リラルコル

Last-modified: 2008-08-30 (土) 18:47:08

リラルコル (SW2H14)

ローレンス・リラルコルの名は国中に知られている。ただし、勇敢な者としてではなく、愚か者として。話によれば、高慢なリラルコルは友人にうるさく急き立てられて、「偉大な英雄」として狡猾なトレントと闘う為に、彼の村を発った。そして冬のさなかに何日も情熱的に歩き続け、トレントを探し当てると、壮絶な闘いをはじめたのである。リラルコルにとって不運なことに(あるいは幸運なことに)、「トレント」とは単なるごつごつとした古い普通のカシの木だった。彼は友人にからかわれたのである。実際、彼が架空の木と戦う為に旅に出るとは誰も予想しなかった。それでおしまいのはずだったが、リラルコルは始めトレントが何なのか分からず、真実に気付かなかった。彼はついにカシの木を引き抜いて、意気揚々と故郷へ帰り、自分は英雄であると宣言した。こうして笑い話の大傑作は生まれ、長い間リラルコルの名前は、「間抜けな」多くのおとぎ話にでてくる愚か者として犠牲になった。
この魔法の武器が、邪悪なメイジによって囚われの身となったリラルコルなのか、ただの奇妙な偶然の一致なのか、それはわからない。しかし、確かにこれは彼と同じレベルの能力をもち、同じやりかたで動いている。もしこれが彼だとしても、彼は囚われていることを嘆いてはいない。たぶん、彼は気付いていないか、気にしていないのだろう。自分がもはや人間ではないということに…
武器としてのリラルコルは役立つが、多くの戦士はこの剣を手放す。リラルコルの絶え間ない合いの手に、最強の戦士でさえも気勢をそがれてしまうからである。「いてっ、こりゃ痛そうだ」、「いやっほぅ~! 」、「おいらは無敵ぃ~! 」そんな声が、戦士の頭の中で執拗に実況中継を続けるのである。

情報:

ダメージ:1D10+3
THAC0:+3ボーナス
ダメージタイプ:切り裂き
装備能力:
  チャームに対する抵抗力
  コンフュージョンに対する抵抗力
重量:10
スピードファクター:8
熟練タイプ:ツーハンデッドソード
タイプ:両手使用
必要条件:14ストレングス
使用不可:
ドルイド
クレリック
メイジ
シーフ