炎の転校先生
川口 「野原係長。どうです?そこのおでん屋台でこうきゅーっと。」
ひろし 「いいねえ~♪じゃあちと寄ってみるか。」
ムルタ 「へい、らっしゃい!」
スウェン 「・・・・いらっしゃいま、せ・・・」
ひろし 「ありゃ?君は・・・」
スウェン 「・・・どうも。」
川口 「親父さん、店員雇ったのかい?」
ムルタ 「ええまあ。とりあえずこいつがやりたい事を見つけるまでの腰掛けってことで雇ったですけどねー。
今はこいつ、おでんに夢中なんですよこれが。」
スウェン 「・・・ただ材料を切って煮込むだけだと思ってた・・・・だがこれが中々奥が深い。」
ひろし 「ふーん・・・じゃあ君、大根にちくわ、それと・・・うんガンモドキくれ。」
スウェン 「へいおまち。」
川口 「ん?親父さん。屋台の横に置いてある、この望遠鏡はなに?」
ムルタ 「ああ、それはそこの若いのが持ってきたものですよ。仕事が暇なときなんかにそれで星を見てるんで。」
川口 「ふーん。君変わってるねえ~。」
スウェン 「・・・・いや、それほどでも。」
ひろし 「誉めてないって・・・・・あれ?」
ムルタ 「ま、こいつが自分の道を見つけるまではこき使ってやるつもりですよ・・・・それがあの人との約束でもありますしね。」
ひろし 「あの人?」
~ちょうどその頃、かすかべ小学校の校門前にて~
エドモンド 「・・・・くしっ!むー誰か俺のことを噂してんのか?ま、それはともかくここか。明日から俺が勤務する学校ってのは。
じゃあさっそく挨拶しに職員室へ」
そして彼が一歩校内に入った瞬間。
ドゴオオォォーーーーーーーーーーン!!
エドモンド 「ぐわああーーーー?!じ、地雷ーーーーー?!」
~翌日~
マユ 「ねえねえ。知ってるー?ゆうべこの学校に侵入しようとした不審なおじさんがいたんだってー。怖いね~~。」
エル 「確か・・・・この小学校では不審者を感知して作動する地雷が設地されているって聞いてたけど。
ほんとだったんだね・・・・・」
コニ―ル 「まさに炎の転校先生、だな。」