現在スレの(だいたい)基本的な前提となっている考察のまとめです。
この内容と異なる考察もありますが、ある程度の事前知識やクロスオーバー特有概念の備忘録としてご利用ください。
目次
スレ世界線における上位者の家系図・勢力図
天竜人
かつて天に昇ったトゥメルの20の王たちの末裔。
800年の時の中でその血は薄れているものの、一部の天竜人は今なお強い血の性質を有している。
ドンキホーテ兄弟は彼らの中でも血が濃い部類に入り、ゲーム本編で言う所の"女王ヤーナム"や"穢れた血族"に近い性質を帯びている。つまりその血は血晶石となり、炎を纏うほど熱く出血を強いる劇毒でもある。
かつて古い上位者の赤子イムに呪われ、地上で長く生活すると獣と化してしまう。
拝領を原因とする獣の病(ヤーナム市民や穢れた血族のもの)を治療できるオペオペの実の能力を以てしても、血そのものが"穢れて"いる彼らを治療することはできない。
ただし海の上位者の血を引く(ゲームの"漁村"の住民にあたる。詳しくは「インスマウスの影」を参照)魚人の血を摂取することにより、一時的に病の進行を押しとどめることは可能である。
血と狩りを嗜好品や娯楽として楽しんだ血族同様に、死や血、暴力に興奮する性質が強い。奴隷の過酷な扱いにも本能的な嫌悪感を覚えないのは、他者の苦痛に対する共感能力に乏しいため。
ヤーナムはもとよりドレスローザ等、かつての王たちが治めていた地域には上位者の眠りを奉る地下墓があるとか。
なお、王たちとは記載しているものの彼らの戴くそれは"伝統的に女性"であり、"特別な赤子を抱く者たち"であるため、すなわち王墓に眠る彼女らは母なる上位者であるということになる。
Dの一族
かつてトゥメル人たちにより滅ぼされた、海の上位者の末裔。
その性質は、月の性質を持つ上位者たちやその末裔に寄生し、男女問わず宿主を強制的に母なる上位者へと変えるというもの。
この性質にまつわる考察は、スレ内では主に「寄生虫説」の名で呼ばれている。
寄生は愛着形成をトリガーとして行われ、宿主たる"母体"を搾取し毒素を受け渡しながら、夢を呼ぶ"赤子の上位者"へと産まれ直す。
寄生された母なる上位者及びその配下となる血族たちは、海の赤子を産み落とすまではただ"血の遺志"あるいは"血の穢れ"を集め赤子を養う役割を課されることになる。
また、母なる上位者と化した宿主にも寄生主に対する愛着を形成させるという説もある。その点においてエルデンリングにおける"もっとも恐ろしい神人"、"ミケラ"に例えられることもあり、Dの上位者たちは"愛するを強いることができる"力を持っていると称される。
ただしルフィやエースといった一般的なDの一族の血は長きにわたる交雑の末に天竜人たちよりも余程薄まっており、フレバンスの項にて後述する特殊な条件下においてのみ寄生虫としての性質を発現する。
フレバンス
古い海の上位者ニカの聖体たる珀鉛を守る白い町。
人ならざる者たちの例に漏れず、拝領したそれは人に病と呪いとをもたらす。
フレバンス王国の滅亡と同時に罪人(=世界貴族同様トゥメルを祖とする血を拝領した狩人)を巻き込んだ"狩人の悪夢"を生み出しており、その最奥にはギア5に酷似した××の遺子が控えている。
珀鉛病の症状はほぼ原作と同様であるが、Dの血を引く人間が発症した際には取り込まれた聖体が性質の先祖返りを誘発させる。
獣狩りの夜参加時のローはまさにこの条件に当てはまっており、自覚無しにコラソンに寄生した状態で生き延びている。また、ほとんどの√においてロー本人がその事実を知らないままに物語が進行する。
ワンピース原作時間軸に合流する世界線においては、"産まれなき赤子の上位者"たる彼の存在が新たな秘匿の一つとなった。
ドレスローザ
古い上位者の時代、ドンキホーテ一族が彼らの王を戴いた王国。
コロシアムはかつて血族の戦士たちが戦い、血の遺志と穢れを継いだ勝者を「神の傍流」たる眷属として女王に捧げる生贄の儀式の場であった。
その"神聖な"コロシアムの地下には、今なおその母子が眠る王墓が広がっている。
なお、そのさらに原型は王家の王子同士で戦い、勝者が眷属の上位者となるという伝統であるとされる。
また、奴隷であった時代のトンタッタ族は"疑いを知らない"というその性質から、相対する上位者の性質を示す導として、鉱山のカナリアのように扱われていた。
神秘にまみえるは名誉なれども、時に人の身に余るものなのだから。
ヤーナム
偉大なる航路、新世界に位置する閉ざされた非加盟国。
忌まわしい噂の絶えない禁足地であり、特に古い時代の海賊たちに好き好んでこの島に立ち寄る者はいない。
継承エンド→ワンピース原作時間軸√においては、ドンキホーテ・ドフラミンゴを長とする世界政府加盟国として登場。
ある夜近海一帯が凪ぎ、以後10年以上凪の帯ならぬ凪の海と化している。
周囲一帯の海は凪の帯よろしく狂暴な海王類の住処となっており、船底に海楼石を敷き詰めた政府公認の船を除き渡航は極めて困難。
かつては排他的な非加盟国であったが、ある時巨大艦船「グラン・テゾーロ」を用いて大量の移民を受け入れ、世界政府に加盟した。
また国防の戦力として、"王下七武海"ドンキホーテ・ドフラミンゴおよび狩人と呼ばれる独自の自衛組織、海軍本部中将ヴェルゴ率いるG-5基地の海兵を擁している。
どんな患者も救うという"奇跡の医療者”率いる医療教会の本拠地でもあり、秘匿を絶対とする彼らの存在には他で診せられない患者を多く抱える四皇たちも不可侵協定を結ぶほど。
幹部が道ですれ違おうとも、徹底して他人のふりである。
世界各地から受け入れられた数多の忌み者たちも救世主たる奇跡の医療者を称え、この街で争う愚か者はいない。海軍支部が存在するにも拘わらずお尋ね者さえ受け入れる姿勢のために、住民には多種多様な種族が揃っている。
秘匿を弔う街の管理者たる男は"ジョーカー"の通り名で知られ、文字通り一手で世界をひっくり返せるほどの影響力を持っているとか。