恋色の絵具

Last-modified: 2008-05-24 (土) 12:54:42
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タイトル恋色の絵具
ブランドブランド解散 マリンハート
発売日2005年09月22日
定価7,140円 (税抜:6,800円)
ジャンルボーイズラブアドベンチャーゲーム
対応OSWindows98/2000/Me/XP, MacOS 9.1以上/MacOS X
年齢制限PC / 18禁
原画花沢かおる
シナリオ霧咲静馬
キャストボイスなし
備考ブランド解散
 
初回特典
オフィシャル通販直筆色紙
メッセサンオー特別編CD-ROM
(間宮桂人・樹修也・河野隆志のストーリー3本)
 

STORY

OPEN

とある学園の寮に暮らす主人公、真琴。
幼い頃から孤独に慣れて育った彼にとって、他人に囲まれた日々の寮生活は苦痛以外の何ものでもなかった。
そんなある日、クラスに一人の転校生が現れる。
彼の存在が、周囲の学生にも影響を与えて、おのおのの感情を波立たせて行く。
対人関係の距離を上手く測れない少年達が織りなす、せつなくもどかしい学園生活。

 

時々、絵が描きたくなってスケッチブックを開くと、思い出してしまう光景がある。
寮生活という名目の元、軟禁状態に陥る以前のこと。
その頃僕は毎日のように土手に出かけては、眼下に広がる風景を真っ白なページに写し取っていた。
そこには、大好きな景色と、大好きな人の姿があったから。

 

「大好きな人」

 

この場合、こういう風に言うのは間違っているかもしれない。
だって僕は、その人の顔を知らないのだから。
その人はいつも野球帽を目深に被って、大地の上を駆け回っていた。
誰もその人には追いつけなかったし、風さえも彼の行く手を阻んだりできなかった。

 

運動の苦手な自身が抱く憧れか、友人のいない寂しさか…それとも?

 

感情や気持ちを表す言葉は驚くほど多いけれど、誰にも見えない気持ちに名前を付けたのは誰の仕業なのだろう。
他人の気持ちがそうだとして、僕のも同じだと誰にいえるのだろう。
僕はいつも独りでいたい。誰かに対する気持ちが生まれてしまわないように。
今日も僕はスケッチブックを手に取る。
開いたページが白いことを、信じて疑わずに…。

 

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