通常の位置情報を含めるビーコン以外に運用情報を記したステータスビーコンを送出する事が出来ます。
適切な設定をしてFBな情報発信をしていきましょう。
ワンポイント・メモ
◆ 何の情報を発信すべきか、よく考える。
住所 、 メールアドレス 、 VoIP情報 、等を記載しない。
Statusビーコンなので、その局のAPRS運用に関わる情報(運用周波数、ボーレート、等)を発信するべきである。
◆ DX情報という手もある。
I-Gate局を運用している場合、設定時間内に受信した最も遠い局をステータスに含め発信する事が出来る。
これは、運用状況によって記載される局が変化するので面白い機能だと思われる。
◆ UI-View32はもうバージョンアップの無いソフトだよ?
ソフト作者 Roger Barker G4IDE氏は素晴らしいソフトを残して他界されています。
今後ソフトウェアのバージョンアップはあり得ない為、UI-View32 ver.2.03 は更新されません。
Status設定に初期値では $VERSION が入っており、UI-View32のバージョン情報をステータスで送るようになっていますが、
更新されなくなったソフトのバージョンをビーコンで流してもあまり意味が無いので、適切な情報を流すようにしましょう。
UI-View32を使っている事をアピールしたい場合、Station Setup内に UI-View Tag のチェックがあります。
これにチェックを入れておけばビーコンに {UIV32N} を末端に含めて送信されます。
ビーコンに入力したい事が多くてTagも付けれない状態であれば、無理に書かなくても大丈夫。
分かっている人がみれば、貴方が UI-View32を使用している事には Destination address を見て気付いています。
設定方法
UI-View32メイン画面のメニュー
[ Setup ] -> [ Status Text ]
から設定出来ます。
Interval (mins): 60 分位
Send best DX: チェック
これで、直近1時間に自局が受信した最も遠い局をステータスとして発信出来ます。
DX情報の盲点
DX情報が無い場合は以下のように表示されます。
No stations have been heard except via a digipeater.
DX局として出せる情報があると左の画像のように表示されます。
ちょっと待って下さい。何か表示がおかしくないですか?
左下のステータスビーコンと比較してみて下さい。
日本は距離単位にメートル法を使っています。
折角の内容がマイル表記では国内局にとっては見辛いですね。
この項では、この表記の修正方法について記します。
この現象を改善するには、Station List を開き、
距離単位を切り替えます。
赤線で囲っている [ Km/Miles ] をクリックすれば単位が変わります。
変更後は紫線で囲っている単位値が変わっている事を確認しましょう。
これで、次DX情報が出た時は単位が km になっているはずです。
どこずやらのWebサイト記事に
「Station Setup画面の Beacon interval(mins)部の距離単位を km に変えれば、UI-View32内の全ての単位が変わります」
と、ありましたが間違いです。
しかし、変更していて損は無いと思いますので、
日本で使われる単位が見易い方は是非やってみましょう。
あとがき
この記事を執筆するにあたり、JO4CGA局発信のビーコンを参考資料として使わせて頂きました。ありがとうございます。
細かな所ですが、実は気になっていたんです… と思われている方のスッキリ解決に繋がればと思います。
単位表記は任意です。変更する義務はありません。気になる方は設定にチャレンジしてみましょう。