
概要
イ・ヨンドによる小説【ドラゴンラージャ】、【フューチャーウォーカー】の姉妹編であり、シリーズ最終作。影跡、影痕とも。日本では未翻訳。
ドラゴンラージャ、フューチャーウォーカーからおよそ千年、神秘や奇跡が失われた時代を舞台にしたSF色の強いファンタジー長編小説である。全一巻。原稿用紙にして1500枚。
世界観はいわゆるスチームパンク風。科学技術はおおよそ第一次世界大戦程度のようで、バイク、近代兵器なども登場する。
もともと編集者がドラゴンラージャ出版十周年を記念した短編を打診したはずが、送られてきたのがこの長編『影の痕跡』だったらしい。
発売前プロモーションにはどんなかたちであれドラゴンラージャのメインキャラクターたちはみな登場するとあるが、これは誇張気味の表現で、登場すると言えるかは微妙なところ。
もちろん、明確に登場しているキャラクター達もいる(イルリル?、アイルペサス?、プリムブレード?など)。
あらすじ
ほとんどの魔法が忘れ去られ、ドラゴンラージャがもはや伝説にすら存在しなくなった時代。
バイサスのある予言者?のもとを、エルフの伝説的な代表者、イルリル?が訪ねてくる。史上もっとも優れた予言者とされる彼の予言が引き起こすであろう未曾有の戦争を未然に防ごうというのだ。
しかし、予定された未来に逆らうことは、誰にもできない。
イルリルの尽力もむなしく、やがてドラゴンと人間の間の大戦争が勃発するのだが……
とある予言者と、アフナイデル?の作成した魔法兵器【影消し】?をめぐる、人間・ドラゴン・エルフを巻き込んだ壮大な物語。
キャラクター
収録
関連リンク:データ/ドラゴンラージャワールド書籍リスト・影の痕跡
- 그림자 자국(影の痕跡 全一巻)
発行日 2008/11/26
ISBN-13 9788960172661