ESCUELA PAXNET
PX-88 シリーズ
高復調率のチップを採用し、モービル車載も考慮された
無調整型TNCシリーズ。PTT回路にリレーを使っている
モデル有り。カチンカチン音はするけどご愛嬌かな(笑)
仕様
PX-88B | PX-88Z | ||
CPU | μPD70108C-5 (Clock Freq: 4.9152MHz) | ||
メモリー | RAM | ユーザーRAM 192KByte システムRAM 64KByte | ユーザーRAM 55KByte システムRAM 9KB |
ROM | システム・プログラム 64KByte | システム・プログラム 32KB | |
インターフェース | RS-232C | 同期方式 調歩同期式 転送速度 75~9600bps | |
プリンター | 転送方式 8bit パラレル転送 (セントロニクス仕様 準拠) | ||
ラジオ | 転送方式 AFSK変調(水晶発振精度) Bell202、Bell103の切り替え可 転送速度 300及び1200bps 入力感度 100mVpp (max 1VPP) 出力感度 500mVpp(max) | 転送方式 AFSK変調(水晶発振精度) Bell202、Bell103の切り替え可 転送速度 300及び1200bps 入力感度 100mVpp (max 1VPP) 出力感度 100mVpp(max) | |
電源容量 | DC12V 最大600mA | ||
外形寸法 | 154(W)x250(D)x40(H) |
APRSで使用する場合について
- KISSモード非搭載。
CONVERSEモードでI-Gate、RF PC運用(キャンプ地)、モービル車載運用等が可能。
KISSが無いので AGW PacketEngineでは対応出来ません。つまり、AGW Trackerも使えません。
UI-View32での動作確認が出来ました。(※ 一部CMDファイル作成の必要有) - TNC2非コンパチブル
名機のTNC2とコマンド等、コンパチブルでない点があります。UI-View32で使用する際も
マニュアルを参考にCMDファイルを自身で書く必要があります。 - デジ機能動作は危険!?
KISSモード非搭載なので、UI-Viewe32内のUIデジは動きません。
PX-88にDigi機能はありますが、MYA WIDE1-1 を設定する行為は危険なので止めましょう。
デジ後のコールサイン置き換え機能がありません。
もし、MYAを設定して少しでもデジ機能を動かしたい場合は、自局コールを設定しましょう。
ESCUELA PX-88 ジャンパー設定
本体内 パネル側の J3 ピンヘッダーで設定を行う。
通信速度(PX-88とコンピュータ間 RS-232Cボーレート)
Band Rate | 1 | 2 | 3 |
9600bps | off | off | off |
4800bps | off | off | ON |
2400bps | off | ON | off |
1200bps | off | ON | ON |
600bps | ON | off | off |
300bps | ON | off | ON |
150bps | ON | ON | off |
75bps | ON | ON | ON |
ジャンパー 番号 | 目 的 | ON | OFF |
4 | メモリーサイズ (PX-88Bは未使用) | RAM 64Kbyte | RAM 32Kbyte |
5 | パラメーター リセット | 電源ON時、パラメーター の初期化をシステム規定値 により行う | メモリーに登録されている パラメーターで、システムが 立ち上がる |
6 | 自己診断 | 電源ON時に自己診断を 行います | 通常起動をします |
7 | システム予約 | ||
8 |
RS-232C通信速度 9600bps でも文字化け等は発生せず安定動作をしているので、
APRS で使用する際は最高速の 9600bps で通信する事を推奨。
通信速度(AX.25)設定
ターミナルでコマンド入力により設定変更
- BAUDRATE コマンド
モデムの転送レートの変更 BAUDRATE ON|OFF 初期値 : OFF ON 300ボー (Bell 103)
OFF 1200ボー (Bell 202)
通常は
HF ON ( 300ボー)
U/VHF OFF (1200ボー)
で使用します。
設定直後に(電源を落とさなくても)パラメーターは変更されます。
ESCUELA PX-88 無線機接続ケーブル
Radioポートは mini-DIN 8pin コネクタを使用します。
PTT2 が PTT-GNDな点に注意!!
PX-88の裏パネルを正面から見た図。(mini-DIN 8pin ハンダ付け面と同配置。)
UI-View32 用 CMD設定データ
メモ帳等で作成し、PX-88.CMD というファイル名で保存。
C:\Program Files\Peak Systems\UI-View32\CMD (標準インストール先)のCMDフォルダ内に入れる。
UI-View32を再起動すると、COM設定部のTNC種類にPX-88設定が追加される。
;This is a sample TNC initialisation file for use with ;PX-88 only command setting data. ;;version of this file, if you edit it and mess it up!
[SETUP] ;DON'T alter anything in this section unless you ;are sure you know what you are doing! COMMAND_PROMPT=cmd: COMMAND_CHARACTER_CODE=3 ESCAPE_CHARACTER_CODE= CONV_COMMAND=CONV MYCALL_COMMAND="MYCALL " UNPROTO_COMMAND="UNPROTO " NO_BEACON_COMMAND=BTIME 0
[INIT_COMMANDS] ECHO OFF AWLEN 8 8BIT ON HEADER ON CONBUZ ON DWAIT 16 TXDELAY 30 RETRY 10 NEWMODE ON CONOK OFF SENDPAC 0DH PACLEN 250 MON ON MCOM ON MCON ON MYALIAS MYCALL DIGIPEAT OFF
[EXIT_COMMANDS] MON OFF
ダウンロード:PX-88.CMD
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