲載されている最新の年式モデル車でこそ純正が「汎用/準汎用ISOFIXチャイルドシート」
  となっていても、
  以前のフル/マイナーチェンジ前の年式モデルでは「車両限定ISOFIXチャイルドシート」が純正である車種もあり (*6)、
  メーカーによっては現在の公式HPでは確認困難な事もあるこういった旧年式モデルの場合は以下の3)に相当する
  可能性もあるので注意。

   以上、1)の車取扱説明書でも不明・2)で自分の車に該当する純正CRSの確認取れないといった場合は、
   →スレに頼るよりまず情報確かな該当車メーカーやCRSメーカー等に自身で直接の確認のこと
     (年式や型式だけではわからない場合があり、車体番号が必要なこともあるので車検証をお手元に)
  
 3)汎用ISOFIXチャイルドシート検討しているものの車側の純正ISOFIXチャイルドシートが
  「車両限定ISOFIX対応(例:タカタG-child iso tether及びそのOEM)」だったり、
  車側にトップテザー取付装置が元々付いてない・オプション仕様だったりといった場合は、
  これも直接メーカーもしくはディーラーに問い合わせ。

いずれにせよ、車が該当CRSメーカー車種適合表に掲載されておらず自力で調べても不明な場合や、適合表に○が載ってない場合の問題点は?といった疑問については法的な意味含め確実に万全を期したい確かめたいという方ならば、自分の車につくかなあ?のQ&Aのラスト一行を念頭に、無用な○法厨を呼び込まない為にも本スレよりも言質のとれる車メーカーやCRSメーカーに直接ご自身で納得いくよう相談確認しましょう。 (*7)

以下、車種適合表上に可否記載なく、上記2の1)2)での汎用対応化以前である車/3)に該当する車の状況について、スレ内での考察。
2006年の法改正以前(2003年保安基準)の我が国でのISOFIXは法律上の扱いは組み込み式シート(ビルトイン形式)と同じ「車両限定」扱いであり、チャイルドシート部も含めてその車両専用部品の一部とみなされていた。
この「車両限定」グループは「車ごとの車台とチャイルドシート部分をいちいち組み合わせての試験」にて初めて認可が得られる方式がとられ、その結果当時の国産車ISOFIXに対応するチャイルドシートは、車メーカー純正品が大勢を占める状況であった (*8)。
その一方で当時の車側のISOFIX取付装置においては他のISOFIXチャイルドシート全てにも使えると保障できる程厳格には規格が定められておらず(=極端にいえば車メーカー各社がおのおの独自で定めた純正ISOFIXチャイルドシートとの組み合わせでのみ問題なく着く設計/位置/構造/強度にしておけば良かった)、このため純正以外ISOFIXチャイルドシートにも問題なく使えるような互換性が本当にあるかに関しては(おそらくは主にトップテザータイプのハーネスを留める車両側アンカーについて)、厳密には不確実さが残る状況となってしまった。
メーカーに問い合わせて「そもそも汎用ISOFIX用テザーアンカーの付いてない車では、前向き時汎用・後ろ向き時には準汎用ISOFIXとなる市販テザータイプCRSは適応不可 (*9)」との回答得た例も。

故に2006年新保安基準のISOFIXチャイルドシートについてもこの手の2003年基準の旧車両モデルで適合確かめるには改めてマッチングテストをメーカー側が行っていく必要あることとなり、それで問題ないと証明されれば適合○となる可能性ある訳だが (*10)、未試験の車(年式モデル)に関しては正式な検査方法で適合が確認されていない限り、メーカー側からしてみれば規定外の使い方であり、ユーザー側にしてみれば現状では「厳密に言えば安全性では自己(家族)責任」ということになる。実際、CRSおよび車メーカー・国交省に問い合わせた例ではいずれも「付くことは付いたとしても、その組み合わせでのテストを行っていない限り当方からの保証は現在の所はできません」というスタンスらしい。
CRSメーカー曰く「車側の取説にサイズ等級の記載がなければ、そもそも適合検査前にはじかれてしまっている」という事例ある模様 (*11)。

保険会社に問い合わせた例では「故意または重大な過失が認められる場合、例えば、チャイルドシートが固定されていない場合や、あらかじめ外れることが予測できる状態で事故に遭った場合は、人身傷害保険などについて補償の対象外となる可能性あります」とのことで実際の事故後CRSが果たしてどうなっているかは不明ゆえ、これまた自己責任ということになるかも。

なお2012年6月までは国産車両・CRS両者とも従来国内基準から新ECE基準への移行準備期間であったため、車においてもCRSにおいても2003年基準である「車両限定ISOFIX」と2006年基準である「汎用ISOFIX」の製品いずれも出回っている現状であるが、完全施行となる2012年7月1日以後に製造・販売される国産車は全てロアアンカレッジ&トップテザー用アンカーとも規格統一された「汎用ISOFIX対応」となり、市販CRSも新ECE基準品(ISOFIXに関しては「準汎用」OR「汎用」)のみ販売可となったので、旧基準品は在庫無くなり次第販売終了。 (*12)。
ちなみに欧州車では2006年2月製造の車から殆どが汎用ISOFIX対応化。

準汎用ISOFIXチャイルドシートについての注意点
ISOFIXアンカーがついていても床下収納ある車席では、乳幼児兼用04-ifixや一般的ベビーシートでのISOFIXベース仕様等に代表されるサポートレッグ付き準汎用ISOFIXは車床強度的に不安との理由で「装着不可」になる可能性が高い。
ベビーシートならベース使わず本体シートベルト固定でも高い安全性得られるが、それでも0歳時期にISOFIX使いたい〜という向きには
0~4歳用セーフティファースト社のPrimeoFix(日本育児)、エールべべのキュートフィックス
0~1歳用トヨタ純正neo G-child iso baby等といった車メーカー純正品等の一部
…はサポートレッグ無。
ただしCRSメーカー製品については車種適合表確認、車メーカー純正品に関しては自分の車に適応か否か不明な場合は該当の車メーカーやディーラーに直接問合せること。
また、フォルクスワーゲン等の車メーカーによっては床下収納部を埋めるスペーサーが純正オプションである模様。

米国基準ISOFIXチャイルドシートって?新ECE基準に対応しているの?
米国基準でのISOFIXチャイルドシートとは、一本のベルトの両端にそれぞれISOFIXコネクタの付いたもので車側金具(アンカレッジ)に固定するLatchシステム。
米国のみで通用するもので、新ECE基準(ECE R44/04)ではない。
ブライタクス・レーマーUSAのB-SAFEやマキシコシのMICO(両者とも本国本家では取扱なくアメリカ限定品な模様)でのISOFIXベース仕様、イーブンフロー製品等はこれに属する。
実際にどんなものか見たい場合は米国基準チャイルドシート(上記製品群の他、一例としてcombi USAのcoccoro)の動画で検索かけて参照のこと。

子供を座らせたままリクライニングできる製品が欲しいけど?

前向き仕様時、5点ハーネス式かつ座らせたままリクライニング可な製品としては
レーマー・キングプラス/Duoプラス/Safefix/Trifix
マキシコシ・パール/トビ
グレコ・アッティ/GT/G-fix
レカロ・ヤングスポーツ
エールベベ・ズット/スイングムーン
日本育児(セーフティファースト)・プレミオフィックス
等があげられる。

アップリカ・ユーロハーネス(グレコ・モノティスのOEM)も一応は車席設置後にリクライニング可だが、子を座らせたままでは不可っぽい。

ただし、ズットでは実際にはリク作動の可否は設置する車座席との相性に左右されたり、またリク自体がしようとするまいとドライブ中よく寝る子だと気にせず熟睡してたりするので親が思うほどにその機能の有無で快適面に実は大差ないのではという声も。

体重18kg以上/身長100cm越えても使えそうな5点ハーネス式ってない?

今のところ一般市販品であるのは
コンビのマルゴット(体重25kgまで可)
位。ただし乳児期から使いたいなら後ろ向き仕様では大幅に前後空間必要な以上、スライド席でない車には不向きかも。

うちの車、古くて後部座席が2点式シートベルトなんだけど、着くシートないかな?

現行のシートでは2点式に対応しているものはほぼありません。わずかに(?)対応してるのは
GRACOのジュニアベビー&セーフティベースセット、ロジコS&HPベースセットなどのベビーシートのベース付き。
evenfloのベビーシートか乳幼児兼用(乳幼児期とも2点式可)、幼児学童(これは幼児期のみ2点式可)チャイルドシート。
3歳~用ジュニアシートで2点式可な製品は皆無(幼児学童兼用のジュニア仕様も含め)。
結論として、可能な限りまずは車の買い換えから検討しましょう (*13)。

グレコのベビーシート解説
http://www.urban.ne.jp/home/krishna8/baby-pro/sab/2004/graco-babyseat.html
(↑オートベビーという現在廃盤機種についての紹介だが、基本的機能に関してはグレコ現行ベビーシートにもほぼ通用)

イーブンフロー国内公式HP
http://tristar.co.jp/evenflo/conv/index.html
【注意】イーブンフロー製品は米国基準品であり新ECE基準認可ではないため、2012年7月1日の新基準完全施行後は日本国内では販売終了となる可能性あり
(7月1日時点で購入済みの製品をユーザーがそれ以降も使い続けるのは、従来国内基準認可品での扱い同様に法律上は問題ない)

下に子供が生まれるんで上の子が今使ってる乳幼児兼用を回したい。体重15kg/3歳にはまだ少し早いけど、上の子を学童用ジュニアシートにしても良いかな?

安全第一に考えるなら、学童専用シートへは安易に早く移行しない方が良い。詳細は、学童用への移行の目安を参照。
このスレ的見解としては、
年齢差が2年前後以内なら、基本的には上の子に1~10歳用シートを用意した方が無難かも。
ただし年齢差が3年近いかそれ以上といった場合は上の子の体格を考慮した上で、今後一年以内に学童専用使えるようになる可能性大ならば、下の子に0+カテゴリーのベビーシート等を用意して上の子が乳幼児兼用を卒業できるまでつなぐという手もあり。

なお、学童専用シートを選ぶ際には状況が許すならいきなり座面のみのブースタータイプにするより背もたれ付タイプ
(それもできれば12歳まで背もたれ外さず使えるタイプ)にしておいた方がベター。理由は学童用シートについてを参照。

【*1】 タカタのママ楽機種においては安全面は強化済。ただし前述「その座高故に早めに使いづらくなる」というデメリットは04-neo系も共通
【*2】 例外としてスマートフィックスはシートベルトをママ楽でぎっちり締めあげ固定する以上、ベルトALR機能の有無にかかわらず後ろ向き仕様の限り通せんぼ確実。またattiはELRベルト車席での設置不可とグレコ側が指定している以上、やはり通せんぼ確実
【*3】 ヒンジ式ドアでは乗せ降ろしの度に4ドア以上に大きなドアを開け放つ必要あるので狭い駐車場等では周囲に要注意、という別問題は残る
【*4】 輸入車など、例えば最近のBMWでは車の取説に「B1」や「IUF」の記載なく、しかも本家ドイツレーマー適応表側自体はぱっと見FMC前のテザー無「車両指定」時代のマーク羅列のままで紛らわしかったりとでかなり悩ましく思えるところだが、この場合取説に「ISO/F2X」の記載ある車なら「前向き幼児汎用:B1」に相当するのでテザー付き汎用ISOとして使用可かと
【*5】 ただしduoプラスのメーカー純正OEMはマツダや欧州車の一部などでは「車両限定」扱いだったりする事もあり、不明ならレーマーや車メーカーに直接確認
【*6】 例:ホンダフリードは2011年10月マイナーチェンジ後のモデルから「汎用ISOFIX対応」となったので以前の年式についてホンダに問い合わせても汎用ISOFIX不可と明言されたり
【*7】 たとえどんなに専門家ぽい/マニアックそうなレスがつこうとも2ちゃんは所詮2ちゃん故w、貴方にとって我が子の安全装置に万が一何かあったとしても保障も責任も決して持ってくれる人ではありません。またその手の書き込みから確認取れない者同士のやりとりで論争化し望まずともスレ自体しばらく荒れる発端となってしまった過去の例もたびたびあり、ご注意を
【*8】 例外的にマツダのみは形式上「車両限定」扱いであれレーマーDUOプラスを純正チャイルドシートとして採用してきた
【*9】 三菱とキュートフィックスの例
【*10】 例えばトップテザータイプでない「準汎用」ISOFIXチャイルドシートの04-ifixではタカタ側が独自に車メーカーに供給している純正汎用・車両限定ISOFIXチャイルドシートと比較して実際に試験を行い、その結果問題なしとみなせば「車両限定」「汎用」ISOFIX対応車の区別なく「適合○」としている模様。一方ホンダ側は、同タイプOEMの純正チャイルドシートNEO-isofixに関しては2012年3月情報では汎用ISOFIX対応車でなかったストリーム等での旧モデルに関しては車両限定ISOFIXとしての組み合わせでの認可得ていない以上「適合×」との立場をとっていた。これにはOEM供給側のタカタも「当社の独自テストにより適応と判断したもので、厳密にいえば準汎用ISOFIXチャイルドシートは汎用ISOFIXの認可得ていない旧モデル車への装着は不可となります」との回答あり。ただしその後ストリームも2012年7月目前より汎用ISOFIXとして認可取得したモデルチェンジ後の車に関しては、ホンダ純正も適応「○」となっている。これが「準汎用・汎用ISOFIX」のSafety1st社のプレミオフィックスやエールべべのキュートフィックスとなるとCRSメーカーが独自テスト行ってないのか、大原則的に汎用ISOFIX対応車以外は全て「適合×」な現状
【*11】 なおトヨタのアリオンでグレコG−fixの適合表で後ろ向き設置xとなっていた件について問い合わせた例では、アリオンの取説は少なくとも3バージョン存在し ①ISOfiXサイズ等級の記載なし(2011年までの取説) ②後ろ向き設置×と記載(グレコ側所持のものらしい) ③後ろ向きも○と記載(2012年以降の最新版。トヨタHPでDL可)、このためグレコでは後ろ向き設置不可としていたらしい。 そこでグレコのサポセンを問い詰めてみると、③の最新版では設置○となっているので、最新のシートと現在乗っているアリオンのシートが同じであれば、適合○ということにして良いとの言質が取れた例も。 トヨタ側情報では新旧シートはシートベルトにALR付かどうかの違いがあるものの、その他は同等とのことでこの場合ISOFIXは可能ぽいかも…なので、ユーザーとしては今後の他ユーザーの為と思えば諦めずにメーカーに疑問ぶつけてみるのも一手か?但し、三菱のコルトで問い合わせた例ではサイズ等級が取説に載ってない車については後日改めて等級の公表・記載等は難しい…という回答だった例もあるので各メーカーの考えによる所も大かも
【*12】 車もCRSも2003年基準品をその時点で購入済OR使用中のユーザー側は7月1日以後も使い続けてよく、その時点で車もしくはCRSを直ちに買い替え必須という意味ではない
【*13】 蛇足ですが、H24年7月以降に製造・販売される国産乗用車は全席3点シートベルト義務化されます

後向きモードから前向きモードに変える時期はどれくらい?

目安としては<<最低でも>>以下の全ての条件を満たしていること。
月齢 1歳以上 / 身長 70cm以上 / 体重 9.0kg以上

具体的な値は各チャイルドシートによって異なる場合もあるので、取扱説明書を再確認すること。

上記の3条件を満たしたんだけど、すぐに前向きにしちゃっても大丈夫?

後ろ向き→前向きに変えるのはそんなに焦らなくてもいい。
上記条件を満たしても 特に問題が発生しない限りは後ろ向き設置にしておくのが望ましい、という説もある。
2008年の日本小児科学会の提言 (*1)では
「最低限でも、1歳になりかつ10kgを超えるまでは後向き使用が望ましい」とのこと。 (*2)
新ECE基準0〜4歳用でも、最近は体重13.0kgに達するまでは後ろ向きのまま推奨の製品が増えつつある。

参考:レーマー ベビーセーフの取説には
『前向きシートへの変更の推奨目安は「赤の頭の先がベビーシートの上端を超え」たら。
それまでは可能な限り極力後ろ向きで使うように。
頭がシート上端を超えなければ、足は余っても特に問題はない』との記載あり。

幼児用から学童専用ジュニアシートへの移行の目安は?

学童専用ジュニアシートに座れる<<必要最低条件>>は
年齢 3歳以上 / 身長 95cm〜100cm以上(メーカー、製品により多少差があり) / 体重 15kg以上
の三条件。

メーカーの取り扱い説明書ではこれらの中では年齢・身長は目安であり、先にクリアしても最終的に体重で判断としている場合が多い。
身長的にはシートベルトが乗車中も常に首にかからず鎖骨及び両腰骨 (*3)を通る位置を通っていること。
年齢でいえばジュニアーシートへの移行は標準で3歳半頃~あたりが妥当か、という見解も。
http://www.baby-pro.co.jp/morimoto/report/16/report-16-1.htm(←パターン4参照)

いずれかの条件はクリアしてるからと安易に早期に次の区分機種に移行するより、安全面からいえば、状況が許すならそれまでのCRSがサイズアウトするまで(それだけ体格がしっかり成長するまで)より長く下のカテゴリーで粘った方がベストなのは、乳児(0〜1歳)→幼児(1〜4歳)→学童(4歳〜)機種へのすべての移行時期においての共通原則。

それに加えて5点式ハーネスでの拘束装置としての乳児〜幼児用チャイルドシートと、大人同様にシートベルトを子供の体格で使用するためのあくまでも補助具である学童専用ジュニアシートの適応意義は異なる。
基準未満だけどまあいいかと早めに学童専用機種に移行してしまうと、まだ自制心が伴っておらず抜け出してしまったり、大人しく座っているようでも長時間まっすぐ座っていられる程に体格的精神的に成長しきれていない状態での3点シートベルトでのみ拘束となる以上は骨盤拘束がどうしても甘くなり、事故時の衝撃でジャックナイフ現象やサブマリン現象を引き起こす危険あり。
参考:
http://www.baby-pro.co.jp/faq/faq.cgi?Category=seet01&keyword=%91%81%82%DF%82%C9%83W%83%85%83j%83A%83V%81%5B%83g&mhmode=0&mode=search&frame=&submit2=+%8C%9F%8D%F5+
(↑ではドルフィン現象と呼ばれているが「サブマリン現象」の呼称が一般的?)

幼児専用、乳幼児兼用含め〜4歳まで用の前向きチャイルドシートのサイズアウトの目安は、
体格的には
座らせてチャイルドシートの背もたれ上縁を目の高さが越えた
肩ハーネスの出る最上段の穴の位置が、肩より低くなった
体重18kg目前
のいずれか一つの条件を満たした時。

5点ハーネス式チャイルドシート使ってるけどもろ肌脱ぎに脱出します
まずは肩とハーネス穴の高さを確認。前向き仕様では子供の成長に気づかず肩よりハーネスでる位置が低くなってると抜け出し易く、事故時にもすり抜ける危険。肩と同じ高さか、なければすぐ上の穴から出すようにする。
肩ハーネスは子どもの鎖骨部分に大人の人さし指一本入るくらいまで、ぴったりと体につくように締付ける。
厚着のまま乗せているとすり抜け易くなる。寒い時期はチャイルドシートに座らせる際の服装は部屋着程度の服装で、保温については座らせてハーネスをとめた上からコートや毛布なりをかける&乗せる前にあらかじめ車内の暖房を十分効かせておく。

肩ハーネスにコンビやタカタから出ているハーネスクリップ、裏に滑り止めゴムがついているハーネスフィットロング用肩カバーを付ける、二つのハーネスをスカーフ等でしばる等の手段もあるが純正オプションの取り付けではない場合、基本的には自己責任ということで。

…それでも抜け出してしまう子供の場合、インパクト型にすると落ち着く場合もあるがこれで収まるかは子の個性によるところも大。インパクトにかえてみたいならば、まずはレンタル等で試すが吉。

リク利用の増し締め技って?

幼児モードでCRS本体にシートベルト増し締め機能無い機種でも、後席スライド&リクライニング機能付きの車に乗せる場合は
まず一番後ろまで車席スライド&背もたれを半分弱倒し、
その状態でCRSを取り付け、
最後に席を少し前に戻す&背もたれ起こす
の手順踏むことにて、増し締め機能付き機種(例:タカタsmartfixやレーマーKingPlus、マキシコシTobi等)に近い増し締め効果を得られる。ALR付きシートベルトなら合わせて使うと効果up。

リク機能のみある車席の場合でも、背もたれ倒しCRS取り付けた後に背もたれ起こす様にするだけでも効果有り。

参考
http://publish.carsensorlab.net/editor/category_253/_11461.html ←の後半「コワザ」参照
http://www.baby-pro.co.jp/morimoto/html/hanessfl/harnessft.htm

ちなみにきちんと固定できてるか否かの目安は、大人がCRS掴んで力強く揺すってズレ3cm以内に収まれば一般に合格。

乳児専用/乳幼児機種でのISOFIX固定についての注意点

ISOFIX固定CRSの場合往々にして、ベルト固定式に比べ、より車座面自体の傾斜に忠実に沿った形での固定にならざるをえない。このため乳児専用/乳幼児兼用機種問わず、0歳代の後ろ向き仕様においては、いざISOFIXベース上に設置すると(車座面が背もたれ側に向かってお尻側が深く落ち込む形状になっている車種なら特に)45度以上の急角度になってしまうことあり。
ただし2011年以降のレーマーベビーセーフのISOFIXベースには角度調節用部品があったりする。
http://www.britax.co.uk/customer-service/product-information-angle-wedge

レーマーISOFIXでも旧タイプだったり、そういった純正部品ないメーカー製だったりの場合。
そうはいってもメーカー側が綿密に設計・検査した結果であったり新生児インナーで補正してたりするから大丈夫であろうと考える向きならそれでも良いかもだが、いざ実際に設置してみると新生児を乗せるには個人的にどうしても気になるという向きには、
生後0〜1ヶ月位の間をおおよその目安として
ベースなくともシート単体でベルト固定できるタイプ(旧レーマーその他の0-1歳用CRS全般、およびtakata neo G-child ISO tether)→ひとまずベースは外し、CRS単体でベルト固定して角度調整
ベース自体がISOFIX/ベルト固定の両方使えるタイプ(マキシコシEASY-FIXやグレコG-FIX等)→車座面奥に畳んだタオルやシーツ等の固い布を敷き埋め立てた上にベースを乗せ、ベルト固定として使う
といった手段がある。

ただし、首が座ってしまえばISOFIX直付けの角度でもまず問題ない。

後ろ向きにCRS設置したけど角度45度に出来てるかイマイチよく分かりません

CRS自体や取説に角度測定器もついてない…といった場合の簡易角度測定機?の作り方

用意するもの:不要な雑誌あるいは折れる厚紙、糸、五円玉、セロテープ
雑誌の表紙または厚紙の一角を二つ折りに一旦折ってから広げる(折り目が45度となる)
五円玉に糸を結んで吊るし、もう一方の糸の端を1で折った雑誌/厚紙の角にセロテープで貼付ける
CRSの背もたれ内側の中心線に沿って垂直に立てるように雑誌/厚紙の一辺をあて、下に垂れた糸が折り目に重なればほぼ45度

なお、車座席の角度を調節したい場合は基本的にはシーツ等の固い布を畳んで車座面とCRS土台との間に生じた隙間を埋める感じで充填。メーカーによっては補正用具の純正部品(固いウレタンスポンジみたいな物)あったり。

【*1】 2002年度アメリカ小児科学会(AAP)でのガイドラインをもとに作成
【*2】 本家アメリカ小児科学会での2011年度最新版提言になると、「1歳直後を目安にした前向き切り替えはまだ体格的に不十分。2歳になるまで後ろ向きにしておくべき」となってたり
【*3】 2歳代で身長だけ先にクリアしてる子をこの手のジュニアシートに座らせた場合、体がまだ十分しっかりしてないだけに次第に腰が前にずりおちてきてベルトが柔らかい腹部にかかってしまいがち