Story0322

Last-modified: 2021-07-09 (金) 00:30:39

 その昔、世界には天も地もなく、どす黒い混沌とした海が広がるだけだった。
 その海にはロアという巨人族がいた。
 ロアたちにはこの混沌の海を歌で操り、物質を作り出す力があった。
 その力で彼らは星々を造り、その星たちのなかで生まれた小さな人々を見守っていた。
青い炎の君
File#0322

Thought:Neutral

EntityClass:Tempest

特別対処用プロトコル:#0322に分類される実体と遭遇したエンカウンターにはClassB記憶処理を行い、保安官の監視付きという条件の下で解放してください。二度以上遭遇した特殊エンカウンターには調停官が派遣され、インタビューを行ったうえで保安官、調停官の監視付きで特殊居住区にて生活させてください。チェルノブイリ環境保護区には電磁フェンスを張り巡らせ、万が一一般人が侵入を試みた場合はカバーストーリー〔チェルノブイリ原発事故〕を伝え侵入を阻止してください。

説明:#0322は宇宙空間に居住するヒト型実体です。精神生命体であり、体長は約3000メートルです。全身が透明で、背後にある光を透過します。体長を自由に変えることができますが、3000メートルより小さくなることはありません。宇宙空間に無尽蔵に存在する媒質"エリクシル"を高速回転させることにより地理やガスを凝固させ、恒星や惑星、銀河系などの天体を自在に作り出します。