蝋月童子(ろうげつどうじ)

Last-modified: 2016-06-18 (土) 01:29:52

ゲームデータ

  • 創作者:せつこ 様
  • 権利:パーソナル
  • 参加:4期

姿

  • 第一段階
    名前:蝋月童子
    rougetsu.png
    和装ベースの装備に身を包んだ黒髪青目の青年。
    左には大小2本の角が生え、身の丈程の大太刀を携えている。
    • 所持スキル
      • 1.テントウムシ
      • 2.チューリップ
      • 3.カスミソウ
      • 4.ロウソク

神こロしにおいて

◆説話の中の一つ、雪と氷を操る鬼神。中立に身を置き、過去の出来事から秩序と家族に憧れる孤独の者。
◆寛大な性格の豪傑。分け隔てなく笑顔で接し、特に子供が好き。神様やその辺系列の人には苦手意識がある。
◆攻撃とHPが高めのロウソク持ち。攻撃頻度は高い代わりに回復の使用頻度はあまり高くないので、ある程度レベルをつけていれば倒せるはず。
◆好きな相手には出会い頭に酒を勧めてくる。


生い立ち(ここロ、こロした理由ネタバレ)

元はただの人間だった少年「むつ」。
孤児だったところ、同い年の少女と出会ったことがきっかけで家族として迎えられる。
少女が暮らしていた村では、恐ろしい山神が封じられた神刀を祀っていた。
村では山神を鎮めるため、数年に一度、その年の12カ月毎に生まれた子を後に月神子として舞わせ捧げる風習があった。
少女は極月(12月)の神子に選ばれたが、心の内では拒んでいた。そこで、むつは少女の死体を犬の死体とすり替えることを提案し、実行した。
しかし計画は失敗し、神子は殺され、むつも始末されようとした。その瞬間、祀られた神刀がむつの感情に同調、自らを手に取るように促す。
そしてむつに鞘から抜かせたところ、冷気が村を超えて山一帯まで広がり、忽ちすべてを氷漬けにしてしまう。
これら一連の出来事から、深い罪悪感に苛まれ、償いとして村の解放を目指すようになる。
その過程で刀の妖気に中てられ、徐々に体は鬼へと変質していった。


神刀の正体は、以前の持ち主の魂が宿っていた上、これまで犠牲となった月神子たちの魂が混ざりあって出来た荒魂が宿る妖刀。後に「六花丸」と名付ける。
蝋月童子は、この妖刀が浄化されることで村の解放が望めると考えている。
また、その浄化方法は「神気を蓄えること」。転じて、神など神格がある者の血を吸わせるといった行為で浄化を目指している。神こロしにおいても神をこロしたのはこのため。
罰当たりな方法だけど、単純に本人が神を好かないせいもある。
六花丸の名の由来は、いつか自分の本当の名前を忘れても大丈夫なように。


立ち絵で左手に持っている花は蝋梅。を、ベースにした花。
故郷である村では季節になると咲くもので、時折氷で模してみては過去の思い出を繋ぎ留めている。
しかし長い年月の末、花の形も正確には思い出せなくなっている。


「蝋月童子」の由来は、12月の別称「蝋月」(古代中国で、一年の狩り納めとして冬至後の第3回目の戌の日に猟を行い、その獲物を神に供える祭りのことに由来)
「童子」は鬼に対する表現である他、仏、菩薩、明王などの眷属を表すことから。
「むつ」の由来は雪の別称「六花(むつのはな)」から。
また、過去には鬼=製鉄民族という認識がされていたため、鬼と鉄を関連付けた言葉が多数存在する。らしい。

1次創作データ

一人称二人称お前さん、お前、呼び捨て

年齢不詳 188cm
◆説話の中で語られる鬼神。雪と氷を操る力を持ち、巨大な妖刀「六花丸」を携えていたという。地域によっては信仰の対象ともされた。
◆"クロバ"の世界に迷い込んだのは、数ある改変された話の中の一つに宿る彼。分霊みたいなもの。
◆大抵は人に対して友好的だったように書かれている。何らかの理由で自身に生贄を寄越すようにしたり、後に何者かに討たれたりなども。
  または、彼が討たれた後にはその亡骸から蝋梅を咲かせたとも。


説話「蝋月童子」
年中雪に覆われている山の一角で、通りがかる者皆が神隠しに遭った。
陰陽師に占わせたところ、その山に住む鬼、蝋月童子の仕業であることが分かった。すぐさま討伐隊を向かわせたが、山で遭遇したところで蝋月童子がこう持ち掛けた。
「人間を隠したのは、我が妖刀の気を鎮めるためだった。いつかこの雪と氷を解かすために、人間の血を吸わせなければならなかった。」
「これ以上無闇に隠しはしない。代わりに、今日から数えて3度目の戌の日には、毎度生贄を寄越してほしい」
討伐隊は一度その話を聞き入れ、言われた通りに3度目の戌の日には山に生贄を出した。
すると、それ以来山での神隠しはなくなったという。
(地方によっては結末に加筆がされていたり、内容が改変されている)

2次創作データ

エログロなど問わず2次創作ご自由にどうぞ。描くには死ぬほどめんどくさいデザインだと思いますが、もし描いていただける際にはよろしくお願い致します。