研究:虹鱒

Last-modified: 2009-05-12 (火) 10:12:00

『』部分はWikipediaより引用 [star]

ニジマスとは

 
 『ニジマス(虹鱒)は、サケ目 サケ科の淡水魚。食用にし、釣りの対象魚でもある。』
 
 釣り人には、そんなに説明の必要がないトラウトフィッシィングの代表格ニジマスですが、釣りをしない人は「ふーん、ニジマスね」と、聞いたことはあるけど、どんなものかまったく想像できていない事が多い。そんな人には「ほら、スーパーでトラウトサーモンって売ってるでしょ? あれよ、あれ!」と言えば、「あー! あれなのか!」と言うが、ヤッパリ切り身の姿しか想像できない。しかもあれは、ドナルドソンっていう大型食用品種改良ニジマス(メーターオーバー)なので、釣れるのとはちょっとスケールが違う。
 「釣ってきたら食べようね。」などと言い出したら速攻で、ウオノエやサナダムシ・アニサキスなんかの話をして恐怖心を植えつけて釣ったら食べようという気持ちを萎えさせましょう。キャッチ&リリース推奨!食べればそこでおしまい、逃がせばそいつが、その子孫がまた楽しませてくれますよ!
 見た目は、体全体にはっきりした小さめの黒点が散らばっていて、体の側面に赤っぽい帯状の模様(レッドバンド)があるが、色の濃さは固体によってまちまち。ベースの色はグレイ系かグリーン系で、黒ゴマトッピング+薄赤のイチゴソース添えという感じ。
 
 『繁殖期のオスに現れる婚姻色として、非常に見事な虹色の光沢が発色し、それが名の由来ともなっている。仏語ではトリュイット・アルカンシエル (truite arc-en-ciel)。』
 
 この婚姻色も、結構グロテスクなキツイ色合いになることもあって、ニジマスをみて「ワーオ、レインボー!」などと思ったことは一度も無い。どっちかというと血が滲んだようなブラッディートラウトというイメージが強い。ツブツブそばかすにりんごほっぺだと思えば可愛く見えるかもしれない。
 でも、性格は凶暴なのでフッキング直後から暴れまくる。あきらめも悪い方で、最後までビチビチ暴れる。なので可愛いイメージは持つ必要は無いかもしれない。
 スポーツフィッシング対象として人気なのも、荒々しい喰らいつきによる激しいアタリと、フッキング直後から縦横無尽に暴れまわり、ジャンプをしながらファイとしてくれるところにある。
 
 『全長は約 40 cm 程度が一般的だが、大きいものは 60 cm~1 mにまで成長することもある。基本的には、一生を淡水で過ごす陸封型の魚。夏でも水温が摂氏12度以下の冷たい水、特に流れが速く、酸素を多く含む川に生息する。冷水の湖などにも生息する。』
 
 上に書いたドナルドソンは、簡単にメーター超えするようだが、普通のニジマスはこの程度。50超えたらモンスターだ!って狂喜乱舞していいと思う。
 降海型は、パーマークが消え(スモルト化)、頭から背にかけての黒っぽい部分と、側面のギンピカ部分にくっきり分かれた見た目に変わって「スティールヘッド(テツ)」と呼ばれる。凶暴さはそのままに、巨体を駆使した強烈なファイトが持ち味らしいが、今までかけたことさえないのでサクラマスの3倍くらい頑張るのかな?位のイメージしかない。まぁ、おいらの知っているサクラマスの3倍頑張られたら、ロッドごと持っていかれそうですが。
 
 『肉食性で、水生昆虫や貝類、甲殻類、他の魚の卵や小魚などを食べる。』
 
 実際に、小魚や虫・海老をバクバク食べるところは見ていたり、想像できたりするのですが、貝まで食べるってのはカナリやばい。人間で言うと皿まで食べるくらい食い意地が張ってるような感じか?まさか、貝殻だけ出すって器用なことはしないよね?
 
 『繁殖時期については、秋から冬にかけて繁殖行動を行なう集団・個体と、春から初夏にかけて繁殖行動を行なう集団・個体に分かれている。生まれてから2~4年目の間に成熟する例が多く、他のサケ属の魚(シロザケなど)とは違い、成熟後は1回の繁殖行動では死なず、数年にわたって繁殖行動を行なう。』
 
 と言うことなので、リリースしてあげればたくさんの子供たちと一緒にまた遊んでくれます。
 
 『養殖魚の中には、アルビノニジマスやコバルトニジマス、ホウライマスなどのような体色が突然変異したニジマスもある。これらは、観賞魚としても飼育され、一部はペットショップや観賞魚店(熱帯魚店)などでも販売されている。』
 
 突然変異や交配して作られたニジマスなんかについては、別途まとめてみたいと思います。
 

釣対象魚としてのニジマス

ウィキペディアの記事から(2007年頃の記事)

 
 ここまできて、ようやく釣り方が乗っていたが、まじめな顔してものすごい特殊な釣り方を紹介していたので、一緒に見てみましょう!
※2009/05現在では書き直されて、とてもまともなことが書いてあります。ちょっと残念。

 『ニジマスは、釣りのスポットでも人気者。』
 
 ウンウン、確かに人気者。
 
 『竿にエサをつけ、』
 
 ウンウ・・・、アリエネー!
 みんな、冷静になるんだ、竿に直接エサをつけたらダメだぞ! だいたいそんなことをしたらどういうものになるか想像するんだ!
 
 ━────●←エサ
 
 『ニジマスの目の前に落とす。』
 
 さらに、当たり前のようにものすごい難しい要求がキタァッ!
 ニジマスが見えていることが前提ですか、そうですか。
 しかも、竿に直につけたエサをニジマスが逃げないように入れるんですか、そうですか。
 
 『アタリが来たら竿をあげる。』
 
 アタッても、針が無いから釣り上げれねー!!!
 餌付けですか? ロッドティップに引っ掛けて引っこ抜くんですか?
 ホント、難易度高すぎです。
 

個人的釣魚としてのニジマスとは

 
 基本的に貪欲でサーチ能力が高く、ルアーを自分から追跡してきて食いつく、比較的釣りやすいヤツ。
 
 ここにいそうだなぁ、と思ったところでチップミノーやメッツなんかの、泳ぎがしっかりしたミノーをほとんど巻かないで泳がせておけば、向こうから見つけてきてくれたり、流れのあるところでD-コンなんかのブリブリしたミノーをハードトゥィッチして「ここにいるぜぇっ!」とばかりにアピールすると、勝手に向こうあわせで食ってくるイメージ。
 
 フッキングした後も暴れてくれるので大好きなんだけど、時々水面からあげると壊れた電動おもちゃのようにブルブルブルブル痙攣したようになるのが怖い。暴れまくるので、ミノーの食っていないフックがたいてい体のどこかに突き刺さってる。