◎ 概要
APRS サーバーフィルター
この項では、14580等のポートでユーザー定義フィルターを構築する場合の記述について解説してあります。
フィルターを構築する場合は、
filter に続いて定義を書いていきます。 定義と定義の間は半角スペースで空け、複数記す事が出来る。
あえて特定条件を通したく無い場合には、 - (ハイフン)を使用して定義すれば良い。 -u/ のような感じに…
緯度:latitude.
経度:longitude.
dist単位: km
利用可能なフィルターの一覧:
パラメーター | フィルター タイプ | 記述 |
Parameter | Filter Type | Description |
r/lat/lon/dist | 半径フィルター Range filter | lat(緯度)/lon(経度)設定座標を中心にdist km半径の中のパケットを通過させます。 同時に、より良い適用範囲を許容するために最大9個の範囲フィルタを定義できます。 また、範囲の中のステーションに記述されたメッセージは通過されます。 |
p/aa/bb/cc... | プリフィクス フィルター Prefix filter | 送信元コールサインの出だし(プリフィクス)で、指定の物を通す 例:)aa or bb or cc... |
b/call1/call2... | 拒否リストフィルター Budlist filter | 指定コール局のパケットをAPRS-ISから送らないようにします。 (* ワイルドカードも使用出来る。) |
o/obj1/obj2... | オブジェクトフィルター Object filter | 指定オブジェクト名のパケットを通過させる。(* ワイルドカードも使用出来る。) 例:)o/HFEST-*/8J* |
t/poimqstunw t/poimqstu/call/km | パケットタイプフィルター Type filter | パケットタイプに基づくすべてのトラフィックを通過します。 同時に1つ以上のタイプを定義でき、t/otqは有効な定義です。 p = 座標パケット (Position packets) o = オブジェクト(Objects) i = アイテム(Items) m = メッセージ(Message) q = クエリー(Query) s = ステータス(Status) t = テレメトリー(Telemetry) u = (User-defined) n = NWS気象、気象オブジェクト(NWS Weather & Weather Objects) w = 気象データ(Weather) 注意: 天気型フィルタは座標レス気象パケットのためにパケットを通す設定です。 2番目の形式で、要求されたステーションタイプのための「呼び出し」 (ステーションcallsign-SSIDかオブジェクト名)の周りに半径限界を置きます。 |
s/pri/alt/over | シンボルフィルター Symbol filter | pri = シンボルの プライマリーテーブル alt = シンボルの オルトネートテーブル over = オーバーレイ キャラクター文字 (大文字と小文字を区別) サンプル: s/-> これはプライマリーテーブルの全ての家(House)と車(Car)のパケットと通すでしょう。 s//# これは全てのオーバーレイDigiパケットを通すでしょう。 s//#/T これは全てのオーバーレイ文字に T があるDigiパケットを通すでしょう。 |
d/digi1/digi2... | デジピーターフィルター Digipeater filter | 特定のステーションによってDigipeatedされた全てのパケットを通過するでしょう。 (ステーションの呼び出しが経路にあります) (* ワイルドカードも使用出来る。) |
a/latN/lonW/latS/lonE | エリアフィルター Area filter | エリアフィルターは設定値により四角の受信エリアを定義します。 a/北緯/西経/南緯/東経 の形式で設定する。 Lat/lonは10進度です。 (同時に、最大9個の領域フィルタを定義できます。) |
e/call1/call2/... | 指定登録局フィルター Entry station filter | このフィルターはq constructに続いて定義される callsign-SSIDの局の パケットを通過させる為に用います。(* ワイルドカードも使用出来る。) |
u/unproto1/unproto2/... | アンプロト フィルター Unproto filter | このフィルタは指定されたDestinationパケットを全て通します。 目的地とは、『To call』又は『unproto call』として知られているものです。 (* ワイルドカードも使用出来る。) |
q/con/ana | q Contructフィルタ q Contruct filter | con = 通す q Constructのリスト (大文字と小文字を区別) ana = analysis based on q Construct. I = qAr 又は qAR の電波(RF)からI-Gateに入ったパケットを受信します。 サンプル: q/C qACパケットを通過させる。 q/rR qAr 又は qAR のパケットを通過させる。 q//I I-Gateで受信されたRFパケット。 qAr 又は qAR であるもの。 |
m/dist | 自分を中心とした 半径レンジフィルター My Range filter | 中心がログインしているクライアントの最後に知られている位置と定義されるのを除いて、 これは範囲フィルタと同じです。 |
f/call/dist | 友人中心の半径フィルター Friend Range filter | 中心が指定コールサインの最後に知られている位置と定義されるのを除いて、 これは範囲フィルタと同じです。 同時に、最大9個の友人フィルタを定義できます。 |
フィルター サンプル集
構築者 | サンプル: |
Maker | For example: |
JE6VDB? | filter t/m s/!'<=>()*0123456789CFOPRSUXY[\^abefgjkpsuv/>KOY[^ksuv\ -u/APD*/API* |
JN4OQT | filter a/36/129/30/142 a/46/136/36/147 t/imq |
JJ4KME | filter p/JA4/JE4/JF4/JG4/JH4/JI4/JJ4/JK4/JL4/JM4/JN4/JO4/JR4/7J4/8J4 m/120 t/m |
参考URL等
- http://www.aprs-is.net/javAPRSFilter.aspx - Server Filter Commands
- http://www.aprs2.net/wiki/pmwiki.php/Main/FilterGuide - The Tier 2 Wiki - Main - javAPRSFilter Users Guide Version 3.1