Story2030

Last-modified: 2021-07-03 (土) 23:27:44

 その星は太古の昔から、時を早める星として知られていた。
ようこそ星々の世界へ
File#2030

Thought:Positive

EntityClass:Normal

特別対処用プロトコル:#2030に分類される実体が出現した際は、各国政府と交渉し#2030との武力衝突を防いでください。

説明:#2030はおうし座プレアデスから訪れる人間型種族です。マテリアルⅠ型生命体であり、地球人と同様肉体を有しています。金髪碧眼の白人種で、地球人に対し友好的です。#2030は2034/04/16に発生した大規模異星人来訪イベントの後、地球解放宣言に繋がった事件〔地球の一番長い日〕の際に、各国政府及び異種間調停理事会最高監察部門SV評議会に連絡を取り、地球解放の立役者となった種族とされています。

インタビュー記録2030(2034/06/17)
インタビュー対象:#2030-028
インタビュアー:調停官・カルナ

調停官・カルナ:
こんにちは、2030-028。

#2030
こんにちは、調停官さん。
調停官・カルナ:
今回は、あなた方が地球に来た理由について、お聞きしたいのですが。

#2030
地球という星は、非常に特殊な立場にある星なのです。

#2030
かつてよりこの星は、知的宇宙存在たちの遊び場となっていた星でした。

#2030
ある時ある星の人々がこの星に数種類の転生可能な生命体を造り、彼らに知恵を与えました。

#2030
それによりこの星の文明は栄えましたが、同時に問題も起きました。

#2030
悪意を持った存在が、人間たちを家畜化するために、地球にやってきたのです。

#2030
人間たちは悪意を持つ宇宙存在と手を組み、歪なオーバーテクノロジーに手を染め、他種族を弾圧し始めました。

#2030
私たちは幾度も彼らの危険性について説きましたが、話を聞く人はごく僅かでした。

#2030
そして彼らは些細な価値観の違いから、全球戦争を始めました。

#2030
アヌンナキたちが数少ない"話を聞いてくれた人"たちを救出したとき、地球は災害兵器によって大変なことになっていました。

#2030
全球戦争が終わって、地球の復興のために私たちは彼らを地球に帰しました。

#2030
その後、方々の星の人たちが地球に転生し始め、悪意ある者たちもまた、地球に再び手を伸ばし始めました。

#2030
物質界では、生命体はその精神性の進化のため、戦い、争いを繰り返します。

#2030
その争いで傷付いた魂を癒す場として、地球は選ばれました。

#2030
ですが悪意ある者たちが私利私欲のために、再び地球を取り上げてしまったのです。

#2030
地球には彼らの手によって、呪いがかけられています。

#2030
この星を訪れた者たちが、永遠に戦い、争い、死の時を早めるようにと。

#2030
その呪いを解くためには、人間一人一人の目覚めが必要でした。

#2030
私たちは目覚めることのなかった地球の末路を知っています。

#2030
そのルートを回避するために、あるプロジェクトが秘かに始められました。

#2030
そのプロジェクトの一環として、あなた方に連絡を取ったのです。
調停官・カルナ:
プロジェクト、とは?

#2030
あなた方にはこれから、異種族、異世界、異星人に関する情報を、一般市民に開示していただきたい。

#2030
私たちはこれから地球人と公的な関わりを持つ。その時のために、異種族、異世界、異星人に関する正しい知識を知ってほしいのです。
調停官・カルナ:
ほう。でもなぜそんなに、地球人に親身になるのです?

#2030
この星の人類は永い間真実から目を背け、快楽におぼれ、技術を乱用し、滅びの道を辿っている。

#2030
私たちは滅びの道を歩んでいった地球人の末裔から、彼らの過去の姿であるあなた方を助けるようにと頼まれたのです。
調停官・カルナ:
それにしても、こんなに親身になることはないのでは?あなた方はプレアデス人で、地球人の子孫というわけではない。
調停官・カルナ:
死の時が早まる危険性があったのに、地球を訪れることはなかったのではないでしょうか。

#2030
・・・・・・ハロンに・・・・・・。
調停官・カルナ:
ハロンとは?

#2030
地球人の末裔であるシャンバラ族の女性です。彼らが助けを求めて、我々の星を訪れた時、私が対応しました。

#2030
彼女は地球を、祖先であるあなた方の事を、本当に愛情をもって見守っていました。

#2030
ですが彼女は、悪意ある者たちとの戦闘に巻き込まれ命を落としました。
調停官・カルナ:
弔い合戦、ですか。

#2030
ええ。それがこの星の未来を変えるのであれば、彼女のために、私は喜んで命を投げ出すでしょう。


追記2030-01(2035/09/16)
地球解放宣言が成され、それまで機密情報とされていた異種族、異世界、異星人に関する情報が開示され、人類は好きな時に、それらの情報にアクセスすることができるようになりました。#2030-028が言及していたハロンという人物について、調査が進んでいます。