修羅の筆～狂気が愛に変わるとき～

主人公は人気の小説作家。毎回斬新な作風で人気をよんでいる。
しかし、突然アイデアが浮かばなくなった。
何をしても頭の中には一文たりとも浮かんでこない。彼は筆を置くことを決心し、自暴自棄になっていたとき、街でゆきずりの青年を無意識の内に犯してしまう。
自分と同じ男をねじ伏せ泣き叫ぶ様を見ながら欲望を放つ瞬間、彼の頭には滝のようなアイデアがわき出てきたのだ。
彼は狂ったように筆を動かし気が付くと完成された小説と快感のあまり射精していた自分がいた。
ある日、彼の出資者である周防家から『自分が長期海外出張している間、息子達を預かってくれないかと申し出が来た。
彼は断る理由もなく部屋も余っているためそれを承知したのだが、引越の挨拶に来た青年は彼が犯したあの青年だったのだ。
青年の美しい顔が恐怖の色に染まり、小羊のように震える様を見ていると彼の頭には新たな小説のアイデアと黒い欲望が渦巻きはじめていた。
彼は、小説を書くため、己の快楽のため兄弟を監禁することにした。
欲望の果てに彼を待っているのは愛なのか絶望なのか・・・・・・・。

• 阿久津漣(あくつ れん)　cv：ボイスなし
  主人公。斬新な作風で人気を呼んでいる小説家。普段はクールで理知的な性格をしている。本性は他人を傷つけて快感を得るサディスティックな性格の持ち主。切れ長の瞳に腰まである長い髪が特徴。
• 周防聖人(すおう まさと)　cv：ボイスなし
  周防コンツェルンの長男。性格は責任感が強く、弱いものに優しい。学園会長を務めており、友達も多く、成績優秀スポーツ万能。しかし、基本的にはおとなしめな性格。何でもそつなくこなすが自分の器用貧乏さに悩んでいる。弟の紅羽を可愛がっている。
• 周防紅羽(すおう くれは)　cv：ボイスなし
  とっても元気いっぱいでいつも元気そうに笑っているムードメーカー的存在。楽しいことや新しいことが大好きで、性に関しても知識が無く、恥ずかしいことも積極的に知ろうとする。しかし生まれつき難病を抱えており、発作が起きると何日も寝ていなくてはならなくなる。そんな自分の体をとても嫌っている。
• 鴨川誠一郎(かもがわ せいいちろう)　cv：ボイスなし
  阿久津の担当編集者。阿久津の性癖を知る唯一の人物。阿久津の為なら何でもする忠義な犬で、特別な感情を抱いている。いきなり現れた兄弟を快く思っていない。
• 仙道圭(せんどう けい)　cv：ボイスなし
  周防家の執事で、兄弟の世話係として主人公の家に来る。兄弟には絶対服従だが、他の人間に対しては高飛車で冷静な態度をとる。カンが鋭く、主人公の正体に気づいて兄弟を主人公から避けようとしている。