クォートとは,文字列(数字文字でもなんでもかまわない)をクォーテーションマーク「'」や,ダブルクォーテーションマーク「"」で囲み,それがひとつの文字データであることを明示するものです.
文字定数を表すのに使われます.
通常は,クォーテーション,ダブルクォーテーションどちらを使ってもいいのですが,以下のことに留意しましょう.
- 当然ですが,クォーテーションで始めた文字列は,クォーテーションで閉じなければなりません.ダブルクォーテーションで始めた場合も同じです.
- 開始と終了は必ず,あわせてください.うっかり奇数個にしてしまうと,プログラムの一部が長い文字定数の一部と解釈され,思うように実行ができなくなります.
(Tip:やっちゃったら,おちついて,「";run;」か「';run;」を1回サブミットしましょう.エラーメッセージがでるかもしれませんが,通常のモードに生還できます.もちろん,クォートか,ダブルクォートかは,自分でよく考えてください.このやり方は,マクロの%mendを忘れたときにも使えます.see also プログラム記述して実行したら、「●●●実行中」などとエディタのバーに現れて何も動作しない) - マクロ変数は,ダブルクォーテーションの中では展開されますが,クォーテーションの中では&xxxという文字列として扱われ,有効ではありません.
%let table=monthly intake; title1 "TABLE : &table"; -> 「TABLE : monthly intake」と表示されます. title1 'TABLE : &table'; -> 「'TABLE : &table」と表示されます.
- クォーテーションを含む文字列を表現したい場合,ダブルクォーテーションで囲みます.その逆も可能です.
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