イワメ≠イワナ+ヤマメ÷2
まずはじめに、イワメはイワナとヤマメの混血ではありませんでした。
イワナとヤマメが混血することは、珍しいけどありうることで、写真も多くのサイトで見ることができます。背中がまだら模様というか、なんというか、ちょっと言い表しにくい模様になって、カワサバなんて呼ばれています。
アマゴ関連ですが、特に面白い記事があるところで、下記のサイトをオススメします。
それじゃあ、イワメってなんなの? ということで、分かりやすい写真を見つけてきました。
イワメとは、模様のないアマゴのことと解説があるが、模様がないだけで、こんなに印象が変わるのかって位に別の魚に見える。パーマークも黒点もないので妙にすっきりしている。
こういう変異種は、数多く確認されていて、突然変異が固定したものや、繁殖力がなくて1世代限りの交配種など多数の文献が見つかった。
その他の突然変異
- アルビノニジマス
メラニン色素が欠如しているので、本来の色ではなくなる。
人間なら真っ白になるのだけれど、ニジマスは金色になる。かなり目立つ。しかも優性遺伝するので、アルビの同士の両親を持つ子供はアルビノになる。綺麗な目立つ色なので、熱帯魚(温かい水は苦手なのですが)ショップでも売っているらしい。- イメージ:安達つりぼり公園様の魚種紹介がキンピカ具合がよいので見てみてください。
ココまで色が違うと、ニジマスであるかどうか怪しいですね・・・。黒点もないし。
- イメージ:安達つりぼり公園様の魚種紹介がキンピカ具合がよいので見てみてください。
- コバルトマス(コバルトニジマス)
色素異常により、コバルトブルーのボディを手に入れたニジマス。
脳下垂体の異常でホルモンのバランスがおかしくなって、コレでもかってくらいに青くなる。
生殖能力を失っているため、一世代限りの相当なレアもの。- イメージ:SST'S フィールドスケッチ様の記事に詳細と写真があるので見てみてください。ありえない青さです。釣れたら多分「なんじゃこりゃあぁっ!?」ってなりますよね。
- イメージ:SST'S フィールドスケッチ様の記事に詳細と写真があるので見てみてください。ありえない青さです。釣れたら多分「なんじゃこりゃあぁっ!?」ってなりますよね。
- ホウライマス
無斑。突然変異で出たもの同士を掛け合わせて、品種として確立させているもの。- イメージ:実物を釣りましたので、ココの活動記録でご覧下さい。
ゴールド・ブルー・シルバーと来たので、レッドやブラックも期待したけど、そういうやつはいないようです・・・。基本的に突然変異すると、単色になるものが多いようで、ツートンカラーになるようなことはないみたいです。
- イメージ:実物を釣りましたので、ココの活動記録でご覧下さい。
今度こそフュージョンしたか!?
ニジアメ・ニジイワ。
コレは、かなりフュージョンしてる。
ニジマスのメスと、アメマスのオスの掛け合わせ。でも、商標名が付いていて「魚沼美雪マス」というらしい。食べるために作られた品種なので、釣った写真が見つからない。捌かれちゃっているけど、龍言ブログ様に紹介されていますので見てみてください。
他に品種として掛け合わせて作られたのは、
絹姫サーモン=ホウライマス×イワナorアマゴorヤマメ
イワナとヤマメでは、まったく別物になりそうだけど、細けぇこたぁ気にしないで、全部絹姫サーモン。
そのまま自然孵化させると、すぐ死ぬから卵を一回温めるという荒業で遺伝子操作(ではないと言っていますが・・・)して3倍界王拳状態にした強化トラウト。
詳しいことが、愛知県淡水漁業行動組合様で紹介されています。ちょっとこのサイトの言い回しが大げさで、イワナが幻なら、アマゴは伝説で、イトウは鳳凰や麒麟レベルになってしまいそうですネ。
信州サーモン=ニジマス×ブラウントラウト
ブラウントラウトって食べられるの?と一瞬思いますが、さらに凄いのが、ニジマスは4倍体。加熱と加圧で受精卵が分裂する時の染色体数が・・・あー、専門的なことは置いといて、とにかく4倍界王拳してるニジマスがブラウンとフュージョンしたんですわ。
詳細は、長野県水産試験場様にありますが、とにかく食うために強くて旨くて大きいのが作りたかったんですねぇ。
釣りの対象にはならないでしょうが、釣ったらどんな感じなのか知りたいところではあります・・・。