解説
- 歴史
ヘッツァーの基本車体となったのは、当時もはや旧式化していた38(t)戦車の車体である。この車体は戦前チェコで開発されたものをドイツ軍が接収し、Pzkpfw38(t)として制式化したものである。
38(t)戦車はすでに対戦車自走砲として使用されていたが、姿勢が高く軽装甲でオープントップの自走砲ではどうしても運用上の制限が多く、前線部隊からの不満が寄せられていた。
このため1943年3月、陸軍は38(t)戦車の車体を流用した新型駆逐戦車の開発を命令した。
これに対してチェコのBMM社が、重量13tの軽突撃砲の設計案を提出し、同年12月に制式採用が決定された。
車体は38(t)のままの流用ではなく、車体幅を広げて側面に傾斜を持たせ、上部に良好な被弾経始を持った戦闘室を構成した。
装甲は前面こそ60mmであったが、側面は20mm、後面は8mmであった。かなり弱装甲ではあったが、小型車体である以上は仕方なかった。
そのほか目を引く特殊装備としては、戦闘室上面に装備されたリモコン機関銃である。リモコンといっても現代のようなものではなく、潜望鏡のような筒の上に機関銃が取り付けられていて、下からハンドル操作するだけのものである。この装置はIII号突撃砲などにも採用されている。
ヘッツァーの生産は1944年4月から開始され、1945年5月までに2,584両が完成している。
本車両は戦車師団、歩兵師団、国民擲弾兵師団などすべての戦車駆逐大隊に配属された。
さらに戦争末期になると、戦車大隊にも戦車の代わりとして配属され、東部西部あらゆる戦線で絶望的な戦いをつづけたのである。
大変だったんだなーへったんよ。
スペック
使い勝手などについてのコメント
- このゲームを始めたあたりの頃、105mmAP弾を撃っては弾かれ撃っては弾かれを繰り返し、「全然貫通しねえわ。このクソ戦車」とか思っていました。本当に申し訳ありませんでした。
- ヘッタンは愛という名のHEを届ける可愛い子!!(ザビエル)