IT系/SAP/SAP HANA

Last-modified: 2021-08-08 (日) 23:14:02

目次


概要

SAP HANAについて、覚えたこととかをまとめる。というか、リンク集。

SAP HANAとは

SAP HANA(エスエイピー ハナ)は、SAP社が提供するカラムストア指向リレーショナルインメモリデータベースである。
狭義には中核コンポーネントであるインメモリデータベース機能のみを指すが、広義にはHANA用アプリケーションの実行環境や開発環境などの周辺機能を指すプラットフォーム全体を指す。
提供形態としては、パブリッククラウドエディション、プライベートクラウドであるマネージドサービスエディション、オンプレミスエディションがある。
HANAという名称は「HAsso's New Architecture」に由来するが、「High-performance ANalytic Appliance」の略である。

特徴

  • インメモリデータベース
    メモリ上にデータを保有し、ハードディスク上で動作するリレーショナルデータベース製品と比較して、10~100,000倍の速度でデータを処理することができる。
    揮発性メモリ上にデータを保持するものの、電源断などのシステムクラッシュに対しても「永続化アーキテクチャ」により、データの永続化を可能にしている。
  • カラムストア指向
    カラムストア指向(列指向)のリレーショナルデータベースであり、SQLで操作することができる。
    カラムストア型テーブルの使用が推奨されているが、オプションとしてローストア型テーブルも作成可能である。
  • データサイズ圧縮
    カラムストア型テーブルを採用しているため、データの圧縮に優れている。
    このため、従来のローストア指向(行指向)のリレーショナルデータベースにデータを格納する場合と比べて、必要とする保存領域のサイズが小さくて済む。
  • 並列処理対応
    マルチコアプロセッサに対応しており、アプリケーションからのリクエストのあったカラム群を複数のCPUに処理を分散させて高速にデータを処理できる。
  • 非構造化データ対応
    NoSQLデータベースのように非構造化データの処理に対応しており、テキストマイニング、地理空間情報、グラフ構造データの処理にも対応している。

SAP S4/HANAとの違い

SAP HANAは、インメモリデータベース/プラットフォーム。
SAP S4/HANAは、これまでSAPが培ってきたERPの技術やノウハウをインメモリデータベースであるSAP HANA上で実装したERP製品。

リンク集

重複を恐れないリンク集。

SAP HANA

学習

リファレンス

書籍

その他メモ

なにかあれば。