Story0317

Last-modified: 2021-10-05 (火) 23:22:53

 「ただいまマリちゃん。あー、疲れたー」
 青年が窓際に置かれた観葉植物に水をあげていると、少女が部屋に帰ってきた。
 「キャサリン。私の名前はバリオンだ」

命短し恋せよ乙女


File#0317

Thought:Neutral

EntityClass:Normal

SAP:#0317は星歌隊(Army of Chanting a Stella、ACS)候補生寮にて生活しています。#0317-Aには標準的なヒト用の食事を、#0317-Bには植物性の食事を与えてください。一ヶ月に一度、異種間調停理事会エージェントが調査のために派遣されます。#0317-Aの能力発現時には#0317-Bを至急現場に向かわせ、説得を試みてください。

Description:#0317はNSP(Next Stage People、突然変異によって生まれる特殊能力を有する人間)に分類される十代後半の女性(#0317-Aと呼称)と年齢不詳の黒エルフの男性(#0317-Bと呼称)の二名からなります。#0317-Aにはポルターガイスト能力があり、ネガティブな感情を発露した際に能力発現します。#0317-Bはごく一般的な黒エルフの青年であり、エルフ族の固有能力の他は特に脅威となるような能力を有してはいませんが、#0317-Aの能力発現の際に彼女を説得することで、能力を鎮めることができますが、これはエルフ族の固有能力とは関係なく、単に#0317-Aが#0317-Bと親しい間柄にあるからだとされています。

インタビュー記録■■■■/■■/■■/13:30
オブジェクト:#0317-B
インタビュアー:調停官・蛹

調停官・蛹:こんにちは、#0317-B。
調停官・蛹:今回は#0317-Aとあなたがどのような関係であるのかを、お聞きしたいのですが。
#0317-B:誘蛾灯を知っているか。
調停官・蛹:ええ。走光性を有する昆虫を灯火で誘引する装置、ですね。
#0317-B:我々エルフを含む精霊人類には、魂の放つ光を肉眼で視認する能力がある。

#0317
調停官・蛹:つまり、単なる好奇心から、#0317‐Aに近付いた、と?

#0317