19Dコンテナは、1995年?からJR貨物?が導入してるコンテナ。2022年?1月5日現在、25,481個を保有している。
導入目的
時は、1995年1月、今年度から製造されてた19B?コンテナの増備を行っていた、JR貨物であったが、1995年1月17日?に発生した、阪神・淡路大震災?により、神戸市?周辺の鉄道?や、道路?が被災?し、陸での輸送?が困難?になってしまった。このような自然災害?は、今回の阪神・淡路大震災のみならず、今後も起こりうるものとされる。又、自然災害以外の理由で、一時鉄路・道路が通行できなくなる時があるかもしれない。そこで、鉄道・道路以外の代替輸送の手段を考える必要が出たのである。飛行機は、コンテナのような重たいもの沢山を運ぶことは苦手であったため、そこで思いついたのは船?での輸送手段だった。しかし、JR貨物のコンテナ?は、当時、国鉄時代に製造された、C21?コンテナを除き船積用の隅金具が取り付けられてないため、船での輸送は、困難であった。そこで、JR貨物は、C21コンテナのような、船積用の隅金具の着いた、新たな新形式の製造・開発に着手したのである。
しかし、隅金具装置の開発も、簡単なものではなかった。なぜなら、国鉄時代に作られた、C21コンテナは、船積用の隅金具?が取り付けられていると言っても、隅金具としての役割が成り立たず、失敗に終っているため参考としては不十分だった。そのため一からの開発に迫られたのである、それかる一年程度実験装置等を使い試験を行い、1996年3月に実物が東急大阪によって開発され、上積み時の問題調査などの複数使用時の試験も考えた上で、10個が製造された。この10個から、19Dコンテナは誕生したのである。試験に問題等はなく、その成果により、1996年度に290個が作られた。こちらのコンテナ以降は、19Bコンテナと同じ標記であった「日本貨物鉄道株式会社」から「JR貨物」に変更されている。そして、この300個の19Dコンテナは、1997年の3月より一般用途として使用を開始したのである。
区分
0番台
1995年に10個が製造された。当時は左下の表記が「JR貨物」ではなく、「日本貨物鉄道株式会社」の表記であった。1996年?から量産が開始され、同年に290個、1997年?に1,200個、1998年?に1,260個、1999年?に300個、2000年?に1,900個が製造された。
5000番台
屋根リブやヒンジを追加し強度を高めたものが5000番台である。2001年?から製造され、同年に4,000個、2002年?に3,800個、2003年?に5,900個、2004年?に3,900個、2005年?に2,400個、2006年?に700個、2014年?に飛び番の28900番台が1個が製造された。CIMC製の一部には、リニューアルも行われ、多くの個体が内張板を張り替えた。2014年以降、置き換えが進んでいる。5001が大宮の鉄道博物館、28901が新製当初から京都の鉄道博物館で保存されている。
30000番台
更なる強度を高めたものが30000番台である。2007年?から製造され、同年に2,600個、2008年?に500個、2009年?に2,250個、2010年?に1,200個、2011年?に1,660個、2012年?に2,200個、2013年?に800個、2014年?に3,000個、2015年?に3,000個、2016年?に2,000個、2017年?に2,400個が製造された。2007年に製造された個体の一部は、半ドア防止対策機能付きと、セルフクリーニング機能付きである。CIMC製の一部には、エラーロゴで、後年小ロゴになった。2009年に製造された個体のうち50個は、鉄道コンテナ輸送50th記念コンテナで、2022年現在、30001~45000の多くの個体が内張板を張り替えている。
80000番台
東日本大震災?により被災したコンテナを補完するために製造されたのが80000番台である。東日本大震災により被災したコンテナの多くは、ドアを強く破損しており、ドアの補強が行われた。2012年?に800個製造された。2022年現在、全個体の内張板の張替えが進んでいる。
90000番台
何等の試作コンテナとして製造されたのが90000番台である。2011年?に2個製造された。その後、日新通運?の製造のため、2016年?に3個、2017年?に150個が製造された。