※初めにこの記事について
作者様は記事を削除されてしまいましたが、やはり考察自体は大変良くできており、興味深いものなので復活させましました。スパムの議論をここで主張することは重複&荒れる原因となります。興味のある方は都市スパムについての考察へ移動お願いします。またあくまでここは数値上の話などを行う場所と考えましょう。運の要素やその他諸要因は一切考慮されません。その点を予めご了承願います。管理者がいないページとなると思いますが、その辺りは皆さんで自主的に運営していきましょう。以上転載者より
内政文明についての考察
代表的な内政文明についてどれが実際に最も効率がいい内政文明なのかを検証してみました。結論をいうとスペインが最も効率のいい内政文明ではないかと思います。
候補文明
候補の文明はイギリス、スペイン、日本、エジプトです。
中国、インド、ロシアも内政文明だろうと思いますが、1.これらは上記文明より内政が劣る(後述)、2.文明が多すぎると検証しづらいということで今回は4つの文明に絞りました。
検証方法
それぞれの文明で1つの都市のがどれくらい出力ができるかを検証しました
前提条件
それぞれの文明の強みを生かすこと、及びマルチでも通用するような現実的な前提条件を設定しました
前提条件①それぞれの地形及び労働者の配備
イギリス:
染料都市part1 : 染料1マス、海5マス、草原1マス
最初草原と染料に労働者1、人口が3になったらすべて海へ(人口は3のまま増えない)
染料都市part2 : 染料2マス
労働者をすべて染料に配置(人口は2のまま増えない)
スペイン:
クジラ都市part1:クジラ1マス、海5マス
クジラ都市part2:クジラ2マス、海4マス
日本:
魚都市part1:魚1マス、海5マス
魚都市part2:魚2マス、海4マス
最初は青銅器を開発すると仮定(5ターン)そのため、最初の5ターンは魚なし
エジプト:
砂漠都市:砂漠3マス、海2マス
普通の文明:
草原都市part1:魚1マス、海5マス、草原1マス
草原都市part2:海6マス、草原2マス
人口が4になったら草原から海へ配置換え(人口は4のまま増えず)
前提条件②特別な研究の終了時期
BC200年に法律一番乗り(エジプトが交易所get)、ビーカーが250たまったら民主主義が完了したとみなす(実際ビーカー250では民主は作れないが他の都市もあると考慮)
前提条件③観測期間
BC1500に都市を建てAD1000まで(35ターン)にどれだけビーカーが累積するかを計算しました。BC1500にそこに図書館を建てる(研究x2)という仮定です。
なぜAD1000までというとAD1000までの研究の進み具合で大勢が決するうえに他の文明も君主政治や航海術の研究も終わり文明の差異が減るからです
前提条件④その他
上記以外の資源はなしとみなします、何故ならそれらの資源は平等に機会があるためここでの検証に考慮する必要がないためです
結果
1ターンあたりの出力
西暦 | クジラ1 | クジラ2 | 染料1 | 染料2 | 魚1 | 魚2 | 砂漠 | 草原1 | 草原2 |
BC1500 | 8 | 8 | 10 | 20 | 8 | 8 | 8 | 4 | 0 |
BC700 | 12 | 16 | 18 | 20 | 12 | 12 | 12 | 8 | 4 |
AD0 | 16 | 20 | 18 | 30 | 16 | 20 | 24 | 16 | 16 |
AD250 | 24 | 36 | 27 | 30 | 30 | 20 | 48 | 16 | 16 |
AD500 | 30 | 36 | 27 | 30 | 30 | 36 | 48 | 24 | 24 |
AD1000 | 36 | 36 | 27 | 30 | 36 | 36 | 60 | 30 | 24 |
累積ビーカー数
西暦 | クジラ1 | クジラ2 | 染料1 | 染料2 | 魚1 | 魚2 | 砂漠 | 草原1 | 草原2 |
BC1500 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
BC700 | 84 | 104 | 80 | 160 | 72 | 72 | 64 | 52 | 20 |
AD0 | 184 | 236 | 206 | 330 | 168 | 166 | 172 | 140 | 96 |
AD250 | 264 | 400 | 314 | 480 | 252 | 286 | 324 | 220 | 176 |
AD500 | 408 | 580 | 449 | 630 | 402 | 460 | 564 | 324 | 256 |
AD1000 | 720 | 940 | 719 | 930 | 756 | 820 | 1080 | 588 | 496 |
考察
エジプトは交易所ができると凄まじい出力になります。これでロードスがあったらマジで無双モードです。
エジプトを抜かすと、それぞれpart1の都市では日本の魚都市→スペインの鯨→イギリスの染料となります。
しかしpart2の場合ですとスペインのクジラ都市→イギリス染料都市→日本の魚都市となります。
注目すべき点はイギリスの染料都市の中盤の速さです。
染料二つある場合は人口増やさずずっと染料で研究すればAD500までは圧倒的な速さを誇れます。AD1000位になるとどんどんじり貧になってきますが、AD1000までの累積はほかのpart2都市と遜色ありません。
複合評価
単純にもっとも研究が早いのはエジプトですが条件に合う土地を見つけ、法律一番乗りというのはかなりの至難の技になります。
その他の文明について以下のような仮定を置きます。
スペイン:クジラpart1 80% + クジラpart2 20%
イギリス:染料part1 80% + 染料part2 20%
日本:魚part1 80% + 魚part2 20%
これはたとえばpart2 20%というのは研究都市を4都市建てると考えた場合、80%の確率でpart2の立地の都市が毎ゲーム1つは見つかるという前提です(8割の確率でpart2都市1つ+part1の都市3つ+2割の確率でpart1の都市4つ)。経験上、毎回必ずpart2のような立地は見つかるとはいえませんが、かなり高い確率で存在はしていると思います。
こうしてビーカーの累計の期待値を出すと以下のようになります。
スペイン | イギリス | 日本 | |
BC1500 | 0 | 0 | 0 |
BC700 | 88 | 96 | 72 |
AD0 | 194 | 230.8 | 168 |
AD250 | 291 | 347.2 | 252 |
AD500 | 442 | 485.2 | 402 |
AD1000 | 764 | 761.2 | 756 |
AD1000ではどの文明も大きな違いは出ませんが、イギリス・スペインはそれぞれ君主と航海術のビーカー分、アドバンテージがあるので日本がやや劣るかもしれません。
特筆すべきはやはりAD500までのイギリスの研究の速さでしょう。
一番乗りボーナスを考えると最終的に一緒でもスタートダッシュが早い方が明らかなにお得です。
総合評価
内政だけの総合力ならスペインが最も有利かもしれません。なぜならAD1000からイギリスはじり貧ですがスペインは十分に伸びシロがあります。そして日本は航海術のビーカー分不利になります。あとガレオンによって制海権を握れるのもクジラ都市防衛に有利です。
じゃあスペインは最強かというとそうではないかもしれません。
なぜなら勝つための詰めが弱いからです。
イギリスですと巡洋艦を作れば無敵ですし、日本は侍が強いです。エジプトはうまくいけば無双状態なので相手が矛槍の時に戦車も出せてしまいます。
そう考えるとスペインは内政は順調かもしれませんがエジプトほど研究が爆発することもありませんし、強いユニットがあるわけではないので勝利の方程式が描きづらいかなと。
唯一の強みが中世のガレオンカタパRでしょうか。
そう考えるとイギリスは軍事と内政のバランスが取れています。
AD1000に研究が息切れしますが、そのころには蒸気機関の研究が終わっているはずで、これ以上研究に多くのビーカーを費やす必要性があまりありません。
中世あたりの研究力が非常にあるので封建とっての騎士Rという手も使えます。
ただし、日本は使いやすいので初心者でも研究を進めやすいでしょう。
イギリス・エジプトは玄人向けのような感じがします。
インド・中国について
上記の検証にインド・中国を入れなかったのには理由があります。
各文明のそれぞれの強みを人口に換算してみると
スペイン:初期人口2+クジラ4=人口4
イギリス:初期人口2+染料3=人口3.5
日本:初期人口2+リンゴ2=人口3
エジプト:初期人口2+リンゴ2=人口3
それぞれの文明が研究に必要なリンゴとビーカーだけみると中国とタメを張れるのです。
日本・エジプトは中国と同じように見えますが、日本は孤島にも都市を建てれる、エジプトは交易所でビーカーが増えることを考慮すると中国より研究に関しては優れていることがわかります。
インドは古代ですと資源が最大1しか引き出せないので資源を2マス使ってようやく日本・エジプトと同じレベル(人口3)。資源1だと人口2.5しかないです。
中世は資源が2つまで使えますが、2マス使ってようやくスペインのクジラ1と同じアドバンテージということを考えると見劣りすると思います。
ロシア?強みを生かすには穀物庫が必要でそれでもクジラと同じリンゴと考えるとかなり不利でしょう。
結論
意外なことにプレーンな条件下であればスペインが最も研究が有利ということがわかりました。
しかしそれが勝利に直結するかというとそうでもないと思います。
それぞれの文明の強みを認識し、自分なりの勝利の方程式を確立することが勝ち組への道でしょう。
何か見過ごしていたことがあったらご指摘ください
スパムについて
基本1都市をもとに書きましたが、いろいろなパターン(染料1,2、クジラ1,2,...etdc)の都市を書きました。
スパムをする人はその中で自分の判断で組み合わせていけばいいと思います。
(図書館がある前提ですので1/2すれば大体の図書館なしの都市の出力の概算がわかります。もちろん設立年の違いは考慮してください)
極端な話、染料2の都市を10個建てれると思った人はイギリスで染料2の都市を延々と作り続ければいいです。
現実に染料2の都市が10個もないのはだれでもわかるとこですので、どのコンビネーションが最も期待値が高いか(スパムに耐えうるだけの数がある+出力も十分にある)を自分で(経験上でも統計的にも好きにやってください)判断して作っていけばいいと思います。
ここに書かれている結論は私の経験上の前提・仮定をもとにした結論です。
なお、もしスパムを真剣に考えるならば、徐々に都市の設立が遅れていくというモデルが必要だと思います。金融工学で言うとforward volモデルみたいなものですかね。
スパム嫌いな筆者ですのでその辺の考察はやりません。4-5都市程度であれば上のモデルで十分説明可能だと思います。
スパムとは関係ありませんが、染料1&クジラ1のような都市がある場合、途中の研究いかんで結果が変わってきます。
このあたりの考察は難しいですが面白いですね。←やる気なし
コメント欄
- コピペ乙。筆者さん悪くない。またヨロ!! -- 2009-05-15 (金) 23:02:03
- 筆者は玄人のイギリス・エジプト使いなんですか? -- 2009-05-16 (土) 12:47:53
- もしスパムを真剣に考えるならば、徐々に都市の設立が遅れていくというモデルが必要だと思います。この根拠を。 -- 2009-05-19 (火) 16:36:05
- もう一度最初を読み直すといいよ -- 2009-05-19 (火) 21:01:18
- インド・中国についての欄で、中国は普通リンゴに振らないで海全振り→共和スパムでリンゴ稼ぐのが基本だろうから、比較の仕方がおかしい -- 2009-05-27 (水) 18:02:06
- スパムを考えないのがこのページのルールになっているんだから気に入らないならスパムページに行けばいい -- 2009-05-28 (木) 13:36:01
- その内スパム入れないなら比較する意味ないだろjkとか、こんな無意味なページ削除しろよとか言いだすんだろうね -- 2009-05-28 (木) 16:26:51
- スパム抜きで考察のページなのに自分本位な奴もいるのな -- 2009-05-29 (金) 12:50:24
- 自分が使用する文明がスパムをしないのはいいが、スパム文明までスパムしない前提で考えてちゃしょうがないだろ -- 2009-06-04 (木) 19:41:18
- こことスパムのとこ合せて読んでみる、するといろいろ見えてくる。 -- 2009-06-04 (木) 20:14:22