チュートリアル1-8

Last-modified: 2022-01-10 (月) 20:04:42

取引①に続いて、手形や債権に関する仕訳を見ていきます。

7月の取引②(一部のみ)

<2001年7月1日>
まーくんは、仕入先の海山出版社(株)に対する買掛金100,000円の支払いに電子記録債務を用いることにし、取引銀行を通じて債務の発生記録を行った。また、海山出版社(株)(まーくんに対する売掛金がある)は取引銀行によりその通知を受けた。

会社借方勘定科目金額貸方勘定科目金額
イルカ書店(株)の仕訳買掛金100,000電子記録債務100,000
海山出版社(株)の仕訳電子記録債権100,000売掛金100,000

<2001年7月6日>
まーくんは、上記の電子記録債務について、取引銀行の当座預金口座から海山出版社(株)の取引銀行の当座預金口座に払い込みを行った。

会社借方勘定科目金額貸方勘定科目金額
イルカ書店(株)の仕訳電子記録債務100,000当座預金100,000
海山出版社(株)の仕訳当座預金100,000電子記録債権100,000

<2001年7月13日>
まーくんは、海山出版社(株)に対する買掛金の決済のため、所有する電子記録債権23,000円を譲渡することとし、取引銀行を通じて譲渡記録を行った。

会社借方勘定科目金額貸方勘定科目金額
イルカ書店(株)の仕訳買掛金23,000電子記録債権23,000
海山出版社(株)の仕訳電子記録債権23,000売掛金23,000

<2001年7月21日>
まーくんは、所有する電子記録債権20,000円を取引先に19,900円で譲渡し、代金は当座預金口座に入金された。

借方勘定科目金額貸方勘定科目金額
当座預金19,900電子記録債権20,000
電子記録債権売却損100



<2001年7月23日>
まーくんは、海山出版社(株)に対する買掛金50,000円を支払うため、中央アカデミー社(株)に対する売掛金50,000円を、中央アカデミー社(株)の了承を得て、海山出版社(株)に譲渡した。

借方勘定科目金額貸方勘定科目金額
買掛金50,000売掛金50,000

<2001年7月25日>
まーくんは、中央アカデミー社(株)に対する売掛金30,000円を、中央アカデミー社(株)の承諾を得て、山川図書社(株)に29,800円で譲渡し、代金は当座預金口座に入金された。

借方勘定科目金額貸方勘定科目金額
当座預金29,800売掛金30,000
債権売却損200


<もしものパターン>
①まーくんは得意先に現金1,000,000を貸し付け、同額の約束手形を受け取った。
②まーくんは得意先から現金1,000,000を借り入れ、同額の約束手形を振り出した。

番号借方勘定科目金額貸方勘定科目金額
手形貸付金1,000,000現金1,000,000
現金1,000,000手形借入金1,000,000