ESCUELA PAXNET PX-88 シリーズ

Last-modified: 2011-10-13 (木) 18:18:29


PX-88シリーズ

ESCUELA PAXNET
PX-88 シリーズ

高復調率のチップを採用し、モービル車載も考慮された
無調整型TNCシリーズ。PTT回路にリレーを使っている
モデル有り。カチンカチン音はするけどご愛嬌かな(笑)

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 仕様

PX-88BPX-88Z
CPUμPD70108C-5
(Clock Freq: 4.9152MHz)
メモリーRAMユーザーRAM 192KByte
システムRAM 64KByte
ユーザーRAM 55KByte
システムRAM 9KB
ROMシステム・プログラム 64KByteシステム・プログラム 32KB
インターフェースRS-232C同期方式 調歩同期式
転送速度 75~9600bps
プリンター転送方式 8bit パラレル転送
(セントロニクス仕様 準拠)
ラジオ転送方式
 AFSK変調(水晶発振精度)
Bell202、Bell103の切り替え可

転送速度
 300及び1200bps

入力感度
 100mVpp (max 1VPP)

出力感度
 500mVpp(max)
転送方式
 AFSK変調(水晶発振精度)
Bell202、Bell103の切り替え可

転送速度
 300及び1200bps

入力感度
 100mVpp (max 1VPP)

出力感度
 100mVpp(max)
電源容量DC12V  最大600mA
外形寸法154(W)x250(D)x40(H)



 APRSで使用する場合について

  • KISSモード非搭載。
    CONVERSEモードでI-Gate、RF PC運用(キャンプ地)、モービル車載運用等が可能。
    KISSが無いので AGW PacketEngineでは対応出来ません。つまり、AGW Trackerも使えません。
    UI-View32での動作確認が出来ました。(※ 一部CMDファイル作成の必要有)
  • TNC2非コンパチブル
    名機のTNC2とコマンド等、コンパチブルでない点があります。UI-View32で使用する際も
    マニュアルを参考にCMDファイルを自身で書く必要があります。
  • デジ機能動作は危険!?
    KISSモード非搭載なので、UI-Viewe32内のUIデジは動きません。
    PX-88にDigi機能はありますが、MYA WIDE1-1 を設定する行為は危険なので止めましょう。
    デジ後のコールサイン置き換え機能がありません。
    もし、MYAを設定して少しでもデジ機能を動かしたい場合は、自局コールを設定しましょう。


 ESCUELA PX-88 ジャンパー設定

本体内 パネル側の J3 ピンヘッダーで設定を行う。

PX-88内部。ジャンパー”J3”

通信速度(PX-88とコンピュータ間 RS-232Cボーレート)

Band Rate
9600bps offoffoff
4800bps offoffON
2400bps offONoff
1200bps offONON
600bps ONoffoff
300bps ONoffON
150bps ONONoff
75bps ONONON



ジャンパー
番号
目 的ONOFF
メモリーサイズ
(PX-88Bは未使用)
RAM 64KbyteRAM 32Kbyte
パラメーター
リセット
電源ON時、パラメーター
の初期化をシステム規定値
により行う
メモリーに登録されている
パラメーターで、システムが
立ち上がる
自己診断電源ON時に自己診断を
行います
通常起動をします
システム予約



RS-232C通信速度 9600bps でも文字化け等は発生せず安定動作をしているので、
APRS で使用する際は最高速の 9600bps で通信する事を推奨。


 通信速度(AX.25)設定

ターミナルでコマンド入力により設定変更

  • BAUDRATE コマンド
    モデムの転送レートの変更
    BAUDRATE ONOFF   初期値 : OFF   
    ON   300ボー (Bell 103)
    OFF  1200ボー (Bell 202)

    通常は
     HF     ON ( 300ボー)
     U/VHF OFF (1200ボー)
    で使用します。
    設定直後に(電源を落とさなくても)パラメーターは変更されます。

 ESCUELA PX-88 無線機接続ケーブル

Radioポートは mini-DIN 8pin コネクタを使用します。

PTT2 が PTT-GNDな点に注意!!
PX-88の裏パネルを正面から見た図。(mini-DIN 8pin ハンダ付け面と同配置。) PX-88 Radioポートピンアサイン

 UI-View32 用 CMD設定データ

メモ帳等で作成し、PX-88.CMD というファイル名で保存。
C:\Program Files\Peak Systems\UI-View32\CMD (標準インストール先)のCMDフォルダ内に入れる。
UI-View32を再起動すると、COM設定部のTNC種類にPX-88設定が追加される。

;This is a sample TNC initialisation file for use with
;PX-88 only command setting data.
;;version of this file, if you edit it and mess it up!
[SETUP]
;DON'T alter anything in this section unless you
;are sure you know what you are doing!
COMMAND_PROMPT=cmd:
COMMAND_CHARACTER_CODE=3
ESCAPE_CHARACTER_CODE=
CONV_COMMAND=CONV
MYCALL_COMMAND="MYCALL "
UNPROTO_COMMAND="UNPROTO "
NO_BEACON_COMMAND=BTIME 0
[INIT_COMMANDS]
ECHO OFF
AWLEN 8
8BIT ON
HEADER ON
CONBUZ ON
DWAIT 16
TXDELAY 30
RETRY 10
NEWMODE ON
CONOK OFF
SENDPAC 0DH
PACLEN 250
MON ON
MCOM ON
MCON ON
MYALIAS MYCALL
DIGIPEAT OFF
[EXIT_COMMANDS]
MON OFF

ダウンロード:filePX-88.CMD


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