世界観/決闘手術

Last-modified: 2021-08-23 (月) 20:42:37
時は20XX年
デュエルモンスターズの精霊たちの力は医療の分野にも応用されるようになった。
患者の病気を「ビョーマ」としてソリッドビジョン化しデュエルの力で治療する事が可能になったのだ──

漫画内世界で医療行為として行われている決闘。

概要

  • 患者の病気を「ビョーマ*1」として立体幻像(ソリッドビジョン)を用いて投影し、
    そのビョーマと決闘(デュエル)を行うことで患者を治療する。
    患者のLPは患者の生命と連動しており*2、LPが0になってしまうと
    患者は心停止、そのまま死に至る。
    • 決闘手術中に患者のLPが1000を下回った場合、決闘手術を担当している医師は
      降参(サレンダー)を行わなければならないという法律が漫画世界内では存在する。
      降参後は患者を静養させ、LPが自然に回復するのを待たなければならない。
      LP1000以下の患者は普通、残酷ではあるものの見捨てられる*3
      だが、瀕死の彼らを救わんと無謀にも奮闘する決闘医師も存在し、
      一部の決闘医師からは煙たがられている模様。
    • 外科的治療との併用を行い、LPを強引に変動させるということはできない。
    • 患者の手術成功率が著しく下がるLP2500以下の病状の事を「ブラマジ・ライン*4」と呼び、
      ここからLPが100下がる度に成功率は7%下がると言われている。
      ブラマジ・ラインでの成功率は70%だが、
      LP1900(ヂェミナイ・ライン)での手術成功率は35%にまで落ち込む。
    • ビョーマは漫画内では喋っているように見えるものの、
      実際は決闘手術を実況する第三者によって文字起こしがされているとのこと。
      二次創作作品ではビョーマが生き生きと喋っているが、
      自動文字起こし機的な物でも佑助は携帯しているのだろうか。
  • 先端医療であり、研究段階である決闘手術は医師ならば誰でも扱えるという訳ではなく、
    専用の医師免許が必要。手術の際は超高額な手術費を求められる。
    故に、現段階ではお金を持っているいわゆる「特進患者」しか受けることはできない。
    中には、無免許で決闘手術を行う決闘医師も存在するというが…
    • 決闘手術自体は知名度も高く、メリットも多いのだが、
      カードゲームを医療分野に落とし込んだということからか老年層の医師からの偏見が多く、
      この決闘手術を好まない医師も一定数存在する。
  • 決闘手術には殆どのカードが対応しているものの、
    医療認可を受けていないカードなども存在する模様。

決闘疾走手術


*1 漢字表記の「病魔」も世界観上では「ビョーマ」とほぼ同じものとして使われている
*2 厳密には、患者の生命とLPが直結しているのではない。個々にLP上限値が定まっており(一般的な成人の場合はLP4000)、そこから病気・怪我等でLP上限が下降する。決闘手術内でLP上限を超えてLPが回復することはない。そのため、決闘内でLPが回復して患者の体調が急激に回復するということはない。
*3 LPが1000に近ければ静養等の措置をすることで快方に向かうこともあるが、限りなく0に近い場合は最早手段が無く、緩和医療に回されることが多い。作中では、LP1000以下の患者の決闘手術での手術成功率は1%以下とスーパーコンピューターで算出されている。
*4 ブラック・マジシャンの攻撃力が2500であることに由来すると思われる